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21 監禁フラグ?!からの・・・
しおりを挟む---ええっと・・・・・・?
籠もる?
神様に成人まであと数か月って言われた。
それはつまり、まだ育ちきっていないって事で。
今までの経験を踏まえると、おそらくひと月で1歳成長したから、あと2か月で18歳・・・。
それまで籠もるの?
え? ソフトなヤンデレ?(それは軟禁と言うのでは?)
そりゃ、まあ、家の中は自由に動けるしなんか神官様に捕まった方が監禁されそうだし・・・。
ヒョウガさんと・・・いちゃいちゃするのは構わないんだけど・・・!
「ふた月くらい仕事をしなくても全然余裕だ」
「いや、お金じゃなくて、いやいや、うんと、お金も大事だけど!」
「気にするな」
「えええ・・・?」
ヤバい。
ヒョウガさん、変なスイッチ入ったっぽい。
---結局、僕は逃げられませんでした。
18歳になるまでほぼほぼ外出禁止。
ヒョウガさんにずっといちゃいちゃされてお世話されてました。
もうね、いっそのこと本番で良いじゃんってくらい色々xxxな事までされてさあ・・・!!
もう、泣きながら許してって何度言った事か・・・。
ヒョウガさん、実は粘着質だった・・・!!
しつこくてしつこくて、止めてって言っても止めてくれないドSだったよう・・・・・・。
そんなことになっている間にも、神官様がギルドや街の人やヒョウガさんにも突撃していたらしいんだけど、全然、全く気付かなかった。
・・・・・・うん。
ヒョウガさんが(前戯)激しくて、いっつも気絶していたからね。
僕は成人間近でも小さいからね?
体力は成人以下だからね?
・・・・・・ヒョウガさん相手なら誰でも気絶するんじゃないだろうか・・・。
結局僕が無事に成人したその日に、再び神殿に行くまで家から一歩も出ず。
家を出たときにはギルドの皆や街の人達におめでとうと囲まれて神殿に向かった。
そのまま入れるだけの街の人達と中に入って、神様にお祈り。
「---目が、目が---!!」
と再びのお約束で笑いながら神様と御対面。
《おめでとう、サナ。無事に成人して良かった。ヒョウガもありがとう》
「・・・あれ? 神様、普通に喋ってる?」
《これが通常運転と言うヤツじゃ。にゃ、はたまにしか使わん》
「えええ?! 僕の時は何時も使ってたじゃん!! 可愛かったのに・・・」
僕がしおしおとなったせいか、神様が慌てた。
《わかったにゃ、サナにはにゃー語を標準装備にするにゃ!!》
「っありがとうございます!」
《やれやれ。では祝福をするにゃ。汝、ヒョウガはサナを番いとし、汝、サナはヒョウガを番いとする事を誓うにゃ?》
「「誓います!」」
《ヨシ! では死が二人を別つまで共に過ごせるように長生きをして貰おうかにゃ。死ぬまで一緒の祝福を授けるにゃー! 幸せににゃ。そうそう、神殿に住む事は無いぞ、愛し子達は自由にゃ。分かったにゃ、神官達よ!》
「「「畏まりました!」」」
そういって気配が消えて、神殿にいた皆は肩の力を抜いた。
「これで晴れて俺とサナは番いになった」
「・・・うん、よろしくね、旦那様」
「---っ、早く家に帰ろう!」
・・・・・・これから初夜で蜜月だからな。
耳元で囁かれて、顔が赤くなった。
周りが温かく見守っている中、ヒョウガさんに抱っこされて家に向かった。
恥ずかしいけど、幸せだ。
異世界に来たときはどうなっちゃうんだろうって凄く不安だったけど・・・・・・。
ヒョウガさんに出逢えて、街の人達も優しくて・・・・・・。
神様、本当にありがとう!
僕はこの世界で、ヒョウガさんと生きていく。
※ここでいったん完結とします。番外編というか後日談のようなモノを書くかもしれないので、まだ連載中のままです。
読んで下さった方々に御礼申し上げます。
ありがとうございます!
メリークリスマス!
応援ありがとうございます!
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