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白き魔女の戦い方
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満身創痍となったワーウルフ。しかし、その闘志は衰えること無くこちらを見ている。その鋭い視線は中々の強者のそれだった。
「死が私達を分かつまで私の道具として支えなさい。『呪具作製』起きて、敵は目の前よ。」
「シィッ」
離れていては相手の間合いと理解しているのか、一気に距離を詰め貫手を放つ。鋭い爪での一撃を紙一重で交わすと手の中に顕現した道具を使用した。
「パンッ」
「ギャウッ」
乾いた炸裂音が響くと同時にワーウルフの肩が弾けた。傷口はみるみるうちに紫色に変色していき、腕を腐らせていく。
『お呼び頂き感謝致します。主様』
頭の中に凛とした女性の声が響いた。よくよく手元を見れば黒鉄の塊が握られており、穴の空いた先端らしいところから煙が上がっていた。「貴女は何者?」
『私めはただの呪具。銘は主様よりお願い致します。』
「あらそう。なら……」
「ガァ!」
片腕が腐り落ちても意気軒昂。迸る殺意に飲まれご自慢の爪を使うが、その攻撃は虚しく空を切った。続く回し蹴りも難なくかわせるほど弱々しい。
「銘は……サクラにするわ」
『気を付けろユリア!そいつはただの呪具じゃねぇ!俺と同じ特級だぞ!既に世界に決められた銘はある筈だ。俺の「緋色包帯」みてぇにな。』
『サクラ……いい響きです。無粋なそこの布切れと違って主様はやはり素晴らしいお方です。』
『布切れ……だぁ!?』
「ブラッド、静かに。世界に決められた銘?有るなら教えなさい。」
『……憎弾呪銃という銘が一応あります。』
「そうなんだ。後で詳しく聞かせて。取り敢えず今はこの狼男の処理をしなくちゃ。」
腐り落ちた腕を肩口から噛みちぎったらしく、腕はもうなかった。傷口は肉を丸めて握りつぶしたような形になっており、それが高速で治癒していく様はさすが魔獣と言ったところである。
「皆ね、私の事を誤解しているのだけれど……。」
足元に転がっていた腰くらいまでの長さがある棒を拾い、強化術式をいくつか展開する。サクラは一時的に鞄にしまった。
「私……ね自分で戦えないわけじゃないの。」
一陣の風が吹いた。強化術式により高められた身体能力と拾い上げた木の棒が短槍としてワーウルフに襲いかかる。しなるように振るわれる致死の攻撃をワーウルフは野生の勘と優れた身体能力でかわそうとするも一撃脇腹を掠めた。
「グッ」
脇腹の傷から何かがワーウルフの体内に流れ込み、膝をつかせる。
「筋弛緩剤……余ってたから使ってみたけどどう?うん効いてるね。じゃあさようなら。」
短槍がワーウルフの眉間目掛けて突き出されたが、ワーウルフはそれを残っている腕で止めた。
「あら?筋弛緩剤の効果が薄いのかな?」
「に……人間風情が……。」
「まぁ、関係ないか。じゃあね。」
パンッと乾いた音ともにワーウルフの頭部から血飛沫が上がる。そして、その目から生命反応が消えた。
「やれやれ……。一体殺すのにこんなに時間がかかるだなんて……。フィードやアイリスに笑われるね。」
『お前がそもそも槍を使えること自体ほとんどの人間知らねぇだろ。』
『お見事です。主様。』
「さて、それじゃあさっさと次のエリアに向かうよ。」
『北北東に行け。こいつはまだ見込みがある。』
「了解。」
鞄の中身を少し確認すると勢いよく次の戦場に向けて走り出した。
一方その頃帝国のすぐ近くに存在しているアルドノア王国では人類の危機に必ず現れるという勇者の召喚術を執り行っていた。
大広間を埋め尽くす精緻な魔法陣と、魔力を送り込む為に魔導士達が魔力を練っている。
「おぉ、これが勇者召喚の儀……。なんと荘厳な事か。」
「国王陛下。いよいよですな。勇者は帝国の影響力を削ぐことが出来る極めて重要なカードになるでしょう。」
「分かっている!して儀式は!」
「明後日には完了する見込みとの事です。」
「ふふふ。明後日が楽しみだ。」
笑う王。それを見つめる一羽のカラスがいることを誰も知らない。
「ほほう。勇者……ねぇ。」
「フィード殿下、覗き見は……その、国際問題になりますよ。」
「まぁ良いだろ別に。バレなければな」
指揮官用に張られたテントの中でカラスから送られてくる映像を金髪の青年が見ていた。
「だから、バレたら国際問題になりかねないんです。」
その様子を諌めるのは黒髪の少女である。
「でも、気になるだろ?勇者だぞ?この人類滅亡の危機によりにもよって人頼みとは……なんと嘆かわしい事か。」
「今のところ大陸最大の我が国が一手に魔族達を引き受けている関係で各国とも戦争の意識が薄いのは否めません。」
「アイリス、もしそんな迷惑な代物が送り付けられてきたらお前の隊でどうにかできるか?」
「嫌です。得体の知れない他国の人間に守護隊が納得しませんよ。」
「それもそうだな。」
「客将となれば扱いにくいことこの上ありませんし、もし死なれでもしたら大事になります。」
「あぁ。間違いなくな。あぁ、関わり合いたくない。」
「明後日……ですか」
「昨日の定時報告から察するとあいつそろそろ戻ってくるぞ?」
「既に前線各地で様々な報告が来ています。ユリア……多分問題を抱えて帰ってきます。」
「……本人は問題とも思ってないだろうがな」
「ほんとに……もう。」
今居ない友人の話をしながら二人はテキパキと書類に目を通していく。時刻は既に夜だがここは前線。中心から少し離れた場所で篝火が焚かれ夜を明るくしていた。
「ヘックシッ」
『なんだユリア風邪か?』
『大丈夫でしょうか?風邪は万病の元と聞きます。少しお休みになられては?』
「あーもううるさい。風邪じゃないから問題ない。どうせどっかの悪ガキが噂でもしてるんしでしょ。」
『へっ違ぇねぇ。お前の話のタネは尽きねぇだろうからな』
「うるさいよ。それよりも……この爆弾……どうしようか?」
背後にある大型の飛竜に似た魔獣とその背に積まれていた大量の爆発物を見て嘆息する。
『ユリア中尉!取れますでしょうか』
突然ここ二日ほど沈黙していた魔導無線が久しぶりに仕事をした。
「こちらユリア。陸鳥部隊かしら?」
『えぇ。こちら陸鳥部隊のイシカガです。各陸上部隊への配属無事完了致しました。負傷兵の手当て、本部への移送を本日より開始しています。』
「了解。重傷者は大体治療して移送してあるからあまり仕事無いかもしれないわ。」
『我々の仕事は無い方が丁度良いでしょう』
「そうかもね。じゃあよろしく。」
『承知致しました。』
目を逸らし、話を逸らしても目の前の爆発物の山は消えたりしない。
「フィードに連絡するか……全力で無かったことにしたいんだけど。」
『無理だろ。航空戦力潰して、集まってきた魔獣共を二百匹位ぶっ殺してるしなぁ。』
「死体を一気に風化させれば……。」
『目撃者多数。ほれ、見てみろよ。お前の軍神のような働きを見た兵士共の興奮を。』
「でも……見捨てる訳にはいかなかったし……。」
『心優しき主様に救われたあのもの達は幸せ者ですね』
『取り敢えず連絡しろよ。』
「はァ……嫌だ……。」
連絡を渋っていると逆にフィード殿下から連絡が来てしまった。流石に出なくては余計な心配をされる恐れがある。
「……。はい。こちらユリア。」
『何だ?今の間は』
「感度不良じゃない?」
『まぁ、そういう事にしておいてやる。それで?現状は?』
「重傷者は既に治療して後方に移送済み。陸鳥部隊も展開したから彼らの手に余る者が出なければ、私の手が少し空く。」
『了解。ならベースに帰還してくれ。』
「了解。じゃっ」
『ちょっと待て、もうひとつ戦果報告を忘れているぞ?』
「なんの事?私は衛生兵だよ?戦果なんて……。」
『そうか?飛空型魔獣単独撃破に集まってきた二百あまりの魔獣共をバッタバッタとぶっ殺したと聞いたんだが?』
