35 / 189
能力の確認
しおりを挟む
優しく温かな光、心地の良い温もりに触れながら、光に飲み込まれていくのを感じる。
すると女神様の声が聞こえて来た。
「この世界は貴方の世界よりもずっとずっと広いとても広い世界、危険や困難が大きく強大な力をもっていても簡単に滅んでしまう世界、こんな過酷な世界に貴方達が来てくれた事をとても嬉しく思う、いつか運命が交差して貴方と彼が出会う事があるかもしれない、貴方達に幸せが訪れますように」
彼?俺以外にも同じ世界の人間が?優しい声は遠くなり、祈りを捧げていた大聖堂に意識が戻された。
目を開くと目の前にはクリスタさんがいた。
「斗真様!?神様にお会いになられたんですね!?」
「すっごい光だったよ!」
「おったまげた~、でもあたしにも神様が声かけてくれたぞ!?斗真をよろしくおねがいしますってさ!」
「私にも聞こえました!まさかニーアにまで!?」
「ねねも聞こえてたよ!ね?お姉ちゃん!」
「私にも聞こえてました!!」
「う~んこの分だとフィガロさん達にもお願いしてるかもしれないですね。それにしても神様が直接降り立つとは思いませんでした!」
「神々しい光だったなぁ、綺麗だった」
「斗真さん神様はなんて言ってたんですか?」
「え~と、俺の料理に喜んでいてくれたみたいだ、それにスキルとか色々くれるって、料理でちょっとずつでも人を幸せにする事を願ってるって言ってたな」
「何か使命でも与えられたわけではないんですね」
「ああ、そう言うのはないみたい。ただいつでも見守っていてくれるみたいだった」
「斗真さんごめんなさい、貴方は望んでないかもしれないけど、貴方は聖人認定される事になりました、神様から直接お声を掛けられ、見守られる存在、そんな方に権力を持つ貴族や王族が無礼を働かない様にする為の処置です。神様のご厚意によって来た貴方をないがしろに扱ったり、悪意ある者にいい様に使われたりすると、恐ろしい天罰が下ります。これは私達自身を守る為でもあるのです。ご理解ください」
「そこらへんはおまかせします。まぁたかだか素人料理人ですから、利用価値なんて元からないようなものですけど、自分でも弱いってのは理解してますから、それに今まで通り店で料理していていいんですよね?」
「もちろんです。神もそれを望まれています」
それを聞いて、リリにねね、ニーアもほっとした顔をした。
「お兄ちゃんともう一緒にいられないのかと思ったよ~」
「私もです。恩も返してないのに」
「もう斗真のご飯食べれないくなるかと思って焦った~」
みんな心配してくれてたみたいだ、今日はお祝いをしようか、なんか俺が神様に受け入れられた記念日みたいな?みんなと会えてよかったみたいな感じで。
「なんにせよ、今日は女神様にあった記念に、ご馳走を作ろう!ご馳走と言えば!お寿司だ!」
「ご馳走!どんなの!?豪華な料理なの!?」
「わ~神様には会えるし、斗真兄さんとは一緒にいれるし、本当にいい日です!」
「あたしもだよな!?あたしもそれ食えるんだよな!」
「私も参加します!ニーアばかりずるいわ!」
ルーカスさんのお店で、新鮮な魚を手に入れなきゃな~、どんなネタがあるかな~他にもからあげはご馳走だよな!シチューやピザなんかも用意しちゃってさ、下処理にちょっと時間かかるけど、煮込み始めれば手がかからないし、ピザも基本生地さえできれば焼き上げる具を乗せるだけだし、寿司も握らなきゃいけないけど、今の時間に仕入れて始めれば夜にはパーティーができるな。
丁度休みでよかった。
ちょっとスキル確認してみようかな?スキルと念じるとスキル一覧が出て来た、スキル 調理、日頃の調理の賜物、作業スピードがアップ、効率化、プロに負けない味つけに!貴方の料理の味に思わず食べた人は感動しちゃう!スキルレベルが上がると、唯一無二の料理人になれる事も・・・。
作業のスピードアップと効率化は嬉しいな、それに今まではネットのレシピ通りだったけど、これからは俺の味付けでも問題ないって事かな?それに俺の料理は他の人にはない旨味が出たりするのかな?まぁ元が素人だからこれぐらいスキルでもないと、本物のプロには勝てないし追いつけないよなぁ。
建築や遊具作成、魔道具作成は俺の願いや願望そのまんま叶えてくれたみたいだ、流石心の中まで丸見えだったから、欲しいスキルもバレてたんだろうな。
毒感知は料理に毒や不純物など入っていないか確認できるみたいだ。
金剛体はゲームで言う、ステータス異常無効で怪我や病気に強くなったみたい。
身体能力強化はまぁそのまんまだよね、あまり深く考えない額面通りの能力だろう。
解呪は呪いを打ち消すものだけど、何故?なんでこの能力がもらえたかわかっていない、最後にものまね、説明欄にはものまねで相手の技をコピーしちゃおう!いざとなった時の為これさえあれば、バトルスキルなんていらないよね!って書いてある。
確かにそうかもしれない、一瞬で本当にコピーできるなら、体が追いつくかわからないって、ああその為の身体強化か・・・・なるほど、え?でも戦闘は一切ないよ、本当になんなら他人の戦闘を見る事もないんじゃないだろうか?
ものまねは他でも使えそうだからいいけど、お魚捌く動画とか動物の解体に仕込みの動画なんか色々沢山みてるから、ものまねで効率化を図れば、さらに調理スピード上がるかも知れないし、結果的にはいいものもらったかも
さぁルーカスさんの店よって、ご馳走作りますか!。
すると女神様の声が聞こえて来た。
「この世界は貴方の世界よりもずっとずっと広いとても広い世界、危険や困難が大きく強大な力をもっていても簡単に滅んでしまう世界、こんな過酷な世界に貴方達が来てくれた事をとても嬉しく思う、いつか運命が交差して貴方と彼が出会う事があるかもしれない、貴方達に幸せが訪れますように」
彼?俺以外にも同じ世界の人間が?優しい声は遠くなり、祈りを捧げていた大聖堂に意識が戻された。
目を開くと目の前にはクリスタさんがいた。
「斗真様!?神様にお会いになられたんですね!?」
「すっごい光だったよ!」
「おったまげた~、でもあたしにも神様が声かけてくれたぞ!?斗真をよろしくおねがいしますってさ!」
「私にも聞こえました!まさかニーアにまで!?」
「ねねも聞こえてたよ!ね?お姉ちゃん!」
「私にも聞こえてました!!」
「う~んこの分だとフィガロさん達にもお願いしてるかもしれないですね。それにしても神様が直接降り立つとは思いませんでした!」
「神々しい光だったなぁ、綺麗だった」
「斗真さん神様はなんて言ってたんですか?」
「え~と、俺の料理に喜んでいてくれたみたいだ、それにスキルとか色々くれるって、料理でちょっとずつでも人を幸せにする事を願ってるって言ってたな」
「何か使命でも与えられたわけではないんですね」
「ああ、そう言うのはないみたい。ただいつでも見守っていてくれるみたいだった」
「斗真さんごめんなさい、貴方は望んでないかもしれないけど、貴方は聖人認定される事になりました、神様から直接お声を掛けられ、見守られる存在、そんな方に権力を持つ貴族や王族が無礼を働かない様にする為の処置です。神様のご厚意によって来た貴方をないがしろに扱ったり、悪意ある者にいい様に使われたりすると、恐ろしい天罰が下ります。これは私達自身を守る為でもあるのです。ご理解ください」
「そこらへんはおまかせします。まぁたかだか素人料理人ですから、利用価値なんて元からないようなものですけど、自分でも弱いってのは理解してますから、それに今まで通り店で料理していていいんですよね?」
「もちろんです。神もそれを望まれています」
それを聞いて、リリにねね、ニーアもほっとした顔をした。
「お兄ちゃんともう一緒にいられないのかと思ったよ~」
「私もです。恩も返してないのに」
「もう斗真のご飯食べれないくなるかと思って焦った~」
みんな心配してくれてたみたいだ、今日はお祝いをしようか、なんか俺が神様に受け入れられた記念日みたいな?みんなと会えてよかったみたいな感じで。
「なんにせよ、今日は女神様にあった記念に、ご馳走を作ろう!ご馳走と言えば!お寿司だ!」
「ご馳走!どんなの!?豪華な料理なの!?」
「わ~神様には会えるし、斗真兄さんとは一緒にいれるし、本当にいい日です!」
「あたしもだよな!?あたしもそれ食えるんだよな!」
「私も参加します!ニーアばかりずるいわ!」
ルーカスさんのお店で、新鮮な魚を手に入れなきゃな~、どんなネタがあるかな~他にもからあげはご馳走だよな!シチューやピザなんかも用意しちゃってさ、下処理にちょっと時間かかるけど、煮込み始めれば手がかからないし、ピザも基本生地さえできれば焼き上げる具を乗せるだけだし、寿司も握らなきゃいけないけど、今の時間に仕入れて始めれば夜にはパーティーができるな。
丁度休みでよかった。
