10 / 67
第一章 世界創造編
10.天界創造計画
しおりを挟む
「では、今度こそ天界の創造に取り掛かりましょう!」
陸上生物を作った翌日、レカエルは鼻息荒く切り出した。
臨時リーダーであったツツミの『ひとまず保留』という指示の有効期限は、地上に生き物を創るまで。
それが終わった今、念願だった天界作成に着手しようとレカエルが言い出すことは予想通りである。そして……。
「……えー」
エウラシアが乗り気でないのもまた想像できたことだった。
「地に命ができた今、神に仕える身である私がそれらと同じ場所で暮らすことなどできるわけがないでしょう」
ただの生き物と同じ場所で暮らす事は、唯一神の眷属であるレカエルにとって屈辱的なことらしい。
「いいでしょ。……別に」
それに対しエウラシアはオリンポスの住人。現在のオリンポスはやはり天にあるが、元々は地上にあった。
地上で暮らす事には全く抵抗がないらしい。
「そんなに。創りたいなら。……自分で。創れば?」
「つ、創ってみせ……くっ」
海や大地などを創った時のように大仕事になる。一人でできるものならとっくにやっていただろう。
そして、アトムの扱いがそれほど得意ではないレカエル。この中で最も式に長けたエウラシアの協力は絶対にだった。
「ツツミ、あなたもなんとか言いなさい!」
「うーん、そうだね……」
正直ツツミはどちらでもいいと考えている。高天原のような場所は魅力的だったが、これもまた昔は地上にあったらしい。
ではエウラシアに同調して地上にこのままいるか。絶対にレカエルは認めないだろう。かといってエウラシアを動かす材料がない。
……本当に? 本当にないのだろうか。
ツツミにはある一つの仮説があった。それを補強する根拠もある。うまくいけばエウラシアを説得できるかもしれない。
問題は、レカエルにそこまでの覚悟があるかどうかだった。
「レカエル。そんなに上からものを言っても手伝ってくれるわけないじゃん。ここはきちんとお願いしないと」
ツツミが言うと、レカエルは鬼の形相でエウラシアを睨みつけていたがやがて膝をつく。膝立ちの状態で手を前で組んだ。
「エウラシア、ど、どうか私に力を貸してください」
「やだ」
レカエルにとって悪魔の使いであるエウラシアに膝をつくのはさぞ屈辱だったろう。しかし返答はにべもなかった。
「ダメじゃないですか!」
食って掛かるレカエルにツツミは言う。
「あのねレカエル。『きちんと』っていうのは『相手に利があるように』ってことだよ。レカエルは天界を創りたい?」
「あたりまえでしょう」
「どんなことをしてでも?」
「え、ええ」
ツツミの謎の迫力にレカエルはたじろぎながらもうなずいた。
「わかった、耳貸して」
ツツミはレカエルの耳元で必勝の策を授ける。聞いたレカエルの顔は瞬時に真っ赤になった。
「できるわけないでしょう!」
「いやでも私もうこれしか思いつかないし。どうするかはレカエルの自由だよ」
「…………くっ」
高利貸しに法大な利息を吹っ掛けられたかのようにレカエルは唇をかんだ。数回深呼吸し、また膝立ちになる。そして翼を開いた。
「エウラシア。天界創造の暁には、わ、わ、私の翼を自由に触って結構ですっ!!」
エウラシアの目が大きく見開かれた。
そうなのだ。月見酒の一件から推測するに、エウラシアはかなりの羽毛(あと毛皮)フェチ。
あの時はお酒が入っていた。しかし元来お酒というのはその人の本来の欲望を明らかにするもの。
しらふのエウラシアはあのような暴挙に出たりはしない。しかし心には常に欲求が渦巻いているはずだ。
「……本当に?」
「て、天使に二言はありません」
「手で。触る。だけ? ちゅー。……しても。怒らない?」
「ちゅー!? え、ええ、怒りませんっ」
どこまで値を吊り上げられるか試すようなエウラシア。
「今ならツツミの耳としっぽもお付けします!」
「ちょっと!?」
