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7.九字の印
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「きょーうも、今日とて、おっ仕事さっがしっ♪ たっのしい、たっのしい、職探し~♪」
アニカは自作の歌を口ずさみながら歩いていた。
「あっしたの、ご飯を、たっべるため~♪ ハチミツ、いっぱい、舐めるため~♪」
「……アニカ様。もう少し贅沢を望んでも罰は当たらないと思います」
「あ、そう? ハチミツ、カップで、がっぶ飲みだ~♪」
「いえ量の問題ではなく……。もっとちゃんとしたお菓子とかですね……」
ナディネがハンカチでそっと目頭を押さえる。どこまでも小市民的なアニカであった。
「砂糖使ってるお菓子は高いじゃん。ところで私、ミツバチさん好きなんだよね。一生懸命蜜を集めて飛び回る姿は美しいよ! 生き物はこうあるべきだよ!」
「あれ、働いてるのは全部メスらしいぞ。オスは巣の中でぐうたらしているらしい」
熱弁を振るうアニカに、後ろから男の声が答えた。
「野暮なことを言うのではありません。そもそも……」
ナディネが振り返ってジト目で同行者を見る。
「どうしてついてくるのですか、あなたたちは」
大きな荷物を背負ったセイラン。隣にはヒワの姿もある。
「決まっているだろう。あのカッコいい術を教えてもらうためだ!」
「だ、だから知らないって!」
ビシッと指を突きつけられ、アニカは慌てて両手を振る。
「私はなにもしてないから! 通りすがりのオオカミさんの仕業だから!」
「昨晩それ言ってすごい拗ねられてましたけど、いいんですか?」
「大変だったよ。朝までずっとなでなでして……って違う違う!」
ヒワの言葉にうっかり口を滑らしそうになるアニカ。ちなみにオオグチマカミはもう霊符に戻っているのでこの会話は聞こえない。……それで心苦しさが軽くなるわけでもなかったが。
「知らないもん。私はなんの力もないかよわい女の子だもん。ねっ、ナディネ?」
「ええ。アニカ様は可憐で美しく聡明で優雅で高貴で愛らしくて心根がまっすぐな事を除けば普通の女の子ですとも」
「ナディネさん。もうそれは全然普通じゃないと思います、あたし」
ナディネのアニカ礼賛にヒワが冷静にツッコんだ。となりのセイランは無視してアニカに詰め寄る。
「とにかくアニカ! お前も忍者だったとは知らなかったぞ!」
「え? ニンジャ? 私が? なんで?」
「九字の印を切っていたではないか!」
セイランは右手で縦横に九回、空を切る仕草をした。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前! これを知っているのだろう?」
「え? う、うん。セイランも知ってるの?」
「忍者なら初めに教えられることですよ」
ヒワも同じように印を切ってみせる。アニカは思わず尋ねた。
「二人とも、陰陽魔術師だったの!?」
「オンミョウマジュツシ? なんだそれは?」
セイランはキョトンとした顔をしている。どうも話がかみ合わない。
「オンミョウ……? 里の本にそんなのがあったような、なかったような……?」
「ヒワ? 知ってるのか?」
「うーん? どうも記憶があやふやで……思い出せません」
首を傾げこめかみに指をあてるヒワ。セイランはいそいそと背負っていた荷物からいくつかの道具を取り出す。
「アニカ。これを知っているか?」
「なにこれ? 武器?」
「手裏剣、クナイ、マキビシだ。見たことは?」
「え? いやないよ、こんな見るからに危なっかしいもの。セイランは? これ読める?」
今度はアニカが頭巾の中から霊符を取り出した。五芒星の周りには墨痕鮮やかに文字が書かれている。
「……なんだこれは。テキトーな落書きにしか見えんぞ」
「うん? 陰陽文字は読めないんだ? んーヒワちゃん、『急急如律令』って意味わかる?」
「キューキュー、ニョリツリョウ? 鳥の鳴き声かなんかですか? テッペンカケタカみたいな」
「え。いや、急いでやってね、みたいな意味なんだけど……」
セイランもヒワも反応が芳しくない。
「えーと。二人とも結局何者なの?」
「だから忍者だと何度も言ってるだろうが。お前こそなんなんだ」
「私は陰陽魔術師で……、ってだからそうじゃないや! 私はアニカ、ただのアニカだから!」
九字の印を知っている人間に、自分の先生以外では初めて会ったアニカ。仲間かと思いつい喋りすぎてしまった。
「そ、そんな訳でセイランに教えてあげられることなんてなんにもないんだー。うん。残念残念っ」
「……この期に及んで苦しすぎるとは思わないか?」
「……うっ」
