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幕章Ⅰ -シン・氷室家の人々-
新しい関係
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夕食の後、早希ちゃんの宿題を少しだけ見て、今後のスケジュール感をざっと立てていく。
どうやら、彼女はポスターと自由研究はしっかり――というよりも完璧すぎるほどにやってはいるものの、他のものはあまり手が付けられていないようだ。
試しに開いてみた数学の冊子は、開かれた形跡もないくらい清々しいほど綺麗に置いてあったので苦笑してしまう。
「もう、あんまり時間もないし。とりあえず、こんな感じでやってこうか?」
「…………はーい」
不満そうな顔ではあるが、彼女もそろそろやばいということには気づいているのだろう。
ある程度答えが分かるようならまだしも、あまり得意ではないのであれば、残った休みがそれを終えることに割かれることは想像に難くない。
「あははっ。そんな縋るような目しなくてもヒントになる公式は後でメモしておいてあげるから、ね?」
「さすが透ちゃんっ!よろしくお頼み申す」
想像通りというべきか、分かりやすすぎるほどの反応に、つい笑いがこみ上げてきてしまう。
(ふふっ。なんで、時代劇っぽい言葉遣いなのかはよくわからないけど)
しかし、それもまた早希ちゃんらしいと思える程度には、私は彼女の性格に馴染みつつあるらしい。
ハル姉や茜ちゃん、二人に少しだけ似てはいるものの、その方向性は大きく違う。
強さとは違う、そのどこか甘えるような雰囲気に、なんだか色々と助けたくなるような雰囲気があるのだ。
「そう言えば、今日も泊っていくんだよね?」
「うん。そうするつもりだけど。なにかあった?」
食事の後、瑛里華さんに泊っていったらどうかと言われ、結局はそうすることにした。
以前のように自力で帰る交通手段がない時間でもないし、あまり迷惑をかけてもいけないと少し悩んだけれど。
『その方が、私は嬉しい』
私の返事を聞く前に、言ってくれたその言葉が背中を押してくれたから。
(…………本当に、優しい人だよね)
きっと、心を読んでいるのかと思えるほど心の機微に聡いあの人のことだ。
終わりの時間が近づいていることに対して私が抱き始めていた寂しさ、それに、遠慮がちの性格を気遣ってくれたのだろうなと、何となく思っている。
「ううん。でも、明日お兄ちゃんいないらしいからさ。それ、知ってたかなと思って」
「ああ、そのことなら大丈夫。ちゃんと聞いてるよ」
「そっか。ならいいんだけど。お兄ちゃん、自分のことだと意外に抜けてるとこあるから」
「ふふっ。確かに、そうかもしれないね」
困ったもんだとでもいうように肩を上げ首を振る様子がなんだか面白かった。
しかし、彼女のいうことはわからないでもない。
誠君は、自分というものの価値や立ち位置について、あまり適切な評価ができていない時がある。
当然、自信がないわけでもないし、謙遜しているわけでもない。
彼は、確固たる自分を持っていて、嫌なことは嫌だと、いいことはいいとはっきりと言える人だ。
でも、自分以上に大事な人の気持ちを優先する。そんな人だから。
「まぁ、明日は暇だし宿題手伝おうかな」
「え?いいの?なら、せっかくだし透ちゃんの家でやろうよ」
「私の家?ほんと、何もないよ?」
「いいのいいの。ただ行ってみたいだけだから」
「…………なら、うん。私の家でやろうか」
「やったっ!」
今まで、誠君しか入れたことのない自分の部屋。
実家を離れ、親友といえる二人と離れ、元々そこは、一人で生きてく覚悟をするために作った私だけの箱庭だった。
寂しさを感じないようにするために、幸せを思い出さないようにするために。
でも、今はそんなことをしても意味は無いとわかってしまった。
私に抱えられるものなんてそう多くはない。
それに、もう幸せを諦めることは、絶対にできないから。
「……………………………………気づいた時には、いろんなものが増えているのかな」
物に、優しさに、温かさに溢れたこの家のように、いつかはそうなるのかもしれない。
あの何もない部屋も、こんな風に。
私は、そうなったらいいなと、そう思った。
◆◆◆◆◆
早希ちゃんに促され、一人誠君の部屋に向かうと、閉められた扉の隙間からは冷たい空気とともに明かりが漏れ出していて、彼が室内にいるのがわかった。
(なんか、緊張するな)
別に、悪いことをしようとしているわけではない。
ただ、以前は招かれて入った、その乙女的には特別な空間に自分から踏み入ることに対して、少しだけ心の壁が立ちはだかってきただけだ。
特に二人の想いが通じ合った後だからこそ、余計に。
(とりあえず、深呼吸)
一人で行って来いといいながらも、恐らく早希ちゃんも隠れて見にきたのだろう。
後ろから微かに笑うような声が聞こえてきて、それに気づく。
「よしっ」
そして、気合を入れようやく部屋をノックしようと手を上にあげたその時。
なぜか扉がひとりでに開き、不思議そうな顔をした誠君が目の前に立っていた。
「あれ、透?」
「…………こんばんわ」
「へ?あ、うん。こんばんわ?」
入れた気合が空回りしたせいか、自分の口から出ていったのは今さら過ぎる挨拶。
思わず頭を抱えたくなるような、そんなものだった。
「あー。とりあえず、中入るか?」
だんだんと、熱くなっていく顔はきっと赤くなっているのだろう。
それに、頭は真っ白になって考えがまとまらず、ただ黙って頷くことしかできない。
(せっかく来たのに。ほんと、何やってるんだろう)
普段はなんでもできるような顔をしているくせに、いつも私はここぞという時に何もできなくなってしまう。
あまりに情けない自分の姿に、そう自嘲せざるにはいられなかった。
「どうした?座らないのか?」
「……ううん。ありがとう」
そして、こちらの様子を窺うように見てくる彼と、未だ心が揺れ動き何を話すかまとめきれない私。
不思議な沈黙に、何とも言えない焦りを感じてしまう。
何故なんだろう。今までも二人きりでいることはあったし、似たような沈黙は逆に心地よかったはずなのに。
散々、食事の時に揶揄われたからだろうか。
それとも、私が意識し過ぎてしまっているからだろうか。
その答えは――とまたもや頭が変な方向にいってしまう自分に気づき頭を振る。
「ははっ。なんか、緊張するよな」
「……え?」
しかし、そんな時に放り出された彼の言葉。
一瞬、自分のことを言っているのかと思った。
でも、どうやらそれは自らのことを指し示しているようだった。
「変わらないつもりだったんだ。想いを伝えようが、何をしようが」
彼は、おかしいだろ?とでもいうような雰囲気でこちらに語り掛けてくる。
私も同じことを思っていた、そんな風に言いたくなるようなことを、少しだけ恥ずかしそうに。
「でも、思った以上に違っててさ。なんていうのかな……たまに自分の気持ちがコントロールできないんだ」
「…………それは、どういうこと?」
自分も思っていたこと――いや、今も思い続けていることだ。
当然、答えなど聞かなくてもわかっている。
しかし、つい問いかけたくなったその意地悪な質問に、さすがに彼は答えあぐねてしまったのだろうか、頭を手でかきながら曖昧な笑みを返してきた。
「……悪い。しばらく、大目に見てくれると助かる」
そして、そのまま、そっと、まるで壊れ物を触るかのように優しい力で手を重ねられる。
彼らしくない甘えるような雰囲気に、本人は気恥ずかしさを感じているのだろう。
でも、私にとってはそれはとても嬉しいことで。
自分の手を動かすと、指を繋ぎ合わせるようにして再び重ねた。
「暑くないか?」
「ふふっ。寒いくらいだよ」
「…………はぁ。透には、敵わないなぁ」
お互いの汗ばんだ手が、その言葉が嘘だと伝えている。
でも、私の言いたいことは、しっかりと誠君に届いたのだろう。
なぜなら、繋がれた手は、さらに強く。
そして、肩が触れ合うほどの距離に彼が近づいてきてくれたから。
どうやら、彼女はポスターと自由研究はしっかり――というよりも完璧すぎるほどにやってはいるものの、他のものはあまり手が付けられていないようだ。
試しに開いてみた数学の冊子は、開かれた形跡もないくらい清々しいほど綺麗に置いてあったので苦笑してしまう。
「もう、あんまり時間もないし。とりあえず、こんな感じでやってこうか?」
「…………はーい」
不満そうな顔ではあるが、彼女もそろそろやばいということには気づいているのだろう。
ある程度答えが分かるようならまだしも、あまり得意ではないのであれば、残った休みがそれを終えることに割かれることは想像に難くない。
「あははっ。そんな縋るような目しなくてもヒントになる公式は後でメモしておいてあげるから、ね?」
「さすが透ちゃんっ!よろしくお頼み申す」
想像通りというべきか、分かりやすすぎるほどの反応に、つい笑いがこみ上げてきてしまう。
(ふふっ。なんで、時代劇っぽい言葉遣いなのかはよくわからないけど)
しかし、それもまた早希ちゃんらしいと思える程度には、私は彼女の性格に馴染みつつあるらしい。
ハル姉や茜ちゃん、二人に少しだけ似てはいるものの、その方向性は大きく違う。
強さとは違う、そのどこか甘えるような雰囲気に、なんだか色々と助けたくなるような雰囲気があるのだ。
「そう言えば、今日も泊っていくんだよね?」
「うん。そうするつもりだけど。なにかあった?」
食事の後、瑛里華さんに泊っていったらどうかと言われ、結局はそうすることにした。
以前のように自力で帰る交通手段がない時間でもないし、あまり迷惑をかけてもいけないと少し悩んだけれど。
『その方が、私は嬉しい』
私の返事を聞く前に、言ってくれたその言葉が背中を押してくれたから。
(…………本当に、優しい人だよね)
きっと、心を読んでいるのかと思えるほど心の機微に聡いあの人のことだ。
終わりの時間が近づいていることに対して私が抱き始めていた寂しさ、それに、遠慮がちの性格を気遣ってくれたのだろうなと、何となく思っている。
「ううん。でも、明日お兄ちゃんいないらしいからさ。それ、知ってたかなと思って」
「ああ、そのことなら大丈夫。ちゃんと聞いてるよ」
「そっか。ならいいんだけど。お兄ちゃん、自分のことだと意外に抜けてるとこあるから」
「ふふっ。確かに、そうかもしれないね」
困ったもんだとでもいうように肩を上げ首を振る様子がなんだか面白かった。
しかし、彼女のいうことはわからないでもない。
誠君は、自分というものの価値や立ち位置について、あまり適切な評価ができていない時がある。
当然、自信がないわけでもないし、謙遜しているわけでもない。
彼は、確固たる自分を持っていて、嫌なことは嫌だと、いいことはいいとはっきりと言える人だ。
でも、自分以上に大事な人の気持ちを優先する。そんな人だから。
「まぁ、明日は暇だし宿題手伝おうかな」
「え?いいの?なら、せっかくだし透ちゃんの家でやろうよ」
「私の家?ほんと、何もないよ?」
「いいのいいの。ただ行ってみたいだけだから」
「…………なら、うん。私の家でやろうか」
「やったっ!」
今まで、誠君しか入れたことのない自分の部屋。
実家を離れ、親友といえる二人と離れ、元々そこは、一人で生きてく覚悟をするために作った私だけの箱庭だった。
寂しさを感じないようにするために、幸せを思い出さないようにするために。
でも、今はそんなことをしても意味は無いとわかってしまった。
私に抱えられるものなんてそう多くはない。
それに、もう幸せを諦めることは、絶対にできないから。
「……………………………………気づいた時には、いろんなものが増えているのかな」
物に、優しさに、温かさに溢れたこの家のように、いつかはそうなるのかもしれない。
あの何もない部屋も、こんな風に。
私は、そうなったらいいなと、そう思った。
◆◆◆◆◆
早希ちゃんに促され、一人誠君の部屋に向かうと、閉められた扉の隙間からは冷たい空気とともに明かりが漏れ出していて、彼が室内にいるのがわかった。
(なんか、緊張するな)
別に、悪いことをしようとしているわけではない。
ただ、以前は招かれて入った、その乙女的には特別な空間に自分から踏み入ることに対して、少しだけ心の壁が立ちはだかってきただけだ。
特に二人の想いが通じ合った後だからこそ、余計に。
(とりあえず、深呼吸)
一人で行って来いといいながらも、恐らく早希ちゃんも隠れて見にきたのだろう。
後ろから微かに笑うような声が聞こえてきて、それに気づく。
「よしっ」
そして、気合を入れようやく部屋をノックしようと手を上にあげたその時。
なぜか扉がひとりでに開き、不思議そうな顔をした誠君が目の前に立っていた。
「あれ、透?」
「…………こんばんわ」
「へ?あ、うん。こんばんわ?」
入れた気合が空回りしたせいか、自分の口から出ていったのは今さら過ぎる挨拶。
思わず頭を抱えたくなるような、そんなものだった。
「あー。とりあえず、中入るか?」
だんだんと、熱くなっていく顔はきっと赤くなっているのだろう。
それに、頭は真っ白になって考えがまとまらず、ただ黙って頷くことしかできない。
(せっかく来たのに。ほんと、何やってるんだろう)
普段はなんでもできるような顔をしているくせに、いつも私はここぞという時に何もできなくなってしまう。
あまりに情けない自分の姿に、そう自嘲せざるにはいられなかった。
「どうした?座らないのか?」
「……ううん。ありがとう」
そして、こちらの様子を窺うように見てくる彼と、未だ心が揺れ動き何を話すかまとめきれない私。
不思議な沈黙に、何とも言えない焦りを感じてしまう。
何故なんだろう。今までも二人きりでいることはあったし、似たような沈黙は逆に心地よかったはずなのに。
散々、食事の時に揶揄われたからだろうか。
それとも、私が意識し過ぎてしまっているからだろうか。
その答えは――とまたもや頭が変な方向にいってしまう自分に気づき頭を振る。
「ははっ。なんか、緊張するよな」
「……え?」
しかし、そんな時に放り出された彼の言葉。
一瞬、自分のことを言っているのかと思った。
でも、どうやらそれは自らのことを指し示しているようだった。
「変わらないつもりだったんだ。想いを伝えようが、何をしようが」
彼は、おかしいだろ?とでもいうような雰囲気でこちらに語り掛けてくる。
私も同じことを思っていた、そんな風に言いたくなるようなことを、少しだけ恥ずかしそうに。
「でも、思った以上に違っててさ。なんていうのかな……たまに自分の気持ちがコントロールできないんだ」
「…………それは、どういうこと?」
自分も思っていたこと――いや、今も思い続けていることだ。
当然、答えなど聞かなくてもわかっている。
しかし、つい問いかけたくなったその意地悪な質問に、さすがに彼は答えあぐねてしまったのだろうか、頭を手でかきながら曖昧な笑みを返してきた。
「……悪い。しばらく、大目に見てくれると助かる」
そして、そのまま、そっと、まるで壊れ物を触るかのように優しい力で手を重ねられる。
彼らしくない甘えるような雰囲気に、本人は気恥ずかしさを感じているのだろう。
でも、私にとってはそれはとても嬉しいことで。
自分の手を動かすと、指を繋ぎ合わせるようにして再び重ねた。
「暑くないか?」
「ふふっ。寒いくらいだよ」
「…………はぁ。透には、敵わないなぁ」
お互いの汗ばんだ手が、その言葉が嘘だと伝えている。
でも、私の言いたいことは、しっかりと誠君に届いたのだろう。
なぜなら、繋がれた手は、さらに強く。
そして、肩が触れ合うほどの距離に彼が近づいてきてくれたから。
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