勝手に人をセットに付けるレカエル。ツツミがさらに反論する前にエウラシアは答えた。
「わかった。……うん。協力。するよ」
「まあ、よかったです!」
「よくない!!」
ツツミはレカエルの胸倉をむんずとつかんだ。
「なに人を勝手にダシに使ってるんだよ!」
「どうせあなただって天界に住むのだからいいじゃありませんか」
「そうだけど!」
なおも反論しようとするツツミにレカエルは言った。
「ツツミ。あの月の日の夜、あなたは私をおいて逃げましたね」
「あの時はレカエルだって暴走して……ていうか覚えてないって主張してたじゃん」
「……神託があったのです」
「ただの記憶だよ」
やはり覚えていたらしい。
「ともかく、人を見捨てて逃げた罪は重いのです。これはあなたの贖罪です」
「そーだ。そーだ」
もはや自分の欲望を隠そうともしないエウラシア。こうしてなし崩し的にツツミは再び耳としっぽを差し出すことになった。
「それで、どんな天界にしたいのさ」
「もちろん、いと高き場所に主の神殿を建てるのです」
なんとかと煙は高いところが好き、という言葉が一瞬よぎったが飲み込む。
「山が。いい」
これはエウラシア。オリンポス山のような場所がいいらしい。
ツツミはといえば、たいして希望もなかった。高天原の再現をするのもいいだろうが、まあゆっくり考えるとしよう。
「じゃあ、天におっきな山を創ろうよ。レカエルは頂上に神殿を建てればいいんじゃない?」
「ええ、頂点はわたしがいただきます」
目に見える上下関係(というか高低差)がお気に召したらしい。
「エウラシアも好きなように山を創りかえればいいよ。私もどこか適当に場所ちょうだい?」
「わかった」
天界創造スタートである。
陸上生物を作った翌日、レカエルは鼻息荒く切り出した。
臨時リーダーであったツツミの『ひとまず保留』という指示の有効期限は、地上に生き物を創るまで。
それが終わった今、念願だった天界作成に着手しようとレカエルが言い出すことは予想通りである。そして……。
「……えー」
エウラシアが乗り気でないのもまた想像できたことだった。
「地に命ができた今、神に仕える身である私がそれらと同じ場所で暮らすことなどできるわけがないでしょう」
ただの生き物と同じ場所で暮らす事は、唯一神の眷属であるレカエルにとって屈辱的なことらしい。
「いいでしょ。……別に」
それに対しエウラシアはオリンポスの住人。現在のオリンポスはやはり天にあるが、元々は地上にあった。
地上で暮らす事には全く抵抗がないらしい。
「そんなに。創りたいなら。……自分で。創れば?」
「つ、創ってみせ……くっ」
海や大地などを創った時のように大仕事になる。一人でできるものならとっくにやっていただろう。
そして、アトムの扱いがそれほど得意ではないレカエル。この中で最も式に長けたエウラシアの協力は絶対にだった。
「ツツミ、あなたもなんとか言いなさい!」
「うーん、そうだね……」
正直ツツミはどちらでもいいと考えている。高天原のような場所は魅力的だったが、これもまた昔は地上にあったらしい。
ではエウラシアに同調して地上にこのままいるか。絶対にレカエルは認めないだろう。かといってエウラシアを動かす材料がない。
……本当に? 本当にないのだろうか。
ツツミにはある一つの仮説があった。それを補強する根拠もある。うまくいけばエウラシアを説得できるかもしれない。
問題は、レカエルにそこまでの覚悟があるかどうかだった。
「レカエル。そんなに上からものを言っても手伝ってくれるわけないじゃん。ここはきちんとお願いしないと」
ツツミが言うと、レカエルは鬼の形相でエウラシアを睨みつけていたがやがて膝をつく。膝立ちの状態で手を前で組んだ。
「エウラシア、ど、どうか私に力を貸してください」
「やだ」
レカエルにとって悪魔の使いであるエウラシアに膝をつくのはさぞ屈辱だったろう。しかし返答はにべもなかった。
「ダメじゃないですか!」
食って掛かるレカエルにツツミは言う。
「あのねレカエル。『きちんと』っていうのは『相手に利があるように』ってことだよ。レカエルは天界を創りたい?」
「あたりまえでしょう」
「どんなことをしてでも?」
「え、ええ」
ツツミの謎の迫力にレカエルはたじろぎながらもうなずいた。
「わかった、耳貸して」
ツツミはレカエルの耳元で必勝の策を授ける。聞いたレカエルの顔は瞬時に真っ赤になった。
「できるわけないでしょう!」
「いやでも私もうこれしか思いつかないし。どうするかはレカエルの自由だよ」
「…………くっ」
高利貸しに法大な利息を吹っ掛けられたかのようにレカエルは唇をかんだ。数回深呼吸し、また膝立ちになる。そして翼を開いた。
「エウラシア。天界創造の暁には、わ、わ、私の翼を自由に触って結構ですっ!!」
エウラシアの目が大きく見開かれた。
そうなのだ。月見酒の一件から推測するに、エウラシアはかなりの羽毛(あと毛皮)フェチ。
あの時はお酒が入っていた。しかし元来お酒というのはその人の本来の欲望を明らかにするもの。
しらふのエウラシアはあのような暴挙に出たりはしない。しかし心には常に欲求が渦巻いているはずだ。
「……本当に?」
「て、天使に二言はありません」
「手で。触る。だけ? ちゅー。……しても。怒らない?」
「ちゅー!? え、ええ、怒りませんっ」
どこまで値を吊り上げられるか試すようなエウラシア。
「今ならツツミの耳としっぽもお付けします!」
「ちょっと!?」
勝手に人をセットに付けるレカエル。ツツミがさらに反論する前にエウラシアは答えた。
「わかった。……うん。協力。するよ」
「まあ、よかったです!」
「よくない!!」
ツツミはレカエルの胸倉をむんずとつかんだ。
「なに人を勝手にダシに使ってるんだよ!」
「どうせあなただって天界に住むのだからいいじゃありませんか」
「そうだけど!」
なおも反論しようとするツツミにレカエルは言った。
「ツツミ。あの月の日の夜、あなたは私をおいて逃げましたね」
「あの時はレカエルだって暴走して……ていうか覚えてないって主張してたじゃん」
「……神託があったのです」
「ただの記憶だよ」
やはり覚えていたらしい。
「ともかく、人を見捨てて逃げた罪は重いのです。これはあなたの贖罪です」
「そーだ。そーだ」
もはや自分の欲望を隠そうともしないエウラシア。こうしてなし崩し的にツツミは再び耳としっぽを差し出すことになった。
「それで、どんな天界にしたいのさ」
「もちろん、いと高き場所に主の神殿を建てるのです」
なんとかと煙は高いところが好き、という言葉が一瞬よぎったが飲み込む。
「山が。いい」
これはエウラシア。オリンポス山のような場所がいいらしい。
ツツミはといえば、たいして希望もなかった。高天原の再現をするのもいいだろうが、まあゆっくり考えるとしよう。
「じゃあ、天におっきな山を創ろうよ。レカエルは頂上に神殿を建てればいいんじゃない?」
「ええ、頂点はわたしがいただきます」
目に見える上下関係(というか高低差)がお気に召したらしい。
「エウラシアも好きなように山を創りかえればいいよ。私もどこか適当に場所ちょうだい?」
「わかった」
天界創造スタートである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
異世界に召喚されたけど、戦えないので牧場経営します~勝手に集まってくる動物達が、みんな普通じゃないんだけど!?~
黒蓬
ファンタジー
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界でのんびり牧場ライフ、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる