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さぁー!狩りをしよう!
しおりを挟む休憩後スキル取得とレベルアップを目的とし森に入る事にした。頭上を見れば太陽は真上に有り、上手くすれば夕飯にお肉が食べれるかも。
「あっ! アケビがなってる! こっちには桑の実だ! このジャンクーランにも有るんだ。いや、似ているだけで違うモノかも? 【鑑定】」
木の実:山や森によくある実。食用・薬草
木の実:山や森によくある実。食用・薬草
どっちも同じで判断出来ない。名前が分かれば…… 地球と同じモノなら使い方は分かるんだけどなぁー 何故って、育ち盛りの高校生だった時は山に入って木の実取ったり芋掘ったり。何時も空腹だったんだから。彼奴ら、真面な食事もさせてくれ無かったからね。
よしっ! 私の知らない植物を鑑定しよう。【鑑定】
木:どこにでもある木。材木
あうぅぅーー 腹立つーーー💢
魔法の基礎は出来ても攻撃魔法はまだ火魔法しかない。飛距離もなければ威力も不安定。まして此処は森の中、とても使えないではないか。何故、風や水魔法を先にしなかったのか。
魔法攻撃=ファイアー! て、おバカ!
ガサガサ ???
スライムが現れた!【鑑定】
スライム 何処にでもいる魔物
分かってます!
『ロッカ、単独のスライムは子供でも倒せるの。練習するの』
「うん、まずはボーガンで狙ってみるね。何か食べている最中かな御免ね」
木に隠れながらスライム目掛けて矢を放った。
バスッ!
矢に当たったスライムは、一瞬ビックッとなったがまだ動いている。
「あれ、弓はダメ? 物理攻撃無効? 一応剣でも攻撃してみよう」
反撃の兆しはないが慎重に近付き剣で切りつけてみた。おや?プルプルしてる。もう一丁切りつけると動かなくなった。
「ほっ、弱いって聞いていてもドキドキするね。それに悩むほど罪悪感を感じないんだけど…… 是で良いのよね?」
『このセカイはシビアなの。ニンゲンはマモノをタオしてセイカツのカテにするの。サツリクじゃないの』
「テンちゃん難しい言葉を知っているのね、分かった!私は猟師、今夜の夕飯をゲットするのよ! でもテンちゃん食べられる魔物分かる?」
『ダイジョウブなの。ヨルまでにはカンテイレベルがあがればいいの』
「……さいですか…… 」
テンちゃん何気に手厳しい。頑張ります
『ロッカ、タンケンだしてカイタイするの。ナカからマセキとるの。イシのヨコをきってなの』
うす青い透明ゼリーの中に青い石が見える。短剣で石の横を切ると、淡い光を放ち溶け出した。後には魔石と水色のゼリーが残っていた。
「このゼリーなんだろう? 【鑑定】」
???ゼリー:???からたまに取れる。食材・薬剤
「表示の出方が今までと違う! しかも食材・薬剤だって!」
『もうすぐレベルあがるの』
ひゃっほー!
そうだ! 鑑定と採取から討伐に替えてみようかな。
それから目にするスライムを、切って切って・射って射って狩りまくり、観て観て観まくる。途中で分かったけど、スライムは打撃攻撃に耐性があって攻撃力が低いと一発では倒せないの、先に言ってよ。
そんなんでも8匹目を狩ったとき。
チャ・ラァーン
【剣術】(F)を修得しました。
【弓術】(F)を修得しました。
【鑑定】(D)を修得しました。
【解体】(F)を修得しました。
「ヤッタ! これで地球の物と比較できる! 剣や弓も修得出来たし手数も減ってきたから攻撃力も上がったはず」
LV3
HP28→32
MP142
腕力38→40
脚力37→45
瞬発力32
体術10
攻撃力30→35+(20)
防御力218
魔法スキル:土・水・風・火(オールF)・光(C)・精霊(F)
攻撃魔法:ファイアー・ボール
攻撃スキル:剣術・弓術(F)
固有スキル:製薬(F)・調合(F)・料・理(C)・裁縫(C)・回復魔法(E)
回復上昇・クリーン(S)・生活魔法・木工(F)・解体(F)
称号:無し
隠蔽中: 闇(S)・時空(S)・隠蔽(S)・鑑定(D)・マッピング(F)
称号:三大神の加護・精霊の愛し子
「HPが4しか上がってない、攻撃も5だし、他も少しだけ。スライムおいしくない。他の魔物いないかな」
魔物を探して1時間、出会ったスライム倒してはヒールを掛け更に歩く。
「効率が悪いわね。晩ご飯も探さなきゃいけ無いのにスライム以外いないのかな」
『ロッカ、チズとマッピングをつかうの』
「?……マッピング。あれ!私同じ所をグルグル回っていたみたい」
周りは同じ様な木が生い茂り、歩いているようで歩いていなかった。表示画面の端っこ辺りから斜め上にまっすぐ歩いて途中から糸が絡まる様にグチャグチャ交差している。多分最初のスライムから狂い始めたのね。
がくぅぅー これじゃダメだ。マッピングで歩いていない場所を歩こう。
マッピングは半径50M、私は星マークで表示されている。
サワサワ
「! 何だ鳥か。しかも小さすぎて食べるところがないな」
チャ・ラァーン
【探索スキル・気配察知】を修得しました。
「新しいスキルだ! ナビで観てみよう」
【気配察知】半径30M内の生き物の気配を察知します。
「30Mか、これも微妙だね、草原なら一発で見つかるわ。早いところ精度を上げなくっちゃ」
『マッピングとあわせてツカえるの。ステータスのセッテイガメンでデキるの』
ふむ、マッピングにセンサー機能を付ける感じかな? ……あぁ~ら不思議、画面の上に複数の点が点滅してる。
「魔物も動物も一緒よね。取りあえず近場から慎重に確認していくか」
例えスライムだらけだとしても、一つ一つ丁寧に潰して回ったお陰で今では一撃で倒せるようになった。そしてやっとスライム以外の魔物に出会った。
「!! あれ、ゴブリンだよね!【鑑定】」
ゴブリン:何処にでもいる弱い魔物 雑食
ゲームと変わらないな。ボーガンを構え慎重に近付く。
頭を狙ってまず1射。外れて肩に当たった。ビックリしたのか痛いのか、ギャアギャア喚きながら矢をぬこうとしている。まだ距離が有ったから2射目を放った。これは頭に当たり倒れた。起き上がらないようなのでボーガンを剣に持ち替えゆっくりと近付いた。横向きに倒れて動かないゴブリンの喉にダメ押しで剣を刺した。
チャ・ラァーン
【弓術・懐中】を修得しました。
すごい!スキルが華やかになっていく。……でも私は……晩ご飯のお肉が欲しい。このままではお昼と同じお魚だけになってしまう。
に~く~ 肉がほしいよう、肉~ぅ💦
食べれないゴブリンはそのままストレージに入れて狩りを続けた。
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