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第二章 聖メディアーノ学園編
31 城下町に行きましょう
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昼過ぎにはアルカードの姿がなくなり、ティータイムはシャルの部屋に集まる事になった。シャルの部屋は寮の一階にあり、広さはマナの部屋の半分程度だった。
マナがユリカを伴ってシャルの部屋に入ると、ガラス製のテーブルの前に、見慣れない二人の令嬢が座っていた。一人は青い制服に銀髪のロングヘアの落ち着いた感じの少女で、もう一人は栗色の髪をツインテールにした気の強そうな少女だった。
「やあ、いらっしゃい」
「シャル~、こんちは~」
マナよりもメラメラの方が先に手を上げて挨拶すると、先に来ていた二人の令嬢から、可愛いと声が上がった。
「わたしはカフェテラスでお茶をもらってきます」
「うん、ありがとね」
シャルがユリカに手を上げて礼を言う。そして、ユリカが戻るまでの間、マナは二人の令嬢を紹介された。長い銀髪の少女がアイリン、栗色のツインテールの少女がマーリーと言って、二人とも男爵家の令嬢で、シャルとは気が合ったのだという。
自己紹介が終わった頃にユリカが現れて、少女四人のお茶会が始まった。シャルは今朝の出来事を聞いて、怒るやら悔しがるやらであった。
「本当に嫌な奴らだね! その場にいなかったのが、悔しくてしょうがないよ! わたしがいたら、そんな奴らに手出しさせないのに!」
「アルカード様とユリカがいてくれたから、大丈夫だったよ」
「もう絶対寝坊なんてしないぞ、毎朝マナを迎えに行くからね」
「あはは、ありがとう、シャル」
二人が話をしている時に、アイリンがケーキをフォークに刺してメラメラの方に向けると、小人の少女がテーブルの上をはいはいしながらケーキに向かっていく。行儀が悪いのでマナが抱き寄せると、メラメラは少し暴れた。
「ケーキーッ!」
「わかったよ、ほら」
マナがメラメラにケーキを食べさせると、その様子をアイリンが羨ましそうに見つめた。その隣でマーリーがティーカップを手にしながら言った。
「上級貴族の方々は偉そうな人ばかりで好きになれませんね」
「正直、権力を行使されるとわたし達には何もできませんから、恐ろしいですわ」
アイリンが言うと、シャルは目の前に大嫌いな人間でもいるように悪態をついて言った。
「わたしは権力なんて怖くないね」
「良くそんなことを恐れもなく口にできますね」
アイリンが本当に何かに怯えるような表情になっていた。それが普通の反応だ。シャルは魔女で魔法も使えるし、魔法使いは身分に左右されない権威があるので貴族にだって対抗できるのだ。
「もうつまんない話はやめやめ!」
シャルが一言で、少し淀んでしまった空気を吹き飛ばすと、後は少女たちの楽しい時間が訪れる。みんなで他愛のない話をして盛り上がり、マナはあまり話には参加しなかったが、そこにいて聞いているだけでも楽しかった。そして、お茶会の終わりにシャルが言った。
「明日は休みだし、城下町に行ってパーッと遊ぼうよ」
シャルの提案に、みんなが賛成する。マナはこの世界に来てから、遊びらしい遊びというのがない。だから、明日が来るのが待ち遠しかった。
♢♢♢
翌朝、ロータリーで待機している馬車の前で、マナとシャルは待ちぼうけを喰らっていた。アイリンとマーリーが約束の時間になっても来ない。マナの頭に腹這いに乗っているメラメラが欠伸をすると、シャルが怒り気味に言った。
「来るって言ってたじゃないか、あの二人」
マナは昨日のお茶会を思い出していた。アイリンとマーリーは、ふとした瞬間に冷ややかな視線を自分に向けていたのを感じていた。マナはそれとよく似た雰囲気の人間をたくさん知っている。マナを無視していた人間は、みんなそういう目をしていた。
「きっと急用でもできたのでしょう、もう出発いたしましょう」
ユリカの言葉を受けてレクサスが馬車の扉を開けると、御者がタラップを準備する。
マナは正直に言って、親しい友人と二人きりで良かったと思った。
「ゼノビアも誘おうと思ったんだけど、まだ帰ってきてなかったよ、何かあったのかな?」
「アルカード様も昨日から帰ってきてないみたい」
マナはアルカードの同行を夢見ていたので、その点は少しだけ残念だった。
「王侯貴族は忙しいんでしょ、二人で思いっきり楽しもう」
「うわ~い!」
メラメラが、マナの頭の上で四肢を伸ばして身体で喜びを表現した。
「お嬢さん方、準備ができましたよ」
レクサスに促され、マナとシャルは馬車に乗り込んだ。
