異世界の歩き方〜慰謝料を請求したい〜

白色ひつじ

文字の大きさ
33 / 34
2.ヨドの街

じゅういち、スマホアプリ

しおりを挟む
朝よ。また寝落ちしてたわ。ベッドね。魔王様かシーツおばけさんが運んでくださったのね、こんなにも運ばれていると重さが心配になるわ、痩せようかしら。にしても昨日はご飯を食べている最中に眠くなったなんて、なんか言いかけていたような?後で聞いてみましょ。あ、スマホ光ってるわ。…通知?

【新しいアプリがダウンロードされました】

してないんだけど、ダウンロード。というよりネット繋がらないとできないし、一瞬でできるわけがない、え、何故出来ているのかしら、怖いわ。
なんのアプリ…、えっと、翻訳アプリ!これは有り難いわね、文献は英語だろうし。留学したみたいな気分ね。あとは、カラオケアプリじゃない、昔インストールしてたやつだわ、何で、いや、助かるけどね?パサランの対価が歌だし。あとは、何これ、新しいショップアプリ?ネット通販のアプリじゃない。謎だわ…どうやって買うのよ。
んー、というよりもショップアプリの容量が重い!こんなにも空いてる容量あったかしらね、あー!!いくつかアプリが消えてるわ、いや、まあ、異世界にいたら使わないものも多数あるけど、勝手に消すのはどうかと思うわ、再インストールは電波ないと…なんで…もう朝から疲れたわ、もう一回寝ようかしら。

コンコンコンコン

…寝れないわね。今は6時よ。ちゃんとノックしてくれて素敵なんだけど、朝は早いわね。寝不足なことはないのだけど、いつもよりもダルいのよね、加齢、いえ、きっと疲れね。

「起きてます、どうぞ」

シーツおばけさんだわ。

「GoodMorning. キョうはサキニお風呂です。そのとき、ここCleaning。」

シーツおばけさん、どんどん気安くなっていくし、もしかして、英語のほうが得意なのかしら。私が英語苦手だから合わせてくれているのよね、きっと。

「おはようございます。ありがとうございます、お風呂にはいらせてもらいますね。お掃除よろしくお願いします」

かぽーん

今日もとってもいいお湯でした。今日のお洋服はマキシワンピースよ。リゾート風ね。下着が気になる人いると思うけど、ご想像におまかせするわ。
女性特有のアレがきたときはどうすればいいのかしら、穢れとかで隔離とかもありえる?周りにいる人たちはみんな男性だから、いや、ミィ様は女性?相談する人がいないわね…その時が来たら考えましょ。こういうの、転移した人どうしているのかしら。異世界ものは好んで読んでたけど書いてなかったわ。

お風呂からでて部屋に戻る途中でミィ様に会ったため、一緒に部屋に行く。

「似合ってるわね、その格好。今日はご飯を食べる前に出かけるわよ。護衛は私。お部屋にパサラン様はいるかしら。いたら私はここでご遠慮させてもらうけど。時間になったらマロウが呼びに行くわ。マロウに付いてきてちょうだい。あと、はい、これ。時間があるときに読んでおいて。分からない所は聞いてね」


本を数冊渡される。うーん、やっぱり英語ね。まぁ知らない言語よりはマシだと思って読みましょ。翻訳アプリもあることですし。

「ありがとうございます。なんか書くものももらえますか?あと、部屋にはパサランいないと思います」

そうそう、パサランは帰ってきてないのよね。お花畑のところにいるのかしら。うーん、あれから見てないのだけど、そんなミィ様が嫌だった?表情もないしよく分からないけど、、、ま、なんとなくまだ繋がってる感じがするし、また戻ってきてくれるはず。

「パサラン様がいないのならお部屋に一緒に行くわ」

・・・・・

シーツおばけさんはもういなくなっていて、お部屋には花が飾られていたりと華やかになっていた。
なんだか至れり尽くせりで悪いわね、なんというかこんな歓迎してもらっちゃっていいのかしら。ホテルにいる気分ね。
3日に1回、どこか指定された場所に行くだけのお仕事よね。その説明があるのかしら。

「これからここにいくことになるわ。3時間は最低でもそこで過ごしてもらうことになる。そうだな、ランチボックスももっていってそこでピクニックもいいかもしれない。ルルちゃんになにかあったらいけないから、私以外にも護衛として小隊がひとつ護衛として既に出発してるわ。一応国賓という扱いにはなっている。他所者エイリアンは国で管理がされるんだ。まあ、この場所は国というかなんというか、まあ、これはまた次回に話そう」

ミィ様が持ってた地図を指さしてくれるけど、さっぱり分からない。

「どこに行くのかは今いる場所もよくわかってないので、また今度教えてもらえますか。移動手段は乗り物ですか?私乗り物はあまり得意ではなくて…」

今いる場所もよくわかってないけど、それよりも移動手段よ!自分で運転する分には平気だけど乗り物酔いするのよね。新幹線はマシだけど、電車と飛行機はだめね、特に飛行機。

「なら寝てる間に移動するという手もある。荷物はこちらで運ぶが何か必要なものはあるか?その魔道具はどうする?」

「スマホをもっていっていいなら持ちたいです!あと、せっかくなので移動景色とかもみてみたいので寝て移動はあまり…」

「ふむ、では、神官ドクターもつけよう。この砂が落ちる頃にマロウが迎えに来る。では」

そういってミィ様は部屋から出ていったんだけど、砂時計ね?綺麗な砂ね。写真撮っておきましょ。
とりあえず荷物はお弁当バッグでいいわね、これにハンカチと貴重品は、、置いてきましょ。あとは飴とかも持って、砂時計の前に座ってスマホの確認っと。

誠さんたち、自撮り画像をみてくれたのね。子どもたちの動画だわ。あとでみましょ。これから行く場所はどんなところなのかしら。ワクワクするわ。
砂時計もまだあることだし、文献でも読みましょうか。
タイトルがDIARYなのは誰かの日記ってことかしら。筆記体あまり得意じゃないのよね、頑張るしかないわね。

コンコンコンコン

「マロウダ!イキマショウ!」

マロウ様だわ。読みふけっていたみたい。砂時計ももうそろそろ落ちそうだし、時間ぴったり。

「あ、今行きます」

忘れ物はないし、よし!
ドアを開けるとバスケットや荷物を背負ったマロウ様がいた。あれ、剣を腰にさしてる。マロウ様もご一緒かな。悪い人ではないんだろうけど、パーソナルスペースが近いのと声が大きいので少し苦手なのよね。身体も大きくて圧迫感が、、いえ、私は社会人なので対応はできるけどね。

「マタセタナ!ヨシ、イコウ!!」

手を差し出してる?え、手を繋ぐ?うーん、もしかして子ども扱い…?手を無視するのも、、、

「あの、付いて歩けるので繋がなくても大丈夫かと」

きょとんって顔もいけめんね!憎らしいわ!

「ハヤク!!」

分かってないし、仕方ないわ。これは浮気ではないわよ。
手を繋いで、初めてお城の外に出ることになった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています

空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。 『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。 「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」 「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」 そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。 ◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)

神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた

黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。 そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。 「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」 前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。 二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。 辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。

アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no
ファンタジー
 神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。  その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。  世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。  そして何故かハンターになって、王様に即位!?  この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。 注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。   R指定は念の為です。   登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。   「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。   一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

処理中です...