20 / 27
第2章 世の理
ゴリラの厄日
しおりを挟む
『俺達がこの戦場…跡に着てはや1週間。未だにアンデットの襲撃は減る兆しを見せない。昨日は白き彗星のコロッサスがやられた。俺達もいずれ…いや、何とかななるさ。
それにしても…墓守のユウトとかいう奴はすごかった、アンデットが拠点に攻め込まないように土魔法で壁を作ってくれた。
拠点での生活は案外楽しい。最初の頃は冒険者が戦い、墓守共がコソコソと動くのかと思っていた。それ故に野次やら嫌がらせやらが横行していたが昨日の一件以降そういった野次は無くなった 。
正直彼らはすごい。アンデットに物怖じせず討伐する胆力、ユウトを司令塔とした連携。全てが我々白き彗星と雲泥の差があると自覚した。
きっと彼らは優秀な冒険者となるだろう。心からそう思える。』(フランクリンの日記一部抜粋)
「ぶっ…何だよこの日記…後でみんなの前でフランクリンって奴に返してやろ…」
クラウドは意地の悪い顔を浮かべるとそれを引き出しにしまった。
そして、悠叶を起こすため、悠叶の部屋へ向かった。
戦場に朝が来た。悠叶はまだ眠っている。
「オラーユウトー起きろー。朝だぞー天気のいい快晴だぞ!」
『ゴリラうるさい。ユウトを起こすのはボクの仕事。』
「!?」
いつもの朝の光景も今日は違った。
悠叶はベットから跳ね起きるとどこかへ転移し始める。
「おいおい落ち着けってどこいく気だよ」
『ユウトどこ行くの?』
「……」
悠叶は無言のまま転移した。クラウドとシャルロットを連れて。
「んーもう食べられないかも。」
部屋に残されたのは呑気に眠っているレイナだけだった。
「何だありゃ…。」
クラウドは驚いていた。普段悠叶達と長く過ごしてある程度驚かなくなったはずなのだが…ただ驚くしかなかった。
『ユウト…何…アレ…』
普段表情があまり無いシャルロットも驚愕といった表情を浮かべ、悠叶を見やった。
「え…?うわ、何だあれ…。」
悠叶達に大きな影が落ちる。そう、悠叶達の目の前にいたのは何千ものアンデットが組体操のように組み合わさった文字通り化け物だったのだ…。
その高さは20m以上あるだろうか…。楕円形の球体に足のようなものが四本生え、その全てをアンデットが構築している。
悠叶は寝起きで混乱していた。
何かやばいものが接近していたことは分かった。だが、こんなにでかいとは思っていなかった。でかすぎる…。
取り敢えずダメもとで鑑定眼を起動させてみた。
【『ホモォ』:詳細不明。コアがあるかも】
「……。」
確かに、見た目はまさにそれだった。だが…。
「……はぁ…。」
『ユウト?』
「おいなんか分かったか勇者さんよ」
「まず、どうしてこんな所にいるんだ二人共…」
『ボクはあなたの従者。ここにいて当然。』
「お前を起こしに行ったら巻き添えくらった被害者だ。今日の朝飯当番お前な。」
「朝飯の心配より自分の心配してろゴリラ。」
「誰がゴリラだクソガキ。お前のせいで朝っぱらから命の危険にさらされてんだよ」
「朝からそう怒鳴んなよ。血圧上がって早死するぞクソゴリラ。」
「なんだと?」
『二人共、喧嘩してる場合じゃないよ!?』
「「ウボォォォォン」」
何人の存在を認知したのかホモォ型アンデットは巨大な腕を振り下ろした。
その衝撃で大地が割れアンデット達が砕け散り、肉片と骨片をあたりに撒き散らす。
「うへぇ。」
悠叶は結界でシャルロットと自分を守ると空中へ飛んだ。
「クソったれ!お前後で覚えとけよーー!!」
瓦礫と肉片と骨片に塗れたクラウドが天へ叫ぶがその声は悠叶に届かない。
『どうやって倒すの?』
「どっかにコアがあるらしいんだが…どこだ…?」
『らしい?』
「まぁいい。燃やしてみるか」
『そんな安易な…』
「空間術式24番『火焔球』」
悠叶の手の中で火球が生まれた。火球はそのままホモォの中へ落ちていく。
