やり直し人生は異世界から

ローザ

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皆で食材を取りに行こう

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 確かに皆と比べて背は低いし、胸だってサーシャさんから見れば… うぅ~… でもでもでも!前の私よりデカいんだぞ!形だって美乳だし!まだ成長期だし是から大きくなるもん!


 プリプリと肩を怒らせ中央に近付くにつれ、人も増え街の音も大きくなっていく。不機嫌に歩いているせいなのか、側を通る人達にチラチラと見られている様だけど人様の邪魔はしてい無い(はず?)だから気にしない。

「うわぁー活気があるぅー♡ どんな店があるかなぁー」

 小物に洋服、鍋に家具。離れた所ではしゃがんでる小父さんの横に冒険者が椅子に座ってる。靴磨きかな?違った剣を研いでる研ぎ屋さんだ。あっ、おばさんも来た、ナイフを出してる。腕のいい人なのかな。

 関連商品が自然と集まっているのか、市の中はとても見やすい。住居関係エリア?を通り台所エリアの食材スペースに来てあっちこっち見るが、肉。右見て肉。左見て肉。野菜が無い。肉の隣に飾りの様に1・2種類の野菜が置いてあるだけ。

「サーシャさん野菜は何処ですか?」
「あー あははは… あれだけよ」

 あれだけよ…あれだけ…アレ…だけ…

 私の脳内はショックの嵐です。ショボくてもリアカー1台分の店が在ると思っていたのに。肉のみの料理なんて耐えられない!野菜よ!野菜をゲットしなくちゃ!

「此処から一番近い森は朝居た森ですか…」
「いや、南門から出れば直ぐ近くに行ける所が在るが」

 南門… 食材… 【マッピング】に反応が出た。

 おおー光ってる光ってる!

「行きましょう!いや、私は行く!何時!今!」

 南門へと駆けだした。

「オイ!1人で行くな!」
「「「「まってー」」」」





 南門は高い石造りの門で、西門より厚みが有り、出ると比較的森が近くにある。

 走れば30分位で着くかしら?

 門を出ると脇目も振らず、皆の制止も聞かずに森を目指した!目指したが間もなくへばって果てた。




「体力在ると思ったが、持久力は無いな。今後の課題だ」
「ハァーハァー… 了解…しました…………」

 何で…息が…乱れてないの……

 ゼェーハー ゼェーハー





「南は山が近い割に大型の魔物は居ないが、集団で襲ってくる小型の魔物が厄介で、舐めてると痛い目に遭うぞ」
「すみません…」
「さて。食材採取と平行して、ロッカの討伐スキルを確認していこうか。今まで倒してきた魔物はどんなのがいた?武器は何だ?」
「スライム ゴブリン ホーンラビット オークやボアとかです。武器はボーガンと剣です」
「うん、スキルはどのくらい覚えたんだ」

 スキルかぁー あんまり取れてないんだよね。

「えーと…剣術で袈裟切り、突き、切り返し。弓術は懐中、乱れ打ちです」
「…他は?」
「……無いです」
「……分かった もし魔物に会った場合はロッカが討伐をしろ。俺達は警戒しながら後ろで待機しておくから何時も道理の討伐をして見せてくれ」
「分かりました」



「ロッカちゃん!あそこにアケビがあるわ!見た目は良くないのに甘くて美味しいのよね、私好きになっちゃった」
「気に入って貰えて良かったです。でも、その実はまだ早いですよ。完熟すると亀裂が入りますからそういうのを探して下さい」

 甘い物好きなサーシャさんは嬉々として採取しているけど、そんなに食べられるのかしら?飽きちゃうよ?他には何があるかしら。

 サーチを掛ければ至る所に見慣れた野菜の名前がある。ただ…

 違う形の葉っぱなのに鑑定は【ほうれん草】八百屋にあるほうれん草とは少し違いどちらかと言えば河原で見かける原種に近いかな?それと輸入食材のスーパーで売られている白い茎のビエトラやブライトライトなどに見えるし。カラシナも見つけたけど、これも私が知っているマスタードグリーンという大型の葉っぱだし。野菜の見た目がヨーロッパ産なのはどうしてなのかしら??
 キノコも豊富だな。舞茸は肉と相性が良いし、キクラゲは炒めるのが好き。あっ!マッシュルームみーつけた!
干せば保存食にも成るし旅に持って行くのも嵩張らないし、出汁に良し、具材に良しの優良食材よね。多めに取っていこう。

 ピコーン・ピコーン

 何かいる。マップを見ると5体の魔物が此方に向かってきていた。
 皆に教えようと振り返って見ると、ダンカルさんは盾を構え、リュシウォンさんとローリーさんは剣を抜きサーシャさんも杖を構えて少し下がった位置にいた。ガストさんの姿が見えないと焦っていたらサーシャさんが上を指差した。枝の上で弓を構えるガストさん。皆は既に警戒態勢に入っていた。流石だ。
 私だけが出遅れている。スキルに頼りすぎているせいだろう。

「ロッカ落ち着いてれ」
「大丈夫だよ、危ないと判断したら手を出すから」
「回復は任せてね。いざという時は防御魔法を掛けるから」
「はい!」


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