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530 再調査と魔導具 3
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「で、何の話だったかの」
ウラノス義父様やリュウギさんに散々叱られたあと、大祖父様ことクリカラ竜王陛下がそう言ったので、再び二人からツッコミが入る。
「先触れで獣人国のもう一つの件だと申し上げてますよね。貴方様の頭は飾りですか?」
「三歩どころか一歩も歩いていないくせに、もう忘れたのですか。鳥より酷いですね」
「うっ……ウラノスとリュウギが毒舌過ぎて、儂、辛い」
「自業自得です」
「激しく同意しますね」
容赦ない言葉に、再び萎れそうになる大祖父様を見て、話が進まないと慌てて声をかける。
「大祖父様、あのね、以前に獣人国のリンクス王子と錬金術の話をする約束をしててね、色々あって反故になってたから、それを履行したくて」
「お、おお、そうじゃった。それは建前で、実際は新たな薬の情報や出所を探るんじゃったな。それで、こちらの影達を動かしたいと」
「ええ、大公家の者も動かしますが、王家のご助力を仰ぎたく」
俺の言葉で要件を思い出した大祖父様に、ホッとする。そのあとをウラノス義父様が引き継いでくれたので、俺は聞き役に徹する。
「それはもちろん構わんが、影は大勢いるからの。誰を動かすか」
「とりあえず、こちらは前回動かした大公家の影のサンを動かします。それで、できればリュカリオン殿下の影のランを引き続きお願いしたいのです」
ウラノス義父様の言葉に、大祖父様とリュウギが頷いた。
「うむ、ソレが妥当であろう。ではリュカリオンにもそのように伝えよう。あと、儂の方でも何人か出そう。そうさな……カイリを呼ぶか」
「そうですね。カイリに数人選んでもらいましょう」
「カイリ? 陛下の影の者ですか?」
ウラノス義父様が初耳だと目を瞠った。
「ああ。代々王家の影の一族カイリュウの時期当主でな、まだ若いが優秀なのだ」
『もったいないお言葉でございます』
不意に、大祖父様の右斜め後ろに気配なく降り立った人物の声が聞こえた。
うん、俺も一瞬、気配が読めなかった。相当の手練れなんだろう。アークやウラノス義父様も同じような感じだ。
さすが、王家の影の一族。隠密の経験値が桁外れだ。
カイリと呼ばれた影は、少しだけ漆黒のフードをずらして、その顔を見せた。
黒髪にややつり目の黒い瞳、二〇代後半くらいに見える中性的な美人だ。体格は俺くらいか。
「うむ、カイリ、聞いていたな? 至急、優秀で動かせる者を何人か選出してくれ。ないとは思うが、リュカリオンやウラノスの影達と仲良くできる者をな」
『畏まりました』
「……いや、仲良くって、言い方……。まあ、連係がスムーズにいくことに否やはないですけど」
ウラノス義父様が苦笑する。
確かにまあ、仕事だとはいえ、気の合わない人と一緒だと、命をかける場面になったときに信用できないとかなったら、まずいもんね。
カイリと呼ばれた影は、即座に消えた。言われた通りに影を選びに行ったのだろう。
「あの隠密系のスキル、いいなあ。俺も欲しい」
「はっ!? 何で!?」
そう言ったら、アークやウラノス義父様がギョッとした。それに俺は首を傾げる。
「え、だって格好いいし、魔物とかに遭遇する危険が減るでしょ? 薬草とか採取するときに煩わしくなくていいなと思って」
「──あ、そういう意味……。焦った。一瞬、俺の愛が重すぎて、とうとう俺から逃げだしたいのかと……」
「私も、構い過ぎてウザいって拒否されてるのかと……」
「えー? まさかぁ。しないよ、そんなこと。アークも義父様達も大好きだもん。いつもありがとうね」
何か、誤解があったようだけど、俺、別にアークが重いとか思ってないし、何なら俺の方が重いと思ってるけど。
ウラノス義父様達だって、嬉しいだけで拒否はないよ。
……まあ、賑やかすぎて、ちょっと驚くけどね。
「大祖父様達も大好きだよ。いつもありがとう」
「───っノアちゃん!」
「あっ! 陛下! おい、早くお止めしろ!!」
「はっ」
大祖父様達にもそう言ったら、暴走した大祖父様に抱き付かれそうになり、アークに庇われ、大祖父様が護衛騎士達に羽交い締めにされることになり。
カイリが影達を連れて来るまでの間、いつもの風景に、皆で笑うのだった。
※カイリの容姿の描写を加筆しました。
ウラノス義父様やリュウギさんに散々叱られたあと、大祖父様ことクリカラ竜王陛下がそう言ったので、再び二人からツッコミが入る。
「先触れで獣人国のもう一つの件だと申し上げてますよね。貴方様の頭は飾りですか?」
「三歩どころか一歩も歩いていないくせに、もう忘れたのですか。鳥より酷いですね」
「うっ……ウラノスとリュウギが毒舌過ぎて、儂、辛い」
「自業自得です」
「激しく同意しますね」
容赦ない言葉に、再び萎れそうになる大祖父様を見て、話が進まないと慌てて声をかける。
「大祖父様、あのね、以前に獣人国のリンクス王子と錬金術の話をする約束をしててね、色々あって反故になってたから、それを履行したくて」
「お、おお、そうじゃった。それは建前で、実際は新たな薬の情報や出所を探るんじゃったな。それで、こちらの影達を動かしたいと」
「ええ、大公家の者も動かしますが、王家のご助力を仰ぎたく」
俺の言葉で要件を思い出した大祖父様に、ホッとする。そのあとをウラノス義父様が引き継いでくれたので、俺は聞き役に徹する。
「それはもちろん構わんが、影は大勢いるからの。誰を動かすか」
「とりあえず、こちらは前回動かした大公家の影のサンを動かします。それで、できればリュカリオン殿下の影のランを引き続きお願いしたいのです」
ウラノス義父様の言葉に、大祖父様とリュウギが頷いた。
「うむ、ソレが妥当であろう。ではリュカリオンにもそのように伝えよう。あと、儂の方でも何人か出そう。そうさな……カイリを呼ぶか」
「そうですね。カイリに数人選んでもらいましょう」
「カイリ? 陛下の影の者ですか?」
ウラノス義父様が初耳だと目を瞠った。
「ああ。代々王家の影の一族カイリュウの時期当主でな、まだ若いが優秀なのだ」
『もったいないお言葉でございます』
不意に、大祖父様の右斜め後ろに気配なく降り立った人物の声が聞こえた。
うん、俺も一瞬、気配が読めなかった。相当の手練れなんだろう。アークやウラノス義父様も同じような感じだ。
さすが、王家の影の一族。隠密の経験値が桁外れだ。
カイリと呼ばれた影は、少しだけ漆黒のフードをずらして、その顔を見せた。
黒髪にややつり目の黒い瞳、二〇代後半くらいに見える中性的な美人だ。体格は俺くらいか。
「うむ、カイリ、聞いていたな? 至急、優秀で動かせる者を何人か選出してくれ。ないとは思うが、リュカリオンやウラノスの影達と仲良くできる者をな」
『畏まりました』
「……いや、仲良くって、言い方……。まあ、連係がスムーズにいくことに否やはないですけど」
ウラノス義父様が苦笑する。
確かにまあ、仕事だとはいえ、気の合わない人と一緒だと、命をかける場面になったときに信用できないとかなったら、まずいもんね。
カイリと呼ばれた影は、即座に消えた。言われた通りに影を選びに行ったのだろう。
「あの隠密系のスキル、いいなあ。俺も欲しい」
「はっ!? 何で!?」
そう言ったら、アークやウラノス義父様がギョッとした。それに俺は首を傾げる。
「え、だって格好いいし、魔物とかに遭遇する危険が減るでしょ? 薬草とか採取するときに煩わしくなくていいなと思って」
「──あ、そういう意味……。焦った。一瞬、俺の愛が重すぎて、とうとう俺から逃げだしたいのかと……」
「私も、構い過ぎてウザいって拒否されてるのかと……」
「えー? まさかぁ。しないよ、そんなこと。アークも義父様達も大好きだもん。いつもありがとうね」
何か、誤解があったようだけど、俺、別にアークが重いとか思ってないし、何なら俺の方が重いと思ってるけど。
ウラノス義父様達だって、嬉しいだけで拒否はないよ。
……まあ、賑やかすぎて、ちょっと驚くけどね。
「大祖父様達も大好きだよ。いつもありがとう」
「───っノアちゃん!」
「あっ! 陛下! おい、早くお止めしろ!!」
「はっ」
大祖父様達にもそう言ったら、暴走した大祖父様に抱き付かれそうになり、アークに庇われ、大祖父様が護衛騎士達に羽交い締めにされることになり。
カイリが影達を連れて来るまでの間、いつもの風景に、皆で笑うのだった。
※カイリの容姿の描写を加筆しました。
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