孤独になった俺は女教師とその妹と暮らすことになった

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有栖川姉妹のお風呂と夜

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集中力を完全に失った俺はペンを机に置き耳を澄ませていた。宿題に対する集中力は無くなり2人の会話を聞くことに集中していた。

「こんなにおっぱい大きかったら生徒も釘付けなんじゃない?」

「どうかな?でも時々視線感じる時はあるけど...」

「そういう時どんな気分なの?やっぱりキモいとか思うわけ?」

「年頃だから仕方ないかなーって感じかな。さっき星月くんにも見られたし....」

「へぇーあたしがいない時にそんなことが...ねぇどうだったの?もしかしてキュンときたとか?」

胸のことやエロトークをするときの紗奈蘭さんは異常にウキウキしている。声のボリュームだけではなくトーンやテンションも違うように思える。

「そんなキュンなんてしてないよ...年頃の男の子だから仕方ないって気持ちなのっ!」

「ふ~ん。面白くないな~。」
紗奈蘭さんは有栖川先生を面白がっているみたいだ。人は見かけによらないということがよく分かった。

この話以降会話の内容が聞こえない。声の音量を下げて会話をしているのかそもそも会話自体途絶えたのかは俺には分からない。

30分後ぐらいに2人は和室に戻ってきた。有栖川先生は薄着と短パン素足というコンボだ。
顔はほんのりと赤い。髪も微妙に濡れていて艶かしいものだ。
俺は生唾をゴクリと飲み込んだ。

「星月くん宿題終わった?」

「あ、はい、終わりました!」
俺は宿題のワークを広げて先生に見せつける。
それを見た先生はニコッとした。
この笑顔がまた可愛いのだ。宿題で疲れた俺の身体が癒されていく。


「頑張ったねお疲れ~。疲れはお風呂でゆっくり癒してね~。」

「はい。」

先生とお風呂に入ることができれば疲れも一気に宇宙の彼方まで吹き飛ぶだろう。でも一緒に入ることは夢のまた夢だ。
宿題を片付けて俺は風呂に入った。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

15分ぐらいして俺は風呂を出た。
和室に戻ると左の襖が開いていた。その先には縁側がある。その縁側に有栖川先生は座っていた。
「有栖川先生何してるんですか?」

「星月くん。」
先生は俺の声で振り向いた。
振り向いた先生の表情はいつもの明るい感じではなく何かに浸っているような表情ですごく大人っぽくてドキッとした。

「ね、寝ないんですか?」

「そうだね、そんな時間だよね。私星と月を見てたんだ~。そういえば星月くんの名前も星と月が入ってるね。」

「ははは。そうですね。」

「じゃあ寝る準備しよっか?」
俺と有栖川先生は襖を閉めて和室の押し入れかは敷布団かけ布団を出す。
家には客人用に用意されていた布団があり丁度人数分だ。

「星月くん真ん中で紗奈蘭は右で私は左ね。」.
布団の敷き場所を有栖川先生が決めて俺たちはそれに従った。場所に意味があるのはか知らない。

布団の準備ができると俺たちは布団の中に入り有栖川先生が電気を消した。
「みんなおやすみなさい。」

「おやすみ...」

「おやすみなさいです。」

俺たちは眠りについた。
と言いたい所だが俺は目が開いたままだった。眠なれなくて何度も寝方を変える。

「星月くん眠れないの?」

「すいません。起こしてしまって。」

「ううん。私も眠れなかったの。少しお話しする?」

横で紗奈蘭さんが眠っている中俺たちは静かに和室を出てキッチンへ向かった。紗奈蘭さんを起こさないように話す為だ。
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