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走れ目黒
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二限目はうってかわって、だりー体育。
俺は極度の運動音痴だから案の定
サッカー開始3分で、俺に回って来たボールを蹴ろうとして何故か片足がボールの上に乗っかりそのままあり得ない玉乗りを一瞬披露してから豪快にずざーっと両足を擦った。自分でも呆れる程の運動音痴にズッコケたまま笑いが込み上げた
「大丈夫?」
すぐ近くにいたクラスメイトでサッカー部エースの木村が声をかけながら手を差しのべてくれた。
「ひゃははは、ありがと」
指先まで笑いが振動してヤク中の様に震えた手を木村に差し出す。
「保健室行く?」
「や、ただの擦り傷だから、だいじょ 」
「だいじょばない」
「え」
「先生ー、佐倉を保健室連れて行きまーす」
いつの間にかゴール付近にいたはずの拓海が俺のすぐ目の前に居て
っ!?!?
え、
なに?
ふわりと自分の身体に浮遊感が襲い
これって...まさか俺、お姫様だっこされてる?
「いや、え、ちょっ拓海」
どっと群衆の歓声がどこからともなく巻き起った。
「きゃぁぁぁぁーーー」
グラウンドの隣のコートでテニスをしていた女子達がフェンスに張り付きいつの間にかこっちを見てる。
「た、拓海、ただの擦り傷だから大丈夫だって」
「でも血が出てる」
お姫様だっこの先
ハーフパンツからむき出しの自分の膝小僧を見ると確かに若干血が滲んでる。
「いやでも、普通に歩けるから、一人で保健室行けるし」
「心配だからこのまま俺がつれてく」
「いや、でも、女子達がまた騒いで」
「キャぁーーー」
「キャぁぁぁー」
「ぎゃぁぁ゛ぁ゛ー」
動物園の猿のようにフェンスに張り付いた女子のキーキー声がグランドに響く。
その声に誘われて教室の窓からもあちこち皆が覗き始めて
「キゃぁぁぁー目黒君が佐倉君をお姫様だっこしてるーー」
「え、うそ、まじ」
「キャーキャー」
そうこうしてるうちに
「走れ目黒!!」
どこからともなく揶揄交じりの言葉が飛んできて
それを聞いた拓海が、_走った。
「や、え、まじで、まじでーー」
擦り傷くらいでお姫様だっこされて保健室とか、はずいんだけどーー!!!!
おまけに走るとかマジで怖いんだけどーー!!!!
突然めっちゃ拓海が走るから堕ちないように俺は無意識に拓海の首もとに両腕をしっかり巻き付けぎゅっとする。
「キャぁぁぁー佐倉君かわいいーーーー」
耳をつんざくような黄色い歓声を背負いながら尚も拓海は走った。
途中
ガコーン!!!
何故か緑色のカラーコーンを拓海が思いっきり蹴飛ばした。
え、なに、なんで蹴った?!?!
ご乱心か?
なんでわざわざ蹴ったんだ?!?!
豪快に飛んでいった緑色のカラーコーンがゴールを決めそれを口角を上げニヤリと見つめる拓海
「キャー目黒君カッコいいーー」
「目黒君が笑ったー!!!!」
訳の分からない熱狂と歓声
なにコイツ
こ、﹏こっわーーー
(目黒よ、お前は緑のカラーコーンに何か恨みでもあるのか?)
その後も目黒は走った。
俺は極度の運動音痴だから案の定
サッカー開始3分で、俺に回って来たボールを蹴ろうとして何故か片足がボールの上に乗っかりそのままあり得ない玉乗りを一瞬披露してから豪快にずざーっと両足を擦った。自分でも呆れる程の運動音痴にズッコケたまま笑いが込み上げた
「大丈夫?」
すぐ近くにいたクラスメイトでサッカー部エースの木村が声をかけながら手を差しのべてくれた。
「ひゃははは、ありがと」
指先まで笑いが振動してヤク中の様に震えた手を木村に差し出す。
「保健室行く?」
「や、ただの擦り傷だから、だいじょ 」
「だいじょばない」
「え」
「先生ー、佐倉を保健室連れて行きまーす」
いつの間にかゴール付近にいたはずの拓海が俺のすぐ目の前に居て
っ!?!?
え、
なに?
ふわりと自分の身体に浮遊感が襲い
これって...まさか俺、お姫様だっこされてる?
「いや、え、ちょっ拓海」
どっと群衆の歓声がどこからともなく巻き起った。
「きゃぁぁぁぁーーー」
グラウンドの隣のコートでテニスをしていた女子達がフェンスに張り付きいつの間にかこっちを見てる。
「た、拓海、ただの擦り傷だから大丈夫だって」
「でも血が出てる」
お姫様だっこの先
ハーフパンツからむき出しの自分の膝小僧を見ると確かに若干血が滲んでる。
「いやでも、普通に歩けるから、一人で保健室行けるし」
「心配だからこのまま俺がつれてく」
「いや、でも、女子達がまた騒いで」
「キャぁーーー」
「キャぁぁぁー」
「ぎゃぁぁ゛ぁ゛ー」
動物園の猿のようにフェンスに張り付いた女子のキーキー声がグランドに響く。
その声に誘われて教室の窓からもあちこち皆が覗き始めて
「キゃぁぁぁー目黒君が佐倉君をお姫様だっこしてるーー」
「え、うそ、まじ」
「キャーキャー」
そうこうしてるうちに
「走れ目黒!!」
どこからともなく揶揄交じりの言葉が飛んできて
それを聞いた拓海が、_走った。
「や、え、まじで、まじでーー」
擦り傷くらいでお姫様だっこされて保健室とか、はずいんだけどーー!!!!
おまけに走るとかマジで怖いんだけどーー!!!!
突然めっちゃ拓海が走るから堕ちないように俺は無意識に拓海の首もとに両腕をしっかり巻き付けぎゅっとする。
「キャぁぁぁー佐倉君かわいいーーーー」
耳をつんざくような黄色い歓声を背負いながら尚も拓海は走った。
途中
ガコーン!!!
何故か緑色のカラーコーンを拓海が思いっきり蹴飛ばした。
え、なに、なんで蹴った?!?!
ご乱心か?
なんでわざわざ蹴ったんだ?!?!
豪快に飛んでいった緑色のカラーコーンがゴールを決めそれを口角を上げニヤリと見つめる拓海
「キャー目黒君カッコいいーー」
「目黒君が笑ったー!!!!」
訳の分からない熱狂と歓声
なにコイツ
こ、﹏こっわーーー
(目黒よ、お前は緑のカラーコーンに何か恨みでもあるのか?)
その後も目黒は走った。
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