104 / 303
恋は突然に…
8-7
しおりを挟む
「しっかり説明して貰おうじゃーないのっ!」
雅耶の席の机に手を付くと、乗り出すようにして長瀬が雅耶に詰め寄った。
「なっ…何をだよ…」
雅耶は周囲のクラスメイト達の視線を感じながら、苦笑いを浮かべる。
「とぼけんじゃないってーのっ!お前、いつの間に彼女なんか作ってんだよー。ずりぃぞーっ。抜け駆け反対ーっ!」
長瀬の大きな声で尚更皆の注目を浴びてしまい、雅耶は慌てて長瀬を押さえつけた。
「バカっ。お前、声大きいって…」
クラスメイト達の耳がこっちへ集中してるのが分かる。
長瀬を押さえ付けながら教室内を見渡すと、一番奥の窓際の席で冬樹が机に頬杖をつきながら窓の外を眺めているのが見えた。
「今更隠したってしょーがないだろ?みーんな知ってるっつーの!あんな毎日のように門のとこに立ってお前出てくるの待ってたらさー。既に知らない奴の方が少ないんだよっ」
「そ…そうなのか…?」
「そうなのっ!だから観念しろよっ。いったい何処で出会ったんだよーっ。あんな可愛い子!あの子星女だろ?星女の友達紹介しろよー」
『星女』とは女子高、『星原女子学園』の略である。
長瀬の声は教室中に響き渡っていた。
その一声にクラスメイト達は目を光らせると、途端に雅耶に群がった。
「そうだそうだっ!紹介しろーっ。久賀っ!合コン設定しろよっ」
「俺も俺もっ!紹介してーっ」
皆が、目の色を変えて飛びついて来る。
そう、彼らの狙いは全て同じ。
女子高に通うの女の子達との出会いなのだ。
「さぁ観念したまえ!雅耶クン!」
長瀬を筆頭に皆が雅耶に詰め寄ってくる。
「別に…俺…まだ付き合ってるって訳じゃないんだけど…」
控えめに雅耶が口を開くが、
「この際そんなこと、どーでもいーのっ!とにかくあの子の友達紹介しろ―っ」
「「そーだそーだーっ!」」
「あー…結局、そういうことね…」
「「合コン!合コン!合コン!!」」
群がっているクラスメイト達の声がハモっている。
(こんな時だけ、妙に団結力あるってイヤだなー…)
周囲で勝手に盛り上がっているクラスメイト達の隙間から、雅耶はチラリ…と窓際の席の方へと視線を移して見たが、先程まで座っていたその席に冬樹の姿はなかった。
雅耶の席の机に手を付くと、乗り出すようにして長瀬が雅耶に詰め寄った。
「なっ…何をだよ…」
雅耶は周囲のクラスメイト達の視線を感じながら、苦笑いを浮かべる。
「とぼけんじゃないってーのっ!お前、いつの間に彼女なんか作ってんだよー。ずりぃぞーっ。抜け駆け反対ーっ!」
長瀬の大きな声で尚更皆の注目を浴びてしまい、雅耶は慌てて長瀬を押さえつけた。
「バカっ。お前、声大きいって…」
クラスメイト達の耳がこっちへ集中してるのが分かる。
長瀬を押さえ付けながら教室内を見渡すと、一番奥の窓際の席で冬樹が机に頬杖をつきながら窓の外を眺めているのが見えた。
「今更隠したってしょーがないだろ?みーんな知ってるっつーの!あんな毎日のように門のとこに立ってお前出てくるの待ってたらさー。既に知らない奴の方が少ないんだよっ」
「そ…そうなのか…?」
「そうなのっ!だから観念しろよっ。いったい何処で出会ったんだよーっ。あんな可愛い子!あの子星女だろ?星女の友達紹介しろよー」
『星女』とは女子高、『星原女子学園』の略である。
長瀬の声は教室中に響き渡っていた。
その一声にクラスメイト達は目を光らせると、途端に雅耶に群がった。
「そうだそうだっ!紹介しろーっ。久賀っ!合コン設定しろよっ」
「俺も俺もっ!紹介してーっ」
皆が、目の色を変えて飛びついて来る。
そう、彼らの狙いは全て同じ。
女子高に通うの女の子達との出会いなのだ。
「さぁ観念したまえ!雅耶クン!」
長瀬を筆頭に皆が雅耶に詰め寄ってくる。
「別に…俺…まだ付き合ってるって訳じゃないんだけど…」
控えめに雅耶が口を開くが、
「この際そんなこと、どーでもいーのっ!とにかくあの子の友達紹介しろ―っ」
「「そーだそーだーっ!」」
「あー…結局、そういうことね…」
「「合コン!合コン!合コン!!」」
群がっているクラスメイト達の声がハモっている。
(こんな時だけ、妙に団結力あるってイヤだなー…)
周囲で勝手に盛り上がっているクラスメイト達の隙間から、雅耶はチラリ…と窓際の席の方へと視線を移して見たが、先程まで座っていたその席に冬樹の姿はなかった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる