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香織の対策(運動)
苦痛の日々
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気づいたらベットの上に寝かされてた。あれ?私さっき腹筋してたはずなのに?どうして?ちょっと動いてみたらお腹に激痛が走った。
「いだだあい」
「あら、起きてたのね」
パソコンのタイピング音が消えて明里さんが声をかけてくれた。
「あの?私どうなったんですか?腹筋してたんだと思うんです」
「気絶したのよ」
「あ、よく分かってないですけど、私大丈夫なんですか?」
「腹直筋が損傷してるだけよ、3日安静にしてれば大丈夫よ、あなた足上げ腹筋100回もやってないから」
全然大丈夫じゃないんですけど・・・全治3日って事故ですよ
そんなこともあったけどなんとか毎日食らいついて日々が半年すぎた。
「今日は半年ぶりにタイム測定します。」
「「はいっ」」
3日前から今日は計測って言われてたから準備は満タン。
「本番を見越して35℃80%で計測するからね」
今まで30℃で3ヶ月くらいやってきて限界だったのにベストなんて無理だよ
「2人一緒に計測ですか?」
「いや、半周ずらしてスタートするわ。追いつかれたら罰があるから頑張りなさい。まぁデータ見てサボってたらお互い罰あるわよ」
ここ半年で分かった。明里さんの罰はとんでもない。こないだ3日くらいきい子ちゃんと会わないなって思ってたら50時間くらいプールのなかを走り続けさせられてたらしい。理由が練習以外の時間に冷たい水飲んでただけなのに。めちゃくちゃ厳しい。
「いくわよーよーい、どん」
ウォーミングアップもちゃんとやったし多分大丈夫。
結果は私もきい子ちゃんも自己ベスト更新。自分がいちばんびっくりした。半年でここまでこれるとは思ってなかったから本当に嬉しかった。半年の練習で長い間集中できるようになったから途中での落ちが少なかったと思う。
「今日は、外で走るわよー」
「やったー久しぶりの外ー」
「じゃこれ着てちょうだい」
渡されたのはサウナスーツだった。もう分かってます。もう何も疑問に思いません。
「よーいどん」
私たちは2人で40℃の気温でサウナスーツを着て10キロ走ることになった。
「きい子ちゃん、私もう限界だわ、先にいっていいよ」
「ええ、私ももう無理」
「まだ半分も来てないのに・・・」
「「あづーい」」
もう無理なのでこっからは歩いてゴールまで行こうと思う。
「きい子ちゃん、私歩いて行くわ。ごめんね」
「私もうちょっとだけ頑張ってみるね」
「ぎゃああああああああ」
歩いた途端全身に電気が流れた。
「きい、子ちゃん、このスーツ、歩くと電気流れる、歩けないわよ」
「やーもう無理なのに」
「どうしよ、もう限界・・・」
「香織ちゃん、大丈夫?大丈夫なわけないよね、ごめんね置いて行っちゃって」
これから2人はほぼ毎日のように気絶しながら1年を過ごしていくことになる。
「いだだあい」
「あら、起きてたのね」
パソコンのタイピング音が消えて明里さんが声をかけてくれた。
「あの?私どうなったんですか?腹筋してたんだと思うんです」
「気絶したのよ」
「あ、よく分かってないですけど、私大丈夫なんですか?」
「腹直筋が損傷してるだけよ、3日安静にしてれば大丈夫よ、あなた足上げ腹筋100回もやってないから」
全然大丈夫じゃないんですけど・・・全治3日って事故ですよ
そんなこともあったけどなんとか毎日食らいついて日々が半年すぎた。
「今日は半年ぶりにタイム測定します。」
「「はいっ」」
3日前から今日は計測って言われてたから準備は満タン。
「本番を見越して35℃80%で計測するからね」
今まで30℃で3ヶ月くらいやってきて限界だったのにベストなんて無理だよ
「2人一緒に計測ですか?」
「いや、半周ずらしてスタートするわ。追いつかれたら罰があるから頑張りなさい。まぁデータ見てサボってたらお互い罰あるわよ」
ここ半年で分かった。明里さんの罰はとんでもない。こないだ3日くらいきい子ちゃんと会わないなって思ってたら50時間くらいプールのなかを走り続けさせられてたらしい。理由が練習以外の時間に冷たい水飲んでただけなのに。めちゃくちゃ厳しい。
「いくわよーよーい、どん」
ウォーミングアップもちゃんとやったし多分大丈夫。
結果は私もきい子ちゃんも自己ベスト更新。自分がいちばんびっくりした。半年でここまでこれるとは思ってなかったから本当に嬉しかった。半年の練習で長い間集中できるようになったから途中での落ちが少なかったと思う。
「今日は、外で走るわよー」
「やったー久しぶりの外ー」
「じゃこれ着てちょうだい」
渡されたのはサウナスーツだった。もう分かってます。もう何も疑問に思いません。
「よーいどん」
私たちは2人で40℃の気温でサウナスーツを着て10キロ走ることになった。
「きい子ちゃん、私もう限界だわ、先にいっていいよ」
「ええ、私ももう無理」
「まだ半分も来てないのに・・・」
「「あづーい」」
もう無理なのでこっからは歩いてゴールまで行こうと思う。
「きい子ちゃん、私歩いて行くわ。ごめんね」
「私もうちょっとだけ頑張ってみるね」
「ぎゃああああああああ」
歩いた途端全身に電気が流れた。
「きい、子ちゃん、このスーツ、歩くと電気流れる、歩けないわよ」
「やーもう無理なのに」
「どうしよ、もう限界・・・」
「香織ちゃん、大丈夫?大丈夫なわけないよね、ごめんね置いて行っちゃって」
これから2人はほぼ毎日のように気絶しながら1年を過ごしていくことになる。
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