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始まりは突然になの
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西宮さくらは13歳の中学1年生。
ショートカットと明るい笑顔がトレードマークのまだあどけなさの残る可愛らしい女の子である。
さくらは活発ではなかったが小学生の頃から笑顔を絶やさない明るい性格で、友だちと楽しい時間を過ごすのが何より大好きであった。
家族とも仲が良く、1つ違いの弟のことは特に大事にしており、暖かな時間を過ごしていた。
しかし、中学校に進学して以降、新しい環境で少しずつさくらの周りの歯車は狂い始めていた。彼女の明るい性格やあどけない容姿から、多くの生徒が彼女に興味を持ち、男女問わず彼女と関わりを持とうとしたが、まだ幼い同級生たちのなかには、彼女とかかわる方法として、容姿などをからかいう者も少なくなかった。
「西宮さんって、ほんと小学生みたいだよね笑」
「ショートカットの髪型も、子供っぽいよね笑」
「そのサイズじゃまだしばらくブラは必要なさそうだね・・・パンツもキャラもの履いてたりして笑」
「そうかな、私、ショートカットが自分に似合ってると思うんだけどな」
「恥ずかしいこと言わないで欲しいな。。。個性、だと思ってるんだから・・」
心根が優しいさくらはからかいで投げかけられた言葉一つ一つに対しても笑顔で返していたが、その優しさが逆にさらなるからかいを引き寄せ、少しずつ彼女の心に小さな傷をつけていった。
・・・・・・・・・・・
「なんでみんな私のこと、からかってくるんだろう・・・」
さくらは学校からの帰り道、友だちと別れて一人になったあととぼとぼと歩を進めながら、今日一日のからかいで受けた言葉たちを思い出し、少し憂鬱な気持ちになっていた。
「私をからかってきた人たちが、どうか恥ずかしい目にあいますように。」
いつもは明るいさくらだが、日に日に溜まっていくうっぷんからついに黒い気持ちを言葉にして表出してしまった。
『それ、叶えてあげよっか。』
ーー突然、さくらの頭の中に直接話しかけられるように、幼い男の子のもののような声が届いた。
「・・・だれ?」
さくらは驚き立ち止まり、周りを見渡すが人影はない。
『僕だよ。こっちこっち。下の方をみてごらん』
さくらはいわれるがままに足元をのぞき込むと、小さなスズメが1羽足元にちょこんと留まっていた。
「すずめ・・?が、しゃべってる・・?」
さくらは驚き、若干の恐怖に後ずさりをしながらも、小さなスズメから目を離せないでいた。
『初めまして、お姉ちゃん。驚かないで大丈夫だよ。僕はお姉さんの力になりたいんだ。』
『なんか、辛い気持ちになってる?僕に任せてくれないかな。全部解決してあげる。』
悩みすぎてスズメがしゃべってるような幻想を見てしまっているのか・・・さくらは事態を飲み込めずにいたが、幻想ならなんだっていいか、と逆に投げやりになってしまい、スズメの提案を受けてみることにした。
「変なスズメさん。そんなに言うならやってみせてよ。私をからかってくる子達を、こらしめてあげて。痛いのは可哀想だから・・・恥ずかしい目にあわせてやってほしいな。」
『了解したよー。また明日、楽しみにまっててねー』
そういってスズメはパタパタと飛び立ってすぐに見えなくなってしまった。
「何だったんだろう・・今の・・・」
さくらは突然の出来事に、まあ、たぶん幻想だったんだろう。今日は早く寝よう、、、と思いながら残りの帰路を足早に家まで帰った。
ショートカットと明るい笑顔がトレードマークのまだあどけなさの残る可愛らしい女の子である。
さくらは活発ではなかったが小学生の頃から笑顔を絶やさない明るい性格で、友だちと楽しい時間を過ごすのが何より大好きであった。
家族とも仲が良く、1つ違いの弟のことは特に大事にしており、暖かな時間を過ごしていた。
しかし、中学校に進学して以降、新しい環境で少しずつさくらの周りの歯車は狂い始めていた。彼女の明るい性格やあどけない容姿から、多くの生徒が彼女に興味を持ち、男女問わず彼女と関わりを持とうとしたが、まだ幼い同級生たちのなかには、彼女とかかわる方法として、容姿などをからかいう者も少なくなかった。
「西宮さんって、ほんと小学生みたいだよね笑」
「ショートカットの髪型も、子供っぽいよね笑」
「そのサイズじゃまだしばらくブラは必要なさそうだね・・・パンツもキャラもの履いてたりして笑」
「そうかな、私、ショートカットが自分に似合ってると思うんだけどな」
「恥ずかしいこと言わないで欲しいな。。。個性、だと思ってるんだから・・」
心根が優しいさくらはからかいで投げかけられた言葉一つ一つに対しても笑顔で返していたが、その優しさが逆にさらなるからかいを引き寄せ、少しずつ彼女の心に小さな傷をつけていった。
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「なんでみんな私のこと、からかってくるんだろう・・・」
さくらは学校からの帰り道、友だちと別れて一人になったあととぼとぼと歩を進めながら、今日一日のからかいで受けた言葉たちを思い出し、少し憂鬱な気持ちになっていた。
「私をからかってきた人たちが、どうか恥ずかしい目にあいますように。」
いつもは明るいさくらだが、日に日に溜まっていくうっぷんからついに黒い気持ちを言葉にして表出してしまった。
『それ、叶えてあげよっか。』
ーー突然、さくらの頭の中に直接話しかけられるように、幼い男の子のもののような声が届いた。
「・・・だれ?」
さくらは驚き立ち止まり、周りを見渡すが人影はない。
『僕だよ。こっちこっち。下の方をみてごらん』
さくらはいわれるがままに足元をのぞき込むと、小さなスズメが1羽足元にちょこんと留まっていた。
「すずめ・・?が、しゃべってる・・?」
さくらは驚き、若干の恐怖に後ずさりをしながらも、小さなスズメから目を離せないでいた。
『初めまして、お姉ちゃん。驚かないで大丈夫だよ。僕はお姉さんの力になりたいんだ。』
『なんか、辛い気持ちになってる?僕に任せてくれないかな。全部解決してあげる。』
悩みすぎてスズメがしゃべってるような幻想を見てしまっているのか・・・さくらは事態を飲み込めずにいたが、幻想ならなんだっていいか、と逆に投げやりになってしまい、スズメの提案を受けてみることにした。
「変なスズメさん。そんなに言うならやってみせてよ。私をからかってくる子達を、こらしめてあげて。痛いのは可哀想だから・・・恥ずかしい目にあわせてやってほしいな。」
『了解したよー。また明日、楽しみにまっててねー』
そういってスズメはパタパタと飛び立ってすぐに見えなくなってしまった。
「何だったんだろう・・今の・・・」
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