30 / 63
第四章 暴走
28話 咆哮
しおりを挟む
街道上のヴォルノ隊は、鉄騎軍が敗走したのちホーガイと合流し出発を急がせた。
イリナ法王の巌窟寺院到着まで早ければあと二日とチョーロー経由の連絡が入っていた。満月までになんとしてでも、聖戒の封印と錫杖を巌窟寺院まで届ける。
巌窟寺院の濃い闇で、封印の影を祓う必要がある。
ヴォルノは拳を強く握り締めた。
『ホーガイ様。護衛百騎。替えの馬も用意いたした。一刻も早く巌窟寺院までお急ぎください!』
ヴォルノは、鉄騎軍三千騎が追いつくのは、遅くとも日暮れになると見積もっていた。
それまでにホーガイ一行を闇の森、巌窟寺院の分岐点まで移動させておきたかった。
そこまで行けば小人たちが何とかしてくれる。
『ヴォルノ隊長? 貴殿はどうなさるおつもりだ』
『この先の峡谷で敵を食い止めまする』
『バ、バカな…… たった三百騎で何が出来る……!』
『マオルカ殿…… お頼み申す』
法王付きだった小人マオルカをホーガイの馬車に乗せた。
『小人まで…… 逃すというのか……!』
『ホーガイ団長。今は一刻も早く離脱すべきだね』
マオルカは亡くなった法王のためにも非情な決断を迫られていた。
『結界は峡谷の向こうに張っておくよ。ヴォルノ団長…… 死なないで』
ヴォルノは豪快に笑った。
『なあに、満月まで、ただ敵を食い止めておけば、いいだけの話だ』
ドン、と胸を叩く。
『さあ、峡谷までご一緒しますぞ』
ヴォルノが言ったとき、衝撃波が一行を襲った。
『なんだ、何事だ!』
砂塵と石礫が舞い上がり、その直後、竜猿の咆哮が響いた。
『今の咆哮…… 昨日チョーローの影伝えで言っていた”目覚め”とは、このことか……!』
ホーガイ付きの小人メガネが、メガネを上げて言った。
『それどころじゃ、なかったからの……』
ホーガイ一行はヴォルノ隊とともに砂塵の中、西に向かった。
『ヴォルノ殿……』
やがて峡谷が見えてくる。
『ホーガイ様。ここでお別れです!』
ヴォルノは剣を抜いた。その背中は、死地に向かう男のそれだった。
『ここで、やつらを食い止める! 一歩たりとも敵をここから通しませぬ!』
*
その少し前、地下の広場。
碧とケイはババ様の許しを得たあと、飼育係に連れられて再び広場に戻ってきていた。
「リュック、置いてきちゃった……」
古い寺院から羽ピーに乗って脱出する際、背負う暇がなかったのだ。
「スマホ…… せっかく撮った写真、もう見られない……」
うつむいて座り込む碧に、ケイはそっと寄り添った。
『トオサン…… きっと巌窟寺院に来る』
「トオサン? パパとママ探しにきてくれるの?」
碧が顔を上げた。ケイは、碧の父のことを言っているようだった。
ケイは懐から手帳を取り出し、単語帳を開いた。そこには現地の文字と異界の言葉が並んでいる。青白く光る苔のそばで単語を探し、ケイの顔が明るくなった。
『……巌窟寺院 ……あった』
碧にその文字を指差す。
「なんとかじいん…… えっ? この漢字、難しい。ちょっと見せて!
巌窟寺院と書かれた文字の下に小さな文字で何かが記されていた。
「……漢字は読めないけど、この寺院に行けば、影で出来る霧で日本に帰れるらしい……って書いてある……」
それは田崎が十二年前に書き足した一文だった。
その先はかすれて読めない。碧は手帳を最初のページからめくった。
そこには、田崎の父がこの世界に来たときの記録が残されていた。
「字がかすれて、うまく読めないけど、これ、おじいちゃんの……?」
田崎の字とは違う達筆な筆跡だったが、確かにこの世界で暮らしていた。
「じゃあ、なんとか寺院に行ったら、パパたちも来るってこと……?」
『巌窟寺院ね。慌てなくてもババ様が連れて行ってくれるよ、アオ』
碧は立ちあがった。言葉は通じない。それでも、早く会いたいという気持ちが、衝動となって溢れ出す。
「早く行こうよ! その、なんとかじいん!」
そのとき、飼育係が壺を抱えて二人の元に戻ってきた。
「羽ピー!! 乗せて!!」
碧が叫び、羽猿を呼んだ。
『ギャッ?』
群れの中の一匹が振り返った。
『ハネピー!! こっち来い!!』
ケイが手招きする。
『羽猿に名前つけだか、もし。名前つけても意味ないぞな……』
飼育係がそう言った瞬間、羽ピーがこちらに向かってきた。
「羽ピー! なんとか寺院まで連れていって!」
『……もし?』
飼育係の口が大きく開いた。
『ハネピー!』
羽ピーは二人にすり寄る。飼育係が壺を落とし、乾いた音を立てて割れた。
「羽ピー! 乗せて!」
羽ピーは翼を広げ、身を低くする。
『ババ様ー!! 大変じゃあああ!!! もしぃ!!!』
飼育係が目と口を見開いて絶叫した。
『なんちゅうこと……!! 猿が…… 鈴なしで…… 懐いた…… もし』
頭を抱え、震えてうずくまる。
『猿に…… 名前を授けたら…… 不吉なことが…… 起こるべな…… もし……』
そのときだった。
竜猿の咆哮が地下空間を埋め尽くした。
直下型地震のような激しい揺れが広場を襲い、碧が尻餅をつく。
「ケイ兄ちゃん! 羽ピー! 地震?」
『グアアア……!!! ワアアアアア……!!!』
竜猿の咆哮が反響し、広場の岩にヒビが走る。石のカケラが降り注ぎ、羽猿たちが叫びながら一斉に飛び立った。
揺れは断続的に続く。
『これ!! 飼育係!! 竜猿がこっちの壁さ、ぶっ壊して来てるだ!! もしッ!!』
黒い塊に乗ったババ様が現れた。
よく見ると、その塊から細い手足が伸び、四つ這いで歩いている。
『ほれ見い…… 言わんこっちゃないぞな、もし』
小さくつぶやく黒い塊を、ババ様が杖で激しく叩いた。
『くそじじい!! うるさいだあ!! 早く! 逃げんかああ!! もしぃ!!!』
*
その少し後、闇の森。
一瞬の静寂の後、前方から地響きと土煙が上がった。
猿の群れが黒い津波となって押し寄せる。
猿の怒号が風に乗って響いた。
グラン隊先発部隊は、逃げ戻ってきた斥候からの報告を受け、浮き足立っていた。
『急げ! 本隊に戻れ!! 小人が結界を張ってくれるはず!!』
先発部隊長が叫び、馬を翻した。
『間に合いません! 近辺の猿どもが一斉にこちらに押し寄せて来ています!!』
騎士団はスタンピードの恐ろしさを身を持って知っていた。
土石流のような猿の奔流は、命尽きるまで止まらない。この十二年で、いくつもの集落が飲まれてきた。
月の民でさえ、祭壇が破壊されてからは制御が難しくなっていた。
『……来た!』
先発部隊長は呆然と振り返った。
木々が倒れる轟音。闇の奥から、無数の赤い目が光る。
そのとき、停車したジムニーではイリナの詠唱が終わりを迎えていた。
杖の先に蓄えられた光が、一点に凝縮する。
『イリナ! 今、光の術を使ったら、使い手に居場所がバレる! ケイと碧も追えなくなる! 結界の中でやり過ごそう!!』
モーイの叫びに、イリナが目を開いた。
『それでは…… 先発部隊が全滅してしまいます……』
杖を前方へ向ける。
『イリナ……!』
リューシャが息を飲んだ。
次の瞬間、杖の先から光の奔流が解き放たれ、前方へと迸った。
一瞬にしてグラン本隊が光に包まれ、さらに先へ伸びていく。
『……終わりだ』
先頭の豹猿の集団がよだれを垂らして飛びかかってくる。
先発部隊長がつぶやいて目を閉じた時、後方からの光があたり一面を覆った。
さらに光は前方を駆け抜けていく。
『……ッ?!』
部隊長の体にぶつかった豹猿は、力なく崩れ落ちる。
泡を吹き、地面に沈んだ。
『これは、イリナ様の光の術……』
部隊長は馬の首に魂が抜けたように力なくもたれて、深く息を吐いた。
『助かった……』
猿たちは次々につんのめり、倒れ伏していた。
血を流した斥候が、傷だらけの馬で駆けてくる。
それに気づいた猿たちが左右に力なく逃げるように散っていく。
『斥候は…… 全滅です……』
部隊長の前で馬の脚が折れ、騎士は崩れ落ちた。
部隊長が馬を降りたときには、すでに人馬ともに絶命していた。
光は消え、辺りは静寂に包まれた。
「……どうした? 何が起きた?」
田崎がモーイに小声でささやいた。
「イリナが光の術で猿たちを追い払ったけど……」
モーイは気を失ったイリナを見た。リューシャの腕の中に崩れ落ちていた。
「これだけの力を使ったら、二日は起きないね」
モーイは青ざめた顔をしていた。
「……それに、これで使い手に居場所が完全にバレた」
そのころ、後方の闇の森の入り口ではグラン隊本隊が鉄騎軍の襲撃を受けていた。
イリナ法王の巌窟寺院到着まで早ければあと二日とチョーロー経由の連絡が入っていた。満月までになんとしてでも、聖戒の封印と錫杖を巌窟寺院まで届ける。
巌窟寺院の濃い闇で、封印の影を祓う必要がある。
ヴォルノは拳を強く握り締めた。
『ホーガイ様。護衛百騎。替えの馬も用意いたした。一刻も早く巌窟寺院までお急ぎください!』
ヴォルノは、鉄騎軍三千騎が追いつくのは、遅くとも日暮れになると見積もっていた。
それまでにホーガイ一行を闇の森、巌窟寺院の分岐点まで移動させておきたかった。
そこまで行けば小人たちが何とかしてくれる。
『ヴォルノ隊長? 貴殿はどうなさるおつもりだ』
『この先の峡谷で敵を食い止めまする』
『バ、バカな…… たった三百騎で何が出来る……!』
『マオルカ殿…… お頼み申す』
法王付きだった小人マオルカをホーガイの馬車に乗せた。
『小人まで…… 逃すというのか……!』
『ホーガイ団長。今は一刻も早く離脱すべきだね』
マオルカは亡くなった法王のためにも非情な決断を迫られていた。
『結界は峡谷の向こうに張っておくよ。ヴォルノ団長…… 死なないで』
ヴォルノは豪快に笑った。
『なあに、満月まで、ただ敵を食い止めておけば、いいだけの話だ』
ドン、と胸を叩く。
『さあ、峡谷までご一緒しますぞ』
ヴォルノが言ったとき、衝撃波が一行を襲った。
『なんだ、何事だ!』
砂塵と石礫が舞い上がり、その直後、竜猿の咆哮が響いた。
『今の咆哮…… 昨日チョーローの影伝えで言っていた”目覚め”とは、このことか……!』
ホーガイ付きの小人メガネが、メガネを上げて言った。
『それどころじゃ、なかったからの……』
ホーガイ一行はヴォルノ隊とともに砂塵の中、西に向かった。
『ヴォルノ殿……』
やがて峡谷が見えてくる。
『ホーガイ様。ここでお別れです!』
ヴォルノは剣を抜いた。その背中は、死地に向かう男のそれだった。
『ここで、やつらを食い止める! 一歩たりとも敵をここから通しませぬ!』
*
その少し前、地下の広場。
碧とケイはババ様の許しを得たあと、飼育係に連れられて再び広場に戻ってきていた。
「リュック、置いてきちゃった……」
古い寺院から羽ピーに乗って脱出する際、背負う暇がなかったのだ。
「スマホ…… せっかく撮った写真、もう見られない……」
うつむいて座り込む碧に、ケイはそっと寄り添った。
『トオサン…… きっと巌窟寺院に来る』
「トオサン? パパとママ探しにきてくれるの?」
碧が顔を上げた。ケイは、碧の父のことを言っているようだった。
ケイは懐から手帳を取り出し、単語帳を開いた。そこには現地の文字と異界の言葉が並んでいる。青白く光る苔のそばで単語を探し、ケイの顔が明るくなった。
『……巌窟寺院 ……あった』
碧にその文字を指差す。
「なんとかじいん…… えっ? この漢字、難しい。ちょっと見せて!
巌窟寺院と書かれた文字の下に小さな文字で何かが記されていた。
「……漢字は読めないけど、この寺院に行けば、影で出来る霧で日本に帰れるらしい……って書いてある……」
それは田崎が十二年前に書き足した一文だった。
その先はかすれて読めない。碧は手帳を最初のページからめくった。
そこには、田崎の父がこの世界に来たときの記録が残されていた。
「字がかすれて、うまく読めないけど、これ、おじいちゃんの……?」
田崎の字とは違う達筆な筆跡だったが、確かにこの世界で暮らしていた。
「じゃあ、なんとか寺院に行ったら、パパたちも来るってこと……?」
『巌窟寺院ね。慌てなくてもババ様が連れて行ってくれるよ、アオ』
碧は立ちあがった。言葉は通じない。それでも、早く会いたいという気持ちが、衝動となって溢れ出す。
「早く行こうよ! その、なんとかじいん!」
そのとき、飼育係が壺を抱えて二人の元に戻ってきた。
「羽ピー!! 乗せて!!」
碧が叫び、羽猿を呼んだ。
『ギャッ?』
群れの中の一匹が振り返った。
『ハネピー!! こっち来い!!』
ケイが手招きする。
『羽猿に名前つけだか、もし。名前つけても意味ないぞな……』
飼育係がそう言った瞬間、羽ピーがこちらに向かってきた。
「羽ピー! なんとか寺院まで連れていって!」
『……もし?』
飼育係の口が大きく開いた。
『ハネピー!』
羽ピーは二人にすり寄る。飼育係が壺を落とし、乾いた音を立てて割れた。
「羽ピー! 乗せて!」
羽ピーは翼を広げ、身を低くする。
『ババ様ー!! 大変じゃあああ!!! もしぃ!!!』
飼育係が目と口を見開いて絶叫した。
『なんちゅうこと……!! 猿が…… 鈴なしで…… 懐いた…… もし』
頭を抱え、震えてうずくまる。
『猿に…… 名前を授けたら…… 不吉なことが…… 起こるべな…… もし……』
そのときだった。
竜猿の咆哮が地下空間を埋め尽くした。
直下型地震のような激しい揺れが広場を襲い、碧が尻餅をつく。
「ケイ兄ちゃん! 羽ピー! 地震?」
『グアアア……!!! ワアアアアア……!!!』
竜猿の咆哮が反響し、広場の岩にヒビが走る。石のカケラが降り注ぎ、羽猿たちが叫びながら一斉に飛び立った。
揺れは断続的に続く。
『これ!! 飼育係!! 竜猿がこっちの壁さ、ぶっ壊して来てるだ!! もしッ!!』
黒い塊に乗ったババ様が現れた。
よく見ると、その塊から細い手足が伸び、四つ這いで歩いている。
『ほれ見い…… 言わんこっちゃないぞな、もし』
小さくつぶやく黒い塊を、ババ様が杖で激しく叩いた。
『くそじじい!! うるさいだあ!! 早く! 逃げんかああ!! もしぃ!!!』
*
その少し後、闇の森。
一瞬の静寂の後、前方から地響きと土煙が上がった。
猿の群れが黒い津波となって押し寄せる。
猿の怒号が風に乗って響いた。
グラン隊先発部隊は、逃げ戻ってきた斥候からの報告を受け、浮き足立っていた。
『急げ! 本隊に戻れ!! 小人が結界を張ってくれるはず!!』
先発部隊長が叫び、馬を翻した。
『間に合いません! 近辺の猿どもが一斉にこちらに押し寄せて来ています!!』
騎士団はスタンピードの恐ろしさを身を持って知っていた。
土石流のような猿の奔流は、命尽きるまで止まらない。この十二年で、いくつもの集落が飲まれてきた。
月の民でさえ、祭壇が破壊されてからは制御が難しくなっていた。
『……来た!』
先発部隊長は呆然と振り返った。
木々が倒れる轟音。闇の奥から、無数の赤い目が光る。
そのとき、停車したジムニーではイリナの詠唱が終わりを迎えていた。
杖の先に蓄えられた光が、一点に凝縮する。
『イリナ! 今、光の術を使ったら、使い手に居場所がバレる! ケイと碧も追えなくなる! 結界の中でやり過ごそう!!』
モーイの叫びに、イリナが目を開いた。
『それでは…… 先発部隊が全滅してしまいます……』
杖を前方へ向ける。
『イリナ……!』
リューシャが息を飲んだ。
次の瞬間、杖の先から光の奔流が解き放たれ、前方へと迸った。
一瞬にしてグラン本隊が光に包まれ、さらに先へ伸びていく。
『……終わりだ』
先頭の豹猿の集団がよだれを垂らして飛びかかってくる。
先発部隊長がつぶやいて目を閉じた時、後方からの光があたり一面を覆った。
さらに光は前方を駆け抜けていく。
『……ッ?!』
部隊長の体にぶつかった豹猿は、力なく崩れ落ちる。
泡を吹き、地面に沈んだ。
『これは、イリナ様の光の術……』
部隊長は馬の首に魂が抜けたように力なくもたれて、深く息を吐いた。
『助かった……』
猿たちは次々につんのめり、倒れ伏していた。
血を流した斥候が、傷だらけの馬で駆けてくる。
それに気づいた猿たちが左右に力なく逃げるように散っていく。
『斥候は…… 全滅です……』
部隊長の前で馬の脚が折れ、騎士は崩れ落ちた。
部隊長が馬を降りたときには、すでに人馬ともに絶命していた。
光は消え、辺りは静寂に包まれた。
「……どうした? 何が起きた?」
田崎がモーイに小声でささやいた。
「イリナが光の術で猿たちを追い払ったけど……」
モーイは気を失ったイリナを見た。リューシャの腕の中に崩れ落ちていた。
「これだけの力を使ったら、二日は起きないね」
モーイは青ざめた顔をしていた。
「……それに、これで使い手に居場所が完全にバレた」
そのころ、後方の闇の森の入り口ではグラン隊本隊が鉄騎軍の襲撃を受けていた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
神様やめたい ! 〜万バズから始まるJK三人組の異世界勘違い神話
タキ マサト
ファンタジー
実は普通の女子高生なのに、
古代日本そっくりな異世界で、神様として崇められています。
神様なんて、やってられない!!
夏休みが終わるまでに、四つの勾玉を集めて家に帰る!
——でも、神様じゃないとバレたら即、処刑……?
これは、三人の少女が神を利用して家に帰るまでの物語である。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる