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第5章 デート編
第24話 初恋の人にプレゼントを……
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俺達は今、『急流すべり』の前にいる。
昇さん達から逃げるような感じで早歩きで来たので二人共少し息遣いが荒くなっていた。
「た、隆君大丈夫? さっきはゴメンね……? 弟が変な事ばかり言っちゃって……」
『つねちゃん』は俺に申し訳なさそうな表情で誤ってきたので俺は
「だ、大丈夫だよ。それよりも、つねちゃんの方が心配だよ……」
「わ、私は大丈夫よ。さっきは少し感情的になったけど、次に昇に会った時は普通に話していると思うから……」
まぁ、それが姉弟ってものだよな。と思う俺だったが、もう一つ気になる事が俺にはあった。
昇さんが俺に言っていた、『隆君が十八歳になっても姉さんが結婚していなかったら、隆君が結婚してあげてくれないか?』
その言葉を『つねちゃん』はどう受け止めたのだろうか……?
言われてとても嫌な気分になったのだろうか?
とても迷惑だったのだろうか?
それとも別に本気で捉えてはいなくて、弟にバカにされたのが嫌でワザと感情的になったのか?
さすがに『中身が大人』の俺でも『つねちゃん』の心の中までは分からない……
一つ言えるのは『つねちゃん』の機嫌は元に戻っているという事だけである。
そんな事を考えている俺に『つねちゃん』が話しかけてくる。
「隆君、やっぱり『急流すべり』は人気あるわねぇ……見て!? 凄い列が出来ているわ。順番が来るまで結構時間がかかると思うけど、隆君は大丈夫かな?」
「えっ? う、うん、俺は大丈夫だよ。せっかく遊園地に来たんだから人気のある『急流すべり』にも乗ってみたいし……」
「そうよね。隆君の言う通りだわ。私も子供の頃から『急流すべり』は大好きな乗り物だし、私も久しぶりに『隆君と一緒』に乗ってみたい気分だわ……」
ホント、『つねちゃん』は所々で俺を喜ばせる『言葉』を言ってくれるよなぁ……
でも俺が『急流すべり』に乗りたかったのにはもう一つ理由がある。
俺の知っている人がもう二人が、さっきの『光のマジック』に居なかったので、もしかすると『急流すべり』で働いているかもしれないと思ったからだ。
何故そう思ったかと言えば、『過去の世界』で俺もたまに『急流すべり』の応援に行っていたからである。
それから俺達は三十分以上、順番が来るのを待っていたと思う。
そしてようやく俺達の順番が来て『急流すべり』特有の木の形をした船に乗り込む為に常に回転している『ターンテーブル』という所に足を踏み入れた。
あっ、三田さんだっ!!
その『ターンテーブル』の上に俺の知っている時よりも少し若い三田さんが次々とお客を船に乗り込ませたり、帰ってきた船のお客を下ろしたりと忙しそうに働いていた。
でも相変わらず、この時から『やる気の無さそう』な顔なんだな……
この三田さんは『中卒』で、おそらく今年の四月からこの遊園地で働く様になったんだと思う。
実はこの三田さんは俺が『過去の世界』の高校生時代に俺が二年間片思いをしていた一緒にアルバイトをしていた子と付き合う事になった、ある意味『恋敵』である。
でも三田さんと揉めるという事は無く、俺がアルバイトを辞めるまで仲良くしていた『兄貴的』な存在の人であった。
いずれにしても『この世界』では三田さんは俺の『恋敵』になる事は無いだろう。
何故なら『この世界』には……俺には『つねちゃん』がいるからだ。
今の俺が『つねちゃん』以外の女の人を好きになるはずが無い……
例え、俺が高校生になって二年間片思いをしていた『あの子』に出会ったとしてもだ……
しかし今思い出しても『あの子』は性格も良くて可愛かったよなぁ……
って、イカンイカン!! 俺は一体何を思い出してるんだ!!
俺は一瞬でも『あの子』の事を思い出してしまった自分を恥じ、そして心の中で『つねちゃん』に詫びながら、三田さんの誘導に従い二人で船に乗り込むのであった。
そして席に座ったと同時に『つねちゃん』が俺の肩を軽く叩いて来た。
「えっ!?」
俺は『つねちゃん』にさっきの俺の心の中を見られたのか!? と焦ったが、『つねちゃん』は違う理由で俺の肩を叩いたようだ。
「隆君、あの『操縦室』に座ってる人を見て。あの人、どう見ても『遊園地』で働く様な人には見えないわよね?」
『つねちゃん』が小声で俺にそう言ってきたので、俺も『操縦室』の方に目を向けてみた。
するとそこに座っていたのは『パンチパーマ』で『口髭を生やし』そして『サングラス』をしている、どこから見ても『危ないお仕事』をしている人にしか見えない強面の男性が座っていた。
ねっ、根津さんだっ!!
――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
弟の昇に余計な事を言われて不機嫌だったが元に戻った『つねちゃん』
ようやく会いたかった三人に会えた(見た)隆
『急流すべり』の後は『デート』定番のアレに!?
果たして二人はどの乗り物に行くのか?
そして隆は『つねちゃん』にいつ誕生日プレゼントを渡すのか?
どうぞ、次回もお楽しみに(^_-)-☆
昇さん達から逃げるような感じで早歩きで来たので二人共少し息遣いが荒くなっていた。
「た、隆君大丈夫? さっきはゴメンね……? 弟が変な事ばかり言っちゃって……」
『つねちゃん』は俺に申し訳なさそうな表情で誤ってきたので俺は
「だ、大丈夫だよ。それよりも、つねちゃんの方が心配だよ……」
「わ、私は大丈夫よ。さっきは少し感情的になったけど、次に昇に会った時は普通に話していると思うから……」
まぁ、それが姉弟ってものだよな。と思う俺だったが、もう一つ気になる事が俺にはあった。
昇さんが俺に言っていた、『隆君が十八歳になっても姉さんが結婚していなかったら、隆君が結婚してあげてくれないか?』
その言葉を『つねちゃん』はどう受け止めたのだろうか……?
言われてとても嫌な気分になったのだろうか?
とても迷惑だったのだろうか?
それとも別に本気で捉えてはいなくて、弟にバカにされたのが嫌でワザと感情的になったのか?
さすがに『中身が大人』の俺でも『つねちゃん』の心の中までは分からない……
一つ言えるのは『つねちゃん』の機嫌は元に戻っているという事だけである。
そんな事を考えている俺に『つねちゃん』が話しかけてくる。
「隆君、やっぱり『急流すべり』は人気あるわねぇ……見て!? 凄い列が出来ているわ。順番が来るまで結構時間がかかると思うけど、隆君は大丈夫かな?」
「えっ? う、うん、俺は大丈夫だよ。せっかく遊園地に来たんだから人気のある『急流すべり』にも乗ってみたいし……」
「そうよね。隆君の言う通りだわ。私も子供の頃から『急流すべり』は大好きな乗り物だし、私も久しぶりに『隆君と一緒』に乗ってみたい気分だわ……」
ホント、『つねちゃん』は所々で俺を喜ばせる『言葉』を言ってくれるよなぁ……
でも俺が『急流すべり』に乗りたかったのにはもう一つ理由がある。
俺の知っている人がもう二人が、さっきの『光のマジック』に居なかったので、もしかすると『急流すべり』で働いているかもしれないと思ったからだ。
何故そう思ったかと言えば、『過去の世界』で俺もたまに『急流すべり』の応援に行っていたからである。
それから俺達は三十分以上、順番が来るのを待っていたと思う。
そしてようやく俺達の順番が来て『急流すべり』特有の木の形をした船に乗り込む為に常に回転している『ターンテーブル』という所に足を踏み入れた。
あっ、三田さんだっ!!
その『ターンテーブル』の上に俺の知っている時よりも少し若い三田さんが次々とお客を船に乗り込ませたり、帰ってきた船のお客を下ろしたりと忙しそうに働いていた。
でも相変わらず、この時から『やる気の無さそう』な顔なんだな……
この三田さんは『中卒』で、おそらく今年の四月からこの遊園地で働く様になったんだと思う。
実はこの三田さんは俺が『過去の世界』の高校生時代に俺が二年間片思いをしていた一緒にアルバイトをしていた子と付き合う事になった、ある意味『恋敵』である。
でも三田さんと揉めるという事は無く、俺がアルバイトを辞めるまで仲良くしていた『兄貴的』な存在の人であった。
いずれにしても『この世界』では三田さんは俺の『恋敵』になる事は無いだろう。
何故なら『この世界』には……俺には『つねちゃん』がいるからだ。
今の俺が『つねちゃん』以外の女の人を好きになるはずが無い……
例え、俺が高校生になって二年間片思いをしていた『あの子』に出会ったとしてもだ……
しかし今思い出しても『あの子』は性格も良くて可愛かったよなぁ……
って、イカンイカン!! 俺は一体何を思い出してるんだ!!
俺は一瞬でも『あの子』の事を思い出してしまった自分を恥じ、そして心の中で『つねちゃん』に詫びながら、三田さんの誘導に従い二人で船に乗り込むのであった。
そして席に座ったと同時に『つねちゃん』が俺の肩を軽く叩いて来た。
「えっ!?」
俺は『つねちゃん』にさっきの俺の心の中を見られたのか!? と焦ったが、『つねちゃん』は違う理由で俺の肩を叩いたようだ。
「隆君、あの『操縦室』に座ってる人を見て。あの人、どう見ても『遊園地』で働く様な人には見えないわよね?」
『つねちゃん』が小声で俺にそう言ってきたので、俺も『操縦室』の方に目を向けてみた。
するとそこに座っていたのは『パンチパーマ』で『口髭を生やし』そして『サングラス』をしている、どこから見ても『危ないお仕事』をしている人にしか見えない強面の男性が座っていた。
ねっ、根津さんだっ!!
――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
弟の昇に余計な事を言われて不機嫌だったが元に戻った『つねちゃん』
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『急流すべり』の後は『デート』定番のアレに!?
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