学園の周辺にある貴族町を抜けるとすぐに城下町に入る。マナとメラメラは、馬車の中から町の様子を見ていた。マナがこの世界に来たその日に城下町は通っているが、その時は混乱していて町の様子を見る余裕などなかった。今落ち着いて見てみると、街道に多くの人が行き交い、人々の表情は明るくて活気があった。パン屋や果物屋など、様々な店の軒先で呼び込む売り子の声が、馬車の中にまで聞こえて来る。
「肉うまいよ! 網の上でじっくり焼いた牛串焼きだよ!」
一際大きい肉屋の店主の声が聞こえてくると、メラメラの目が輝く。
「お肉! お肉! たべた~い!」
「いたい! いたい! 髪引っ張らないで!」
メラメラは興奮のあまり、マナの髪を鷲づかみにしたのだった。
そこで馬車を止めて、マナ達は肉屋の前で降りた。メラメラがマナの頭から離れて美味い匂いを漂わせる焼肉を見つめた。
「うわぁ~」
「おや、可愛らしいお客さんだね」
フェアリーという珍妙な客に対しても、店主は商魂たくましく笑顔で対応する。
メラメラが今にも手を出しそうだったので、マナが慌てて駆け寄って後ろから抱いた。
「マナ様もお食べになりますか?」
ユリカが気を使って言うと、マナは肉の塊が三つ連なっている串焼きを見て、そのボリュームに躊躇する。
「一本はちょっと多いかなぁ」
「じゃあ、わたしと半分ずつにしよう」
「俺は一本で」
シャルに続く様にレクサスが言うと、ユリカの表情が急に鋭くなった。
「レクサス様はお仕事中ですよ」
「いやあ、ユリカさんは厳しいですな」
結局はユリカの許しを得て、レクサスも串焼きにありつく事が出来た。
メラメラは自分の体の半分くらいある串焼きを、いいペースでむしゃむしゃと食べていく。マナは串焼きよりも、小さな体で豪快に食べるメラメラに見入ってしまった。その隣でシャルが串焼きを一口頬張る。
「うまぁ」
本当に美味そうに言うシャルが、串を持ったままマナの口元に肉を突き出す。マナは香ばしい匂いに鼻腔をくすぐられながら、食べかけの肉にかぶりついた。口の中に渾然一体となった肉と塩の旨味と、想像もしていなかった触感が広がった。マナにとって肉とは、噛み応えたあって食い千切るようなイメージだったが、串焼きの肉はパンのようにすんなりと歯が入り、濡れた紙のように簡単に千切れた。
「う~ん、柔らかくて美味しい!」
今まで経験した事のない肉の美味さに、マナは思わず唸った。
「そうだろう、朝早くから時間をかけてじっくりと焼いているからな」
肉屋の親父が得意顔で言った。
「こりゃあ美味い! 酒が欲しくなるな!」
「レクサス様、任務中に不謹慎ですよ」
「申し訳ありませでした」
ユリカに注意されて謝るレクサスの様子が可笑しくて、マナは声を出して控えめに笑った。学園の緊張感から解放されて、心の底から楽しんでいた。
マナがユリカを伴ってシャルの部屋に入ると、ガラス製のテーブルの前に、見慣れない二人の令嬢が座っていた。一人は青い制服に銀髪のロングヘアの落ち着いた感じの少女で、もう一人は栗色の髪をツインテールにした気の強そうな少女だった。
「やあ、いらっしゃい」
「シャル~、こんちは~」
マナよりもメラメラの方が先に手を上げて挨拶すると、先に来ていた二人の令嬢から、可愛いと声が上がった。
「わたしはカフェテラスでお茶をもらってきます」
「うん、ありがとね」
シャルがユリカに手を上げて礼を言う。そして、ユリカが戻るまでの間、マナは二人の令嬢を紹介された。長い銀髪の少女がアイリン、栗色のツインテールの少女がマーリーと言って、二人とも男爵家の令嬢で、シャルとは気が合ったのだという。
自己紹介が終わった頃にユリカが現れて、少女四人のお茶会が始まった。シャルは今朝の出来事を聞いて、怒るやら悔しがるやらであった。
「本当に嫌な奴らだね! その場にいなかったのが、悔しくてしょうがないよ! わたしがいたら、そんな奴らに手出しさせないのに!」
「アルカード様とユリカがいてくれたから、大丈夫だったよ」
「もう絶対寝坊なんてしないぞ、毎朝マナを迎えに行くからね」
「あはは、ありがとう、シャル」
二人が話をしている時に、アイリンがケーキをフォークに刺してメラメラの方に向けると、小人の少女がテーブルの上をはいはいしながらケーキに向かっていく。行儀が悪いのでマナが抱き寄せると、メラメラは少し暴れた。
「ケーキーッ!」
「わかったよ、ほら」
マナがメラメラにケーキを食べさせると、その様子をアイリンが羨ましそうに見つめた。その隣でマーリーがティーカップを手にしながら言った。
「上級貴族の方々は偉そうな人ばかりで好きになれませんね」
「正直、権力を行使されるとわたし達には何もできませんから、恐ろしいですわ」
アイリンが言うと、シャルは目の前に大嫌いな人間でもいるように悪態をついて言った。
「わたしは権力なんて怖くないね」
「良くそんなことを恐れもなく口にできますね」
