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112 高慢なるものとの交渉
しおりを挟むアルマンたちの行方を追って、グステルがそこへ駆けつけると。ロイヒリンは椅子に縛り付けられ、アルマンに短刀を突きつけられているところだった。
すでに数発殴られたのか、頬が赤く、口の端が切れている。
ロイヒリンはうなだれて苦しそうに呻いていたが、無情な男は容赦なく彼に迫る。
「言え! 公爵はどこだ! 家族の命がどうなってもいいのか⁉︎」
わめくアルマンの声には焦りと苛立ちがうかがえた。
胸ぐらを掴まれたロイヒリンは、怯えた表情でアルマンに慈悲を乞うて、やってきた彼女にも気がつく余裕もない。
グステルは強く奥歯を噛む。
彼女は、彼らを若者と捉えてはいるが、それでも、五十過ぎた身体がそう丈夫ではないことくらい分かっている。怯えたふりで寝首をかいてやろうか、それとも今度は本当に火でも放って陽動するか……などと考えていたが。思っていたよりもずっとアルマンは悪党で、事態は緊急を要すと察する。
銀の刃を押し付けられたロイヒリンの首に赤い横筋が走り、そこから血が滴っているのを見たグステルは、ついカッとなってしまった。
「やめなさい!」
その一喝に、部屋の中にいた者たちが振り返った。
開け放たれた戸口に黒髪の娘が立っている。部屋の中にいた数人の男たちは、その姿を見て瞳をパチパチと瞬いた。
現れた娘は見るも無惨な姿だった。
歳は若そうで、着ているメイド服は所々燃やされたように黒焦げ。そのせいで、スカートはまるでスリットが入ったように裂け上っていて。太ももがかなり上まで露わになっている。
だが、その足で仁王立った娘の顔は、怒りと強い気概に満ちていた。やめろと命じる口調にはためらいがなく堂々としていて、ボロボロの衣装と風格が見合わず、実に奇妙だった。
「……なんだ……お前は……」
アルマンが怪訝な顔をすると、手下の一人が気がついて「あ!」と叫ぶ。
「アルマンさんこいつです! 公爵の部屋の前に、ボヤが出たと言ってやってきた女は!」
「……なんだと……?」
配下の訴えを聞いて、アルマンの顔に深い警戒の色が浮かぶ。
と、ここでやっと重そうに頭を上げたロイヒリンが、グステルの顔を見て叫んだ。
「お嬢さん⁉︎」
その声には、窮地に希望の光を見た安堵と、どうしてここに? という焦りが混じり合っていた。
アルマンは、そんな男の反応に片眉を上げ、現れた女をじろじろと見た。自分をまっすぐに見る茶色の瞳を見たときに、彼は気がつく。この生意気な目には覚えがあった。
「お前は……確か侯爵家の使者と共にいた……」
アルマンは、変装したグステルとは、すでに宿屋で顔を合わせている。
彼女が侯爵家の人間と知って彼はさらに警戒を強め、その人間が、自分の支配する邸の使用人たちが身につける制服を着ている違和感に顔をしかめる。
……が、彼が一番不愉快だったのは。その使用人如きが、自分を恐れのない視線で射抜いてくることだった。
それでも彼は、この奇妙な乱入者が誰の使いでこの公爵領に現れたのかを思い出し、すぐにこの事態とそれを重ね合わせ、得心が行ったと苦虫を噛み潰したような顔をする。
「……そうか……さては貴様、公爵夫人の回し者だな……?」
アルマンは、娘の恐れのない様子を、公爵夫人の後ろ盾があるゆえと考えた。
公爵夫人からすれば、ここは自分の夫の所有する邸。別居中とはいえ、誰か手の者を侵入させることにはためらいなどないだろう。
だが、アルマンからすれば煩わしいことこの上ない。
「さすがに、ずっと公にも“娘”にも会わせなかったゆえ疑念を抱いたか……? 領地の端に追いやられておいて、いつまでも公爵の財にしがみつく厚かましい女め……」
もはやアルマンは執事の仮面をかぶっていない。
男はロイヒリンの胸ぐらから手を離すと、今度はグステルに歩み寄ってその襟首をわしづかみにした。
「っ」
襟首を乱暴に引き、その頬に一発くれてやると、あっさり口の端が切れ、娘は一瞬苦しそうな顔をした。アルマンは、もう一度手を振り上げて「言え!」と迫る。
「公爵をどこにやった! 夫人の企みはなんだ⁉︎」
その剣幕には、グステルよりも驚いたものがあった。すでにアルマンの無情な手のひらによって、頬をしたたか打ち据えられていたロイヒリンである。その手加減のない骨身に響くような痛烈さを知っていたからこそ、彼は自分の娘と同じような年頃のグステルを殴らせたくなかった。
「やめてくださいアルマンさん! そ、そ……その方は! 公爵閣下の御令嬢なんですよ!」
慌てたロイヒリンは咄嗟にいってしまって。と、その言葉を聞いたアルマンの動きがぴたりと止まる。
「…………今……なんといった……?」
