クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

ディオス編

進化する

　身体の治癒と強化に成功したディオスは力を込めて大気を震わせる。地震が起き、地面からはマグマが放出される。ディオスは筋肉を膨らませて背中から大きな蝶のような羽を生やした。

「俺は誰にも負けない。俺こそが最強の男、ディオスだ。誰にも負けない 」

　進化していくディオスをイーストは見つめている。その黒い目からはディオスへの対抗心が燃えているのがわかる。

「ディオス。お前、どうなるつもりだ 」

「さぁな。俺も分からない。だが、貴様を倒すことは確定している 」

　ディオスは額から一本の十五㎝ほどの角を生やした。そして、拳を握り力を纏い空の色を青色から赤色に変えていく。

「この俺が支配者だ。ひれ伏せ 」

　イーストは怪しい気配を感じ、構えを取ったことらにはディオスによって真っ二つに切り裂かれていた。

「ぶはぁっ....な、なぜぇ 」

「貴様がとろいからだ 」

　切り裂かれたイーストはディオスによって開けられた奈落の底へ転落していく。追い討ちするかのように光弾を落としてトドメを刺した。