アイリンが本当に何かに怯えるような表情になっていた。それが普通の反応だ。シャルは魔女で魔法も使えるし、魔法使いは身分に左右されない権威があるので貴族にだって対抗できるのだ。
「もうつまんない話はやめやめ!」
シャルが一言で、少し淀んでしまった空気を吹き飛ばすと、後は少女たちの楽しい時間が訪れる。みんなで他愛のない話をして盛り上がり、マナはあまり話には参加しなかったが、そこにいて聞いているだけでも楽しかった。そして、お茶会の終わりにシャルが言った。
「明日は休みだし、城下町に行ってパーッと遊ぼうよ」
シャルの提案に、みんなが賛成する。マナはこの世界に来てから、遊びらしい遊びというのがない。だから、明日が来るのが待ち遠しかった。
♢♢♢
翌朝、ロータリーで待機している馬車の前で、マナとシャルは待ちぼうけを喰らっていた。アイリンとマーリーが約束の時間になっても来ない。マナの頭に腹這いに乗っているメラメラが欠伸をすると、シャルが怒り気味に言った。
「来るって言ってたじゃないか、あの二人」
マナは昨日のお茶会を思い出していた。アイリンとマーリーは、ふとした瞬間に冷ややかな視線を自分に向けていたのを感じていた。マナはそれとよく似た雰囲気の人間をたくさん知っている。マナを無視していた人間は、みんなそういう目をしていた。
「きっと急用でもできたのでしょう、もう出発いたしましょう」
ユリカの言葉を受けてレクサスが馬車の扉を開けると、御者がタラップを準備する。
マナは正直に言って、親しい友人と二人きりで良かったと思った。
「ゼノビアも誘おうと思ったんだけど、まだ帰ってきてなかったよ、何かあったのかな?」
「アルカード様も昨日から帰ってきてないみたい」
マナはアルカードの同行を夢見ていたので、その点は少しだけ残念だった。
「王侯貴族は忙しいんでしょ、二人で思いっきり楽しもう」
「うわ~い!」
メラメラが、マナの頭の上で四肢を伸ばして身体で喜びを表現した。
「お嬢さん方、準備ができましたよ」
レクサスに促され、マナとシャルは馬車に乗り込んだ。
学園の周辺にある貴族町を抜けるとすぐに城下町に入る。マナとメラメラは、馬車の中から町の様子を見ていた。マナがこの世界に来たその日に城下町は通っているが、その時は混乱していて町の様子を見る余裕などなかった。今落ち着いて見てみると、街道に多くの人が行き交い、人々の表情は明るくて活気があった。パン屋や果物屋など、様々な店の軒先で呼び込む売り子の声が、馬車の中にまで聞こえて来る。
「肉うまいよ! 網の上でじっくり焼いた牛串焼きだよ!」
一際大きい肉屋の店主の声が聞こえてくると、メラメラの目が輝く。
「お肉! お肉! たべた~い!」
「いたい! いたい! 髪引っ張らないで!」
メラメラは興奮のあまり、マナの髪を鷲づかみにしたのだった。
そこで馬車を止めて、マナ達は肉屋の前で降りた。メラメラがマナの頭から離れて美味い匂いを漂わせる焼肉を見つめた。
「うわぁ~」
「おや、可愛らしいお客さんだね」
フェアリーという珍妙な客に対しても、店主は商魂たくましく笑顔で対応する。
メラメラが今にも手を出しそうだったので、マナが慌てて駆け寄って後ろから抱いた。
「マナ様もお食べになりますか?」
ユリカが気を使って言うと、マナは肉の塊が三つ連なっている串焼きを見て、そのボリュームに躊躇する。
「一本はちょっと多いかなぁ」
「じゃあ、わたしと半分ずつにしよう」
「俺は一本で」
シャルに続く様にレクサスが言うと、ユリカの表情が急に鋭くなった。
「レクサス様はお仕事中ですよ」
「いやあ、ユリカさんは厳しいですな」
結局はユリカの許しを得て、レクサスも串焼きにありつく事が出来た。
メラメラは自分の体の半分くらいある串焼きを、いいペースでむしゃむしゃと食べていく。マナは串焼きよりも、小さな体で豪快に食べるメラメラに見入ってしまった。その隣でシャルが串焼きを一口頬張る。
「うまぁ」
本当に美味そうに言うシャルが、串を持ったままマナの口元に肉を突き出す。マナは香ばしい匂いに鼻腔をくすぐられながら、食べかけの肉にかぶりついた。口の中に渾然一体となった肉と塩の旨味と、想像もしていなかった触感が広がった。マナにとって肉とは、噛み応えたあって食い千切るようなイメージだったが、串焼きの肉はパンのようにすんなりと歯が入り、濡れた紙のように簡単に千切れた。
「う~ん、柔らかくて美味しい!」
今まで経験した事のない肉の美味さに、マナは思わず唸った。
「そうだろう、朝早くから時間をかけてじっくりと焼いているからな」
肉屋の親父が得意顔で言った。
「こりゃあ美味い! 酒が欲しくなるな!」
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