「その方は! 公爵が外にお作りになられたお嬢様なのです! 乱暴なことはおやめください!」
彼女を殴らせまいと必死に説明するロイヒリンを、アルマンは険しい顔で振り返り、そしてもう一度目の前の娘の顔を見下ろした。今聞かされた情報を、よく吟味しようとしている顔だった──が。
アルマンは鼻で笑う。
「馬鹿なことを言うな。公爵には愛人はいたが、公とその女たちの間に娘は生まれていない」
「え……」
ぽかんとしたロイヒリンを、アルマンは哀れで愚かな者を見る目で笑った。つかんでいるグステルの襟元をさらにきつく捻りあげる。
「そうか、そんな戯言でこの男に近づいたのか……──馬鹿馬鹿しい!」
彼は見せかけの執事だが、公爵に昔愛人が複数いたことは知っている。
だが、愛人には娘などいない。その辺りは公爵家の財が減ることには敏感なグリゼルダがきっちり把握していて。
彼女は公の愛人が妊娠すると、公爵には内緒で女たちに大金を積み堕胎させた。その過去は、情人であるアルマンにも当然のように漏らしている。
アルマンはもう一度ロイヒリンを振り返り、酷薄に笑う。
「お前は、この女に騙されたのだ」
その言葉に、しかしロイヒリンは反論。
「そんな……そんなはずありません! この方は証明するものをお持ちでした!」
「ふん! そんなものは偽造したに決まっている。愚か者め、悪人に騙されて公を謀るとは。それなりの罰を覚悟しておくがいい!」
アルマンに一蹴され、ロイヒリンは慌ててグステルを見る。自分を騙したのかと問いかけてくる視線に、グステルは沈黙。少々事情は異なるが、確かに彼女は彼を騙した。
そんな彼女の様子を見て、ロイヒリンは呆然と言葉を失った。そんな男を、アルマンがまた嘲笑う。
「ふん、おおかた、夫人から公爵に金の無心でもしろと言われてきたのだろう? 面会を許可されなかったから、強硬な手段に出たか? どうだ? 違うか?」
アルマンがゴミを見るような眼差しで娘の襟首を締め上げる。──と、男の顔に怪訝そうな表情が広がった。
驚いたことに、娘がにこりと笑みを浮かべたのだ。
赤く腫れ上がりはじめた頬を持ち上げ、襟首を締め上げられておきながら。まるで何事も起こっていないような顔で、笑いかけてくる姿が奇怪で。アルマンは思わず眉間にしわを寄せた。
「おい……何がおかしい……?」
「アルマンさん」
娘は問いには答えず言った。
「私と取引しませんか」
「取引……?」
アルマンの目がバカにしたような色を滲ませる、が。娘は平気な顔で続けた。こんな男に嘲笑われようとも、痛くもかゆくもない。
「私、商店会をよくよぉーく調査したんです。あなた……ミス・グリゼルダ・メントラインに、知られては困る秘密がおありですよね?」
その言葉には、アルマンが一瞬短く息を呑んだ。
男は咄嗟に振り返って、そこでまだ呆然とし、何も聞いていなさそうなロイヒリンを確認。次に配下の顔を見た。それを知っている配下たちは、皆一様に驚きの表情で、不安げにアルマンを見ている。
グリゼルダに寄生する彼らにとって、それは重大な秘密であった。
アルマンは、娘を睨む。何をどこまで知っているのかを探るような目つきだった。
「……、……いったいなんのことだ……?」
十分考えてから、意味が分からぬという口調で返したが。娘はすべて知っていると言いたげな表情で笑っていた。それが男の気に障ると理解していて、あえてそうしているようだった。
「出会いは紫帳の館。青羽通り、北から四軒目の黒い屋根の家」
弓形に曲がった娘の口元がそうつぶやいた瞬間、今度はアルマンの身が僅かに後ろにのけぞった。
「……そういえばお分かりでしょうか?」
娘が提示した紫帳の館とは、領都の商店街の最奥にある娼館である。
しかしアルマンは、思わす噴き出してヒステリーな大声で笑った。
「貴様……もしかして俺を脅す気なのか⁉︎」
正気かと愉快そうに笑う男に、しかし娘は冷静だった。
「私も何も、あなたのような危険な方を相手に無策ではここまできません。私には他にも仲間がいて、私が戻らぬときには、あなたの秘密をしたためた封書を公表するよう頼んであります。きっとミス・グリゼルダ・メントラインの耳にも入ることでしょう」
「…………」
言われたアルマンの脳裏には、先日この娘と一緒にいた怯えた顔の若者が浮かんだ。
どうやら娘が本気で自分を脅そうとしていると知って。途端アルマンの顔から笑いが消え、殺気が噴き出した。
額には青筋が浮かんだが、どんなに怒り狂っても、今この娘にそれをぶつけられはしないと悟り、余計に苛立った。
「…………取引と言ったな……それで? 何が望みだ?」
怒りを抑えて絞り出すと、娘は淡々と言う。
「仲間を連れてこの公爵領から去ってください。いくら財産を持ち出しても構いません。そうしてくださるなら、封書は破棄し、秘密は私の胸に収めます」
その提案を、アルマンは鼻で笑う。
「馬鹿馬鹿しい……そのようなことをするくらいなら、ああ、好きに公表するといいさ。グリゼルダなどいくらでも丸め込める」
人間が持ち出せる財産などたかが知れていた。
それと引き換えに、この豪勢な邸で大勢の人間の上にたち、ずっと吸い上げられる甘い汁を手放すわけがない。
グリゼルダは自分に心底惚れていて、快楽を引き換えにすればどんなあやふやな話でも彼のいう通りに納得してきた。アルマンは、女を懐柔する自信を覗かせた。が──そんな男にグステルは、やれやれと首を振る。
「あーら本当にそうでしょうかアルマンさんや……女の嫉妬は怖いんですよぉ」
反論する娘の口調は、まるでどこかのお節介な婆のようだった。実感がこもっていて、若者の青さを憐んでいる。……当たり前だ、グステルは前世で女の嫉妬にまつわる刃傷沙汰まで経験済み。おまけに彼女はその実感を口調や表情に表すのがうまかった。虚しさを漂わせる深々としため息は真に迫っていて、アルマンですらつい無言で聞き入った。
グステルは、はぁ……と、小刻みに首を振る。
「多くのものを与え、従順に尽くしてきたのに……もうずっと愛しい人に長い間裏切られていて、おまけに浮気相手には子供もいるなんて……聞いただけでこっちまで悲しくなってきますよ。それを知ったとき、ミス・グリゼルダ・メントラインの感じる胸の裂けるような痛みはいくばくでしょうか……? 彼女はどうするでしょうね? お忘れかもしれませんが、あなたに大きな権力を与えているのはミス・グリゼルダ・メントラインです」
つまり、いかにアルマンがグリゼルダを操っていようとも、本当の権力者はグリゼルダのほうなのだと娘は彼に突きつけた。
公爵家の彼女の寵愛を失えば、お前なんかただの小悪党だと暗に示されて、アルマンは歯噛みしつつも沈黙。
彼はもともと娼館で働いていた。そこに渦巻く数多の嫉妬には彼も相当苦しめられた経験があり、グステルにしみじみと諭されると、不安が首をもたげてくる。
が、彼はそんな最底辺での暮らしが嫌で、当時客としてやってきたグリゼルダに近づいたのだ。
グリゼルダは高慢が故に孤独な女で、常に周りが自分が求めるほどには愛情も、尊敬も与えてくれないと不満を持っていた。そこをうまく突き、存分に甘やかして依存させ、『お前と私は一心同体、夫婦のようなものだろう?』と惑わし、これまでなんでも言いなりに従わせてきた。
本当は愛してなどいないし、若くもなくわがままな女を相手をするのにも、もう彼は飽き飽きしている。
だからこそ彼は密かに若い女に走っていて、それをグリゼルダには硬く秘密にしてきた。
グリゼルダは彼に従順だが、貴族という身分以上にプライドが高く、もしそれらがバレた時の女の反逆は想像に難くない。
彼自身も、以前からずっとその点については気をつけていた。それなのに。
目の前の娘はその秘密を確かにつかんでいる。
先ほどの口調からすると、商店会の筋から調べられたのだろう。娼館も、街で商売をするからには商店会に属している。ただ、会員たちは皆口は硬いし、グリゼルダは自分を疑っている節もなく、そんなところに目をつけるほど賢くもないので油断していた。
娘はどうでしょう? と、訊ねてくる。まるで単なる商談でもしているかのような冷静な口調だった。
「……」
「私にバラされて泥沼の争いの末、何もかもを失いますか? それともミス・グリゼルダ・メントラインには何も知らせず、十分な金銭を持って静かにここを去りますか?」
選択を迫られた男は、数秒黙り込んだのち、冷酷な目で娘を見下ろした。
確かに娘の言う通りに去った方が賢明だろう。……しかし、アルマンは気に入らなかった。この邸で長年君臨してきて、この男はプライドを大いに肥大化させてきてしまっていた。この公爵家すら思うままにしてきた有能な自分が、こんな薄汚い小娘に諭され、言いなりになるのが死ぬほど我慢がならない。ここがグステルが読み違える原因となった。
彼女は何事にも冷静にことに対処することに慣れていて。まさかこんな大の大人が、そんな感情論で人生の重大な選択を。しかも誰の目にも明らかに誤っているほうへ舵を切るとは、思ってもみなかったのである。
アルマンは目を細め、言った。
「……いや、それくらいならば……やはりこうしよう」
途端男はグステルの襟首をつかんでいた腕を乱暴に振るった。
グステルは床に叩きつけられ、見守っていたロイヒリンがあっと叫んだときには、アルマンは娘の横っ腹を足で容赦なく踏みつけていた。
床の上で苦しそうに呻く娘を、男は満足げに見下ろす。
「……脅す相手を間違ったな小娘、俺は強欲なんだ。今更この愉快な暮らしを手放す気はない。何がなんでもだ」
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