「「ウゴォォァ」」
火球はホモォの天辺近くにいたアンデットに当たると瞬く間に燃え広がり、全身をおおった。
煙が立ち上り、アンデット達が次々と燃え尽きていく。
悠叶の火焔球が燃やし尽くした後にはもはや溶岩とかした大地とそこに立つホモォの姿だった。
「マジかよ…これで消えないとか…有り得ないだろ…」
ホモォは体積こそ少し減ったが表層のアンデットが消滅しただけで大した痛手にはなっていなかった。
「ギャー熱っ熱っ」
眼下では溶けた岩石の熱気でクラウドが走り回っているが悠叶は無視を決め込む。
『クラウド大変そう…。』
「まぁそう簡単には死なんだろあいつは」
『……そうかもしれない』
どこまでも年少組に弄られるクラウドだった。
「「ウゴォォ…」」
「ったく…コアどこだよあれ…。」
続いて悠叶は水球を大地に落とし、水蒸気爆発を引き起こすがこれもダメージとはなっていないようだった。大ダメージを受けたのはむしろクラウドの方だろう。
「どこか、守の硬いところがあるはずなだが…。」
『あそこ。アンデットが奇妙な形に変形してる。』
「え?どこ…?」
『ほらあそこ。』
シャルロットの指差す先には繭のように繋がったアンデット達がいた。
「あ…アレっぽいな。」
『あそこに魔力?が集中してる。』
「…決まりだな。問題はどうやってあの繭を砕くか…」
悠叶は有効そうな手立てをいくつか試していくがどれもあと1歩のところで他のアンデットに阻まれる。
ホモォ型はもう動くのをやめ、上空から攻撃を行う2人に最大の注意を向けている。
「攻撃した瞬間、僅かだがコアの繭が露出する瞬間がある。そこを狙うか。クラウド!水魔法を一番デカイやつ。撃て。」
「はぁ!?」
「早くしろ。死ぬぞ?」
「あークソっ今日は朝から厄日だなっ分かった。俺の最大技行くぜ!」
「星を育む海神よ今ここに数多の命を散らす力を示せ『海神の怒り』」
この時、クラウドは自暴自棄となっていた。クラウドの放った水魔法は超巨大な水弾を創り出し、まだ熱冷めやらぬ大地へと降り注いだ。
大地が抉れ、戦場となった荒野は瞬く間に湖へと変貌を遂げた。
「ブハっ」
「…プハッ」
「ゲホゲホッあーしんど…魔力枯渇したァ」
「おいクラウド、馬鹿だろお前やっぱりゴリラだろ!どうすんだよどう考えても地図が更新されたぞ!?」
「地図くらいどうだっていいだろ。それより奴は…?」
「あぁ、仕留めた。それで、こいつに何か心当たりないか?どういう仕組みなのか全く分かんねぇ。」
『こっこれは…。』
悠叶が持っていたのは腹部に大きな穴の空いた一体の人形だった。
「何か知っているのか?」
『これは。魔人形。特定の感情を動力に動き回る厄介な奴。これ一体で国がいくつも滅ぼせる』
「ふうん。やったじゃんゴリラ。お手柄だ。」
「何の話だよ。ったく…。あー魔力使いすぎた。もう今日1日は動けねぇぞ。」
「『ぐぅ~』」
朝飯を食い損ね、必死に魔力をかき集めたシャルロットの胃袋は既に限界を迎えていた。
「……ちがっ…」
「さて、腹を好かせてる子もいるみたいだし、さっさと帰るか…。」
『違うの!ボクじゃなーい』
日はとうに南へ移動し3人が拠点に戻ると般若のような表情をしたレイナとカムイが待っていたのだった。
この日、クラン『アンダーテイカー』の仕事ぶりはいつも以上に恐ろしかったと言う。
余談だが、クーロン帝国北東部に新たに生まれた湖を帝国は九龍湖と名付け、漁場資源獲得のため魚を放ったという。
尚、クラウドの厄日はその後も続き、魔力が尽きているにも関わらず重い墓石を運ばされ続けたという。
「人形がやられた!?情報は引き出せたのか?」
「何?湖が落ちてきて全部流された?それで人形も奴らに奪われたのか?」
大男に向かい、静かに首肯したアンデットは次の瞬間には肯定する首を失った。
「次なる手を考えねば…」
スロウスは新たな人形を創り出すとそれを無造作に世に放つのだった
それにしても…墓守のユウトとかいう奴はすごかった、アンデットが拠点に攻め込まないように土魔法で壁を作ってくれた。
拠点での生活は案外楽しい。最初の頃は冒険者が戦い、墓守共がコソコソと動くのかと思っていた。それ故に野次やら嫌がらせやらが横行していたが昨日の一件以降そういった野次は無くなった 。
正直彼らはすごい。アンデットに物怖じせず討伐する胆力、ユウトを司令塔とした連携。全てが我々白き彗星と雲泥の差があると自覚した。
きっと彼らは優秀な冒険者となるだろう。心からそう思える。』(フランクリンの日記一部抜粋)
「ぶっ…何だよこの日記…後でみんなの前でフランクリンって奴に返してやろ…」
クラウドは意地の悪い顔を浮かべるとそれを引き出しにしまった。
そして、悠叶を起こすため、悠叶の部屋へ向かった。
戦場に朝が来た。悠叶はまだ眠っている。
「オラーユウトー起きろー。朝だぞー天気のいい快晴だぞ!」
『ゴリラうるさい。ユウトを起こすのはボクの仕事。』
「!?」
いつもの朝の光景も今日は違った。
悠叶はベットから跳ね起きるとどこかへ転移し始める。
「おいおい落ち着けってどこいく気だよ」
『ユウトどこ行くの?』
「……」
悠叶は無言のまま転移した。クラウドとシャルロットを連れて。
「んーもう食べられないかも。」
部屋に残されたのは呑気に眠っているレイナだけだった。
「何だありゃ…。」
クラウドは驚いていた。普段悠叶達と長く過ごしてある程度驚かなくなったはずなのだが…ただ驚くしかなかった。
『ユウト…何…アレ…』
普段表情があまり無いシャルロットも驚愕といった表情を浮かべ、悠叶を見やった。
「え…?うわ、何だあれ…。」
悠叶達に大きな影が落ちる。そう、悠叶達の目の前にいたのは何千ものアンデットが組体操のように組み合わさった文字通り化け物だったのだ…。
その高さは20m以上あるだろうか…。楕円形の球体に足のようなものが四本生え、その全てをアンデットが構築している。
悠叶は寝起きで混乱していた。
何かやばいものが接近していたことは分かった。だが、こんなにでかいとは思っていなかった。でかすぎる…。
取り敢えずダメもとで鑑定眼を起動させてみた。
【『ホモォ』:詳細不明。コアがあるかも】
「……。」
確かに、見た目はまさにそれだった。だが…。
「……はぁ…。」
『ユウト?』
「おいなんか分かったか勇者さんよ」
「まず、どうしてこんな所にいるんだ二人共…」
『ボクはあなたの従者。ここにいて当然。』
「お前を起こしに行ったら巻き添えくらった被害者だ。今日の朝飯当番お前な。」
「朝飯の心配より自分の心配してろゴリラ。」
「誰がゴリラだクソガキ。お前のせいで朝っぱらから命の危険にさらされてんだよ」
「朝からそう怒鳴んなよ。血圧上がって早死するぞクソゴリラ。」
「なんだと?」
『二人共、喧嘩してる場合じゃないよ!?』
「「ウボォォォォン」」
何人の存在を認知したのかホモォ型アンデットは巨大な腕を振り下ろした。
その衝撃で大地が割れアンデット達が砕け散り、肉片と骨片をあたりに撒き散らす。
「うへぇ。」
悠叶は結界でシャルロットと自分を守ると空中へ飛んだ。
「クソったれ!お前後で覚えとけよーー!!」
瓦礫と肉片と骨片に塗れたクラウドが天へ叫ぶがその声は悠叶に届かない。
『どうやって倒すの?』
「どっかにコアがあるらしいんだが…どこだ…?」
『らしい?』
「まぁいい。燃やしてみるか」
『そんな安易な…』
「空間術式24番『火焔球』」
悠叶の手の中で火球が生まれた。火球はそのままホモォの中へ落ちていく。
「「ウゴォォァ」」
火球はホモォの天辺近くにいたアンデットに当たると瞬く間に燃え広がり、全身をおおった。
煙が立ち上り、アンデット達が次々と燃え尽きていく。
