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シャワールームと反省(3)
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テーブルを囲い、それぞれ椅子に腰掛ける。手に持っていた袋を机の上に置くと、ダリスはすぐ回収して確認した。
「あー。これね……」
「うむ」
「ありがとね。わざわざ」
「じゃあ、俺は帰る」
やはり気まずい雰囲気の空間に耐えかねて、俺は早くも腰を上げた。
「もう少し話そうよ。……せっかくだし」
声をかけられた体が止まる。
「……」
同じく立ち上がったダリスは、俺の袖を引いてベッドへと引っ張る。
「ダリス、」
「話すだけ」
「……」
流された俺はそのまま横になった。居心地は最悪なのに、スプリングベッドの柔らかさはいつもどおり心地よくて、なんとも言えない気分でいた。
「…………」
「何黙ってんの」
「気まずい」
「あんたがそれ言うの逆にキモい」
「逆にってなんだよ」
さあ?、と笑って茶化される。再び訪れた沈黙は、先ほどより穏やかに思えた。
「ねぇ、」
ぽつり、とダリスが呟く。
「あんたはさ、……なんで俺と、………………セックスしたいって言ったの」
言葉に困った俺は目を逸らし、次のダリスの言葉を待つ。
「……ちゃんとこっち見て」
頬に触れられた俺は、ダリスに視線を戻した。丸くて大きな瞳が、じっとこちらを覗いている。
「教えてよ」
「……っ」
黙っているのに限界を感じた俺は、全てを語る決意をした。
それから俺は、ダリスに一目惚れした日のこと、同じ職場にダリスが来た時運命だと思ったこと、思い出が欲しくてダリスに行為を求めたこと、ダリスを抱いた時の興奮。その全てを語った。ドン引きされるかと思いきや、ダリスは静かに聴いてくれた。流石に最後は話の途中で遮られたが。
「……いいよ。えと、……うん、ありがと」
ほんのり顔を赤くしたダリスが目を逸らす。
「最後まで俺を見て話を聞いてほしい」
「そういうのきもいしいいから」
言葉とは裏腹に満更でもない表情のダリスは、しばしの沈黙の後擦り寄ってきた。
「……やっぱり、しようよ」
ぴとりと体をくっつけたダリスの、熱のこもった声。
「……」
ぎし、とベッドが軋む。
「ちょっと締まっちゃったけど、今からでも全然ほぐせる、から」
体を起こしたダリスが俺の下腹部で身を屈める。布越しに股間をまさぐられ、息が漏れた。パンツをずり下ろしたダリスは、直接俺のものに触れ、つう、と下から上に指を這わせる。
「……もっと勃ててよ」
ふっ♡と息を吹きかけられ、体が揺れる。俺の反応が思い通りだったのか、ダリスはにっこりと笑って、そのまましごきはじめた。先がじわじわとカウパーで湿っていく。
「っ……ダリス♡、そこは、そこはまずい……」
玉を揉みながらぐりぐりと先端を擦るダリスを止めようと体を丸め上から手を重ねるが、ダリスの手は止まらない。
「っ、やめ、……」
「ん~……♡?」
「っふ……………♡」
ぴた、と手を止めたダリスは、わざとらしく俺の顔を見つめて目を細めた。
「ダリス……?」
「ごめんね、いじめてみたくなっちゃっただけ」
微笑んだダリスは口を開け、ぱく♡と俺のものを咥えた。
「ッ!?!!♡」
「あ~……♡くっさ……♡♡」
「ダリス……!?!?♡」
温かいダリスの口内が竿を包む。熱い舌が裏筋を撫でる。
「くッ……♡」
「っんふ♡ ……ぅ゛……♡♡ ふうッ♡」
ダリスの舌の動きが鈍る。何かと目をやれば、舐めながらも自分で後ろをほぐしはじめていた。
「ダリス、」
「んぅ……♡」
「無理しなくていい」
むっとしたダリスは口を離し、俺の上に跨った。
「もういいのか?」
「……いいの」
手で俺のものを押さえながら、慎重に呑み込もうとする。先端が肉に埋まる感覚に眉を顰め低く喘ぐ彼は、とても平気ではなさそうだ。
