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朝、二人はまだ寝てるみたいだ、俺は自分の準備をすませて、朝食作りを始める。
パンはぶ厚めのパンを用意、焼けるのは直ぐだから置いておく、サラダにはオリーブオイルを少しに塩を少し、その上にチーズをすり下ろした物を振りかける、次は目玉焼きを半熟に、ベーコンはちょっと厚めのベーコンをカリカリに焼く、スープは市販のわかめスープ。
匂いにか音に気が付いたのか、二人が目をこすりながら起きて来た。
「おはよう、ごはん出来てるよ、顔洗っておいで」
「は~い」
二人が顔洗ってる間に、パンを焼く、焼きあがったらたっぷりのバターを塗って完成だ。
「ごめんなさい、手伝えなくて、信じられないくらい気持ちよくて、ぐっすり眠っちゃいました」
「凄く気持ちよくて、あっと言う間にねむちゃった!朝起きても体も痛くない!」
普段どんな寝具を使っているのだろうか?
「気に入ったのなら、いつでも泊まりにくればいいさ、その変わり布団のかたずけとか手伝ってくれればありがたい、さてごはんにしよう」
「美味しそう!パン!やわらかい!んんっサックサクに何か味がするよ!」
「凄い不思議なパンですね、しっとりもちもちしてサクサクしてじゅわっと何かが溢れる」
「バターだね、牛の乳から作った物だね」
「もっと硬くてもさもさしてると思ってたけど、こんなパンもあるんだ~」
「卵もとろとろ!」
「お肉も美味しい!脂があま~い」
「そういえば、今日あたりルーカスさんがお昼ごろにイールもってくるよ」
「ルーカスさんがついに来るのか」
「イールは美味しいって事証明して!お兄ちゃん!」
「頑張るよ」
といっても捌いて、市販のタレを塗りながら焼くだけなんだけど、フィガロさんも一緒にくるって言ってたな、他にどんな人達をつれてくるのだろうか?あんまり大勢だと時間かかるんだけど、大丈夫かな、ちょっとドキドキしてきた。
朝食を食べ終わり、二人は泊った部屋の掃除をしてその場は解散となった。
ルーカスさんが来るまでの間、俺は仕事に没頭していた。
11時半頃に、そろそろご飯の用意しようかな~と考えていると一階から誰かの声が聞こえた。
降りてみると、リリとねね、ルーカスさんにフィガロさん、それと見知らぬ人が何人かいた。
「いらっしゃいルーカスさん、フィガロさん」
「おう!イールが美味いって証明してもらおうか!その前に、こいつらを紹介しよう。商業ギルドのギムレッド、その隣が冒険者ギルドのニーア、そんで最後に聖堂教会のクリスタだ」
「初めまして、ギムレッドです。イールが凄く美味しいなんて話を聞きましてね、実際ここ最近ここら辺でとてもいい匂いがするって噂にもなってるんですよ」
そんなに噂になるなんて事ある?ウナギとすっぽんは確かに匂う凄かったけど。
「ニーアだ、実際私やクリスタにギムレッドなんて貧乏だった頃はイールを良く食ったもんさ!でもどう調理しても美味くなんかなかったね!ぶよぶよどろどろとした身、臭み、しっかり焼くとパサパサでなんの面白みもない味、煮たやつなんて特に最低な味だった、本当に美味くなんのかい?」
「あぁ・・・自分でも不安になってきました。でもねねとリリと三人で食べた時は美味しかったんですよ」
「こら、ニーア!そんなに人を脅さないの!ごめんなさいね、今でこそ食べなくなったけど、貧乏な時にイールは腹を満たすのに助かっていたわ、確かに味は酷いものだったけど、もし美味しく食べられるなら、今貧乏な人や生活に困っている人も、イールでお腹を満たす事が出来るかもしれないじゃない」
「そうはいかんぞ、クリスタお前さんの魂胆はみえみえだ、大方教会の炊き出しなどに利用して教会の権威を上げようとか考えてそうですが、イールを美味しく食べる技術をもっているのは彼です、特許も彼の物になります」
「ちっ若作りの守銭奴が・・・」
「聞こえてますよ、聖職者の皮をかぶった因業ババぁ」
「あっはっははやれやれ~!」
「おいお前さんら、そこまでにしておけよ。本気で暴れられたら、更地になっちまうんだから」
「騒がしくしてすまんな、だがこう見えて美味いもまずいも味わってきた連中だ、舌は確かだ」
怖い・・・凄く圧がある人達なんだけど、更地になるとか言わなかった?俺粗相とか言って殺されない?なんか凄い強いってのも本能でわかる、なんか虎かなんかと一緒にいるような感覚、否虎の近くに居た事ないからわからないけど、何とも言えない恐怖感と言うか、プレッシャーが・・・、見た目はイケメン眼鏡のインテリって感じなギムレットさん、小柄なのに赤い髪がたてがみの様に見えてしまうニーアさん、聖女みたいな綺麗なのに別の意味で近寄りがたいクリスタさん。
そんなやり取りをリリはしょうがないなぁ~みたいな感覚で微笑んでみてるし、ねねはニーアさんと一緒になって、やれやれ~!なんてはやし立てている、この二人も大物だな、俺だけかな委縮してるの、フィガロさんにいたっては三人のやり取りより、俺の店の内装が気になっているのか、周りをキョロキョロしている、ルーカスさんだけが仲裁してくれるまともな人に見える。
「すまんな、ほれ、イール一丁たのむわ」
「ちょっと時間かかるかもしれないですけど、いいですか?」
「ああ、大丈夫だ、みんなまだ半人前だと思ってお前さんの事みてるから気楽にやってくれ、それにイールは結構でかいし、捌くのに時間がかかる事くらいはわかるさ」
「ありがとうございます」
俺本当に大丈夫だろうか、まぁやるっきゃないんだけど・・・。
パンはぶ厚めのパンを用意、焼けるのは直ぐだから置いておく、サラダにはオリーブオイルを少しに塩を少し、その上にチーズをすり下ろした物を振りかける、次は目玉焼きを半熟に、ベーコンはちょっと厚めのベーコンをカリカリに焼く、スープは市販のわかめスープ。
匂いにか音に気が付いたのか、二人が目をこすりながら起きて来た。
「おはよう、ごはん出来てるよ、顔洗っておいで」
「は~い」
二人が顔洗ってる間に、パンを焼く、焼きあがったらたっぷりのバターを塗って完成だ。
「ごめんなさい、手伝えなくて、信じられないくらい気持ちよくて、ぐっすり眠っちゃいました」
「凄く気持ちよくて、あっと言う間にねむちゃった!朝起きても体も痛くない!」
普段どんな寝具を使っているのだろうか?
「気に入ったのなら、いつでも泊まりにくればいいさ、その変わり布団のかたずけとか手伝ってくれればありがたい、さてごはんにしよう」
「美味しそう!パン!やわらかい!んんっサックサクに何か味がするよ!」
「凄い不思議なパンですね、しっとりもちもちしてサクサクしてじゅわっと何かが溢れる」
「バターだね、牛の乳から作った物だね」
「もっと硬くてもさもさしてると思ってたけど、こんなパンもあるんだ~」
「卵もとろとろ!」
「お肉も美味しい!脂があま~い」
「そういえば、今日あたりルーカスさんがお昼ごろにイールもってくるよ」
「ルーカスさんがついに来るのか」
「イールは美味しいって事証明して!お兄ちゃん!」
「頑張るよ」
といっても捌いて、市販のタレを塗りながら焼くだけなんだけど、フィガロさんも一緒にくるって言ってたな、他にどんな人達をつれてくるのだろうか?あんまり大勢だと時間かかるんだけど、大丈夫かな、ちょっとドキドキしてきた。
朝食を食べ終わり、二人は泊った部屋の掃除をしてその場は解散となった。
ルーカスさんが来るまでの間、俺は仕事に没頭していた。
11時半頃に、そろそろご飯の用意しようかな~と考えていると一階から誰かの声が聞こえた。
降りてみると、リリとねね、ルーカスさんにフィガロさん、それと見知らぬ人が何人かいた。
「いらっしゃいルーカスさん、フィガロさん」
「おう!イールが美味いって証明してもらおうか!その前に、こいつらを紹介しよう。商業ギルドのギムレッド、その隣が冒険者ギルドのニーア、そんで最後に聖堂教会のクリスタだ」
「初めまして、ギムレッドです。イールが凄く美味しいなんて話を聞きましてね、実際ここ最近ここら辺でとてもいい匂いがするって噂にもなってるんですよ」
そんなに噂になるなんて事ある?ウナギとすっぽんは確かに匂う凄かったけど。
「ニーアだ、実際私やクリスタにギムレッドなんて貧乏だった頃はイールを良く食ったもんさ!でもどう調理しても美味くなんかなかったね!ぶよぶよどろどろとした身、臭み、しっかり焼くとパサパサでなんの面白みもない味、煮たやつなんて特に最低な味だった、本当に美味くなんのかい?」
「あぁ・・・自分でも不安になってきました。でもねねとリリと三人で食べた時は美味しかったんですよ」
「こら、ニーア!そんなに人を脅さないの!ごめんなさいね、今でこそ食べなくなったけど、貧乏な時にイールは腹を満たすのに助かっていたわ、確かに味は酷いものだったけど、もし美味しく食べられるなら、今貧乏な人や生活に困っている人も、イールでお腹を満たす事が出来るかもしれないじゃない」
「そうはいかんぞ、クリスタお前さんの魂胆はみえみえだ、大方教会の炊き出しなどに利用して教会の権威を上げようとか考えてそうですが、イールを美味しく食べる技術をもっているのは彼です、特許も彼の物になります」
「ちっ若作りの守銭奴が・・・」
「聞こえてますよ、聖職者の皮をかぶった因業ババぁ」
「あっはっははやれやれ~!」
「おいお前さんら、そこまでにしておけよ。本気で暴れられたら、更地になっちまうんだから」
「騒がしくしてすまんな、だがこう見えて美味いもまずいも味わってきた連中だ、舌は確かだ」
怖い・・・凄く圧がある人達なんだけど、更地になるとか言わなかった?俺粗相とか言って殺されない?なんか凄い強いってのも本能でわかる、なんか虎かなんかと一緒にいるような感覚、否虎の近くに居た事ないからわからないけど、何とも言えない恐怖感と言うか、プレッシャーが・・・、見た目はイケメン眼鏡のインテリって感じなギムレットさん、小柄なのに赤い髪がたてがみの様に見えてしまうニーアさん、聖女みたいな綺麗なのに別の意味で近寄りがたいクリスタさん。
そんなやり取りをリリはしょうがないなぁ~みたいな感覚で微笑んでみてるし、ねねはニーアさんと一緒になって、やれやれ~!なんてはやし立てている、この二人も大物だな、俺だけかな委縮してるの、フィガロさんにいたっては三人のやり取りより、俺の店の内装が気になっているのか、周りをキョロキョロしている、ルーカスさんだけが仲裁してくれるまともな人に見える。
「すまんな、ほれ、イール一丁たのむわ」
「ちょっと時間かかるかもしれないですけど、いいですか?」
「ああ、大丈夫だ、みんなまだ半人前だと思ってお前さんの事みてるから気楽にやってくれ、それにイールは結構でかいし、捌くのに時間がかかる事くらいはわかるさ」
「ありがとうございます」
俺本当に大丈夫だろうか、まぁやるっきゃないんだけど・・・。
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