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episode 2 無刻の樹海
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「ねぇ?ほんとーに危険はないの?」
どう考えても外から見たより内部が広く、突然扉まで現れる。
これで、ただ外に出る出口なら拍子抜けだが、きちんと部屋になっているはずだ。
「うん、問題ないよ。」
「んー、、、あっ!ねぇ、知ってる?迷路を探検する時には、左が右の壁に手を当てて進むと迷わないんだって!なんとなく、左が落ち着く気がするから、左、真ん中、右の順番にするわ。」
「了解。では、、左側から開けていこう。」
「ねぇ、開け方わかるの?」
そう。扉があるがとってはないのだ。
「うん、前に立てば開くみたいだよ。」
自動ドアだな。
「えぇ!ほんと?!じゃあさ、、私が先に立ってもいい??」
「もちろん!」
返事を確認するなり、フィーは扉の前へ移動する。手が届きそうな位置まで進むとスッと扉が音もなく開く。
「わっ!」
開くと言われていても、実際見ると驚くものだ。フィーは恐る恐る様子を伺いそっと一歩踏み込む。
そこには無数のベットが並べられている。
壁と同じ素材で型取られた枠があり、マットがわりの柔らかな物体が満たされているのだ。
「、、ここは?」
「どうやら、休憩部屋というか、、あそこは厠で、右側半分はシャワー、、えっと、身体をお湯で清める場所で、この床にあるのはベットだよ。」
奥のら壁には扉が10個程、左半分はトイレになっていて、残りはシャワー室だ。
「えぇ、、。部屋の中に厠、、、、。お湯で身体を清めれるなんて貴族みたい。でも、厠がとなり??なんだかチグハグね。」
殺風景な部屋だから、読み取れる歴史的な情報のようなものもない。
ないなりに、なぜこんなものが?とフィーは考察に夢中だ。
だけど、思考が後から追いついたと言わんばかりに
「えっ?えっ?まって、、、えっと、、えっ??お湯で身体を清めるって言った??」
お互い嗅覚疲労してるからきにならないけど、、、かなり臭いはずだ。あと、単純に垢や汚れがひどいのだ。
水場の水は貴重だし、軽く手や顔を洗えれば、という程度なんだ。
だから、後処理や音、臭いを気にしないでも良く壁に囲まれたトイレ、それにゆったり寝れる寝具に、身体を温水で洗えるシャワーなんてかなりの贅沢だ。
「言ったよ。使い方を説明するから、身体を清めようか。」
「、、、いいの?他の部屋の確認もあるでしょ?」
「そうだね。だけど、部屋は逃げないし、ここは安全だと思うよ。なら、汚れを落としてリラックスした状態でゆっくり確認してもいいかなって。」
「ふふ、やった!うん、そうしよう!」
先程インプットされた情報によると衣服も新しいものがあるはずだ。
古い衣服はシャワー室の壁にある穴にいれる。
すると、、上と横からミストが全身の汚れをさっと流してくれるのだ。
次いで上からシャワーが流れるので、髪や肌を洗う。このシャワーにはソープが配合されていて一通り洗った頃に今度はただのお湯に変わる仕組みだ。
そうして一通り汚れを落とすと今度は温風で一気に肌や髪の余計な水分を飛ばしてくれる。
セミオートで効率的に終わらせてくれるのだが、、まぁ、湯に浸かるとかリラックスできる作り手間はないのが残念だ。
体が乾くと、先程衣服を入れた穴の場所に凹みができており、新品の衣服が支給される。
シャー中に、身体情報が、解析されサイズ感はピッタリの物になるはずだ。
フィーに一通り教えて、それぞれシャワーを浴びることにした。
—————————————-
衣服は体のラインが出る比較的ピッタリしたらデザインの上下で、白いポリと綿の混合素材のようで着心地がいい。
さっぱりした上、新しい衣服でかなり気分がいい。
僕がシャワー室から出ると同時にフィーも出てきた。
「すごく気持ちよかった!」
だよね。わかるぞ。
わかるのだが、体のラインがわかる服はちょっとした凹凸もわかるというか、、、。
「あれ?顔赤いけど、、どうしての??」
「いや、えっと、、、あっ、そうだ。」
僕は誤魔化すようにベットを指差して寝転がってみせた。
「やばっ、、これ、、やばい。」
「えっ、そんなに?」
「うん、お布団、、、すごい。」
誤魔化しついでに寝てみただけなんだか、包み込むような絶妙な硬さと柔らかさが同居しており、肌触りも完璧。
「わ、、わたしも!」
フィーは僕の隣のバットにそっと身体を預けると、、
「えっ、、ノア、、お布団、、、すごい」
「うん、すごい。ちょっと、、目を瞑るとすごいよ。」
「わかった。身体の力が抜けるね、、すごいね、、」
ずっと、、、そうずっと固いか、臭いか、虫すごいか、、みたいな環境で寝てたから、尚更やばい。
語彙力皆無の二人は、最強の本能に抗うことができないまま、、、スヤァ、と寝てしまうのだった。
「あぁ、、おふとん気持ちいい。」
—————————————————
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どう考えても外から見たより内部が広く、突然扉まで現れる。
これで、ただ外に出る出口なら拍子抜けだが、きちんと部屋になっているはずだ。
「うん、問題ないよ。」
「んー、、、あっ!ねぇ、知ってる?迷路を探検する時には、左が右の壁に手を当てて進むと迷わないんだって!なんとなく、左が落ち着く気がするから、左、真ん中、右の順番にするわ。」
「了解。では、、左側から開けていこう。」
「ねぇ、開け方わかるの?」
そう。扉があるがとってはないのだ。
「うん、前に立てば開くみたいだよ。」
自動ドアだな。
「えぇ!ほんと?!じゃあさ、、私が先に立ってもいい??」
「もちろん!」
返事を確認するなり、フィーは扉の前へ移動する。手が届きそうな位置まで進むとスッと扉が音もなく開く。
「わっ!」
開くと言われていても、実際見ると驚くものだ。フィーは恐る恐る様子を伺いそっと一歩踏み込む。
そこには無数のベットが並べられている。
壁と同じ素材で型取られた枠があり、マットがわりの柔らかな物体が満たされているのだ。
「、、ここは?」
「どうやら、休憩部屋というか、、あそこは厠で、右側半分はシャワー、、えっと、身体をお湯で清める場所で、この床にあるのはベットだよ。」
奥のら壁には扉が10個程、左半分はトイレになっていて、残りはシャワー室だ。
「えぇ、、。部屋の中に厠、、、、。お湯で身体を清めれるなんて貴族みたい。でも、厠がとなり??なんだかチグハグね。」
殺風景な部屋だから、読み取れる歴史的な情報のようなものもない。
ないなりに、なぜこんなものが?とフィーは考察に夢中だ。
だけど、思考が後から追いついたと言わんばかりに
「えっ?えっ?まって、、、えっと、、えっ??お湯で身体を清めるって言った??」
お互い嗅覚疲労してるからきにならないけど、、、かなり臭いはずだ。あと、単純に垢や汚れがひどいのだ。
水場の水は貴重だし、軽く手や顔を洗えれば、という程度なんだ。
だから、後処理や音、臭いを気にしないでも良く壁に囲まれたトイレ、それにゆったり寝れる寝具に、身体を温水で洗えるシャワーなんてかなりの贅沢だ。
「言ったよ。使い方を説明するから、身体を清めようか。」
「、、、いいの?他の部屋の確認もあるでしょ?」
「そうだね。だけど、部屋は逃げないし、ここは安全だと思うよ。なら、汚れを落としてリラックスした状態でゆっくり確認してもいいかなって。」
「ふふ、やった!うん、そうしよう!」
先程インプットされた情報によると衣服も新しいものがあるはずだ。
古い衣服はシャワー室の壁にある穴にいれる。
すると、、上と横からミストが全身の汚れをさっと流してくれるのだ。
次いで上からシャワーが流れるので、髪や肌を洗う。このシャワーにはソープが配合されていて一通り洗った頃に今度はただのお湯に変わる仕組みだ。
そうして一通り汚れを落とすと今度は温風で一気に肌や髪の余計な水分を飛ばしてくれる。
セミオートで効率的に終わらせてくれるのだが、、まぁ、湯に浸かるとかリラックスできる作り手間はないのが残念だ。
体が乾くと、先程衣服を入れた穴の場所に凹みができており、新品の衣服が支給される。
シャー中に、身体情報が、解析されサイズ感はピッタリの物になるはずだ。
フィーに一通り教えて、それぞれシャワーを浴びることにした。
—————————————-
衣服は体のラインが出る比較的ピッタリしたらデザインの上下で、白いポリと綿の混合素材のようで着心地がいい。
さっぱりした上、新しい衣服でかなり気分がいい。
僕がシャワー室から出ると同時にフィーも出てきた。
「すごく気持ちよかった!」
だよね。わかるぞ。
わかるのだが、体のラインがわかる服はちょっとした凹凸もわかるというか、、、。
「あれ?顔赤いけど、、どうしての??」
「いや、えっと、、、あっ、そうだ。」
僕は誤魔化すようにベットを指差して寝転がってみせた。
「やばっ、、これ、、やばい。」
「えっ、そんなに?」
「うん、お布団、、、すごい。」
誤魔化しついでに寝てみただけなんだか、包み込むような絶妙な硬さと柔らかさが同居しており、肌触りも完璧。
「わ、、わたしも!」
フィーは僕の隣のバットにそっと身体を預けると、、
「えっ、、ノア、、お布団、、、すごい」
「うん、すごい。ちょっと、、目を瞑るとすごいよ。」
「わかった。身体の力が抜けるね、、すごいね、、」
ずっと、、、そうずっと固いか、臭いか、虫すごいか、、みたいな環境で寝てたから、尚更やばい。
語彙力皆無の二人は、最強の本能に抗うことができないまま、、、スヤァ、と寝てしまうのだった。
「あぁ、、おふとん気持ちいい。」
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