「私がそんな軍神みたいなことすると思う?」
『患者の為ならやるだろうよ。まぁ、今の反応で分かったから取り敢えず戻れ。』
「……承知致しました」
帰りの足取りは重かった。
「死が私達を分かつまで私の道具として支えなさい。『呪具作製』起きて、敵は目の前よ。」
「シィッ」
離れていては相手の間合いと理解しているのか、一気に距離を詰め貫手を放つ。鋭い爪での一撃を紙一重で交わすと手の中に顕現した道具を使用した。
「パンッ」
「ギャウッ」
乾いた炸裂音が響くと同時にワーウルフの肩が弾けた。傷口はみるみるうちに紫色に変色していき、腕を腐らせていく。
『お呼び頂き感謝致します。主様』
頭の中に凛とした女性の声が響いた。よくよく手元を見れば黒鉄の塊が握られており、穴の空いた先端らしいところから煙が上がっていた。「貴女は何者?」
『私めはただの呪具。銘は主様よりお願い致します。』
「あらそう。なら……」
「ガァ!」
片腕が腐り落ちても意気軒昂。迸る殺意に飲まれご自慢の爪を使うが、その攻撃は虚しく空を切った。続く回し蹴りも難なくかわせるほど弱々しい。
「銘は……サクラにするわ」
『気を付けろユリア!そいつはただの呪具じゃねぇ!俺と同じ特級だぞ!既に世界に決められた銘はある筈だ。俺の「緋色包帯」みてぇにな。』
『サクラ……いい響きです。無粋なそこの布切れと違って主様はやはり素晴らしいお方です。』
『布切れ……だぁ!?』
「ブラッド、静かに。世界に決められた銘?有るなら教えなさい。」
『……憎弾呪銃という銘が一応あります。』
「そうなんだ。後で詳しく聞かせて。取り敢えず今はこの狼男の処理をしなくちゃ。」
腐り落ちた腕を肩口から噛みちぎったらしく、腕はもうなかった。傷口は肉を丸めて握りつぶしたような形になっており、それが高速で治癒していく様はさすが魔獣と言ったところである。
「皆ね、私の事を誤解しているのだけれど……。」
足元に転がっていた腰くらいまでの長さがある棒を拾い、強化術式をいくつか展開する。サクラは一時的に鞄にしまった。
「私……ね自分で戦えないわけじゃないの。」
一陣の風が吹いた。強化術式により高められた身体能力と拾い上げた木の棒が短槍としてワーウルフに襲いかかる。しなるように振るわれる致死の攻撃をワーウルフは野生の勘と優れた身体能力でかわそうとするも一撃脇腹を掠めた。
「グッ」
脇腹の傷から何かがワーウルフの体内に流れ込み、膝をつかせる。
「筋弛緩剤……余ってたから使ってみたけどどう?うん効いてるね。じゃあさようなら。」
短槍がワーウルフの眉間目掛けて突き出されたが、ワーウルフはそれを残っている腕で止めた。
「あら?筋弛緩剤の効果が薄いのかな?」
「に……人間風情が……。」
「まぁ、関係ないか。じゃあね。」
パンッと乾いた音ともにワーウルフの頭部から血飛沫が上がる。そして、その目から生命反応が消えた。
「やれやれ……。一体殺すのにこんなに時間がかかるだなんて……。フィードやアイリスに笑われるね。」
『お前がそもそも槍を使えること自体ほとんどの人間知らねぇだろ。』
『お見事です。主様。』
「さて、それじゃあさっさと次のエリアに向かうよ。」
『北北東に行け。こいつはまだ見込みがある。』
「了解。」
鞄の中身を少し確認すると勢いよく次の戦場に向けて走り出した。
一方その頃帝国のすぐ近くに存在しているアルドノア王国では人類の危機に必ず現れるという勇者の召喚術を執り行っていた。
大広間を埋め尽くす精緻な魔法陣と、魔力を送り込む為に魔導士達が魔力を練っている。
「おぉ、これが勇者召喚の儀……。なんと荘厳な事か。」
「国王陛下。いよいよですな。勇者は帝国の影響力を削ぐことが出来る極めて重要なカードになるでしょう。」
「分かっている!して儀式は!」
「明後日には完了する見込みとの事です。」
「ふふふ。明後日が楽しみだ。」
笑う王。それを見つめる一羽のカラスがいることを誰も知らない。
