堕ちろ!激かわ猫男子

芋谷

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シャワールームと反省(2)

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シャワールームに流れっぱなしのシャワーだけが響く。むわっ♡とした熱気が少しずつ消えてゆく。
やらかした。
取り残された俺は、床に散らばったダリスの玩具と自分の手荷物を持ち、適当に掃除してシャワールームを後にした。

ダリスの家に寄らずに真っ直ぐ帰宅する。同じ建物に住んでいるとはいえ、彼と体の関係を持ってから七日間、こんな早い時間に自宅に着くことがなかったため変な心地がした。流れるようにベッドへ倒れ、天井をぼんやりと見つめる。

「ダリス、エロかったな……」

頭の悪い独り言が自然に出た。
ビニール袋に乱雑に入れたダリスの玩具があったことを思い出し、がさごそと漁る。細身のプラグ、かつて抜けない抜けないと騒ぎになった太いプラグ、吸盤のついたディルドが大小計二つ。買いすぎだろうと複数の意味で突っ込みたくなる。仕事中も中をほぐそうとする彼の努力に涙を禁じえない。

「…………」

いつもダリスの体内に入っているそれらを見て、また俺の股間は熱を持ち始めた。先程射精できなかったのだから無理もないが、全く反省してないそこには呆れる。
どうせバレないだろう。そう思い、俺は先程ダリスが使っていた小ぶりなディルドを手に取った。
ディルドを床に固定し、身を屈めて咥える。何の味もしない乾いたそれが口内に当たる。自然と腰が動き、シーツに自分のそれが擦れる。布の繊維に刺激されるのが気持ち良くて、そのまま腰を振った。

「くっ……ぅ、っ……♡」

ダリスの穴を犯していたそれに発情し、自分のベッドに肉棒を擦りつけることに虚しさを感じる反面、ダリスの私物を舐りオナニーできることに興奮していた。頭の中でダリスの息、声、痴態を思い返しながら、必死で布に向かって腰を振る。

「っ……は、はっ……♡」

惨めで情けないが、ダリス相手にはとてもできないような酷い腰使いで亀頭を擦れて気持ちいい。
どぴゅっ♡

「…………はー……っ……♡」

シーツにどろどろとした精液が吸われる。
後で洗うの面倒だな、とだんだん冴えてきた脳は冷たく現実を見ていた。



後片付けをしているうちに冷静になった俺は罪悪感に苛まれた。同僚の前で喘がせるのは流石にやりすぎた。自己満足でも構わないからとりあえず謝罪して楽になりたい。それとこのままダリスのアナニーフルセットを持って床オナにハマり膣症になるのは嫌だ。
早くも心を決めた俺は身支度をして、部屋を飛び出した。

エレベーターで数階上に上がる。ダリスの部屋の前に立ち、軽くノックをする。返事はなく、ただ静けさだけが残る。もう一度やや強めに戸を叩くと、ゆっくりとドアが開き、ドアチェーンが引っかかって止まった。

「……何」

不機嫌なダリスの声。

「何もないなら閉めるよ」
「待ってくれ」

締まりかけたドアの間に素早く足を挟む。

「話がしたい」
「気分じゃないから嫌。あんたの顔見たくない。早く足どけなよ、痛いでしょ」
「話をさせてくれ」

ぐぐ、とドアが足に食い込む。痛いがここで引くわけにはいかない。

「足どけてよ。怪我するよ」
「開けてくれ」

しばらく攻防は続いたが、手が疲れたのか観念したのか、扉から送られる圧が緩んだ。

「……わかった。話だけ聞いてあげる。……チェーンは外さないけど。」
「助かる」
「で、何。早くして」

ダリスはイライラした様子で告げる。

「忘れ物を渡すのと、先ほどのことで謝りに来た」
「……」
「本当に悪いことをした。反省している。許してまでは言わないが分かってほしい」
「厚かましいね」
「すまない。俺が悪かった」

ダリスは深くため息をつく。

「わかったよ。……いいよ。許すから。…………俺もお金の件頼んでる身だしさ」

案外気にしていない様子のダリスに少し驚いたが、その言葉は嬉しかった。

「ちょっとイライラしてたのもあったし。それは俺も悪かった、かも」
「なるほど」
「でもあんたが悪いのは変わんないから。反省しな」
「すまない」

ダリスはまたしばらく沈黙した後、がちゃりとドアチェーンを外した。

「上がって。忘れ物、持ってきたんでしょ」
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