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キミの幻影
12-1
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冬樹の誘拐事件から一夜明けた、その翌朝。
カーテンの隙間から射し込む日差しの眩しさに、冬樹は目を覚ました。
普段起きる時とは違うその光の差し込み方に、それだけ現在の時刻が遅い事を頭の端で感じていた。
枕元に置いてある目覚まし時計を手に取ると、既に時刻は10時を回っている。
(昨日は寝る時間も遅かったし、しょーがないけど…)
妙に身体が怠い。
「…っていうか、暑いっ…」
窓を開けて眠るのは不用心なので、普段から眠る前にオフタイマー設定をしてエアコンを入れているのだが、電源が切れてからかなり時間が経過しているので、流石に部屋の熱気も半端ではなかった。
勿論、既に陽が高いのも要因の一つではあるが…。
冬樹はベッドから起き上がると、まず窓を開けた。
決して涼しいとは言えないが、例えそれが熱風のようであっても空気が入れ替わるだけで清々しい気持ちになった。
冬樹はゆっくりと伸びをする。
(今日から、夏休みかぁ…)
昨日は色々なことが有り過ぎて、学校の終業式に出たのが随分前のことのように感じる。
冬樹は小さく溜め息を一つ吐くと、顔を洗って気持ちを切り替えようと動き出した。
今日は、普段と変わらず夕方からバイトが入っているだけなので、特に急ぐことはないのだけれど。
(直純先生は、無理しなくていいって言ってくれたけど…。昨日、バイト結局サボっちゃったし…。何かしてる方が気も紛れそうだしな…)
本当は、昨日の出来事についても、ゆっくり落ち着いて考えたいことが山ほどある気がするのに。それに敢えて気付かないように…、考えないようにしている自分がいる。
それは、ある意味『現実逃避』なのかも知れないけれど、今…独りで考え込んでいたら身動き取れなくなってしまいそうで…。
(とりあえず昨日のことは、今は保留だ。直純先生の所に警察から何か連絡が入ってるかも知れないし…)
雅耶から、今日の午前中は部活があると聞いている。
でも、午後は空いてるので『ROCO』に顔を出すと言っていた。
「部活が終わったら連絡する」…と、昨夜別れ際に言われたので、その内メールが来るかも知れない。
(オレはその前に、一度家に行ってみるかな…)
少し、確かめたいことがあった。
カーテンの隙間から射し込む日差しの眩しさに、冬樹は目を覚ました。
普段起きる時とは違うその光の差し込み方に、それだけ現在の時刻が遅い事を頭の端で感じていた。
枕元に置いてある目覚まし時計を手に取ると、既に時刻は10時を回っている。
(昨日は寝る時間も遅かったし、しょーがないけど…)
妙に身体が怠い。
「…っていうか、暑いっ…」
窓を開けて眠るのは不用心なので、普段から眠る前にオフタイマー設定をしてエアコンを入れているのだが、電源が切れてからかなり時間が経過しているので、流石に部屋の熱気も半端ではなかった。
勿論、既に陽が高いのも要因の一つではあるが…。
冬樹はベッドから起き上がると、まず窓を開けた。
決して涼しいとは言えないが、例えそれが熱風のようであっても空気が入れ替わるだけで清々しい気持ちになった。
冬樹はゆっくりと伸びをする。
(今日から、夏休みかぁ…)
昨日は色々なことが有り過ぎて、学校の終業式に出たのが随分前のことのように感じる。
冬樹は小さく溜め息を一つ吐くと、顔を洗って気持ちを切り替えようと動き出した。
今日は、普段と変わらず夕方からバイトが入っているだけなので、特に急ぐことはないのだけれど。
(直純先生は、無理しなくていいって言ってくれたけど…。昨日、バイト結局サボっちゃったし…。何かしてる方が気も紛れそうだしな…)
本当は、昨日の出来事についても、ゆっくり落ち着いて考えたいことが山ほどある気がするのに。それに敢えて気付かないように…、考えないようにしている自分がいる。
それは、ある意味『現実逃避』なのかも知れないけれど、今…独りで考え込んでいたら身動き取れなくなってしまいそうで…。
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でも、午後は空いてるので『ROCO』に顔を出すと言っていた。
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