「ほほう。勇者……ねぇ。」
「フィード殿下、覗き見は……その、国際問題になりますよ。」
「まぁ良いだろ別に。バレなければな」
指揮官用に張られたテントの中でカラスから送られてくる映像を金髪の青年が見ていた。
「だから、バレたら国際問題になりかねないんです。」
その様子を諌めるのは黒髪の少女である。
「でも、気になるだろ?勇者だぞ?この人類滅亡の危機によりにもよって人頼みとは……なんと嘆かわしい事か。」
「今のところ大陸最大の我が国が一手に魔族達を引き受けている関係で各国とも戦争の意識が薄いのは否めません。」
「アイリス、もしそんな迷惑な代物が送り付けられてきたらお前の隊でどうにかできるか?」
「嫌です。得体の知れない他国の人間に守護隊が納得しませんよ。」
「それもそうだな。」
「客将となれば扱いにくいことこの上ありませんし、もし死なれでもしたら大事になります。」
「あぁ。間違いなくな。あぁ、関わり合いたくない。」
「明後日……ですか」
「昨日の定時報告から察するとあいつそろそろ戻ってくるぞ?」
「既に前線各地で様々な報告が来ています。ユリア……多分問題を抱えて帰ってきます。」
「……本人は問題とも思ってないだろうがな」
「ほんとに……もう。」
今居ない友人の話をしながら二人はテキパキと書類に目を通していく。時刻は既に夜だがここは前線。中心から少し離れた場所で篝火が焚かれ夜を明るくしていた。
「ヘックシッ」
『なんだユリア風邪か?』
『大丈夫でしょうか?風邪は万病の元と聞きます。少しお休みになられては?』
「あーもううるさい。風邪じゃないから問題ない。どうせどっかの悪ガキが噂でもしてるんしでしょ。」
『へっ違ぇねぇ。お前の話のタネは尽きねぇだろうからな』
「うるさいよ。それよりも……この爆弾……どうしようか?」
背後にある大型の飛竜に似た魔獣とその背に積まれていた大量の爆発物を見て嘆息する。
『ユリア中尉!取れますでしょうか』
突然ここ二日ほど沈黙していた魔導無線が久しぶりに仕事をした。
「こちらユリア。陸鳥部隊かしら?」
『えぇ。こちら陸鳥部隊のイシカガです。各陸上部隊への配属無事完了致しました。負傷兵の手当て、本部への移送を本日より開始しています。』
「了解。重傷者は大体治療して移送してあるからあまり仕事無いかもしれないわ。」
『我々の仕事は無い方が丁度良いでしょう』
「そうかもね。じゃあよろしく。」
『承知致しました。』
目を逸らし、話を逸らしても目の前の爆発物の山は消えたりしない。
「フィードに連絡するか……全力で無かったことにしたいんだけど。」
『無理だろ。航空戦力潰して、集まってきた魔獣共を二百匹位ぶっ殺してるしなぁ。』
「死体を一気に風化させれば……。」
『目撃者多数。ほれ、見てみろよ。お前の軍神のような働きを見た兵士共の興奮を。』
「でも……見捨てる訳にはいかなかったし……。」
『心優しき主様に救われたあのもの達は幸せ者ですね』
『取り敢えず連絡しろよ。』
「はァ……嫌だ……。」
連絡を渋っていると逆にフィード殿下から連絡が来てしまった。流石に出なくては余計な心配をされる恐れがある。
「……。はい。こちらユリア。」
『何だ?今の間は』
「感度不良じゃない?」
『まぁ、そういう事にしておいてやる。それで?現状は?』
「重傷者は既に治療して後方に移送済み。陸鳥部隊も展開したから彼らの手に余る者が出なければ、私の手が少し空く。」
『了解。ならベースに帰還してくれ。』
「了解。じゃっ」
『ちょっと待て、もうひとつ戦果報告を忘れているぞ?』
「なんの事?私は衛生兵だよ?戦果なんて……。」
『そうか?飛空型魔獣単独撃破に集まってきた二百あまりの魔獣共をバッタバッタとぶっ殺したと聞いたんだが?』
「私がそんな軍神みたいなことすると思う?」
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