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4ー6【肉じゃがとカレーライス】sideソージュ
セナと正式に番って抱き潰したあと、一時的に意識の戻ったセナに、さり気なく自分が転生者で、前世の記憶があることをカミングアウトした。
セナは、ぽーっとしたまま『へーそうなんだぁ』と笑った。ちゃんと理解しているのか怪しいが、俺は警戒されたり戯言と一笑に付されなくてホッとした。
『セナの日本食が楽しみで、ずっと我慢してた。これからもずっと、俺のために作ってくれ』
『うん、いーよぉ』
無邪気な笑顔でそう返されて、俺は嬉しくて、再び抱き潰した。
満足するまで中出ししたので、ようやくベッドから出てセナと諸々の話をして、俺が竜王国の第二王子だということも教えた。
それと、騙すように寿命合わせをしてしまったことも。
それなのに、セナは『ラノベあるあるだよねー』と、何でもないように受け入れてくれる。
こっちが心配になるほど、何でも『ラノベあるある』で納得して順応力が凄い。俺は心の折り合いをつけるのに何年もかかったというのに……何か負けた気がして悔しい。
とりあえず、冒険者ギルドでギルドタグを作りたいというので、二人で指を絡めた恋人繋ぎで向かうと、道中もだが、ギルド内でも注目の的で視線やヤジが煩い。
「おいおい、天下のソージュ様がアレって……」
「番いって噂、本当だったんだな!」
「いやあー! 嘘でしょ!?」
などなど。
これだから連れてきたくなかったんだ。もう、いっそのことギルマスの執務室に行って、そっちで登録してもらうか。
そう思っていたら、職員の方から声をかけてきたので、ありがたく執務室に移動する。セナはキョロキョロと興味深そうに周りを見ている。肩を抱き寄せ、意識をこちらに向かせて部屋へ向かった。
室内にはギルマスとサブギルマスがいた。事前に連絡が行っていたのだろう。
「やあ、ソージュ殿。数日ぶりですな」
「ああ」
セナを保護してからずっと、ここに来ていないからな。ギルマスも竜人で俺の身分を知っているし、彼も番いのいる身だから、セナを連れてきても安心だ。
「こんにちは、初めまして。セナと言います」
「おお、お噂はかねがね。初めまして、ここのギルドマスターのリューレンと申します。こちらはサブギルマスで私の番いのニーニャと申します」
「ニーニャです。お目にかかれて光栄です」
セナの挨拶にギルマスとサブギルマスが頭を下げて応えると、セナは二人の言動にちょっとあたふたした。
「俺、そういう扱いされるような人じゃないです。頭を下げないでください!」
「──しかし……いえ、そうですね。ソージュ様も冒険者としての扱いをお望みでしたし。ではよろしくお願いします、セナ様」
「……敬語と様呼びは変わらないんだ」
「これがデフォルトですので、ご容赦を」
リューレンとニーニャは元貴族で、番ったあとに貴族籍を抜けてここの冒険者ギルドのトップに就任した二人だ。だからマナーや言葉使いがこうなのは仕方がない。諦めろ。
「さっそくだが、セナの冒険者登録をしてほしい。それで門の兵士から入街金を返却してもらうんだと」
「うん。それでお菓子とか買って帰ろうね。確かそれくらいは買えるはず!」
「そのためのギルドタグなんです?」
ニーニャが微笑ましそうにそう言うと、セナもにっこり笑った。
「そう! 俺、自慢じゃないけど、魔物一体も倒せないと思うんで、これからは死ぬまでソージュに護ってもらうつもりなんです!」
ね? と俺を見て、満面の笑みを溢すセナを愛おしく思う。
「俺にできることは、ソージュをいっぱい愛することと、美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてあげることくらいなんで」
えへへ、と照れながら言うセナ。
俺は、このまま家に連れ帰って抱き潰しそうになった。
「……苦労しそうですね」
「番ったばかりの蜜月では、よくありますよ。うちもそうでした……」
「……くっ……」
手のひらで顔を覆って俯く俺にギュウギュウと抱きつくセナ。悪いが俺の股間がヤバいことになるから、今はちょっと勘弁してほしい。
「冷血漢のソージュ様が……」
「あの、誰にでも塩対応の腹黒王子が」
煩い。俺は今でもセナと家族以外には塩対応だぞ。
そんなことを言いながら、今回はギルドタグを作るため、門の鑑定の魔導具とは違う高性能の魔導具を持ってきた。
セナはニーニャに言われるまま、人差し指を針で突いて血を出すと、鑑定用のタブレットタイプの魔導具に押しつけた。
淡く光って、タブレットの画面に鑑定結果が出る。
【秋葉星凪(セナ・アキバ):20歳、男、落ち人、ソージュ・シル・ドラゴニアの番い
冒険者ランクF(駆け出し初心者)
神の祝福:インベントリ(容量無制限、生物は収納不可、マイバッグと連動している。地球の食材は状態維持の魔法で減らない。品目は常時増える)
地球の料理のレシピのみをアカシックレコードから検索可能
※マイバッグは任意で設定可能
鑑定EX(隠蔽されているものまで視える最高級の鑑定魔法)
隠蔽EX(ソージュ以外には看破できない最高級の隠蔽魔法)
神の愛し子】
「……俺のマイバッグってマジックバッグでもあり、インベントリでもあったってこと?」
「インベントリと繋がってると言った方があってるな。マイバッグ自体がマジックバッグになってて、なおかつそこからインベントリに自由に干渉できる、みたいな?」
俺がそう言うと、セナがちょっと困り顔になった。
「えーと、マイバッグは俺以外には使えないようになってたよね。ソージュもダメなんだっけ? それだと、これからの生活でちょっと面倒くさくない?」
「※で任意設定可能ってあるから、ちょっとやってみようか」
そう言ったら、ラノベあるあるの知識で何やら頭の中で考えたらしい。
「できた! 今はソージュと俺だけ使えるよ。よかった!」
「そうか、嬉しいな」
「おーい、関心があるのがソコ? 他にもツッコミどころあるでしょうが」
「……聞いてないですよ。もういいから、タグ発行しちゃいましょう。大丈夫、ソージュ様だから」
確かにアカシックレコードやら神の愛し子なんて言葉も目に付いたが、ひとまずはセナの興味が最優先だ。
あとは俺が権力でも力でも使ってねじ伏せるから、心配ない。
もちろん、セナには一切気付かせないけどな。
「また、いつでもいらしてください」
「ありがとうございます!」
出来上がったタグを俺が持っていたチェーンに通して、嬉しそうに首から提げたセナ。
お礼を言って冒険者ギルドを出る。
周りのざわめきは無視した。というか、ひと睨みしたら静かになった。
アイツら、普段の俺を知っているんだから、いつも通り過ごせよ。
俺が甘いのはセナに対してだけだぞ。
こうしてセナは、門の兵士に嬉々としてタグを見せて返金してもらった。
彼らに番ったことをお祝いされ、セナはちょっとからかわれて照れながら、手を振って別れた。
「ねえねえ、早く美味しいお菓子売ってるところに行こうよ!」
「買いに行くのもいいが、カフェでお茶を飲みながら、ゆっくり、好きなだけ菓子を食べるのもアリじゃないか」
「カフェ! そうだ、買い物途中に見かけて、行ってみたいと思ってたお店がいくつもあったんだよ。じゃあまず、あそこのお店でしょー!」
俺の手を、恋人繋でグイグイ引っ張るセナに微笑みながらついて行く。
そんな俺を見て、ギョッとしたり微笑ましそうに見守る人々。
そんな目も気にせず、俺だけを見てくれるセナに、この三〇〇年の心の空白が埋まっていくのを感じた。
これが幸せって気持ちなんだな。
「まずはセナのやりたいことを優先して、落ち着いたら帰省して……こんなにやりたいことがある未来なんて、想像してなかったな」
長い竜生、このまま意味もなく生きるものだと思っていた。
俺の竜生は、これからセナと彩られていく。
「セナ、愛してるよ」
「えっ!? きき急にどうしたの!? お、俺も、大好きだよ!」
照れながらも、ちゃんと言葉にしてくれるセナが愛おしい。
今まで感謝なんてろくにしてこなかったけど、神様、今なら心から言える。
──セナを連れてきてくれて、ありがとうございます。
※もしかしたら、後日譚や他の人視点を書くかもしれませんが、一旦、完結です。
ギルマス達の容姿の描写は、短編だしいいか、と省きました。あしからず。
セナは、ぽーっとしたまま『へーそうなんだぁ』と笑った。ちゃんと理解しているのか怪しいが、俺は警戒されたり戯言と一笑に付されなくてホッとした。
『セナの日本食が楽しみで、ずっと我慢してた。これからもずっと、俺のために作ってくれ』
『うん、いーよぉ』
無邪気な笑顔でそう返されて、俺は嬉しくて、再び抱き潰した。
満足するまで中出ししたので、ようやくベッドから出てセナと諸々の話をして、俺が竜王国の第二王子だということも教えた。
それと、騙すように寿命合わせをしてしまったことも。
それなのに、セナは『ラノベあるあるだよねー』と、何でもないように受け入れてくれる。
こっちが心配になるほど、何でも『ラノベあるある』で納得して順応力が凄い。俺は心の折り合いをつけるのに何年もかかったというのに……何か負けた気がして悔しい。
とりあえず、冒険者ギルドでギルドタグを作りたいというので、二人で指を絡めた恋人繋ぎで向かうと、道中もだが、ギルド内でも注目の的で視線やヤジが煩い。
「おいおい、天下のソージュ様がアレって……」
「番いって噂、本当だったんだな!」
「いやあー! 嘘でしょ!?」
などなど。
これだから連れてきたくなかったんだ。もう、いっそのことギルマスの執務室に行って、そっちで登録してもらうか。
そう思っていたら、職員の方から声をかけてきたので、ありがたく執務室に移動する。セナはキョロキョロと興味深そうに周りを見ている。肩を抱き寄せ、意識をこちらに向かせて部屋へ向かった。
室内にはギルマスとサブギルマスがいた。事前に連絡が行っていたのだろう。
「やあ、ソージュ殿。数日ぶりですな」
「ああ」
セナを保護してからずっと、ここに来ていないからな。ギルマスも竜人で俺の身分を知っているし、彼も番いのいる身だから、セナを連れてきても安心だ。
「こんにちは、初めまして。セナと言います」
「おお、お噂はかねがね。初めまして、ここのギルドマスターのリューレンと申します。こちらはサブギルマスで私の番いのニーニャと申します」
「ニーニャです。お目にかかれて光栄です」
セナの挨拶にギルマスとサブギルマスが頭を下げて応えると、セナは二人の言動にちょっとあたふたした。
「俺、そういう扱いされるような人じゃないです。頭を下げないでください!」
「──しかし……いえ、そうですね。ソージュ様も冒険者としての扱いをお望みでしたし。ではよろしくお願いします、セナ様」
「……敬語と様呼びは変わらないんだ」
「これがデフォルトですので、ご容赦を」
リューレンとニーニャは元貴族で、番ったあとに貴族籍を抜けてここの冒険者ギルドのトップに就任した二人だ。だからマナーや言葉使いがこうなのは仕方がない。諦めろ。
「さっそくだが、セナの冒険者登録をしてほしい。それで門の兵士から入街金を返却してもらうんだと」
「うん。それでお菓子とか買って帰ろうね。確かそれくらいは買えるはず!」
「そのためのギルドタグなんです?」
ニーニャが微笑ましそうにそう言うと、セナもにっこり笑った。
「そう! 俺、自慢じゃないけど、魔物一体も倒せないと思うんで、これからは死ぬまでソージュに護ってもらうつもりなんです!」
ね? と俺を見て、満面の笑みを溢すセナを愛おしく思う。
「俺にできることは、ソージュをいっぱい愛することと、美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてあげることくらいなんで」
えへへ、と照れながら言うセナ。
俺は、このまま家に連れ帰って抱き潰しそうになった。
「……苦労しそうですね」
「番ったばかりの蜜月では、よくありますよ。うちもそうでした……」
「……くっ……」
手のひらで顔を覆って俯く俺にギュウギュウと抱きつくセナ。悪いが俺の股間がヤバいことになるから、今はちょっと勘弁してほしい。
「冷血漢のソージュ様が……」
「あの、誰にでも塩対応の腹黒王子が」
煩い。俺は今でもセナと家族以外には塩対応だぞ。
そんなことを言いながら、今回はギルドタグを作るため、門の鑑定の魔導具とは違う高性能の魔導具を持ってきた。
セナはニーニャに言われるまま、人差し指を針で突いて血を出すと、鑑定用のタブレットタイプの魔導具に押しつけた。
淡く光って、タブレットの画面に鑑定結果が出る。
【秋葉星凪(セナ・アキバ):20歳、男、落ち人、ソージュ・シル・ドラゴニアの番い
冒険者ランクF(駆け出し初心者)
神の祝福:インベントリ(容量無制限、生物は収納不可、マイバッグと連動している。地球の食材は状態維持の魔法で減らない。品目は常時増える)
地球の料理のレシピのみをアカシックレコードから検索可能
※マイバッグは任意で設定可能
鑑定EX(隠蔽されているものまで視える最高級の鑑定魔法)
隠蔽EX(ソージュ以外には看破できない最高級の隠蔽魔法)
神の愛し子】
「……俺のマイバッグってマジックバッグでもあり、インベントリでもあったってこと?」
「インベントリと繋がってると言った方があってるな。マイバッグ自体がマジックバッグになってて、なおかつそこからインベントリに自由に干渉できる、みたいな?」
俺がそう言うと、セナがちょっと困り顔になった。
「えーと、マイバッグは俺以外には使えないようになってたよね。ソージュもダメなんだっけ? それだと、これからの生活でちょっと面倒くさくない?」
「※で任意設定可能ってあるから、ちょっとやってみようか」
そう言ったら、ラノベあるあるの知識で何やら頭の中で考えたらしい。
「できた! 今はソージュと俺だけ使えるよ。よかった!」
「そうか、嬉しいな」
「おーい、関心があるのがソコ? 他にもツッコミどころあるでしょうが」
「……聞いてないですよ。もういいから、タグ発行しちゃいましょう。大丈夫、ソージュ様だから」
確かにアカシックレコードやら神の愛し子なんて言葉も目に付いたが、ひとまずはセナの興味が最優先だ。
あとは俺が権力でも力でも使ってねじ伏せるから、心配ない。
もちろん、セナには一切気付かせないけどな。
「また、いつでもいらしてください」
「ありがとうございます!」
出来上がったタグを俺が持っていたチェーンに通して、嬉しそうに首から提げたセナ。
お礼を言って冒険者ギルドを出る。
周りのざわめきは無視した。というか、ひと睨みしたら静かになった。
アイツら、普段の俺を知っているんだから、いつも通り過ごせよ。
俺が甘いのはセナに対してだけだぞ。
こうしてセナは、門の兵士に嬉々としてタグを見せて返金してもらった。
彼らに番ったことをお祝いされ、セナはちょっとからかわれて照れながら、手を振って別れた。
「ねえねえ、早く美味しいお菓子売ってるところに行こうよ!」
「買いに行くのもいいが、カフェでお茶を飲みながら、ゆっくり、好きなだけ菓子を食べるのもアリじゃないか」
「カフェ! そうだ、買い物途中に見かけて、行ってみたいと思ってたお店がいくつもあったんだよ。じゃあまず、あそこのお店でしょー!」
俺の手を、恋人繋でグイグイ引っ張るセナに微笑みながらついて行く。
そんな俺を見て、ギョッとしたり微笑ましそうに見守る人々。
そんな目も気にせず、俺だけを見てくれるセナに、この三〇〇年の心の空白が埋まっていくのを感じた。
これが幸せって気持ちなんだな。
「まずはセナのやりたいことを優先して、落ち着いたら帰省して……こんなにやりたいことがある未来なんて、想像してなかったな」
長い竜生、このまま意味もなく生きるものだと思っていた。
俺の竜生は、これからセナと彩られていく。
「セナ、愛してるよ」
「えっ!? きき急にどうしたの!? お、俺も、大好きだよ!」
照れながらも、ちゃんと言葉にしてくれるセナが愛おしい。
今まで感謝なんてろくにしてこなかったけど、神様、今なら心から言える。
──セナを連れてきてくれて、ありがとうございます。
※もしかしたら、後日譚や他の人視点を書くかもしれませんが、一旦、完結です。
ギルマス達の容姿の描写は、短編だしいいか、と省きました。あしからず。
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