アイドルの初恋の人が私だった件(R18)

ももも

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12 〇(終わり)

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「っつ、あっ、たかし、くんっ」

 貴司くんのマンションに戻って、部屋に入って玄関で靴も脱がずに、彼は私にキスをした。何度も舌を絡ませ、吸い付くように唇を貪る。
 そのまま壁をつたいながら、リビングのソファに倒れ込んだ。
 貴司くんの手がニットの中へ入ってきて、ブラのホックをはずした。
 胸元の締めつけが緩くなったと思った瞬間には、貴司くんはニットを捲り上げて、緩んだブラからはみ出した胸元に吸い付いた。

「ぁ……ん」

 ぞわぞわしたくすぐったさに、自分でも聞いたことがないような声が喉の奥から出てくる。貴司くんは顔を上げると呟いた。

「可愛いな」

 それからまた顔を胸元に埋めた。
 貴司くんの舌や指が胸の上をくるくると行ったり来たりする。
 その度に私は声にならない声を上げて身をよじった。

 ジィっと音がして、私がそれが自分の履いているジーンズのチャックの音だと気づいたときには、貴司くんの指がその中へ入り込んでいた。

「あぁっん」

 胸のじわじわした感じとは段違いの痺れる様な、直接的な快感が身体を駆け巡って、私は思わず大きく叫んだ。

 貴司くんは、もう片方の手でよしよしと頭を撫でた。
 指がゆっくりと、そこを下着越しに撫でる。痺れる様な感覚は緩やかな波長に変わった。
 
 じんわりと下着が湿っていくのを感じる。

「濡れてきた」

 と貴司くんが呟いたので、恥ずかしくて顔を背けた。
 少し考えた風に彼が聞く。

「……初めて?」

 私は何度も息を吐きながら、どうにか首を縦に振った。

「そっか」と貴司くんは呟く。

「優しくするよ」 

 貴司くんは身体を少し上にずらして私にキスをしながら、湿った下着の中に指を挿しこんだ。

 にゅっと身体の中に何かが入った感覚がして、私は身体を強張らせた。
 貴司くんが背中をさすりながら言う。

「指、入った。力抜いて」

 くちゅくちゅと水を跳ねるような音を立てながら、ゆっくりと身体の中を貴司くんの一番長い中指がかきまぜる。私はそれに身を委ねて荒い息を吐いた。貴司くんは私の髪を撫でてキスをしながらそれを続けた。

「ぁ、あ、気持ち……いぃ……あ」

 思わず声が漏れる。

「すっごいトロトロ」

 そう呟くと、貴司くんは親指を私のそこのツンと立った部分に当てた。

「ぁうっ」
 
 衝撃が走って、私の身体はびくんと跳ねる。
 また、よしよしと貴司くんの手が私の背中を撫でた。

 そのまま、ゆっくり、ゆっくりと慈しむように貴司くんは指を動かした。

「あっ、あぁ、ん」

 私はだんだん身体の力が抜けて行って、意識がぼんやりしてくるような感じがした。
 そして、そのまま、一瞬視界が真っ白になった。

「若葉、こっち」

 ぐったりとした私の身体を起こすと、貴司くんは、手を引いて寝室の方へ引っ張った。
 私をベッドの縁に座らせると、立ち上がってパーカーとジーンズを脱ぐ。
 画像検索で出て来たのと同じ、綺麗に割れた腹筋が目の前にあった。

「私で、いいのかな」

 思わずそれに見とれて呟くと、馬鹿、と貴司くんは軽く私の頭を小突く真似をした。

「お前だからいいんだよ」
 
私はその答えに笑うと、自分もズボンとニットを脱いだ。
裸になった貴司くんの身体が上に重なってきて、腕に引っかかっているブラをとった。
それから、パンツに指がかかってするすると下に下がる。
身体中が外に晒される違和感に思わず丸々けれど、貴司くんはわらってそれを広げた。

身体の入り口に、何か大きい塊が触れる。

「力抜いて」

 優しい口調とともに、ぐぐぐっと、身体の中にそれが入ってくるのが分かった。
 貴司くんが私の脚を膝を持って開く。彼は腰を押し込んだ。

「んっ」

 一瞬ずきんとした痛みを感じて、私は呻いた。
 貴司くんは動きを止めると、私の腰を擦った。

「大丈夫?」

「だいじょ……ぶ」

 呟くと、彼は小声で「可愛いなあ」と呟いた。
 それから、ゆっくりと、腰を引いて、それから戻した。
 中で私と貴司くんが擦れているのがわかる。

 自分の中に他人がいるのは変な感じだ。

 ずっと、引っ越して以来、お母さんの言う通りに、二人だけの世界で閉じこもっていたような気がするから、こんなに近く、私の中に誰か別の人がいるというのが信じられなかった。

 だんだんと動きが速くなって、貴司くんの顔が汗ばんできた。
 私は身体を起こすと、その汗を拭った。
 貴司くんが私を抱きしめる。私の胸が、貴司くんの硬い胸の筋肉で潰される。
 そのままゆさゆさと上下に揺れると、繋がっているところじゃなくて、身体全体で一つになったみたいだった。

 ぎしぎしとベットが軋む。

「いきそう」と貴司くんが呟いた。
 彼は私をベッドに横たえると、膝をもって動きを速めた。
 私の中に入った貴司くんの部分がぶるんと震えた。

 大きく息を吐いてベッドに二人で横になる。

「――ここに引っ越してくれば」

 と貴司くんは私の髪を撫でながら言った。

「そうだね」

 私は彼に身を寄せる。
 それから呟いた。

「私に会いに来てくれてありがとう」
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