どうやら私は地球の神様に溺愛されてしまったようです。

玲藍

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本編

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「お母さん!」

「神無っっ!」

家の少し前に地球の神様が連れてきてくれて無事にお母さんの所へ戻る事が出来た。

「学校から貴方が来ていないと連絡が入って心配したのよ。無事でよかった。」

「うん。一応神様が助けてくれたから大丈夫だよ。」

「神無……。」

ぎゅっと私の事を抱きしめてくれるお母さんの腕にすごく安心して、涙が出そうになる。

「心配かけてごめんなさい。」

そう一言言うとお母さんはそんなこと気にしないで。と笑顔で言い、頭をぽんっと、撫でてくれた。

「さて、地球神、事情を詳しく話してちょうだい。でも外じゃ何だし、仕方が無いから入って。」
(神無に起こったことを洗い浚い全て吐きなさい。でもここじゃ人目もあるからめんどくさくなる前にさっさと入れ。)

お母さんは私を抱きしめたままいつもより少し低い声で地球の神様とのお話をはじめたのである。神無のいる前では少しだけ丁寧言葉で話す神久夜に地球神は苦笑していた。なお()の中の言葉は神久夜の本心である。







「で、神無が異世界召喚に巻き込まれそうだったから無理矢理天界に引き込んだ…と。そういう事ね。ある程度のことは神使の子に聞いたけどまさかね、天界に行ってたとわかった時は心臓が止まるかと思ったわよ。」

一から十まで地球の神様が事細かくお母さんに報告していく。地球を守っている神が人一人のそれも自分お母さんに立場的に負けている普通は逆じゃ無いのかな…。

『そういう事だ。神無のことを助けるための苦肉の策だった。』

「助けてくれた事に対しては感謝するわ。だけど貴方に神無は渡さないわよ。私みたいに他の神々が興味を持って誘拐されても困るもの。」

「誘拐?!お母さんそんな事あったの?」

「ええ、あったわよ。それも天照大御神様に。」

天照大御神って、日本の神様の中でも特に有名な神様じゃないの…?

「それも誘拐した理由がお友達になりたかったからとか何とか。今でもいいお友達ではあるけれど高天原にはそう簡単に行けるわけじゃないしね。」

神様ってなにするか分からないわよね。とケラケラ笑いながら言うお母さんに私は凄い人を母にしてしまったんだなと思った。
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