孤独になった俺は女教師とその妹と暮らすことになった

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待ちに待った夕食

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俺は放課後になり急いで家に帰った。
早く帰って夕食を食べたいという気持ちが強かったが俺は帰ってからあることに気づいた。
先生は仕事があるので俺より帰るのは遅い。冷静になればわかることだった。
「洗濯物でも畳んで勉強でもするか。」

俺は襖を開けて縁側の向こうにある物干し竿を眺めた。俺の服に隠れて大きな赤色のブラとパンツとそのブラより少し小さい黄色のブラとパンツがあった。
「あれがブラか。初めて見るなー。」
俺の記憶の中では初めて見るブラだった。男のパンツよりも遥かに魅力的だ。全く違う魅力だ。見ているだけで身体が熱くなる感じだ。

俺は1人で恥ずかしがりながら洗濯物を取り込み畳んでタンスの中に入れた。
「ふぅー終わったー。」
キッチンで麦茶を飲み一息ついていると紗奈蘭さんが帰ってきた。

「太陽帰ってたんだ...」

「はい。夕食が待ちきれなくて早く帰りました。」

「有梨華姉ちゃん今日遅いよ...」

「後から気づきました。とりあえず宿題でもして待ってます。」
俺は机に向かって宿題を始めた。
今日の宿題は英語だった。得意教科ということもあり俺は早いペースで宿題を進めた。

◇◇◇

いい匂いがする....
俺は目を開けた。どうやら眠っていたみたいだ。
宿題を終わらせた後眠ってしまったようだった。
テーブルの上にはオムライスにフライドチキン、コーンスープ、トマトサラダ、ケーキだ。
「凄い。豪華だ。」

「あっ起きたんだね太陽くん。宿題は終わったの?」

「はい。今日は大丈夫です。」

「ふふふ。よくできました。私も昨日約束した豪華な夕食頑張ってみたよ。一部お店で買ったけどね」
有梨華先生は食事をテーブルの上に置きながら笑みを見せる。仕事も大変なのに料理まで。
感謝してもしきれないぐらいだ。
「有梨華先生ありがとうございます。」

「ううん。感謝されるほどじゃないよ。」

俺たちは手を合わせていただきますをすると夕食を食べた。どれも美味しい。手が止まらなかった。
「有梨華先生美味しいです。ありがとうございます。」

「喜んでもらえて私は嬉しいよ。」
先生がニコッと微笑むので俺も返すようにニコッと笑った。
夕食を食べ終えると洗い物を俺が引き受けたのだが有梨華先生も手伝いに来たので談笑しながら洗い物をした。
洗剤を付けてゴシゴシと食器を擦り有梨華先生に渡す。それを受け取った有梨華先生は水洗いをする。
初の共同作業だった。

食器洗いが終わると有梨華先生と紗奈蘭さんがお風呂に入った。
またもや声が聞こえてくる。

「有梨華姉ちゃんのおっぱいムニムニして私好きだなー。」

「ちょっと紗奈蘭!おっぱい揉むのやめなさいっ。」

(また始まったな。)
俺は2人の声が聞こえなくなるまで悶々としていた。2人がお風呂から出た頃には俺のHPはほぼ0だった。

◇◇◇

2人の後に俺は風呂に入り終えると布団の中に入った。ふと今日の昼食の時間に秋奈先生が言ったことを思い出した。

(明日は先生と遊園地か...)
思い出さなければ良かったかもしれなかった。胸がドキドキしてその日は中々寝付けれなかったからだ。
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