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1.始まりの地
じゅうよん、水ではない何か
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切り株の周りで屈伸体操をやってみたけれど、ぐんぐん伸びている感じはしない。
「ま、急に伸びたりなんてしないわよね。年甲斐もなくはしゃいじゃったわね。で、でももう少し水をかけておきましょ。最終的にツリーハウスにしたいわね、ここ!何年かかるかわからないけれど、結構良さそうな場所よね」
川からまた水を汲んできてペットボトル1本半ほどのみずをかけておく。
穴の空いたペットボトルだったので水を垂らしながら切り株のところまできちゃったけど、そのうち草が生えてきたら楽しいな。
「ふふ、水を触るとなんだか気分が高揚してくるわね。お酒みたいな感じかしら。無臭で水みたいにみえるのに、、安易に触れないほうがよかったなんてことあるかしら。まあ、いいわ、今更ね。拠点までは無事にちゃんと戻りたいわ。切り株さん、またくるわね。私の仮説が正しくなかったらまたここに戻ってきちゃうけどね、ふふ」
水をあげた切り株にさよならを告げて拠点までの道を探すことにする。
迷子の迷子のるみちゃんよ~♪私の拠点はどこですか♪おうちを探して三千里~♪
しばらく歩いていると花畑がみえた。
「やったわ!やっぱり水が原因だったようね、私ってば名探偵になれるんじゃないかしら」
拠点に無事にたどり着いたはいいものの、今度は水をどこで手に入れるかが問題ね。
「どうしましょ。穴を掘ってもそこまでの水分量は望めないわ…掘れるだけ掘るけど。死活問題よ、これは。寒暖差があれば葉についた朝露を集めたりもできるけど、寒暖差はほぼないわね、此処は。過ごしやすいけど、水が手に入らないのは痛いわね。でも、本当にどうしましょう」
人間は水を飲まないと死ぬわよね、2日?3日くらいだったかしら?何かで読んだことがあるわ。空気に含まれる水を集める方法、他にあったかしら。思いつかないわ。
「万事休すってことね…あああー、私頑張ったと思うんだけど。まだまだやりたいことあったのに、餓死は嫌よ、老衰したいわ。昨日のバトル!あれがなければあと1日は生きれたかしら…まあ、終わったことを言っても仕方ないわね。ボジティブにいきましょ、るみ、ここが踏ん張りどころよ」
とりあえず、今ある水分は、土からとれる分のお水と…あ、忘れていたわ。水筒のお水は大丈夫だったのかしら。まだ入ってるわね。これは煮沸したらいい感じね、きっと。
水筒ならいけるってどういう仕組みなのかしら?金属だから?どういう理屈か分からないけど、あとで考えましょ。
「生きられる!私まだ生きるよ!!」
急にやる気が湧いてきたわ。早速飲みたいところだけれど濾過しないといけないわね。
切り株のところでやったように慎重に水筒の水を濾過していく。
「にしてもこの水はどこからきているのかしら。岩から湧き出るはずもないし。温泉でよくみかける湯が出るところみたいよね。マーライオンのようなやつの自然版ね。てことは、地下からの汲み上げ、なんてこと流石にないわよね。もうちょっと調べておいたほうが良かったかしら。安易に触ってしまったけれど、、ま、過ぎたことね」
濾過を慎重にやってもそれなりに水を溢してしまい地面にシミを作…らない。水が、まあるくなってぷるぷると動き始めた。
「何これ。切り株のところでは溢しても地面に染み込んでそのままだったのに。水筒の中でも濾過した後のペットボトルでもなってないわ。…いえ、よくみるとペットボトルは中で動いているわね。切り株ではそんなことは起こらなかったはずよ。水浴びもできていたし。タオルを濡らしても普通だったし乾いてもいるわよね。なんなのかしら、水の生き物…?水信玄餅みたいな見た目で美味しそうだわ」
濾過し終えペットボトルにいれた水が自分で脱走しないように蓋をしめ(といっても緩んでるんだけどね)、地面にいる水信玄餅もどきをよくみてみる。
「これが定番のスライムになるのかしら。スライムは異世界定番の魔物よね、酸を吐き出すのだったかしら。魔物だったらコアがあるのよね、異世界ものの常識を考えたら。しかし、これは水で透明でぷるぷるしているだけ、と…分からないわね。スライムではないのかしら。スライムだとしても水から生まれてたらあそこはスライム川になっているだろうし、水浴びなんてできなかったわよね、うーん…分かんない!」
水信玄餅もどきは考えている間もそこをぷるぷるしているだけで動かない。
「この子は動かないようね。うーん、生き物のように思えるけれど、なんなんだろう。あの場所は水ではなかったのかしら。このまま日に当たり続けると蒸発は流石にまだしないだろうけど、小さくなってしまうわね」
ぷるぷるしている水信玄餅もどきを木の欠片でつついてみる。流石に直接触るのはもし万が一酸が出てきて溶かされるかもしれないからね。まぁ、あの水辺で私は身体を洗ってしまったのだけれども。穴を掘った木の欠片でつついたので汚れで濁ってしまった。
「ごめんなさい。汚れちゃったわ。…濁りが気になって汚くなっちゃったわね。ついたらどうなるかな、って出来心だったのだけれども、悪いことをしちゃったわ」
心なしか少し怒っているようにもみえる水信玄餅に謝っておく。ぷるぷるしているだけのようにもみえるけど、さっきと震え方がなんだか違うようにも感じるわ。
「さっきと震え方がちょっと違う?ぽよんぽよんって感じだったのにぽよよよよよって感じになったわね。どうしたのかしら。そんなにも汚れたのが嫌だったの?」
返答はないと思いつつもすることもないので、水信玄餅もどきに話しかける。
「はやくケサランとパサランに会いたいなあ。どこにいるのかしら。契約してるときは近くにいるものだと思ってたのだけど、ま、これは私の確認不足よね。次会うときに聞いてみなくっちゃ。この水信玄餅もどきの正体もね」
水信玄餅はまだぽよよよよよと振動しているようだ。
「ま、急に伸びたりなんてしないわよね。年甲斐もなくはしゃいじゃったわね。で、でももう少し水をかけておきましょ。最終的にツリーハウスにしたいわね、ここ!何年かかるかわからないけれど、結構良さそうな場所よね」
川からまた水を汲んできてペットボトル1本半ほどのみずをかけておく。
穴の空いたペットボトルだったので水を垂らしながら切り株のところまできちゃったけど、そのうち草が生えてきたら楽しいな。
「ふふ、水を触るとなんだか気分が高揚してくるわね。お酒みたいな感じかしら。無臭で水みたいにみえるのに、、安易に触れないほうがよかったなんてことあるかしら。まあ、いいわ、今更ね。拠点までは無事にちゃんと戻りたいわ。切り株さん、またくるわね。私の仮説が正しくなかったらまたここに戻ってきちゃうけどね、ふふ」
水をあげた切り株にさよならを告げて拠点までの道を探すことにする。
迷子の迷子のるみちゃんよ~♪私の拠点はどこですか♪おうちを探して三千里~♪
しばらく歩いていると花畑がみえた。
「やったわ!やっぱり水が原因だったようね、私ってば名探偵になれるんじゃないかしら」
拠点に無事にたどり着いたはいいものの、今度は水をどこで手に入れるかが問題ね。
「どうしましょ。穴を掘ってもそこまでの水分量は望めないわ…掘れるだけ掘るけど。死活問題よ、これは。寒暖差があれば葉についた朝露を集めたりもできるけど、寒暖差はほぼないわね、此処は。過ごしやすいけど、水が手に入らないのは痛いわね。でも、本当にどうしましょう」
人間は水を飲まないと死ぬわよね、2日?3日くらいだったかしら?何かで読んだことがあるわ。空気に含まれる水を集める方法、他にあったかしら。思いつかないわ。
「万事休すってことね…あああー、私頑張ったと思うんだけど。まだまだやりたいことあったのに、餓死は嫌よ、老衰したいわ。昨日のバトル!あれがなければあと1日は生きれたかしら…まあ、終わったことを言っても仕方ないわね。ボジティブにいきましょ、るみ、ここが踏ん張りどころよ」
とりあえず、今ある水分は、土からとれる分のお水と…あ、忘れていたわ。水筒のお水は大丈夫だったのかしら。まだ入ってるわね。これは煮沸したらいい感じね、きっと。
水筒ならいけるってどういう仕組みなのかしら?金属だから?どういう理屈か分からないけど、あとで考えましょ。
「生きられる!私まだ生きるよ!!」
急にやる気が湧いてきたわ。早速飲みたいところだけれど濾過しないといけないわね。
切り株のところでやったように慎重に水筒の水を濾過していく。
「にしてもこの水はどこからきているのかしら。岩から湧き出るはずもないし。温泉でよくみかける湯が出るところみたいよね。マーライオンのようなやつの自然版ね。てことは、地下からの汲み上げ、なんてこと流石にないわよね。もうちょっと調べておいたほうが良かったかしら。安易に触ってしまったけれど、、ま、過ぎたことね」
濾過を慎重にやってもそれなりに水を溢してしまい地面にシミを作…らない。水が、まあるくなってぷるぷると動き始めた。
「何これ。切り株のところでは溢しても地面に染み込んでそのままだったのに。水筒の中でも濾過した後のペットボトルでもなってないわ。…いえ、よくみるとペットボトルは中で動いているわね。切り株ではそんなことは起こらなかったはずよ。水浴びもできていたし。タオルを濡らしても普通だったし乾いてもいるわよね。なんなのかしら、水の生き物…?水信玄餅みたいな見た目で美味しそうだわ」
濾過し終えペットボトルにいれた水が自分で脱走しないように蓋をしめ(といっても緩んでるんだけどね)、地面にいる水信玄餅もどきをよくみてみる。
「これが定番のスライムになるのかしら。スライムは異世界定番の魔物よね、酸を吐き出すのだったかしら。魔物だったらコアがあるのよね、異世界ものの常識を考えたら。しかし、これは水で透明でぷるぷるしているだけ、と…分からないわね。スライムではないのかしら。スライムだとしても水から生まれてたらあそこはスライム川になっているだろうし、水浴びなんてできなかったわよね、うーん…分かんない!」
水信玄餅もどきは考えている間もそこをぷるぷるしているだけで動かない。
「この子は動かないようね。うーん、生き物のように思えるけれど、なんなんだろう。あの場所は水ではなかったのかしら。このまま日に当たり続けると蒸発は流石にまだしないだろうけど、小さくなってしまうわね」
ぷるぷるしている水信玄餅もどきを木の欠片でつついてみる。流石に直接触るのはもし万が一酸が出てきて溶かされるかもしれないからね。まぁ、あの水辺で私は身体を洗ってしまったのだけれども。穴を掘った木の欠片でつついたので汚れで濁ってしまった。
「ごめんなさい。汚れちゃったわ。…濁りが気になって汚くなっちゃったわね。ついたらどうなるかな、って出来心だったのだけれども、悪いことをしちゃったわ」
心なしか少し怒っているようにもみえる水信玄餅に謝っておく。ぷるぷるしているだけのようにもみえるけど、さっきと震え方がなんだか違うようにも感じるわ。
「さっきと震え方がちょっと違う?ぽよんぽよんって感じだったのにぽよよよよよって感じになったわね。どうしたのかしら。そんなにも汚れたのが嫌だったの?」
返答はないと思いつつもすることもないので、水信玄餅もどきに話しかける。
「はやくケサランとパサランに会いたいなあ。どこにいるのかしら。契約してるときは近くにいるものだと思ってたのだけど、ま、これは私の確認不足よね。次会うときに聞いてみなくっちゃ。この水信玄餅もどきの正体もね」
水信玄餅はまだぽよよよよよと振動しているようだ。
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