三人娘が異世界を創る ゆるく まったり いとをかし!

市上 未来

文字の大きさ
36 / 67
第一章 世界創造編

36.ラブコメキャンセラー

しおりを挟む
 というわけで、またまた色々やるべきことが増えたのだったが……。

「それにしても、夜しか堂々と作業ができないというのは不便ですね」
「そうだね……」

 神の使いとしての権威づけのため、アツシには見つからないように細々と仕事を進めている三人である。

「わたくしたちがお三方から遣わせられたことはアツシも知っていますが、今地上にまかり越しておられることは、ご指示の通り秘密にしておりますわ」
「といっても最近怪しまれてはいるようだがな。はっはっは」

 レカエルの縄の木や、泉から得た道具はアツシも目にしている。神域の存在からの賜りものだという事は説明したらしいが、三人が近くにいることをアツシは知らない。

 とはいえここのところ夜ごと密会を重ねているのである。なにやら雰囲気から察せられるものもあるだろう。

「私、心配されちゃいました。最近寝不足なんじゃないか、悩みでもあるのかって。……なんだか心苦しくって……」

 タンチョウが少しやりきれない表情で言う。心優しい彼女にとって、隠し事をするのはなかなか負担のようだ。

「邪魔ですね、あの人間……」
「レカエル。本末転倒なこと言わないでよ」

 ツツミはレカエルをたしなめる。そもそもあの人間のための一連の作業なのだ。とはいえこのままでは捗らないこともまた事実である。

「うーん……。いっそのことばばーんと降臨しちゃう? 一度顔を合わせたことはあるわけだし」

 イヴたちの話によると本人はおぼろげにしか覚えていないらしいが、三人は一度アツシと会っている。もっとも彼はすぐに気を失ってしまったのだが。

「なんかこう、神域の存在っぽい威厳あふれる感じで行けばいいんでしょ?」
「……あなた、初対面で思い切り砕けた挨拶をしていた気がしますが」
「……うっ」

 元世界でも比較的フランクな態度で人間に接してきたツツミである。エウラシアに言われるまで、神域の威厳などあまり考えたことはなかった。

「ねぇエウラシア。もう別にいいんじゃないかな? 私たちが創った存在じゃないけど、こっち側に巻き込んじゃえばいいじゃん」

 エウラシアがアツシとの直接の接触を避けるべきだとする理由。それは自身の眷属でもない人間に軽々しく合うことで、奇跡のハードルが下がることを危惧したからだった。

 奇跡が当たり前のものとして認識され、将来的に人間がなんでもかんでも神域の者に頼ることを避けたいのである。

 一言でいえば『めんどくさい』からだった。

 とはいえ、ミノタリアを創って送り込むくらいには情もあるらしい。それならばもう一歩踏み込んでも構わないのではないか。ツツミはそう考えたのだが……。

「私に。考えが。ある。うー。任せて」

 なにやらエウラシアに腹案があるらしい。ひとまず今夜は解散となった。




 翌朝は快晴だった。太陽馬は今日もいつも通りに空を駆けている。雨を降らす龍も今は近くにいないらしい。

「……うーん! いいお天気!」

 タンチョウは自分の住居から出てくると、大きく伸びをした。十分な睡眠がとれたとは言い難いが、朝日を浴びて少し気分がよくなる。

「おはよう、タンチョウ」
「アツシさん! おはようございます」

 見ると、アツシも隣の住居から出てきていた。こちらはよく眠れたようだ。ツツミたちと邂逅したときより健康状態も格段に良くなっているようである。

「よく晴れてますね! 稲穂も元気いっぱいで育ってるんですよ? もうすぐ二回目の収穫が出来そうです。ごはん、いっぱい食べましょうね」
「前の収穫でちょっと食べたけどすごくおいしかったよ! ほとんど種もみに使うからあんまり残せなかったんだっけ? そっか、楽しみだなあ!」

 本当に心待ちにしている様子のアツシ。農作業をメインに頑張っているタンチョウも顔をほころばせた。

「あら、おはようございます二人とも。早起きですわね」
「はっはっは! 気持ちのいい朝だな!」

 イヴとミノタリアも起きてきたらしい。ミノタリアがずいっとアツシとタンチョウの間に割り込む。

「おや? ふたりとも朝早くから仲睦まじく逢瀬かい? ふふ、妬けてしまうな」
「い、いや、僕も今起きてきたところで……」

 ミノタリアの距離の詰め方はパーソナルスペースを無視している。互いの吐息がかかるほどだ。一気にしどろもどろになるアツシ。

「いやなに! 仲良きことは美しきかな、だ。僕たちも仲良くしようではないか!」
「う、うん。ってミノタリア!?」

 ミノタリアはほとんどなかった互いの距離をゼロにした。豊満な体でぎゅっとアツシを抱きしめる。上半身はトップスのみのミノタリアの抱擁はかなり刺激的だろう。

「ちょ、ちょっと! その、色々当たって!」
「はっはっは! 親愛を示す手っ取り早い方法だろう! アツシもほら、両手を僕の身体に回してくれ。どこでも好きなところに手をやってくれて構わないぞ!」
「どど、……? っていやいやいや!そんな……」
「ぬ、抜け駆けですわ!」

 イヴも対抗心を燃やしたのか、挟み込むようにアツシの後ろから抱き着く。

「イヴまで! ちょ、ちょっと二人とも落ち着いてよ!」
「親愛ならまず真っ先にわたくしと示すべきですわ! アツシ、いつも言っているでしょう。早くわたくしと伴侶になり、契りを交わして大いに子孫を増やしましょう」
「だ、だからそういうことを女の子が軽々しく言うものじゃないって!」
「おお。図らずもいい機会が訪れたようだ。アツシ? 僕とイヴ、どちらが抱き心地がいいかい?」

 そう言ってミノタリアは両手でアツシの頭を掴み、自分の胸元に押し下げた。

「むぐっ! み、ミノタリア、や、やめ……!」
「うむ? そんなにいやそうには見えないのだがな?」

 アツシの抵抗は決して全力ではないように見える。というか、欲望と理性のはざまで体が思うように動いていないようだった。

「…………くっ」

 アツシを完全に奪われた状態のイヴが悔しそうに見つめる。やがて先ほどまでとは打って変わった静かな声で言った。

「…………やはり、

 ちょっと傷ついた表情のイヴ。それまで流れに入れなかったタンチョウも呟く。

「そ、そうですよね。ミノタリアさん、すごくスタイルいいですよね。イヴさんだって別に……。それに比べたら私なんて……」
「そ、そんなことないよ!」

 ようやく理性が勝ったのかミノタリアを振りほどいたアツシ。

「三人ともすごくきれいで、魅力的だよ!! みんなが、その、僕なんかと結婚してくれるなんて信じられないくらいだ!」

 アツシにとってみれば降ってわいた幸運である。戸惑うのも無理はない。

「ま、まだ本当に状況が飲み込めたわけじゃないし……。それにその、覚えてないけど、僕こういうこと慣れてないみたいなんだ」

 出自が不明な彼だが、少なくとも女の子への免疫はないらしい。

「……でも、イヴも、ミノタリアも、タンチョウも、とても僕によくしてくれる。いつも言ってるけど、本当にありがとう。その、変な意味じゃなくて、だ、大好きだよ、仲間として」

 支離滅裂な感じだが、アツシは三人といい関係を築けているようだ。

「わ、わかっているようでなによりですわ」

 アツシと同様顔を真っ赤にしてそっぽを向くイヴ。彼女も言動ほど異性への免疫はないのだろう。

 ちなみにタンチョウも恥ずかしさが限界を超えたようでうつむいてしまっている。ミノタリアは相変わらず飄々と微笑んでいたが。

「そ、そうだ! だから仲間として心配なんだよ! 最近みんな妙に疲れてる感じがするし。なんか無理してない? 僕にできる事なら何でも言ってほしいんだ」

 アツシはやはり三人の様子がおかしいことを気にかけているようだ。……どうしたものだろう。動いたのは再びミノタリアだった。

「はっはっは!! なに、アツシが気にするようなことは何もないぞ! 心配なら安心できるいい方法がある。それっ」
「うわっ!」
「また抱擁ではありませんの! わたくしも!」
「え、えと、私……」

 再度アツシを挟み込むミノタリアとイヴ。タンチョウは心理的にも物理的にもそこまで踏み込めず、アツシの袖をそっと掴む。乱痴気騒ぎがもう一度始まるかに思えたその時。

 ヒュンッ!

 収拾をつけたのは鋭い風切り音だった。次の瞬間アツシがふらっと崩れ落ちる。

「アツシさん!?」

 アツシの脳天に一本の矢が突き刺さっていた。完全に意識を失っている。

「アツシさん! しっかり!」
「な、なにが起こったんですの!?」
「これは……」

 慌てるタンチョウとイヴ。ミノタリアは何か察したようで明後日の方向に視線を送る。

「大丈夫。眠っている。だけだから」

 そちらからエウラシアが現れた。手には一本の筒を携えている。どうやら吹き矢のようだ。遅れてツツミとレカエルも姿を見せた。

「エウラシア様! アツシさんが、アツシさんが!」
「だから。矢に。塗った。薬で。寝てる。だけ」
「……えっ?」
「では、これはエウラシア様が……」

 吹き矢を構えてみせるエウラシア。タンチョウとイヴもようやく状況を理解し始めたらしい。

「……ごめんなさい、イヴ。エウラシアが言ったのです。もう一度彼を眠らせればいいのだと」
「いや、私たちも賛成はしたよ。でもさ……」

 レカエルとツツミの歯切れは悪い。理由を代弁するかのようにタンチョウが叫んだ。

「も、もう少しやり方があったのではないでしょうか!?」
「弁解のしようがないね」
「全くです」

 状況だけ見れば完全に暗殺の手口である。涙目のタンチョウにエウラシアは答えた。

「甘ったるい。空気への。ツッコミも。兼ねてる」

 ……沈黙するお嫁さん候補たち。エウラシアの言葉にもツツミとレカエルは同意らしい。

「うん。いや、お嫁さんになるよう指示したのは私たちだけど……。ごめん、想像以上だった」
「一人の男に三人も女の子を差し向けるべきではなかったかもしれませんね……」

 今更ながら反省する二人。エウラシアは吹き矢を弄びながら言う。

「この。吹き矢。……神具。『恋愛劇を狩るものラブコメキャンセラー』。そう。名付ける」

 神域の者が使う武器の完成だった。キューピットの愛の矢と使い道は真逆だったが。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?

たまご
ファンタジー
 アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。  最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。  だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。  女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。  猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!! 「私はスローライフ希望なんですけど……」  この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。  表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―

ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」 前世、15歳で人生を終えたぼく。 目が覚めたら異世界の、5歳の王子様! けど、人質として大国に送られた危ない身分。 そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。 「ぼく、このお話知ってる!!」 生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!? このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!! 「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」 生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。 とにかく周りに気を使いまくって! 王子様たちは全力尊重! 侍女さんたちには迷惑かけない! ひたすら頑張れ、ぼく! ――猶予は後10年。 原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない! お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。 それでも、ぼくは諦めない。 だって、絶対の絶対に死にたくないからっ! 原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。 健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。 どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。 (全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)

元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」 ***  魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。  王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。  しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。  解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。  ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。  しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。  スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。  何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……? 「今日は野菜の苗植えをします」 「おー!」 「めぇー!!」  友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。  そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。  子育て成長、お仕事ストーリー。  ここに爆誕!

異世界に召喚されたけど、戦えないので牧場経営します~勝手に集まってくる動物達が、みんな普通じゃないんだけど!?~

黒蓬
ファンタジー
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界でのんびり牧場ライフ、始まります!

処理中です...