異世界現代、ダンジョンがある世界に転生した

夜刀神一輝

文字の大きさ
8 / 43

宣戦布告

しおりを挟む
 趣味の悪い虎柄スーツをきた二人が現れた。 
 
 「随分の調子がよさそうだな、一輝」 
 
 「藤虎、ああっ今更ながら治癒に目覚めてな」 
 
 「そんなに羽振りがいいんならよぉ、もちろん期待してもいいんだよなぁ、上納金」 

 「六条家が渡しているのは武家に対する活動資金や支援金、上納金ではない。それに俺の稼ぎが増えたからと言って支援金が増える事もない」 
 
 「おいおい、冷てぇこと言うなよ。同じ源氏10家の中だろ?俺達はただでさえ自分達の武威を昇格させるのに死に物狂いなんだ。それぐらいの協力六条が解体される事に比べたらなんてことはないはずだ」 
 
 完全に嫌な空気が流れ、俺達よりエルドラド家の人間の怒りの方が限界に到達しようとしていた。 
 
 「藤虎・・・・・・お前はいつからハイエナになった?」 
 
 「ああっ!?」 
 
 「大層に虎の名を語りやがって、今のお前のそのざまはなんだ?俺が稼げると知ったとたんにじゃれつき始めやがって、高々拳聖程度の武威でどうやったらそこまで偉そうにできる?所詮は獣か?」 
 
 「一輝てめぇ!!」 
 
 「虎一!てめぇは黙ってろ。エルドラドの陰に隠れて、お前の方がよっぽどだろ?何なら源氏の掟にしたがって勝敗を決めるか?まぁお前にはできねぇだろうがなああああああああああ」 
 
 こいつは俺がこいつより武威的に格下だからこんな強気になって出て来たのか?今もエルドラドや父さん母さんに守られているだけで、俺自身にはそんな力はないと、そう踏んでここまで罵倒している訳だ。 
 
 「いいぜ、こいよ。藤虎」 
 
 「一輝!」 
 
 「一輝ちゃん!?無理よ!この間倒れて、治癒が目覚めてから驚くほど痩せているのよ!闘技者、異能者に一般的な階級や体形、重量級なんて言葉は通じないわ!一輝ちゃんが太っていて防御に自信があるとか、そんなのお構いなしなのよ!?」 
 
 「大丈夫だよ。二人とも、俺ももうすぐ高校生、天武館に通うんだよ。いつまでも二人に守ってばかりでもいられないさ、むしろ六条長男!としてこの古臭い慣習に終止符をうたないと、ね?」 
 
 「虎一、お前がいけ」 
 
 「うぇ?俺が?」 
 
 「一輝に負ける気なんて毛ほどもおもわねぇけど、なんか妙なもんを感じる。お前が様子見してこい」 
 
 「わかったよ。それにこれだけギャラリーの中活躍すれば、俺の名も広まるってもんだしな」 
 
 「おい、最初から殺す気でやれ」 
 
 「うぇ!?なにもそこまでしなくても」 
 
 「駄目だ、一撃で絶命させろ。何かが妙だ」 
 
 源氏の決闘は財界では有名な見世物でもある。 
 
 一種のイベント、天武館などの武館では源氏の決闘を真似て、生徒同士で争った際、決闘で決着をつける制度ももうけられている。 
 
 人込みを割って出て来る二人の美少女。 
 
 源氏10家筆頭 久我家 久我ころも 条家こと浄家 一条あまね 
 
 「やるって言った以上後には引けないわよ。一輝、立ち会人は私 ころもとあまねの二人でこの決闘が正当である事を認めるわ」 
 
 やはり呼ばれていたか、上位の家の人間だが宣戦布告には丁度いい。 
 
 「準備はいい?」 
 
 「一輝さん!」「一輝兄さま!」「「がんばって!」」 
 
 ニア、と清香の声がかぶる、清香もパーティーによばれていたか。 
 
 「はじめ!!!」 
 
 「白虎神拳 百鬼羅漢撃!!!」 
 
 拳の無数の雨が降り注ぐ、まさにアニメの世界、拳の乱打を一つ掴み、乱打を止めると、そのまま足を払い地面に倒れた虎一の頭を踏みつけた。 
 
 何がおこったかわからなかった虎一は、地面に倒れている事に気が付き立ち上がろうとするが、俺の足が頭を踏みつけて立ち上がる事ができない。 
 
 「ぐぬ!なんで!なんであがらねぇえええ!!くそがああああああああああああああ!!!!!」 
 
 「どうなってやがる!?」 
 
 「どうした虎一?遊んでるのか?俺は頭に足を置いているだけだぜ?振り払っておきあがるなんて簡単だろ?ほら?立ち上がれよ」 
 
 「ちくしょう!くそが!くそがあああああ!!み!みるな!俺を見るな!くそ!この足をどけろ一輝!」 
 
 「これって勝負は?」 

 「虎一は姿は無様だけど、負けって程ではないわね」「おなじくかな?怪我もないわけだし」 
 
 「だそうだ。虎一、恨むなら立会人を恨む事だ」 
 
 虎一の頭から足をどけ、頭を真上にかちあげる蹴りをいれると、軽く浮いてストンと両足で着地する虎一、既にこの時に意識はもう朦朧としていことだろう。 
 
 棒立ちの虎一に駄目押しの正拳がつきささり、壁まで吹き飛び壁に面白い位に簡単にクレーターが出来上がった。 
 
 「修羅・無双正拳突き」 
 
 「虎一!一輝、てめぇ」 
 
 「勝負あり!勝者六条一輝!さて一輝くんの要求はなにかにゃ?」 
 
 「エルドラドさんのPTを騒がせてしまってすいません。ここには日本有数の格名家に個人で名家に匹敵する人、海外の貴族に王族までいるので、丁度いいので宣言させてもらいますね。六条家はもう他源氏および条のつらなぬ家に支援金は一切送らない、これからは源氏も条も離れ、我々は六条家として行動する以上だ。文句があるならかかってこい」 
 
 宣誓の最後に放たれた莫大な闘気に国内、国外の闘技者、異能者高位ランカーは脅威を感じ取った。 
 
 名家の小僧にしても天武館に入学前の子供の放つレベルの闘気ではない。 
 
 この日闘技者としての一輝を世界は知る事になった
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

処理中です...