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教えてリット先生!
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現在私は書庫にいます。
(デ………デカい………!!)
え?え?これ普通に大図書館レベルだよね?ねぇ!?
これが書庫!?これがこの世界の常識なの!?ねぇ!?
「大丈夫ですか………?」
「あ!はい!ごめんなさい!!あの………大きすぎません?ここ」
「え?普通でしょ?」
(あ、これが普通でしたか………)
「それじゃあ簡単にこの世界のこと教えるから」
「はい!よろしくお願いします!リット先生!」
「リット……『先生』……?」
「はっ!ついノリで!!」
「ノリ………?」
「…………なんでもないです。始めてください」
「あ、はい」
「まず、この僕らがいる国の名前は『ミドレアント王国』。この世界に存在する5つの大陸の内の1つ『ラディス』に存在しているんだ。この世界には『魔法』っていうのが存在していて、僕らに宿っている『魔力』を糧に現象を起こすことを『魔法』って言うんだ。魔法には属性が6つあるんだ」
「あ!属性なら分かる!」
(フッ…………ラノベ読者の私に任せなさい!)
「『火』、『水』、『土』、『風』、『光』、『闇』の6つでしょ?」
「うん。そうだよ。よくわかったね」
「私の世界にここみたいな世界を題材にた小説があったからね」
「へぇ~。と、じゃあ説明を続けるね?」
「はい!リット先生!」
「あ、それ続けるんだ」
「うん」
「…………えーと、魔法には自分と適正のある魔法しか使えないって言うルールがあるんだ。僕は水。フレアは火だよ」
(名前のまんまだなおい)
「魔法には詠唱を使うことで、発動できる」
(まぁ、ようするにイメージなんでしょ?よゆーよゆー)
「じゃあ試しにやってみるね?」
(おぉ!魔法を実際に見れる!やったね!)
『我は水の使い手なり。我が思いに答え、我が前に水球を産み出したまえ…………ウォーターボール!!』
リット先生がそう唱えると、彼の手の上に中くらいの水の球が産み出された。
「お…………おぉ~!!すごい!」
(けど…………)
(呪文が廚二病すぎてイタい!!)
という訳で、こんな廚二病発言したくないので、私は無詠唱に挑戦しまっす!
(えーと、手の上に火の玉を出すイメージをすればいいんだよね?)
「…………えい!」
ボッ!と小さいが火の玉が出てきた。
「やった!!」
「う……嘘…………」
「ん?」
「ど……どうやったの!?なんで!!呪文もなしに!!」
「ちょ!」
と、いきなり肩を捕まれ激しく揺さぶられる。
「無詠唱なんて、ありえない!!今までできた人なんて……」
「ちょ……あの………くる………しい……吐く……うっぷ」
「あ、ごめん」
ササっと距離をとられた。解せぬ。
「それでなんでできたの?」
「え……えーと…………」
(これって言っていいのかな?なんか世界変わったりする?…………よしめんどくさいから言わないでおこう!)
めんどくさいで決めた私はダメ人間です。
「なんか、おりゃー!って気合いで?」
「気合いって…………」
「それより説明続けてくれない?」
「わかった」
(うんうん。あっさり次に行けてお姉さん嬉しいよ)
「とりあえず、こんな感じかな。何か質問ある?」
(なんか…………疲れた…………。あ、でも)
「えーと、私は今後どうすれば?」
「殿下に会ったあとは今まで通り学園に行くと思うよ?」
(学園あるんだ…………)
「私ってフレアのフリしたほうがいい?」
「やめておいた方がいいよ」
と、真顔で言われた。
(顔怖いっすリットさん)
「ちなみにフレアってどんな娘なの?」
「死んでくれたらこの世界は平和になるよ」
(わ~すっごくはっきり言ったよこの人……てか死んだら世界が平和て……なにしたのよフレアさん……)
「フレアってそんなに悪い娘だったの?」
「悪いどころじゃないよ。災厄だよ」
(そこまで!?)
「身分を使って我が儘三昧。気に入らなければ罵倒もするし暴力も振るし……あ、思い出したら腹立ってきたわ」
(怖い怖い怖い怖い!!フレアじゃないけどごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!)
「ごめんなさい……」
「君が謝る必要はないでしょ?むしろこっちとしてはあいつがいなくなって清々したよ」
(ついにはあいつ呼ばわりですか。ん?そんなことを今までしてきたってことは…………)
「私の学園生活……ヤバくない…………?」
「…………」
「無言で目をそらさないでくれません!?」
「た……多分大丈夫……だよ。うん」
「余計不安なんですけど!?」
(どうなっちゃうの!?私の学園生活は!!)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
皆様初めまして!SAKURAともうします!
なんかふと見たら
「あれ!?お気に入り数200越えてる!?」
と、驚きました。
皆様ありがとうございます!!(泣)
これからも読んでいただけると嬉しいです!
感想もお待ちしております!!
(デ………デカい………!!)
え?え?これ普通に大図書館レベルだよね?ねぇ!?
これが書庫!?これがこの世界の常識なの!?ねぇ!?
「大丈夫ですか………?」
「あ!はい!ごめんなさい!!あの………大きすぎません?ここ」
「え?普通でしょ?」
(あ、これが普通でしたか………)
「それじゃあ簡単にこの世界のこと教えるから」
「はい!よろしくお願いします!リット先生!」
「リット……『先生』……?」
「はっ!ついノリで!!」
「ノリ………?」
「…………なんでもないです。始めてください」
「あ、はい」
「まず、この僕らがいる国の名前は『ミドレアント王国』。この世界に存在する5つの大陸の内の1つ『ラディス』に存在しているんだ。この世界には『魔法』っていうのが存在していて、僕らに宿っている『魔力』を糧に現象を起こすことを『魔法』って言うんだ。魔法には属性が6つあるんだ」
「あ!属性なら分かる!」
(フッ…………ラノベ読者の私に任せなさい!)
「『火』、『水』、『土』、『風』、『光』、『闇』の6つでしょ?」
「うん。そうだよ。よくわかったね」
「私の世界にここみたいな世界を題材にた小説があったからね」
「へぇ~。と、じゃあ説明を続けるね?」
「はい!リット先生!」
「あ、それ続けるんだ」
「うん」
「…………えーと、魔法には自分と適正のある魔法しか使えないって言うルールがあるんだ。僕は水。フレアは火だよ」
(名前のまんまだなおい)
「魔法には詠唱を使うことで、発動できる」
(まぁ、ようするにイメージなんでしょ?よゆーよゆー)
「じゃあ試しにやってみるね?」
(おぉ!魔法を実際に見れる!やったね!)
『我は水の使い手なり。我が思いに答え、我が前に水球を産み出したまえ…………ウォーターボール!!』
リット先生がそう唱えると、彼の手の上に中くらいの水の球が産み出された。
「お…………おぉ~!!すごい!」
(けど…………)
(呪文が廚二病すぎてイタい!!)
という訳で、こんな廚二病発言したくないので、私は無詠唱に挑戦しまっす!
(えーと、手の上に火の玉を出すイメージをすればいいんだよね?)
「…………えい!」
ボッ!と小さいが火の玉が出てきた。
「やった!!」
「う……嘘…………」
「ん?」
「ど……どうやったの!?なんで!!呪文もなしに!!」
「ちょ!」
と、いきなり肩を捕まれ激しく揺さぶられる。
「無詠唱なんて、ありえない!!今までできた人なんて……」
「ちょ……あの………くる………しい……吐く……うっぷ」
「あ、ごめん」
ササっと距離をとられた。解せぬ。
「それでなんでできたの?」
「え……えーと…………」
(これって言っていいのかな?なんか世界変わったりする?…………よしめんどくさいから言わないでおこう!)
めんどくさいで決めた私はダメ人間です。
「なんか、おりゃー!って気合いで?」
「気合いって…………」
「それより説明続けてくれない?」
「わかった」
(うんうん。あっさり次に行けてお姉さん嬉しいよ)
「とりあえず、こんな感じかな。何か質問ある?」
(なんか…………疲れた…………。あ、でも)
「えーと、私は今後どうすれば?」
「殿下に会ったあとは今まで通り学園に行くと思うよ?」
(学園あるんだ…………)
「私ってフレアのフリしたほうがいい?」
「やめておいた方がいいよ」
と、真顔で言われた。
(顔怖いっすリットさん)
「ちなみにフレアってどんな娘なの?」
「死んでくれたらこの世界は平和になるよ」
(わ~すっごくはっきり言ったよこの人……てか死んだら世界が平和て……なにしたのよフレアさん……)
「フレアってそんなに悪い娘だったの?」
「悪いどころじゃないよ。災厄だよ」
(そこまで!?)
「身分を使って我が儘三昧。気に入らなければ罵倒もするし暴力も振るし……あ、思い出したら腹立ってきたわ」
(怖い怖い怖い怖い!!フレアじゃないけどごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!)
「ごめんなさい……」
「君が謝る必要はないでしょ?むしろこっちとしてはあいつがいなくなって清々したよ」
(ついにはあいつ呼ばわりですか。ん?そんなことを今までしてきたってことは…………)
「私の学園生活……ヤバくない…………?」
「…………」
「無言で目をそらさないでくれません!?」
「た……多分大丈夫……だよ。うん」
「余計不安なんですけど!?」
(どうなっちゃうの!?私の学園生活は!!)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
皆様初めまして!SAKURAともうします!
なんかふと見たら
「あれ!?お気に入り数200越えてる!?」
と、驚きました。
皆様ありがとうございます!!(泣)
これからも読んでいただけると嬉しいです!
感想もお待ちしております!!
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