人生ステータス論

坂真希

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ステータスについて

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 ここに行き着いたということは、人生について一度は考えたことはあるのだろう。過去の栄光や過ち、現在の環境への満足や不満、はたまた未だ見ぬ未来や将来への希望や不安。自分はどうすればいいのか、どう生きていくのが一番なのか。この何十億と我々が犇く世界にはその分の悩みや不安や考えが存在する。統計や実験からのありがたいアドバイスで解決できる人もいればそうでない人だって大勢いる。これほど多様性が叫ばれているこの世の中では「これだ!」という生き方・考え方などありはしないが、ほぼ全ての人に当てはまるアドバイスができる人は多からず存在する。本文はただ小説が好きでたどり着いた人、なにかしらを求めて出会った人、これを読む全ての人へ向けて、まだ半世紀も生きていない私が僅かながらの気休めにでもなればと綴る。

 さてステータス論とはなんぞやと言うところから始めたい。我々は今まで生きてきた中でありとあらゆる選択をしてきた。道を右に進むか左に進むか・パンかご飯かのような些細なことから、就職先や人生の伴侶の選択にまで至る。その選択こそが我々のステータスを振ると言う行為にままならないのである。運動をすれば体力が付き勉学に励めば知力が伸びる(至極当たり前である)。これまでどれほどの時間をどのステータスに時間を割り振ってきたか(選択)こそが今の我々を形作っているのだ。もちろんステータスだけでは無い。環境や個人の得手不得手、生まれながらの性格も大いに影響を及ぼしている。しかし酷な言い方をするとこれらは如何とでもなる。自分の人生を設計し、組み立て完成させるのは親でも友達でも、大学教授でも上司でもない自分自身なのである。本当に自分が歩みたいと思いそれに向かえば道は見つかる。自分自身の選択結果の積み重ねこそがあなた自身なのだ。

 まず行うべきは「何者にも邪魔されず自分のしたい事ができるのであればどんなことがしたいか」を考えることだろう。夢や目標が決まればそこに必要なステータスは自ずと見えてくる。設定ステータスなんて我々が今手にしている携帯を用いれば大抵はすぐにわかる。人により要求ステータスも足りないステータスも変わってくるのは当たり前だ。夢を見据えレベルアップ(努力)し、ステータスを振り分けられればよいのだ。足りないと嘆き現状から何が変わる?それは本当に達成したい夢だったのか?本当の自分を知ることがいちばん嫌いだからこそ効果がある。ステータスを振るために自分のパラメータを知らなければ何も始まらない。
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