「……まだダメだろ。そこ座ってくれ」
「…………。」
逆張りするかと思いきや、ダリスは素直に退いて、シーツの上に座った。
「脚開いて」
躊躇いなくダリスの股が露出される。つぷ♡とローションを纏わせた指を入れると、今度はいつものような甘い声が漏れ出た。
「……ぅ、……♡♡♡」
くち…♡くち……♡
入り口から控えめな水音が鳴る。
中指の第二関節だけを挿れ、動かさずに様子を見る。彼は痛みも快楽も言葉にしなかったが、物欲しそうに疼いた中は雄弁だった。
さらに指を押し込んで、軽く指を曲げる。
「そこ、すきかも……♡♡」
とん♡と中を叩けば、入り口がぐっ♡と締まった。
「んッ♡ ……ふーッ♡♡ ぁ♡」
そこばかりを撫でては擦るうち、内側の緊張はほぐれていった。
「ね、もっと太いの……♡……挿れて、いいよ?♡」
弱く続く快楽に慣れないダリスは、自ら次をねだる。早く挿れたいが、欲に耐え二本目の指を挿れる。
「え、ぁ……♡」
ダリスは残念そうな声を上げながら二本目を咥えた。
くちゅ♡くちゅ♡と少し動かすだけでも大きな音が立つ。挿れた二本の指を中で広げてみるが、抵抗はほとんどない。指をさらに奥に這わせて、ざらざらした中を丁寧に捏ねる。
「っ……ぁ、や!?♡ぁ、……♡♡」
びく、と一瞬ダリスの体が跳ねたかと思うと、ぎゅぅ……♡と指を締め付けられる。動かしにくくなった指を引き抜こうとするが、ダリスに止められる。
「う、うごかさないでっ♡ きもちいいの♡♡ きてるっ♡」
「何も出ていないが」
「わかんないっ♡♡♡ けどっ♡♡ ぁ、あ♡」
穴で異物を呑み、勃ったそこから何の液体も出さず快楽に震えるダリスは雌そのもので、自然と喉が鳴る。
長らく指を締め続けていたは次第に緩まって、ダリスが大きく息を吐いてからは締まることがなく、ただどろどろに蕩けるばかりだった。
「……ね、アイン」
今にも倒れそうなダリスは、深い呼吸を何度かしてから俺に語りかける。
「…………いいよ、付き合ったげても」
蕩けた笑みを浮かべたダリスの声色は優しかった。
「あー。これね……」
「うむ」
「ありがとね。わざわざ」
「じゃあ、俺は帰る」
やはり気まずい雰囲気の空間に耐えかねて、俺は早くも腰を上げた。
「もう少し話そうよ。……せっかくだし」
声をかけられた体が止まる。
「……」
同じく立ち上がったダリスは、俺の袖を引いてベッドへと引っ張る。
「ダリス、」
「話すだけ」
「……」
流された俺はそのまま横になった。居心地は最悪なのに、スプリングベッドの柔らかさはいつもどおり心地よくて、なんとも言えない気分でいた。
「…………」
「何黙ってんの」
「気まずい」
「あんたがそれ言うの逆にキモい」
「逆にってなんだよ」
さあ?、と笑って茶化される。再び訪れた沈黙は、先ほどより穏やかに思えた。
「ねぇ、」
ぽつり、とダリスが呟く。
「あんたはさ、……なんで俺と、………………セックスしたいって言ったの」
言葉に困った俺は目を逸らし、次のダリスの言葉を待つ。
「……ちゃんとこっち見て」
頬に触れられた俺は、ダリスに視線を戻した。丸くて大きな瞳が、じっとこちらを覗いている。
「教えてよ」
「……っ」
黙っているのに限界を感じた俺は、全てを語る決意をした。
それから俺は、ダリスに一目惚れした日のこと、同じ職場にダリスが来た時運命だと思ったこと、思い出が欲しくてダリスに行為を求めたこと、ダリスを抱いた時の興奮。その全てを語った。ドン引きされるかと思いきや、ダリスは静かに聴いてくれた。流石に最後は話の途中で遮られたが。
「……いいよ。えと、……うん、ありがと」
ほんのり顔を赤くしたダリスが目を逸らす。
「最後まで俺を見て話を聞いてほしい」
「そういうのきもいしいいから」
言葉とは裏腹に満更でもない表情のダリスは、しばしの沈黙の後擦り寄ってきた。
「……やっぱり、しようよ」
ぴとりと体をくっつけたダリスの、熱のこもった声。
「……」
ぎし、とベッドが軋む。
「ちょっと締まっちゃったけど、今からでも全然ほぐせる、から」
体を起こしたダリスが俺の下腹部で身を屈める。布越しに股間をまさぐられ、息が漏れた。パンツをずり下ろしたダリスは、直接俺のものに触れ、つう、と下から上に指を這わせる。
「……もっと勃ててよ」
ふっ♡と息を吹きかけられ、体が揺れる。俺の反応が思い通りだったのか、ダリスはにっこりと笑って、そのまましごきはじめた。先がじわじわとカウパーで湿っていく。
「っ……ダリス♡、そこは、そこはまずい……」
玉を揉みながらぐりぐりと先端を擦るダリスを止めようと体を丸め上から手を重ねるが、ダリスの手は止まらない。
「っ、やめ、……」
「ん~……♡?」
「っふ……………♡」
ぴた、と手を止めたダリスは、わざとらしく俺の顔を見つめて目を細めた。
「ダリス……?」
「ごめんね、いじめてみたくなっちゃっただけ」
微笑んだダリスは口を開け、ぱく♡と俺のものを咥えた。
「ッ!?!!♡」
「あ~……♡くっさ……♡♡」
「ダリス……!?!?♡」
温かいダリスの口内が竿を包む。熱い舌が裏筋を撫でる。
「くッ……♡」
「っんふ♡ ……ぅ゛……♡♡ ふうッ♡」
ダリスの舌の動きが鈍る。何かと目をやれば、舐めながらも自分で後ろをほぐしはじめていた。
「ダリス、」
「んぅ……♡」
「無理しなくていい」
むっとしたダリスは口を離し、俺の上に跨った。
「もういいのか?」
「……いいの」
手で俺のものを押さえながら、慎重に呑み込もうとする。先端が肉に埋まる感覚に眉を顰め低く喘ぐ彼は、とても平気ではなさそうだ。
「……まだダメだろ。そこ座ってくれ」
「…………。」
逆張りするかと思いきや、ダリスは素直に退いて、シーツの上に座った。
「脚開いて」
躊躇いなくダリスの股が露出される。つぷ♡とローションを纏わせた指を入れると、今度はいつものような甘い声が漏れ出た。
「……ぅ、……♡♡♡」
くち…♡くち……♡
入り口から控えめな水音が鳴る。
中指の第二関節だけを挿れ、動かさずに様子を見る。彼は痛みも快楽も言葉にしなかったが、物欲しそうに疼いた中は雄弁だった。
さらに指を押し込んで、軽く指を曲げる。
「そこ、すきかも……♡♡」
とん♡と中を叩けば、入り口がぐっ♡と締まった。
「んッ♡ ……ふーッ♡♡ ぁ♡」
そこばかりを撫でては擦るうち、内側の緊張はほぐれていった。
「ね、もっと太いの……♡……挿れて、いいよ?♡」
弱く続く快楽に慣れないダリスは、自ら次をねだる。早く挿れたいが、欲に耐え二本目の指を挿れる。
「え、ぁ……♡」
ダリスは残念そうな声を上げながら二本目を咥えた。
くちゅ♡くちゅ♡と少し動かすだけでも大きな音が立つ。挿れた二本の指を中で広げてみるが、抵抗はほとんどない。指をさらに奥に這わせて、ざらざらした中を丁寧に捏ねる。
「っ……ぁ、や!?♡ぁ、……♡♡」
びく、と一瞬ダリスの体が跳ねたかと思うと、ぎゅぅ……♡と指を締め付けられる。動かしにくくなった指を引き抜こうとするが、ダリスに止められる。
「う、うごかさないでっ♡ きもちいいの♡♡ きてるっ♡」
「何も出ていないが」
「わかんないっ♡♡♡ けどっ♡♡ ぁ、あ♡」
穴で異物を呑み、勃ったそこから何の液体も出さず快楽に震えるダリスは雌そのもので、自然と喉が鳴る。
長らく指を締め続けていたは次第に緩まって、ダリスが大きく息を吐いてからは締まることがなく、ただどろどろに蕩けるばかりだった。
「……ね、アイン」
今にも倒れそうなダリスは、深い呼吸を何度かしてから俺に語りかける。
「…………いいよ、付き合ったげても」
蕩けた笑みを浮かべたダリスの声色は優しかった。
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