頬に一筋の汗を感じるアニカ。しかしそう言い張るしかないのだ。余計な注目を集めて今度こそ火刑になったらどうするのか。村での一件も苦渋の決断だったというのに。
「はぁ……セイラン、ヒワ」
ため息をついたのはナディネだった。アニカをかばうようにセイランの前に立つ。
「アニカ様は訳あって人目を避けて暮らす必要があるのです。もし仮にアニカ様に特別な力があったとしても、それを知られるのは非常にまずい事なのです」
「そういえばナディネさんはアニカ様って呼んでますね。アニカさん、偉い人なんですか?」
「お? そうなのか? ひょっとして貴族ってやつなのか、アニカ?」
「それも教えて差し上げる訳にはいきません。アニカ様の身に危険が及ぶ可能性もあるのです」
興味津々といったセイランとヒワをナディネは制する。
「そんなアニカ様があなたたちを救うため、危険を冒して隠していた力を使ったと仮定しましょう。あなたたちはそれでも詮索するのですか?」
あくまで仮の話として話すナディネ。しかし深刻な事情があるという事は十分伝わったらしい。
「そうか……。すまなかったなアニカ。話すに話せない事情があるならば余計なことは聞くまい」
「よろしい。他の者にも村での一件は他言無用でお願いしますよ」
「安心してくださいナディネさん。忍者もクノイチも秘密はきちんと守りますよ」
「……その、なんか、ごめんね二人とも……」
セイランとヒワに気まずそうに頭を下げるアニカ。セイランは軽く笑ってアニカの肩をポンッとたたいた。
「なに。秘密にすれば問題ないのだろう? だから頼む、俺にそのカッコいい術を教えてくれ!!」
「……なんにもわかってないではありませんか」
「……あはは」
ナディネがひときわ大きなため息を漏らす。アニカも苦笑したがそれほど心配はしていない。セイランもヒワも悪い人間には見えない。言いふらしたりはしないだろう。
「ところでナディネ」
と、セイランがナディネに向き直って尋ねた。
「それならアニカを様付けで呼ぶのはまずくないか? かなり目立つだろう」
「……うっ」
今度はナディネが言葉に詰まる番だった。
「そーだねナディネ。もう主従って感じでもないんだし、いいよ。呼び捨てにしても」
元々体面上の問題でそうしていたのである。ナディネが『アニカ』と呼んでも全く気にならない。むしろもっと仲良くなれたみたいで嬉しいかもしれない。
アニカの言葉にナディネはしばらく悩んでいた様子だったが、キッと顔をあげると宣言した。
「いいえ! アニカ様はアニカ様です! なにがあろうとこれだけは譲れません!!」
アニカは自作の歌を口ずさみながら歩いていた。
「あっしたの、ご飯を、たっべるため~♪ ハチミツ、いっぱい、舐めるため~♪」
「……アニカ様。もう少し贅沢を望んでも罰は当たらないと思います」
「あ、そう? ハチミツ、カップで、がっぶ飲みだ~♪」
「いえ量の問題ではなく……。もっとちゃんとしたお菓子とかですね……」
ナディネがハンカチでそっと目頭を押さえる。どこまでも小市民的なアニカであった。
「砂糖使ってるお菓子は高いじゃん。ところで私、ミツバチさん好きなんだよね。一生懸命蜜を集めて飛び回る姿は美しいよ! 生き物はこうあるべきだよ!」
「あれ、働いてるのは全部メスらしいぞ。オスは巣の中でぐうたらしているらしい」
熱弁を振るうアニカに、後ろから男の声が答えた。
「野暮なことを言うのではありません。そもそも……」
ナディネが振り返ってジト目で同行者を見る。
「どうしてついてくるのですか、あなたたちは」
大きな荷物を背負ったセイラン。隣にはヒワの姿もある。
「決まっているだろう。あのカッコいい術を教えてもらうためだ!」
「だ、だから知らないって!」
ビシッと指を突きつけられ、アニカは慌てて両手を振る。
「私はなにもしてないから! 通りすがりのオオカミさんの仕業だから!」
「昨晩それ言ってすごい拗ねられてましたけど、いいんですか?」
「大変だったよ。朝までずっとなでなでして……って違う違う!」
ヒワの言葉にうっかり口を滑らしそうになるアニカ。ちなみにオオグチマカミはもう霊符に戻っているのでこの会話は聞こえない。……それで心苦しさが軽くなるわけでもなかったが。
「知らないもん。私はなんの力もないかよわい女の子だもん。ねっ、ナディネ?」
「ええ。アニカ様は可憐で美しく聡明で優雅で高貴で愛らしくて心根がまっすぐな事を除けば普通の女の子ですとも」
「ナディネさん。もうそれは全然普通じゃないと思います、あたし」
ナディネのアニカ礼賛にヒワが冷静にツッコんだ。となりのセイランは無視してアニカに詰め寄る。
「とにかくアニカ! お前も忍者だったとは知らなかったぞ!」
「え? ニンジャ? 私が? なんで?」
「九字の印を切っていたではないか!」
セイランは右手で縦横に九回、空を切る仕草をした。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前! これを知っているのだろう?」
「え? う、うん。セイランも知ってるの?」
「忍者なら初めに教えられることですよ」
ヒワも同じように印を切ってみせる。アニカは思わず尋ねた。
「二人とも、陰陽魔術師だったの!?」
「オンミョウマジュツシ? なんだそれは?」
セイランはキョトンとした顔をしている。どうも話がかみ合わない。
「オンミョウ……? 里の本にそんなのがあったような、なかったような……?」
「ヒワ? 知ってるのか?」
「うーん? どうも記憶があやふやで……思い出せません」
首を傾げこめかみに指をあてるヒワ。セイランはいそいそと背負っていた荷物からいくつかの道具を取り出す。
「アニカ。これを知っているか?」
「なにこれ? 武器?」
「手裏剣、クナイ、マキビシだ。見たことは?」
「え? いやないよ、こんな見るからに危なっかしいもの。セイランは? これ読める?」
今度はアニカが頭巾の中から霊符を取り出した。五芒星の周りには墨痕鮮やかに文字が書かれている。
「……なんだこれは。テキトーな落書きにしか見えんぞ」
「うん? 陰陽文字は読めないんだ? んーヒワちゃん、『急急如律令』って意味わかる?」
「キューキュー、ニョリツリョウ? 鳥の鳴き声かなんかですか? テッペンカケタカみたいな」
「え。いや、急いでやってね、みたいな意味なんだけど……」
セイランもヒワも反応が芳しくない。
「えーと。二人とも結局何者なの?」
「だから忍者だと何度も言ってるだろうが。お前こそなんなんだ」
「私は陰陽魔術師で……、ってだからそうじゃないや! 私はアニカ、ただのアニカだから!」
九字の印を知っている人間に、自分の先生以外では初めて会ったアニカ。仲間かと思いつい喋りすぎてしまった。
「そ、そんな訳でセイランに教えてあげられることなんてなんにもないんだー。うん。残念残念っ」
「……この期に及んで苦しすぎるとは思わないか?」
「……うっ」
頬に一筋の汗を感じるアニカ。しかしそう言い張るしかないのだ。余計な注目を集めて今度こそ火刑になったらどうするのか。村での一件も苦渋の決断だったというのに。
「はぁ……セイラン、ヒワ」
ため息をついたのはナディネだった。アニカをかばうようにセイランの前に立つ。
「アニカ様は訳あって人目を避けて暮らす必要があるのです。もし仮にアニカ様に特別な力があったとしても、それを知られるのは非常にまずい事なのです」
「そういえばナディネさんはアニカ様って呼んでますね。アニカさん、偉い人なんですか?」
「お? そうなのか? ひょっとして貴族ってやつなのか、アニカ?」
「それも教えて差し上げる訳にはいきません。アニカ様の身に危険が及ぶ可能性もあるのです」
興味津々といったセイランとヒワをナディネは制する。
「そんなアニカ様があなたたちを救うため、危険を冒して隠していた力を使ったと仮定しましょう。あなたたちはそれでも詮索するのですか?」
あくまで仮の話として話すナディネ。しかし深刻な事情があるという事は十分伝わったらしい。
「そうか……。すまなかったなアニカ。話すに話せない事情があるならば余計なことは聞くまい」
「よろしい。他の者にも村での一件は他言無用でお願いしますよ」
「安心してくださいナディネさん。忍者もクノイチも秘密はきちんと守りますよ」
「……その、なんか、ごめんね二人とも……」
セイランとヒワに気まずそうに頭を下げるアニカ。セイランは軽く笑ってアニカの肩をポンッとたたいた。
「なに。秘密にすれば問題ないのだろう? だから頼む、俺にそのカッコいい術を教えてくれ!!」
「……なんにもわかってないではありませんか」
「……あはは」
ナディネがひときわ大きなため息を漏らす。アニカも苦笑したがそれほど心配はしていない。セイランもヒワも悪い人間には見えない。言いふらしたりはしないだろう。
「ところでナディネ」
と、セイランがナディネに向き直って尋ねた。
「それならアニカを様付けで呼ぶのはまずくないか? かなり目立つだろう」
「……うっ」
今度はナディネが言葉に詰まる番だった。
「そーだねナディネ。もう主従って感じでもないんだし、いいよ。呼び捨てにしても」
元々体面上の問題でそうしていたのである。ナディネが『アニカ』と呼んでも全く気にならない。むしろもっと仲良くなれたみたいで嬉しいかもしれない。
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