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9話 パーティー(1)
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毎日何千人もの冒険者が出入りをしている、『交渉(こうしょう)スペース』、『募集(ぼしゅう)スペース』の2つで構成されている、広い広い空間。およそ10年ぶりに寄合所を訪れた俺は、部屋の最奥にあるカウンターを目指した。
奥にあるカウンターにはメンバーを募集しているパーティーのリストがあり、まずはここで入りたいパーティーを決める。そのあとスタッフさんにお願いしてそのパーティーのリーダーと会い、交渉スペースで話を詰める。
これが、パーティーに入る方法なのだ。
「ようこそ寄合所へ。募集リストの閲覧、リーダーへの連絡、パーティーの結成。どれをご所望でしょうか?」
「リストの閲覧をお願いします」
横のつながりも実績もない者がパーティーを結成しても、まず誰も来てはくれない。そこで分厚いリストを受け取り、募集しているパーティーをチェックしてゆく。
「んーと。今は、どんなパーティーがあるのかな……?」
《PT(パーティー)名 鬼神(きしん) 人数 6
最下層攻略を本気で目指しています。同じ意思を持っている方は、是非お声をかけてください。
募集条件 Sランク以上 》
募集内容に条件がついているところもあって、強いパーティー程そのハードルは高い。
うん。これは無理だな。
「次に、いこう。他には…………」
《PT名 ほのぼのデイズ 人数 5
活動は土曜日と日曜日のみで、1~9階層でまったり冒険しています。お休みの日に冒険をしたい方、一緒にダンジョンを楽しみましょう!
募集条件 なし 》
こっちは鬼神さんとは逆に、他の仕事をしている人が趣味として潜るパーティー。ここなら俺でも入れるものの、冒険は毎日したいので入れない。
「うーん……。他には………………他のも、なかなか合わないな……。やっぱり最初は、ランクアップ用のパーティーに参加するか」
パーティーの中にはランクアップを目的とした、入退の自由を前提としたところも沢山ある。出入りが多い(人の入れ替わりが激しい)ためトラブルも多いけど、背に腹は代えられない。しばらくは、そういうトコに入らせてもらおう。
「その手のパーティーで、活動が活発なのは……。活発なのは…………。ここ、かな」
《PT名 銀の翼(ぎんのつばさ) 人数 4
Dランクへの昇格を目的とした、期間限定のパーティーです。毎日3~4回探索を行って腕を磨いており、近々ニ十階層に挑戦する予定です。
募集条件 ニ十階層に挑戦できる人(Eランク)のみ》
活動の間隔も直近の目的も、自分と近い。見たところココが一番で、リーダーさんと接触してみよう。
「すみません。この、『銀の翼』のリーダーさんに連絡をお願いします」
「畏まりました。こちらのリーダー様は……。午後7~8時に確認にいらっしゃるようになっておりますので、その際にお伝えしておきますね」
募集者はあらかじめ指定していた時間に訪れるようになっていて、申込者はスタッフに依頼した後その時間に合わせて再び訪れるようにする。その後確認に来た募集者はスタッフに申し込みを聞いて交渉スペースで持ち、再び訪れた申込者はスタッフの案内で交渉スペースに行って交渉する。
これが、パーティー加入の流れだ。
「ティル・ハステスさん。午後7時~8時の間は、寄合所での待機をお願い致しますね」
「はい、分かりました。よろしくお願いします」
現在は正午前なので、最初の待機までおよそ7時間。俺はその間に200Gで済む昼食と0Gで済む川での洗濯を済ませ、指定された時間より5分早めに寄合所に入ったのだった。
奥にあるカウンターにはメンバーを募集しているパーティーのリストがあり、まずはここで入りたいパーティーを決める。そのあとスタッフさんにお願いしてそのパーティーのリーダーと会い、交渉スペースで話を詰める。
これが、パーティーに入る方法なのだ。
「ようこそ寄合所へ。募集リストの閲覧、リーダーへの連絡、パーティーの結成。どれをご所望でしょうか?」
「リストの閲覧をお願いします」
横のつながりも実績もない者がパーティーを結成しても、まず誰も来てはくれない。そこで分厚いリストを受け取り、募集しているパーティーをチェックしてゆく。
「んーと。今は、どんなパーティーがあるのかな……?」
《PT(パーティー)名 鬼神(きしん) 人数 6
最下層攻略を本気で目指しています。同じ意思を持っている方は、是非お声をかけてください。
募集条件 Sランク以上 》
募集内容に条件がついているところもあって、強いパーティー程そのハードルは高い。
うん。これは無理だな。
「次に、いこう。他には…………」
《PT名 ほのぼのデイズ 人数 5
活動は土曜日と日曜日のみで、1~9階層でまったり冒険しています。お休みの日に冒険をしたい方、一緒にダンジョンを楽しみましょう!
募集条件 なし 》
こっちは鬼神さんとは逆に、他の仕事をしている人が趣味として潜るパーティー。ここなら俺でも入れるものの、冒険は毎日したいので入れない。
「うーん……。他には………………他のも、なかなか合わないな……。やっぱり最初は、ランクアップ用のパーティーに参加するか」
パーティーの中にはランクアップを目的とした、入退の自由を前提としたところも沢山ある。出入りが多い(人の入れ替わりが激しい)ためトラブルも多いけど、背に腹は代えられない。しばらくは、そういうトコに入らせてもらおう。
「その手のパーティーで、活動が活発なのは……。活発なのは…………。ここ、かな」
《PT名 銀の翼(ぎんのつばさ) 人数 4
Dランクへの昇格を目的とした、期間限定のパーティーです。毎日3~4回探索を行って腕を磨いており、近々ニ十階層に挑戦する予定です。
募集条件 ニ十階層に挑戦できる人(Eランク)のみ》
活動の間隔も直近の目的も、自分と近い。見たところココが一番で、リーダーさんと接触してみよう。
「すみません。この、『銀の翼』のリーダーさんに連絡をお願いします」
「畏まりました。こちらのリーダー様は……。午後7~8時に確認にいらっしゃるようになっておりますので、その際にお伝えしておきますね」
募集者はあらかじめ指定していた時間に訪れるようになっていて、申込者はスタッフに依頼した後その時間に合わせて再び訪れるようにする。その後確認に来た募集者はスタッフに申し込みを聞いて交渉スペースで持ち、再び訪れた申込者はスタッフの案内で交渉スペースに行って交渉する。
これが、パーティー加入の流れだ。
「ティル・ハステスさん。午後7時~8時の間は、寄合所での待機をお願い致しますね」
「はい、分かりました。よろしくお願いします」
現在は正午前なので、最初の待機までおよそ7時間。俺はその間に200Gで済む昼食と0Gで済む川での洗濯を済ませ、指定された時間より5分早めに寄合所に入ったのだった。
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