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とりま始まり
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しおりを挟むやぁみんな俺だ。
あれから結構経って俺の年齢は12歳。ガタイもそれなりによくなったんだぜ。
身長は140くらいで筋肉も結構ついた。
さて、ここまで聞いてもらっておいてなんだけど、ここまでの俺は何をしていたのか。
簡単に説明だけしておくな。
あれは俺が2歳の時、たぶんはじめて俺の意識がこの世界にたどり着いたあの日から、俺はこの世界について研究してきた。
けど、平民生まれの俺には調べるには限界があるみたいで、この世界について知る方法が協会の近くにある孤児院にある小さい図書館みたいなところしかなかった。
だから直近30年前の歴史についての記載は結構ざっくりしたものが多かった。その上それより前の歴史なんて古くなればなるほど神話みたいになってる。
ここまで来て神の存在を疑っているわけではないけど、正直疑わしいものが多かった気はする...
まぁ話は戻す。ってな感じでこの世界に関する知識はアバウトであるけどつかめた。
俺が住んでいる国は商業国家ニュートロン。東は海に囲まれている国であり、西には危険地域であるヴォルガ森林が存在する。こんな地形のため大概の国とは船を用いて交流しており、森を抜けるのは指折りの”探索者”と”冒険者”だけとのことらしい。
ちなみに探索者というのは危険を顧みず世界を探索し続けるもののことを言うらしい。そして冒険者は誰かの依頼を受け、その依頼を達成して生計を立てている者のことを指すらしい。
ってまた話がずれたな。こんな感じの国だから結構閉鎖的ではあるもののその分優秀な人材は結構この国に残っているらしい。
そしてここが重要ポイントではあるんだけど、この世界には【魔法】が存在する。それに割と誰でも使えるって感じらしい。みんながみんな大小はあれど魔力を所持しているようで、最低限の魔力があれば小さい炎を出したり、水を出したりするくらいはできるらしい。俺は試したことないけど...
あと、俺が確認した限りではあるがこの世界にはエルフや獣人のような人達もいるようだ。
っていうか頭から山羊みたいな角生やした悪魔みたいのもいた。教会のシスターに話を聞いたら、あれは魔族というらしい。人族より魔力の総量が多い上に大規模な魔法に耐えることの出来る強靭な体を保持しているものが多い種族らしい。
正直それを聞いた時、俺は種族間の争いがあるのでは?と思ったがシスター曰く大規模な戦争はここ100年程起きていないらしい。
なんでも100年前、この世界にいる人族、魔族、森人族、鉱人族の中で最も力を持つ者たちが大魔法を行使し世界を5つの大陸に分け、別種族での大規模な戦争を物理的に起きないようにしたらしい。
ちなみに5つの大陸は魔族の住まう北方大陸、森人族の住まう西方大陸、人族の住まう東方大陸、獣人族の住まう南方大陸。
そしてそういった種族が住まうことが困難なほど魔力による災害が起き続けている中央大陸。
ちなむと大陸間には海があり、簡単には移動できない。移動方法もかなり限られるらしい。
って感じなのがこの世界の歴史に基づく地理だ。
まぁさすがに多少変わってるとこがあってもおかしくは無いけど…
さて、今日も日課の情報集めが終わったし日銭でも稼いできますかね。
結構あっさり言ったがこの世界の本という物の価値はかなり高い。だから教会で読むにしても多少のお布施がないと読めないのだ。
だから俺はそのお布施を払うためにお金稼ぎをちまちまやってる。
内容としては街の案内人だ。
どういうことをしてるか言う前にこの国について話しといた方がいいかな。
この国、ニュートロンは商業国なんて名乗っているがその実情は中小国家を1つの大きな国がまとめている連邦国家だ。
そしてその纏めている側の大国、それが
俺も住んでいる中央都市ニュートロンって訳だ。
だからこの国の人達は自分の国をニュートロンと呼ばずに商業国と言ったりしている。まぁみんなが皆中央都市に住んでいるわけじゃないからな。
で、そんな中央都市ニュートロンは国の名を背負ってるだけあって多くの人が訪れる。他国からの人はまあ珍しいが、中央都市の近隣の都市からは結構人が来る。
特にこの街に夢を見て来る人は結構多い。なぜならこの街で上手く行けば多くのコネを手に入れることができ、企業進出がしやすくなるからだ。
だから俺はそういう夢を見てこの街に訪れる人たちを適切な人に紹介してお駄賃を貰っている。
例を出すなら小道具のデザインで商売しようとしている人がいたら鍛冶屋や宝石店の人に紹介したりするって感じ。
紹介された側からも紹介してもらった側も得するような形にした方が安全に稼げるからな。
ってな感じで俺は今日も街の関門の前に客を探しに行っている。
「嫌だ!」
ん?なんだ今の声?どこからだ?
割と広めのとこで通ってるにも関わらず騒ぎが起きてないってことは、裏路地か?
ならとりあえず場所だけ確認して警備の人を呼ぶか。
というわけで来ました路地裏。
えーと状況は割と最悪です。男の子と女の子の2人組にマフィアのような人が5人くらいで絡んでいます。
「お前らはガキなんだから俺たち言うこと聞いといた方がいいんじゃない?」
「そうそう、お金の使い方も分からない。誰に話を聞けばいいかも分からないんだったらさ俺らに任せろよ」
「まぁその分金は貰うけどよぉ!」
「「「ギャッハッハ!」」」
うわー悪党笑いだ。あんなのアホほど金むしり取られて終わるやつじゃん。
ってかあいつらのあの寄り方だと結構やばくないか?
衛兵呼んでる時間あるか?いや、ねぇな。
はぁ…やりたくないけど、やるしかないよなぁ。いくら命が割と軽めな世界と言えども俺よりも年下の子を見捨てるのは良くないよなぁ
「せーのっ!」
俺はそう言ってハゲのおっさんに向かって足元にあったゴミをぶん投げてぶつける。
「あ?誰だ!てめぇ!」
「怖ぁ…あー、えーっと。軽く一部始終見てましたけど大の大人が人数有利作ってまで子供を脅すのはどうかと思いますよ?」
さて、どうやって乗り切ろう…
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