短編集。心がほわほわするお話。

玲藍

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少しだけ心がほわほわする話。2

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今回の登場人物(多めです。)

サユ・タカツキ 異世界の巫女

ナハト・エグリット 巫女専属騎士

侍女 (区別するためにサユの呼び方が違います。)
リン  →サユ様
レイル →さゆ様
チェミル →巫女様

ガウェイン 騎士 ナハトと同期



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「海だぁーーーーー!!!」

 今日は、王宮神殿から3日間の休暇を与えられ海に来ています。
 移動手段はなんとゲート。異世界ってすごい。王様に呼び出されると神殿長までいて、なにを言われるかと思ったら休暇だったので、目が点になりました。
 身の回りの整理などをしてくれる王宮侍女のリンさん、レイルさん、チェミルさんの3名と、騎士のナハトさんと同じく騎士のガウェインさんが同行してくれるとのこと。
 最初は、侍女なんていらないと言ったけれど安全上の問題で、王宮又は王宮神殿から出る時は最低でもこの人数を付けなくてはいけないらしく、断れなかった。
それでも休暇と言われると人間嬉しいもので、王族が所有する中でこじんまりとしていて、穏やかに過ごせるところがいいと言ったら海辺の別荘を提案してくれました。

「サユ様、そんなに窓からお身体を乗り出しては落ちてしまいますよ。」

「ふふっ、さゆ様は海がお好きなのですね。」

「すみません。海を直接見たのが初めてで、少し興奮しちゃいました。」

「初めてだったのですね。ここの海は澄んでいて綺麗なんですよ。水着もご用意してありますのであとで海を堪能されてはいかがですか?」

水着!この世界にも水着があって良かった。1度は海に入ってみたいと思っていたから嬉しい。

「その前に早めの昼食に致しましょう。巫女様はなにか召し上がりたいものはございますか?」

「あ、いえ、皆さんにお任せしてしまうばかりだと申し訳ないので手伝います。」

「サユ様。今回こちらに来たのは仕事ではありません。休暇です。目的はサユ様にお休み頂くために来たのです。ですからお食事を作るのは私たち侍女の務めです。」

「で、でも…」

「でも…では無いですわ。さゆ様はゆっくりしてくださいませ。」

「さゆ様、あちらに海を一望できるお席をご用意したのでそちらに行きませんか?」

「それじゃ、お言葉に甘えます。よろしくお願いします。」

「「「もちろんですわ。」」」


    
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