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12 〇(終わり)
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「っつ、あっ、たかし、くんっ」
貴司くんのマンションに戻って、部屋に入って玄関で靴も脱がずに、彼は私にキスをした。何度も舌を絡ませ、吸い付くように唇を貪る。
そのまま壁をつたいながら、リビングのソファに倒れ込んだ。
貴司くんの手がニットの中へ入ってきて、ブラのホックをはずした。
胸元の締めつけが緩くなったと思った瞬間には、貴司くんはニットを捲り上げて、緩んだブラからはみ出した胸元に吸い付いた。
「ぁ……ん」
ぞわぞわしたくすぐったさに、自分でも聞いたことがないような声が喉の奥から出てくる。貴司くんは顔を上げると呟いた。
「可愛いな」
それからまた顔を胸元に埋めた。
貴司くんの舌や指が胸の上をくるくると行ったり来たりする。
その度に私は声にならない声を上げて身をよじった。
ジィっと音がして、私がそれが自分の履いているジーンズのチャックの音だと気づいたときには、貴司くんの指がその中へ入り込んでいた。
「あぁっん」
胸のじわじわした感じとは段違いの痺れる様な、直接的な快感が身体を駆け巡って、私は思わず大きく叫んだ。
貴司くんは、もう片方の手でよしよしと頭を撫でた。
指がゆっくりと、そこを下着越しに撫でる。痺れる様な感覚は緩やかな波長に変わった。
じんわりと下着が湿っていくのを感じる。
「濡れてきた」
と貴司くんが呟いたので、恥ずかしくて顔を背けた。
少し考えた風に彼が聞く。
「……初めて?」
私は何度も息を吐きながら、どうにか首を縦に振った。
「そっか」と貴司くんは呟く。
「優しくするよ」
貴司くんは身体を少し上にずらして私にキスをしながら、湿った下着の中に指を挿しこんだ。
にゅっと身体の中に何かが入った感覚がして、私は身体を強張らせた。
貴司くんが背中をさすりながら言う。
「指、入った。力抜いて」
くちゅくちゅと水を跳ねるような音を立てながら、ゆっくりと身体の中を貴司くんの一番長い中指がかきまぜる。私はそれに身を委ねて荒い息を吐いた。貴司くんは私の髪を撫でてキスをしながらそれを続けた。
「ぁ、あ、気持ち……いぃ……あ」
思わず声が漏れる。
「すっごいトロトロ」
そう呟くと、貴司くんは親指を私のそこのツンと立った部分に当てた。
「ぁうっ」
衝撃が走って、私の身体はびくんと跳ねる。
また、よしよしと貴司くんの手が私の背中を撫でた。
そのまま、ゆっくり、ゆっくりと慈しむように貴司くんは指を動かした。
「あっ、あぁ、ん」
私はだんだん身体の力が抜けて行って、意識がぼんやりしてくるような感じがした。
そして、そのまま、一瞬視界が真っ白になった。
「若葉、こっち」
ぐったりとした私の身体を起こすと、貴司くんは、手を引いて寝室の方へ引っ張った。
私をベッドの縁に座らせると、立ち上がってパーカーとジーンズを脱ぐ。
画像検索で出て来たのと同じ、綺麗に割れた腹筋が目の前にあった。
「私で、いいのかな」
思わずそれに見とれて呟くと、馬鹿、と貴司くんは軽く私の頭を小突く真似をした。
「お前だからいいんだよ」
私はその答えに笑うと、自分もズボンとニットを脱いだ。
裸になった貴司くんの身体が上に重なってきて、腕に引っかかっているブラをとった。
それから、パンツに指がかかってするすると下に下がる。
身体中が外に晒される違和感に思わず丸々けれど、貴司くんはわらってそれを広げた。
身体の入り口に、何か大きい塊が触れる。
「力抜いて」
優しい口調とともに、ぐぐぐっと、身体の中にそれが入ってくるのが分かった。
貴司くんが私の脚を膝を持って開く。彼は腰を押し込んだ。
「んっ」
一瞬ずきんとした痛みを感じて、私は呻いた。
貴司くんは動きを止めると、私の腰を擦った。
「大丈夫?」
「だいじょ……ぶ」
呟くと、彼は小声で「可愛いなあ」と呟いた。
それから、ゆっくりと、腰を引いて、それから戻した。
中で私と貴司くんが擦れているのがわかる。
自分の中に他人がいるのは変な感じだ。
ずっと、引っ越して以来、お母さんの言う通りに、二人だけの世界で閉じこもっていたような気がするから、こんなに近く、私の中に誰か別の人がいるというのが信じられなかった。
だんだんと動きが速くなって、貴司くんの顔が汗ばんできた。
私は身体を起こすと、その汗を拭った。
貴司くんが私を抱きしめる。私の胸が、貴司くんの硬い胸の筋肉で潰される。
そのままゆさゆさと上下に揺れると、繋がっているところじゃなくて、身体全体で一つになったみたいだった。
ぎしぎしとベットが軋む。
「いきそう」と貴司くんが呟いた。
彼は私をベッドに横たえると、膝をもって動きを速めた。
私の中に入った貴司くんの部分がぶるんと震えた。
大きく息を吐いてベッドに二人で横になる。
「――ここに引っ越してくれば」
と貴司くんは私の髪を撫でながら言った。
「そうだね」
私は彼に身を寄せる。
それから呟いた。
「私に会いに来てくれてありがとう」
貴司くんのマンションに戻って、部屋に入って玄関で靴も脱がずに、彼は私にキスをした。何度も舌を絡ませ、吸い付くように唇を貪る。
そのまま壁をつたいながら、リビングのソファに倒れ込んだ。
貴司くんの手がニットの中へ入ってきて、ブラのホックをはずした。
胸元の締めつけが緩くなったと思った瞬間には、貴司くんはニットを捲り上げて、緩んだブラからはみ出した胸元に吸い付いた。
「ぁ……ん」
ぞわぞわしたくすぐったさに、自分でも聞いたことがないような声が喉の奥から出てくる。貴司くんは顔を上げると呟いた。
「可愛いな」
それからまた顔を胸元に埋めた。
貴司くんの舌や指が胸の上をくるくると行ったり来たりする。
その度に私は声にならない声を上げて身をよじった。
ジィっと音がして、私がそれが自分の履いているジーンズのチャックの音だと気づいたときには、貴司くんの指がその中へ入り込んでいた。
「あぁっん」
胸のじわじわした感じとは段違いの痺れる様な、直接的な快感が身体を駆け巡って、私は思わず大きく叫んだ。
貴司くんは、もう片方の手でよしよしと頭を撫でた。
指がゆっくりと、そこを下着越しに撫でる。痺れる様な感覚は緩やかな波長に変わった。
じんわりと下着が湿っていくのを感じる。
「濡れてきた」
と貴司くんが呟いたので、恥ずかしくて顔を背けた。
少し考えた風に彼が聞く。
「……初めて?」
私は何度も息を吐きながら、どうにか首を縦に振った。
「そっか」と貴司くんは呟く。
「優しくするよ」
貴司くんは身体を少し上にずらして私にキスをしながら、湿った下着の中に指を挿しこんだ。
にゅっと身体の中に何かが入った感覚がして、私は身体を強張らせた。
貴司くんが背中をさすりながら言う。
「指、入った。力抜いて」
くちゅくちゅと水を跳ねるような音を立てながら、ゆっくりと身体の中を貴司くんの一番長い中指がかきまぜる。私はそれに身を委ねて荒い息を吐いた。貴司くんは私の髪を撫でてキスをしながらそれを続けた。
「ぁ、あ、気持ち……いぃ……あ」
思わず声が漏れる。
「すっごいトロトロ」
そう呟くと、貴司くんは親指を私のそこのツンと立った部分に当てた。
「ぁうっ」
衝撃が走って、私の身体はびくんと跳ねる。
また、よしよしと貴司くんの手が私の背中を撫でた。
そのまま、ゆっくり、ゆっくりと慈しむように貴司くんは指を動かした。
「あっ、あぁ、ん」
私はだんだん身体の力が抜けて行って、意識がぼんやりしてくるような感じがした。
そして、そのまま、一瞬視界が真っ白になった。
「若葉、こっち」
ぐったりとした私の身体を起こすと、貴司くんは、手を引いて寝室の方へ引っ張った。
私をベッドの縁に座らせると、立ち上がってパーカーとジーンズを脱ぐ。
画像検索で出て来たのと同じ、綺麗に割れた腹筋が目の前にあった。
「私で、いいのかな」
思わずそれに見とれて呟くと、馬鹿、と貴司くんは軽く私の頭を小突く真似をした。
「お前だからいいんだよ」
私はその答えに笑うと、自分もズボンとニットを脱いだ。
裸になった貴司くんの身体が上に重なってきて、腕に引っかかっているブラをとった。
それから、パンツに指がかかってするすると下に下がる。
身体中が外に晒される違和感に思わず丸々けれど、貴司くんはわらってそれを広げた。
身体の入り口に、何か大きい塊が触れる。
「力抜いて」
優しい口調とともに、ぐぐぐっと、身体の中にそれが入ってくるのが分かった。
貴司くんが私の脚を膝を持って開く。彼は腰を押し込んだ。
「んっ」
一瞬ずきんとした痛みを感じて、私は呻いた。
貴司くんは動きを止めると、私の腰を擦った。
「大丈夫?」
「だいじょ……ぶ」
呟くと、彼は小声で「可愛いなあ」と呟いた。
それから、ゆっくりと、腰を引いて、それから戻した。
中で私と貴司くんが擦れているのがわかる。
自分の中に他人がいるのは変な感じだ。
ずっと、引っ越して以来、お母さんの言う通りに、二人だけの世界で閉じこもっていたような気がするから、こんなに近く、私の中に誰か別の人がいるというのが信じられなかった。
だんだんと動きが速くなって、貴司くんの顔が汗ばんできた。
私は身体を起こすと、その汗を拭った。
貴司くんが私を抱きしめる。私の胸が、貴司くんの硬い胸の筋肉で潰される。
そのままゆさゆさと上下に揺れると、繋がっているところじゃなくて、身体全体で一つになったみたいだった。
ぎしぎしとベットが軋む。
「いきそう」と貴司くんが呟いた。
彼は私をベッドに横たえると、膝をもって動きを速めた。
私の中に入った貴司くんの部分がぶるんと震えた。
大きく息を吐いてベッドに二人で横になる。
「――ここに引っ越してくれば」
と貴司くんは私の髪を撫でながら言った。
「そうだね」
私は彼に身を寄せる。
それから呟いた。
「私に会いに来てくれてありがとう」
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