ちょっとスキル確認してみようかな?スキルと念じるとスキル一覧が出て来た、スキル 調理、日頃の調理の賜物、作業スピードがアップ、効率化、プロに負けない味つけに!貴方の料理の味に思わず食べた人は感動しちゃう!スキルレベルが上がると、唯一無二の料理人になれる事も・・・。
作業のスピードアップと効率化は嬉しいな、それに今まではネットのレシピ通りだったけど、これからは俺の味付けでも問題ないって事かな?それに俺の料理は他の人にはない旨味が出たりするのかな?まぁ元が素人だからこれぐらいスキルでもないと、本物のプロには勝てないし追いつけないよなぁ。
建築や遊具作成、魔道具作成は俺の願いや願望そのまんま叶えてくれたみたいだ、流石心の中まで丸見えだったから、欲しいスキルもバレてたんだろうな。
毒感知は料理に毒や不純物など入っていないか確認できるみたいだ。
金剛体はゲームで言う、ステータス異常無効で怪我や病気に強くなったみたい。
身体能力強化はまぁそのまんまだよね、あまり深く考えない額面通りの能力だろう。
解呪は呪いを打ち消すものだけど、何故?なんでこの能力がもらえたかわかっていない、最後にものまね、説明欄にはものまねで相手の技をコピーしちゃおう!いざとなった時の為これさえあれば、バトルスキルなんていらないよね!って書いてある。
確かにそうかもしれない、一瞬で本当にコピーできるなら、体が追いつくかわからないって、ああその為の身体強化か・・・・なるほど、え?でも戦闘は一切ないよ、本当になんなら他人の戦闘を見る事もないんじゃないだろうか?
ものまねは他でも使えそうだからいいけど、お魚捌く動画とか動物の解体に仕込みの動画なんか色々沢山みてるから、ものまねで効率化を図れば、さらに調理スピード上がるかも知れないし、結果的にはいいものもらったかも
さぁルーカスさんの店よって、ご馳走作りますか!。
95
あなたにおすすめの小説
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。
絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」!
畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。
はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。
これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
神獣転生のはずが半神半人になれたので世界を歩き回って第二人生を楽しみます~
御峰。
ファンタジー
不遇な職場で働いていた神楽湊はリフレッシュのため山に登ったのだが、石に躓いてしまい転げ落ちて異世界転生を果たす事となった。
異世界転生を果たした神楽湊だったが…………朱雀の卵!? どうやら神獣に生まれ変わったようだ……。
前世で人だった記憶があり、新しい人生も人として行きたいと願った湊は、進化の選択肢から『半神半人(デミゴット)』を選択する。
神獣朱雀エインフェリアの息子として生まれた湊は、名前アルマを与えられ、妹クレアと弟ルークとともに育つ事となる。
朱雀との生活を楽しんでいたアルマだったが、母エインフェリアの死と「世界を見て回ってほしい」という頼みにより、妹弟と共に旅に出る事を決意する。
そうしてアルマは新しい第二の人生を歩き始めたのである。
究極スキル『道しるべ』を使い、地図を埋めつつ、色んな種族の街に行っては美味しいモノを食べたり、時には自然から採れたての素材で料理をしたりと自由を満喫しながらも、色んな事件に巻き込まれていくのであった。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる