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80 ファッションショーの裏側で(sideノイン&精霊王達)
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※あまりにも久しぶり過ぎてサブタイだけ書いたまま書く内容を忘れてしまい、苦労する作者・・・スミマセンポンコツで。
イツキとギルミアのファッションショーが行われる前日。
実はノインことノンノンはこっそりと精霊王達と会っていた。
『ご足労いただきありがとうございます』
ノインは精霊王達にぴょこんとお辞儀をした。もっとも頭でっかちなウサギのぬいぐるみなので気持ち下げただけだったが。
『よいよい。アレであろう? イツキ達の着る服の事だろう?』
光の精霊王ルキアがウキウキした様子を隠そうともせずに直球で聞いてきた。それにニパッと言う感じでノインが返事をする。
『そーなんです! たくさん作ったんですけど、精霊王様方に見て貰って「さすがにこれはちょっと」という衣装があれば手直ししたいなと』
精霊王様が気に入らないモノを無理に着せるつもりはない。二人に似合うモノ、着せたいモノを作ってはいるが、やはり皆が『いい!』と喜ぶ姿が見たいのだ。
───例えイツキ本人が恥ずかしがっても、多勢に無勢。恥ずかしいと言いつつちゃんと来てくれるのだから本気で嫌がってはいないはず。
そんな精神で精霊王達に夜遅くまで二人の衣装を隅から隅までチェックして貰い、手直しをするノイン。
まあ、手直しと言いつつもほとんどが更にフリルやレースが増えただけなのだが。
『いやあ、満足のいく出来だの』
『これ、絶対可愛いよ!』
『可愛い子に可愛いモノは正義!』
『ギルミアは大きくなるだろうが、イツキはもうあのままだろうしな』
『・・・・・・何時まででも愛でられる』
精霊王達が楽しそうに、めいめいにそう言った。最後の方は、それちょっとどうなんだっていう発言だったが皆はスルーした。
『それじゃあ、精霊王様方、また明日! お楽しみにー!』
『うむ、楽しみじゃ』
そう挨拶して精霊王達と別れたあとのノインはやり切った雰囲気でゼクスの寝室に帰るのだった。
───次の日、年相応な衣装を淡々と着るギルミアとは反対に成人男性のイツキはそれはもう恥ずかしがって涙目で、ノックアウトされたシュルツが暴走するのは予想通りというかなんというか・・・・・・。
精霊王達はイツキが引っ込んでしまったので、ソレに合わせて帰っていった。
残ったゼクスとノインは使用人達と衣装の片付けをしている。
『仲良しでいいねえ』
呑気に宣うノインにゼクスが苦笑した。
「煽ったクセに・・・・・・はあ、イツキが抱き潰される未来しか見えない」
『はっはっは。そういえばアハトとギルミアたんは?』
「・・・・・・アハトもシュルツと同じよ。まあ、向こうはギルミアがガチで未成年だからさすがに本番はないだろうが」
口付けくらいはしてるだろうが、そこはちゃんと一線を引いているから大丈夫だろう。
『あー・・・・・・ウン。アッチはお預け食らってる分、解禁になったら恐ろしいかもね』
「暴走しそうで、今から心配だな」
『その頃にはギルミアたんはもっと成長していて受け止められるんじゃないかな?』
絶対に美青年になると思うな、とゼクスとノインは笑った。
「イツキ、絶対拗ねるな。『僕より大きくなって酷ーい!』って」
『うんうん。目に浮かぶねー』
それを聞いていた使用人達や天井裏の影達もその様子を想像し、声には出さずに笑うのだった。
イツキとギルミアのファッションショーが行われる前日。
実はノインことノンノンはこっそりと精霊王達と会っていた。
『ご足労いただきありがとうございます』
ノインは精霊王達にぴょこんとお辞儀をした。もっとも頭でっかちなウサギのぬいぐるみなので気持ち下げただけだったが。
『よいよい。アレであろう? イツキ達の着る服の事だろう?』
光の精霊王ルキアがウキウキした様子を隠そうともせずに直球で聞いてきた。それにニパッと言う感じでノインが返事をする。
『そーなんです! たくさん作ったんですけど、精霊王様方に見て貰って「さすがにこれはちょっと」という衣装があれば手直ししたいなと』
精霊王様が気に入らないモノを無理に着せるつもりはない。二人に似合うモノ、着せたいモノを作ってはいるが、やはり皆が『いい!』と喜ぶ姿が見たいのだ。
───例えイツキ本人が恥ずかしがっても、多勢に無勢。恥ずかしいと言いつつちゃんと来てくれるのだから本気で嫌がってはいないはず。
そんな精神で精霊王達に夜遅くまで二人の衣装を隅から隅までチェックして貰い、手直しをするノイン。
まあ、手直しと言いつつもほとんどが更にフリルやレースが増えただけなのだが。
『いやあ、満足のいく出来だの』
『これ、絶対可愛いよ!』
『可愛い子に可愛いモノは正義!』
『ギルミアは大きくなるだろうが、イツキはもうあのままだろうしな』
『・・・・・・何時まででも愛でられる』
精霊王達が楽しそうに、めいめいにそう言った。最後の方は、それちょっとどうなんだっていう発言だったが皆はスルーした。
『それじゃあ、精霊王様方、また明日! お楽しみにー!』
『うむ、楽しみじゃ』
そう挨拶して精霊王達と別れたあとのノインはやり切った雰囲気でゼクスの寝室に帰るのだった。
───次の日、年相応な衣装を淡々と着るギルミアとは反対に成人男性のイツキはそれはもう恥ずかしがって涙目で、ノックアウトされたシュルツが暴走するのは予想通りというかなんというか・・・・・・。
精霊王達はイツキが引っ込んでしまったので、ソレに合わせて帰っていった。
残ったゼクスとノインは使用人達と衣装の片付けをしている。
『仲良しでいいねえ』
呑気に宣うノインにゼクスが苦笑した。
「煽ったクセに・・・・・・はあ、イツキが抱き潰される未来しか見えない」
『はっはっは。そういえばアハトとギルミアたんは?』
「・・・・・・アハトもシュルツと同じよ。まあ、向こうはギルミアがガチで未成年だからさすがに本番はないだろうが」
口付けくらいはしてるだろうが、そこはちゃんと一線を引いているから大丈夫だろう。
『あー・・・・・・ウン。アッチはお預け食らってる分、解禁になったら恐ろしいかもね』
「暴走しそうで、今から心配だな」
『その頃にはギルミアたんはもっと成長していて受け止められるんじゃないかな?』
絶対に美青年になると思うな、とゼクスとノインは笑った。
「イツキ、絶対拗ねるな。『僕より大きくなって酷ーい!』って」
『うんうん。目に浮かぶねー』
それを聞いていた使用人達や天井裏の影達もその様子を想像し、声には出さずに笑うのだった。
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