悠叶の火焔球が燃やし尽くした後にはもはや溶岩とかした大地とそこに立つホモォの姿だった。
「マジかよ…これで消えないとか…有り得ないだろ…」
ホモォは体積こそ少し減ったが表層のアンデットが消滅しただけで大した痛手にはなっていなかった。
「ギャー熱っ熱っ」
眼下では溶けた岩石の熱気でクラウドが走り回っているが悠叶は無視を決め込む。
『クラウド大変そう…。』
「まぁそう簡単には死なんだろあいつは」
『……そうかもしれない』
どこまでも年少組に弄られるクラウドだった。
「「ウゴォォ…」」
「ったく…コアどこだよあれ…。」
続いて悠叶は水球を大地に落とし、水蒸気爆発を引き起こすがこれもダメージとはなっていないようだった。大ダメージを受けたのはむしろクラウドの方だろう。
「どこか、守の硬いところがあるはずなだが…。」
『あそこ。アンデットが奇妙な形に変形してる。』
「え?どこ…?」
『ほらあそこ。』
シャルロットの指差す先には繭のように繋がったアンデット達がいた。
「あ…アレっぽいな。」
『あそこに魔力?が集中してる。』
「…決まりだな。問題はどうやってあの繭を砕くか…」
悠叶は有効そうな手立てをいくつか試していくがどれもあと1歩のところで他のアンデットに阻まれる。
ホモォ型はもう動くのをやめ、上空から攻撃を行う2人に最大の注意を向けている。
「攻撃した瞬間、僅かだがコアの繭が露出する瞬間がある。そこを狙うか。クラウド!水魔法を一番デカイやつ。撃て。」
「はぁ!?」
「早くしろ。死ぬぞ?」
「あークソっ今日は朝から厄日だなっ分かった。俺の最大技行くぜ!」
「星を育む海神よ今ここに数多の命を散らす力を示せ『海神の怒り』」
この時、クラウドは自暴自棄となっていた。クラウドの放った水魔法は超巨大な水弾を創り出し、まだ熱冷めやらぬ大地へと降り注いだ。
大地が抉れ、戦場となった荒野は瞬く間に湖へと変貌を遂げた。
「ブハっ」
「…プハッ」
「ゲホゲホッあーしんど…魔力枯渇したァ」
「おいクラウド、馬鹿だろお前やっぱりゴリラだろ!どうすんだよどう考えても地図が更新されたぞ!?」
「地図くらいどうだっていいだろ。それより奴は…?」
「あぁ、仕留めた。それで、こいつに何か心当たりないか?どういう仕組みなのか全く分かんねぇ。」
『こっこれは…。』
悠叶が持っていたのは腹部に大きな穴の空いた一体の人形だった。
「何か知っているのか?」
『これは。魔人形。特定の感情を動力に動き回る厄介な奴。これ一体で国がいくつも滅ぼせる』
「ふうん。やったじゃんゴリラ。お手柄だ。」
「何の話だよ。ったく…。あー魔力使いすぎた。もう今日1日は動けねぇぞ。」
「『ぐぅ~』」
朝飯を食い損ね、必死に魔力をかき集めたシャルロットの胃袋は既に限界を迎えていた。
「……ちがっ…」
「さて、腹を好かせてる子もいるみたいだし、さっさと帰るか…。」
『違うの!ボクじゃなーい』
日はとうに南へ移動し3人が拠点に戻ると般若のような表情をしたレイナとカムイが待っていたのだった。
この日、クラン『アンダーテイカー』の仕事ぶりはいつも以上に恐ろしかったと言う。
余談だが、クーロン帝国北東部に新たに生まれた湖を帝国は九龍湖と名付け、漁場資源獲得のため魚を放ったという。
尚、クラウドの厄日はその後も続き、魔力が尽きているにも関わらず重い墓石を運ばされ続けたという。
「人形がやられた!?情報は引き出せたのか?」
「何?湖が落ちてきて全部流された?それで人形も奴らに奪われたのか?」
大男に向かい、静かに首肯したアンデットは次の瞬間には肯定する首を失った。
「次なる手を考えねば…」
スロウスは新たな人形を創り出すとそれを無造作に世に放つのだった
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる