28 / 34
光の国・輝華
27 『神の口付け』と琥珀の意思
しおりを挟む
次の日。昨夜の残りを朝餉にして旅立つ用意をすると、早々に国境付近を辿る様に残りの村を調べて歩いた。だが、どの村からも卵は見つからなかった。
「とりあえず、安心……なのかしら。闇の子が協力してるって口を割ったから、用心深くなったかもしれないわね」
二日ほどで、風の国と光の国との国境付近の村を調べるのは、大変だった。今日は朝餉を食べたきりで、急いで調べに走ったので昼も夜も食べる時間がなかった。もう、とっぷり日は沈んでいる。とりあえず、焚火と川から汲んできた水は用意していた。
「そう簡単に動かないだろうな。では、明日は例の村に向かうか」
中の子の言葉に、琥珀は地面に腰を落とした。
「腹減った……」
玉髄も翠玉も何も言わなかったが、琥珀と同じような顔をしていた。こんな遅い時間では、最後に確認した村の飯屋も酒場も、もう閉まっている。宿屋も玄関先の灯りが消えていた。
「そうね、簡単に何か食べて今日は寝ましょうか。調理するのももう遅いし――」
「あの……果物でよければ用意できますが……」
二号一がそう言うと、珍しく艾葉が口を挟んだ。昨日光円の村人から沢山食料を貰ったが、保存が出来ないものは朝に全部食べた。果物も林檎など少しは残してあるが、何があるか分からないので出来るだけ残そうと二号一は予定していたのだ。
それに何より、艾葉が自分から率先して皆の為に何か提案したことを、彼はさせてやりたかった。
「果物?」
全員が、不思議そうに艾葉に視線を向けた。
「――現れよ、翼あるもの」
艾葉が片手を空に振るといつの間にか呪文が書かれた紙の札が三枚現れ、手を離すとその紙がそれぞれ翼の生えた童の様な姿になった。暗くなった空を、ぼんやり輝きながら浮かんでいる。
「すげー!!」
空に浮かんでいる翼のある童を見ると、それまでぐったりと座っていた琥珀は立ち上がり、興奮したようにそれを見つめた。翠玉も玉髄も唖然とそれを見ている。
「式神たち、この近くにある果物を抱えられるだけ持ってきて。山に生えているのだけ、里のものは取っては駄目」
艾葉は三人の式神にそう言い含めると、式神たちが一斉に空へ舞った。
「すげー! あれ、艾葉の召喚士の力!?」
興奮した琥珀は、キラキラと瞳を輝かせて自然に艾葉の手を取った。何もない空間から、この小さい手があの紙を生んで、生き物を創り出したのだ。だが艾葉は男に触られた時の癖で手を払いのけようとしたが、琥珀の純粋な興味に気が付いてそれを耐えた――それに、不思議と今までの様に、男の近くにいてもそんなに嫌な感じはしなかった。
「あれは……式神の中でも簡単な「作る式神」です。戦闘の時に召還する精霊はまた別にいるのですが……」
「え? じゃあ、あれは艾葉が作ったものなんだ? 戦闘の精霊って何??」
琥珀の興味は、尽きない。あれだけお腹が空いたと座り込んでいたのに、素早く立ち上がって興味津々に艾葉に質問していた。
「一度に沢山質問しても、艾葉が答えるのに困るじゃないか。それより――ほら、帰ってきたよ」
翠玉は艾葉の手を握る琥珀の手を払いのけると、暗い空に手を向けた。その指先に、僅かに光っている先ほどの式神が帰ってきているのが見えた。式神たちは、それぞれ腕に何かをたくさん抱えていた。
「林檎に八朔に枇杷……こんな短時間に、すごいわね。旬の果物で、瑞々しくて美味しそうだわ」
焚火の近くにそれらを置いた式神は、艾葉が指を鳴らすとはらりと紙に戻った。そうして艾葉が落ちたその紙を手にすると、再びその紙は空間に消える。
「今日の夕餉……にしませんか?」
少し嬉しそうな艾葉に促されて、一同はほっとした様に焚火の傍に腰を下ろした。
「例の村は、光迅という村らしいわ。ここから少し離れた位置だから、アタシの転移の術で移動しましょう。行った事が無い村だから、少し飛ぶ位置が外れるかもしれないけれど、その時は諦めてね」
八朔を手際よく剥きながら、二号一は明日の行動を決めた。早速林檎にカブリつく琥珀は、黙って頷いた。翠玉と艾葉は枇杷の皮を剥いている。
「光迅村……火の国の炎天に近い場所ですね。確か、炎天にまたがって続く大きな火山、炎燐山が近くにあった気がします。一度、魔獣退治のお手伝いで行ったことがあるような……すみません、記憶が曖昧です」
琵琶を一口食べた艾葉は、暗い空に視線を向けて思い出すように呟く。彼女が話すに、近くには大きな火山と大きな洞窟がある、あまり裕福でない村だそうだ。火山灰のせいで農産物が育ちにくいらしく、土も痩せている。光王都から、物資を定期的に送って貰っている村の一つだという。
「炎天に近いという事は、少し用心した方がいいわね。炎天は今内戦中だもの」
房の皮も剥いた八朔の実を、外の皮を器にして入れ直すと中の子に渡し、二号一も林檎を手に取った。
「何が原因で戦っているの?」
「炎天の内乱は、本来王家の後継者にしか現れない『神の口付け』が農村の白童子に現れたからだそうです。王家と、その白童子を王にする派閥とで、戦になっているそうです」
翠玉がそう口にすると、艾葉が答えた。
「神の口付け?」
翠玉は勿論、琥珀達も聞いたことがない言葉だった。
「国の王は、左手の甲にその国の花が痣として浮かび上がる。その痣は、その国の王に選ばれた証なのだ。王が死ねば、次に後を継ぐ者にそれが現れる」
綺麗に剥かれた八朔を摘まみ、中の子は彼らに説明してやる。
「え? でも痣がないんじゃ、次の王様になれないんじゃないのですか?」
一つ目の林檎を食べ終えた玉髄が不思議そうに首を傾げると、林檎を頬張ったままの琥珀も頷く。
「その辺が、少し厄介でね……神の口付けがある王の手の皮を剥いで自分の手に被せると、その人に痣が移るのよ」
「え!?」
玉髄が思わず大きな声を出した。琥珀も林檎を喉に詰まらし、翠玉は気味悪そうに眉を寄せた。剥いだ皮膚を一時的とはいえ身に着けるなど……聞いていて、気持ちの良い話ではない。
「ですので、王の左側には姿を消した聖獣が必ず控えているんです。王を護る為に。そうして、使い手も必ず左側に並ぶようになっています」
二号一の言葉を補足する様に、艾葉は説明する。彼女のその言葉を聞きながら、琥珀達は風王都で王に会った時を思い出す。
残念ながら、王に控えている風の聖獣である翼馬の姿も、王の左の手の甲の百合の花の痣でさえ、見えなかった。知らなくて、何だか損をした気がした。
「通常なら、第一王子か第一王女に痣は移るんですよね?」
白湯で頬張っていた林檎を流し込んで一息ついた琥珀が、ようやく質問する。
「ええ、勿論よ。順位や性別ははあまり意味ないけれど、王族の誰かにね。王が息を引き取ったら、次第に痣が薄れて新しい王に移動するの。でも、その白童子に痣が現れたのなら――王家に何か問題があるのかもね……って、これは内緒ね。使い手が他国の内政に口出すことは、禁じられてるから」
二号一は肩を竦めると、再び林檎を口にした。
この世は、知らないことだらけだ。
「俺達が生きている世界って、不思議な事ばかりなんですね」
琥珀は手にした林檎を見つめて、しみじみと呟いた。この林檎から種を取り出し、蒔き芽が出て、やがて大きな次の世代の林檎の木になる。そうして受粉して、手にしている林檎の子供となる、新たな実がなるのだ。当たり前の様に思っていたが、これすらも『神の意志』で作られているのかもしれない。
とすれば、自分が生れたのも藍玉が先に死んだのも、何か大きな意思が働いているような気がしていた――その意思が、『神』というものなのだろうか?
「神は万能ではない」
琥珀の心を読んだかのように、中の子は不意に林檎を見つめる琥珀へ語りかけた。
「神は、大きな流れの一つでしかない。その林檎を食べるか食べないかは、琥珀――お前の意志だ」
中の子の言葉は、抽象的だった。話の意図が分からない玉髄たちは、不思議そうに二人を見比べた。
琥珀は林檎をじっと見ていて、それからその林檎を齧った。
「神の意志ではなく、俺は自分の信じる事を選びます」
神を前にして、琥珀はそうはっきりと言った。二号一に怒られるかと思ったが、彼は何も言わなかった。中の子も、静かに微笑んでいた。
暫く一同は美味しい果物を食べ、そうそうにまた一同並んで眠りにつく事にした。
「とりあえず、安心……なのかしら。闇の子が協力してるって口を割ったから、用心深くなったかもしれないわね」
二日ほどで、風の国と光の国との国境付近の村を調べるのは、大変だった。今日は朝餉を食べたきりで、急いで調べに走ったので昼も夜も食べる時間がなかった。もう、とっぷり日は沈んでいる。とりあえず、焚火と川から汲んできた水は用意していた。
「そう簡単に動かないだろうな。では、明日は例の村に向かうか」
中の子の言葉に、琥珀は地面に腰を落とした。
「腹減った……」
玉髄も翠玉も何も言わなかったが、琥珀と同じような顔をしていた。こんな遅い時間では、最後に確認した村の飯屋も酒場も、もう閉まっている。宿屋も玄関先の灯りが消えていた。
「そうね、簡単に何か食べて今日は寝ましょうか。調理するのももう遅いし――」
「あの……果物でよければ用意できますが……」
二号一がそう言うと、珍しく艾葉が口を挟んだ。昨日光円の村人から沢山食料を貰ったが、保存が出来ないものは朝に全部食べた。果物も林檎など少しは残してあるが、何があるか分からないので出来るだけ残そうと二号一は予定していたのだ。
それに何より、艾葉が自分から率先して皆の為に何か提案したことを、彼はさせてやりたかった。
「果物?」
全員が、不思議そうに艾葉に視線を向けた。
「――現れよ、翼あるもの」
艾葉が片手を空に振るといつの間にか呪文が書かれた紙の札が三枚現れ、手を離すとその紙がそれぞれ翼の生えた童の様な姿になった。暗くなった空を、ぼんやり輝きながら浮かんでいる。
「すげー!!」
空に浮かんでいる翼のある童を見ると、それまでぐったりと座っていた琥珀は立ち上がり、興奮したようにそれを見つめた。翠玉も玉髄も唖然とそれを見ている。
「式神たち、この近くにある果物を抱えられるだけ持ってきて。山に生えているのだけ、里のものは取っては駄目」
艾葉は三人の式神にそう言い含めると、式神たちが一斉に空へ舞った。
「すげー! あれ、艾葉の召喚士の力!?」
興奮した琥珀は、キラキラと瞳を輝かせて自然に艾葉の手を取った。何もない空間から、この小さい手があの紙を生んで、生き物を創り出したのだ。だが艾葉は男に触られた時の癖で手を払いのけようとしたが、琥珀の純粋な興味に気が付いてそれを耐えた――それに、不思議と今までの様に、男の近くにいてもそんなに嫌な感じはしなかった。
「あれは……式神の中でも簡単な「作る式神」です。戦闘の時に召還する精霊はまた別にいるのですが……」
「え? じゃあ、あれは艾葉が作ったものなんだ? 戦闘の精霊って何??」
琥珀の興味は、尽きない。あれだけお腹が空いたと座り込んでいたのに、素早く立ち上がって興味津々に艾葉に質問していた。
「一度に沢山質問しても、艾葉が答えるのに困るじゃないか。それより――ほら、帰ってきたよ」
翠玉は艾葉の手を握る琥珀の手を払いのけると、暗い空に手を向けた。その指先に、僅かに光っている先ほどの式神が帰ってきているのが見えた。式神たちは、それぞれ腕に何かをたくさん抱えていた。
「林檎に八朔に枇杷……こんな短時間に、すごいわね。旬の果物で、瑞々しくて美味しそうだわ」
焚火の近くにそれらを置いた式神は、艾葉が指を鳴らすとはらりと紙に戻った。そうして艾葉が落ちたその紙を手にすると、再びその紙は空間に消える。
「今日の夕餉……にしませんか?」
少し嬉しそうな艾葉に促されて、一同はほっとした様に焚火の傍に腰を下ろした。
「例の村は、光迅という村らしいわ。ここから少し離れた位置だから、アタシの転移の術で移動しましょう。行った事が無い村だから、少し飛ぶ位置が外れるかもしれないけれど、その時は諦めてね」
八朔を手際よく剥きながら、二号一は明日の行動を決めた。早速林檎にカブリつく琥珀は、黙って頷いた。翠玉と艾葉は枇杷の皮を剥いている。
「光迅村……火の国の炎天に近い場所ですね。確か、炎天にまたがって続く大きな火山、炎燐山が近くにあった気がします。一度、魔獣退治のお手伝いで行ったことがあるような……すみません、記憶が曖昧です」
琵琶を一口食べた艾葉は、暗い空に視線を向けて思い出すように呟く。彼女が話すに、近くには大きな火山と大きな洞窟がある、あまり裕福でない村だそうだ。火山灰のせいで農産物が育ちにくいらしく、土も痩せている。光王都から、物資を定期的に送って貰っている村の一つだという。
「炎天に近いという事は、少し用心した方がいいわね。炎天は今内戦中だもの」
房の皮も剥いた八朔の実を、外の皮を器にして入れ直すと中の子に渡し、二号一も林檎を手に取った。
「何が原因で戦っているの?」
「炎天の内乱は、本来王家の後継者にしか現れない『神の口付け』が農村の白童子に現れたからだそうです。王家と、その白童子を王にする派閥とで、戦になっているそうです」
翠玉がそう口にすると、艾葉が答えた。
「神の口付け?」
翠玉は勿論、琥珀達も聞いたことがない言葉だった。
「国の王は、左手の甲にその国の花が痣として浮かび上がる。その痣は、その国の王に選ばれた証なのだ。王が死ねば、次に後を継ぐ者にそれが現れる」
綺麗に剥かれた八朔を摘まみ、中の子は彼らに説明してやる。
「え? でも痣がないんじゃ、次の王様になれないんじゃないのですか?」
一つ目の林檎を食べ終えた玉髄が不思議そうに首を傾げると、林檎を頬張ったままの琥珀も頷く。
「その辺が、少し厄介でね……神の口付けがある王の手の皮を剥いで自分の手に被せると、その人に痣が移るのよ」
「え!?」
玉髄が思わず大きな声を出した。琥珀も林檎を喉に詰まらし、翠玉は気味悪そうに眉を寄せた。剥いだ皮膚を一時的とはいえ身に着けるなど……聞いていて、気持ちの良い話ではない。
「ですので、王の左側には姿を消した聖獣が必ず控えているんです。王を護る為に。そうして、使い手も必ず左側に並ぶようになっています」
二号一の言葉を補足する様に、艾葉は説明する。彼女のその言葉を聞きながら、琥珀達は風王都で王に会った時を思い出す。
残念ながら、王に控えている風の聖獣である翼馬の姿も、王の左の手の甲の百合の花の痣でさえ、見えなかった。知らなくて、何だか損をした気がした。
「通常なら、第一王子か第一王女に痣は移るんですよね?」
白湯で頬張っていた林檎を流し込んで一息ついた琥珀が、ようやく質問する。
「ええ、勿論よ。順位や性別ははあまり意味ないけれど、王族の誰かにね。王が息を引き取ったら、次第に痣が薄れて新しい王に移動するの。でも、その白童子に痣が現れたのなら――王家に何か問題があるのかもね……って、これは内緒ね。使い手が他国の内政に口出すことは、禁じられてるから」
二号一は肩を竦めると、再び林檎を口にした。
この世は、知らないことだらけだ。
「俺達が生きている世界って、不思議な事ばかりなんですね」
琥珀は手にした林檎を見つめて、しみじみと呟いた。この林檎から種を取り出し、蒔き芽が出て、やがて大きな次の世代の林檎の木になる。そうして受粉して、手にしている林檎の子供となる、新たな実がなるのだ。当たり前の様に思っていたが、これすらも『神の意志』で作られているのかもしれない。
とすれば、自分が生れたのも藍玉が先に死んだのも、何か大きな意思が働いているような気がしていた――その意思が、『神』というものなのだろうか?
「神は万能ではない」
琥珀の心を読んだかのように、中の子は不意に林檎を見つめる琥珀へ語りかけた。
「神は、大きな流れの一つでしかない。その林檎を食べるか食べないかは、琥珀――お前の意志だ」
中の子の言葉は、抽象的だった。話の意図が分からない玉髄たちは、不思議そうに二人を見比べた。
琥珀は林檎をじっと見ていて、それからその林檎を齧った。
「神の意志ではなく、俺は自分の信じる事を選びます」
神を前にして、琥珀はそうはっきりと言った。二号一に怒られるかと思ったが、彼は何も言わなかった。中の子も、静かに微笑んでいた。
暫く一同は美味しい果物を食べ、そうそうにまた一同並んで眠りにつく事にした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる