クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

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アンチ能力編

戦いの時は今、

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 イーストは全てを知っている。ディオスたちがどこでいるのか、何をしようとしているのか。マップなどなくてもイースト自身が全てを把握しており場所が分かっておりスムーズに向かうことができている。

「ねえ、みんな戦いの前に話しておきたいことがあるの 」

「ああ 」

 希良梨はイーストたちに話すべき物事を伝えた。その伝えた物事が戦いにどういう意味を示すことになるのか、その時はまだ分からなかった。

 イーストが居た村から数km離れた峠をイーストたちは歩いている。険しく硬い地面で少し歩くだけで疲労が身体中を襲うのだ。

「中々疲れるね....」

「そうだな。だが 」

「この峠を乗り越えなければディオスには辿り着けないぞ 」

 イーストは希良梨たちに激励を送る。激励とは少し違う気がしつつも、原動力と考えて希良梨は力を振り絞って歩いたのだった。

「昇、待っててね。もう終わるから 」
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