48 / 49
第六章 集結
46話 開戦
しおりを挟む
その日の午後。
ヴォルノ隊二百騎は、臨戦態勢を整え終わっていた。
闇の森、巌窟寺院を目の前に臨む結界の中。
ヴォルノは、懐の封印と背中に背負った白銀の錫杖の感触を確かめる。
『これをイリナ様に……』
ホーガイに託された、あまりにも重い聖戒国の象徴。
片方でも失われれば、光の管理者としての聖戒国の存在意義そのものが揺らぐ。
『イリナ様は、まだ鉄の車の中、意識が戻っていない』
マオルカがヴォルノの鞍上で、不安げにつぶやいた。
ヴォルノは悲観的な思考を振り払うように、視線を鋭く前に向けた。
『……鉄騎軍の主力が来る前に全てを終わらせる』
『鉄騎軍は、使い手に操られている可能性が高い』
『あの、影の呪縛を受けた武器だな……』
『闇を受け入れなければ、あの武具は使えない……』
マオルカが目を閉じて首を振った。
ヴォルノの脳裏に、法王の光に焼かれ、なお剣を振り上げた鉄騎軍の姿がよぎった。
あれは、生きた兵ではなかった。
『あれは、持ち手と相手の生命力を奪い取る……』
メガネがぼそっと言った。
『闇の呪いだね。使い手を倒せば、無力化できるかも……』
『それに、賭けるしかないか』
そして今、目の前の巌窟寺院にいるのは『死兵』と報告を受けていた。
昨晩の不吉な予感が、現実味を帯びてきた。
その頃、グラン隊はナヴィとともに結界の中に潜んでいた。
『チョーローがもうすぐ、光の術を使う。それが作戦の合図』
『チョーローの光があれば、心強い』
ナヴィとグランが頷き合った。
ヴォルノ隊、グラン隊ともに息を潜めて、その瞬間を待っていた。
*
「あー、緊張するわね」
未来が汗ばんだ手をシャツで拭いた。
『ミク殿、必ず、ケイとアオを救う。鉄の車の御者をお頼み申す』
リューシャが持つ小弓は微動だにしない。
紋様は赤く脈打ったままだった。
「まかせなさい!」
未来は再びハンドルに手をかけた。
「リューシャ? この剣は俺が持っててもいいのか?」
『問題ない。 ……敵の剣を奪う』
リューシャはふっと笑って、未来をチラリと見た。
『本当は、あの鉄のスコップの方が良いのだろうけど……』
「仕方ないでしょ! あんな重いの。普通、家に置いとくわよ」
モーイの訳を聞いた未来が、頬を膨らませた。
その時、未来の目が小弓を持つリューシャの左手の紋様を捉えた。
「リューシャさん? そのう、その紋様 ……痛みはないの?」
「未来…… それは……」
『痛みはない。ただ時々、苦しくなる』
リューシャは前を見つめたまま答えた。
その整った横顔に一瞬、陰が差した。
「そう……」
『……』
「……」
二人の女は何を思うのか。
田崎は剣の柄を握りしめる事しか出来なかった。
そのとき——
「光った! チョーローの光の術だ!」
モーイが叫んだ。車内に緊張が走った。
モーイの結界内からは、外の様子は分からない。
その頃、結界の外ではグラン隊が寺院の前にいる鉄騎軍に突撃をかけていた。
『う……ん?』
イリナがチョーローの光に反応したように、微かに呻き声を上げた。
「イリナ?」
田崎が声をかけた。だが、目を開けることはない。
イリナは再び、深い眠りに落ちたようだった。
「くそ……」
——碧の光が必要だ。早く、碧と合流しないと……
『チョーローの光としては、弱い…… 力を抑えてる?』
モーイのつぶやきは誰にも届かずに消えた。
はっと何かに気付かされたように、モーイは顔を上げた。
「今だ! ミクッ! 合図が来たッ!」
モーイが慌てて叫んで杖を向けた。
「了解ッ!」
エンジンキーをひねる。
エンジンが唸りを上げた。
左手は低速四駆に叩き込み、左足はクラッチへ。
右足でアクセルを踏み込むと、ジムニーは結界を飛び出した。
目の前は、戦場だった。
鉄騎軍と騎士団の怒号と馬蹄の音、剣戟が鳴り響く。
チョーローの光の術で鉄騎軍の騎士が持つ武具は燃え上がり、焦げていた。
ジムニーは坂道を速度を上げて、転がり落ちるように下り始める。
三方を崖で囲まれたボウル状の底に巌窟寺院は鎮座していた。
巌窟寺院の石畳の広場。
その正面を、数百の鉄騎軍が固めていた。
グラン隊が正面から、ヴォルノ隊が側面から——二方向の挟撃。
そして、その只中を切り裂くように、ジムニーが突進する。
プワアアアン!! ヴォン! ガガガガッ!!
「どけどけッ! どけええ!!」
未来はクラクションを鳴らし続け、アクセルを床まで踏み抜いた。
未来はモーイの杖の指すほうに強引にハンドルを切る。
サスペンションが限界を超え、車体が跳ねるたびにフレームが悲鳴を上げる。
暴れるハンドルを腕力でねじ伏せる。
ジムニーのタイヤが砂利を巻き上げ、横滑りする。
「碧ッ! 待ってなさいッ!!」
ジムニーは暴れる獣のように、戦場の只中を突き進んだ。
接触した鉄騎軍の馬がいななき、騎士を振り落とす。
リューシャは激しく揺れる窓から身を乗り出し、矢を次々と放っていった。
『グラン隊!! 寺院の正面の道を切り開く!!』
グランが吠えた。
『いくわよ!!』
ハンクの鉄槌が火を噴いた。鉄騎軍が弾けるように飛んでいく。
その開かれた道を、ジムニーが突っ込んでいく。
『タサキ!! 頼んだ!!』
グランは砂煙を上げて跳ね飛んでくるジムニーに、親指を立てた。
『ヴォルノ隊! グラン隊の援護を!!』
側面からヴォルノ隊が雪崩れ込み、切り掛かった。
だが、鉄騎軍の騎士は斬られても、馬で蹴られても、折れた剣を持ってゆらりと立ち上がった。
ありえない角度で曲がった関節、獣に噛まれた生々しい傷跡。
それでも動き続けていた。
痛みを感じぬ亡者のように、次々と騎士団に襲いかかる。
その表情は無機質で、すべての感情を失っているようだった。
『死兵か……!』
『闇に取り込まれてる……』
『……使い手! 許せん!』
ヴォルノは憤怒の形相で怒号を上げた。
『死兵など! 恐るに足らん!!』
ヴォルノは白銀の光を帯びた剣を掲げた。
『ヴォルノ隊! グラン隊に遅れを取るな!! 突撃ぃ!!』
『ウオオオオオ!!!』
騎士団の気迫が、鉄騎軍を押し込んでいく。
「ミクッ! あそこだ! 突っ込め!!」
モーイが杖を指す先に、巌窟寺院の入り口が暗い門を開けていた。
「了ッ! 解ッ!」
未来はハンドルを切ると、立ち塞がる一人の騎士を跳ね飛ばし、そのまま門の中へ飛び込んだ。
ジムニーは暗闇の中に飲み込まれ、消えていく。
——その時だった。
ゴ ォ ォ ォ ォ オ ォ ォ !!!
古竜猿の特大な咆哮が、巌窟寺院の広場に轟き渡った。
それはすべてを飲み込み、地上の存在すべての希望を打ち砕くような、絶望的な響きだった。
ヴォルノ隊二百騎は、臨戦態勢を整え終わっていた。
闇の森、巌窟寺院を目の前に臨む結界の中。
ヴォルノは、懐の封印と背中に背負った白銀の錫杖の感触を確かめる。
『これをイリナ様に……』
ホーガイに託された、あまりにも重い聖戒国の象徴。
片方でも失われれば、光の管理者としての聖戒国の存在意義そのものが揺らぐ。
『イリナ様は、まだ鉄の車の中、意識が戻っていない』
マオルカがヴォルノの鞍上で、不安げにつぶやいた。
ヴォルノは悲観的な思考を振り払うように、視線を鋭く前に向けた。
『……鉄騎軍の主力が来る前に全てを終わらせる』
『鉄騎軍は、使い手に操られている可能性が高い』
『あの、影の呪縛を受けた武器だな……』
『闇を受け入れなければ、あの武具は使えない……』
マオルカが目を閉じて首を振った。
ヴォルノの脳裏に、法王の光に焼かれ、なお剣を振り上げた鉄騎軍の姿がよぎった。
あれは、生きた兵ではなかった。
『あれは、持ち手と相手の生命力を奪い取る……』
メガネがぼそっと言った。
『闇の呪いだね。使い手を倒せば、無力化できるかも……』
『それに、賭けるしかないか』
そして今、目の前の巌窟寺院にいるのは『死兵』と報告を受けていた。
昨晩の不吉な予感が、現実味を帯びてきた。
その頃、グラン隊はナヴィとともに結界の中に潜んでいた。
『チョーローがもうすぐ、光の術を使う。それが作戦の合図』
『チョーローの光があれば、心強い』
ナヴィとグランが頷き合った。
ヴォルノ隊、グラン隊ともに息を潜めて、その瞬間を待っていた。
*
「あー、緊張するわね」
未来が汗ばんだ手をシャツで拭いた。
『ミク殿、必ず、ケイとアオを救う。鉄の車の御者をお頼み申す』
リューシャが持つ小弓は微動だにしない。
紋様は赤く脈打ったままだった。
「まかせなさい!」
未来は再びハンドルに手をかけた。
「リューシャ? この剣は俺が持っててもいいのか?」
『問題ない。 ……敵の剣を奪う』
リューシャはふっと笑って、未来をチラリと見た。
『本当は、あの鉄のスコップの方が良いのだろうけど……』
「仕方ないでしょ! あんな重いの。普通、家に置いとくわよ」
モーイの訳を聞いた未来が、頬を膨らませた。
その時、未来の目が小弓を持つリューシャの左手の紋様を捉えた。
「リューシャさん? そのう、その紋様 ……痛みはないの?」
「未来…… それは……」
『痛みはない。ただ時々、苦しくなる』
リューシャは前を見つめたまま答えた。
その整った横顔に一瞬、陰が差した。
「そう……」
『……』
「……」
二人の女は何を思うのか。
田崎は剣の柄を握りしめる事しか出来なかった。
そのとき——
「光った! チョーローの光の術だ!」
モーイが叫んだ。車内に緊張が走った。
モーイの結界内からは、外の様子は分からない。
その頃、結界の外ではグラン隊が寺院の前にいる鉄騎軍に突撃をかけていた。
『う……ん?』
イリナがチョーローの光に反応したように、微かに呻き声を上げた。
「イリナ?」
田崎が声をかけた。だが、目を開けることはない。
イリナは再び、深い眠りに落ちたようだった。
「くそ……」
——碧の光が必要だ。早く、碧と合流しないと……
『チョーローの光としては、弱い…… 力を抑えてる?』
モーイのつぶやきは誰にも届かずに消えた。
はっと何かに気付かされたように、モーイは顔を上げた。
「今だ! ミクッ! 合図が来たッ!」
モーイが慌てて叫んで杖を向けた。
「了解ッ!」
エンジンキーをひねる。
エンジンが唸りを上げた。
左手は低速四駆に叩き込み、左足はクラッチへ。
右足でアクセルを踏み込むと、ジムニーは結界を飛び出した。
目の前は、戦場だった。
鉄騎軍と騎士団の怒号と馬蹄の音、剣戟が鳴り響く。
チョーローの光の術で鉄騎軍の騎士が持つ武具は燃え上がり、焦げていた。
ジムニーは坂道を速度を上げて、転がり落ちるように下り始める。
三方を崖で囲まれたボウル状の底に巌窟寺院は鎮座していた。
巌窟寺院の石畳の広場。
その正面を、数百の鉄騎軍が固めていた。
グラン隊が正面から、ヴォルノ隊が側面から——二方向の挟撃。
そして、その只中を切り裂くように、ジムニーが突進する。
プワアアアン!! ヴォン! ガガガガッ!!
「どけどけッ! どけええ!!」
未来はクラクションを鳴らし続け、アクセルを床まで踏み抜いた。
未来はモーイの杖の指すほうに強引にハンドルを切る。
サスペンションが限界を超え、車体が跳ねるたびにフレームが悲鳴を上げる。
暴れるハンドルを腕力でねじ伏せる。
ジムニーのタイヤが砂利を巻き上げ、横滑りする。
「碧ッ! 待ってなさいッ!!」
ジムニーは暴れる獣のように、戦場の只中を突き進んだ。
接触した鉄騎軍の馬がいななき、騎士を振り落とす。
リューシャは激しく揺れる窓から身を乗り出し、矢を次々と放っていった。
『グラン隊!! 寺院の正面の道を切り開く!!』
グランが吠えた。
『いくわよ!!』
ハンクの鉄槌が火を噴いた。鉄騎軍が弾けるように飛んでいく。
その開かれた道を、ジムニーが突っ込んでいく。
『タサキ!! 頼んだ!!』
グランは砂煙を上げて跳ね飛んでくるジムニーに、親指を立てた。
『ヴォルノ隊! グラン隊の援護を!!』
側面からヴォルノ隊が雪崩れ込み、切り掛かった。
だが、鉄騎軍の騎士は斬られても、馬で蹴られても、折れた剣を持ってゆらりと立ち上がった。
ありえない角度で曲がった関節、獣に噛まれた生々しい傷跡。
それでも動き続けていた。
痛みを感じぬ亡者のように、次々と騎士団に襲いかかる。
その表情は無機質で、すべての感情を失っているようだった。
『死兵か……!』
『闇に取り込まれてる……』
『……使い手! 許せん!』
ヴォルノは憤怒の形相で怒号を上げた。
『死兵など! 恐るに足らん!!』
ヴォルノは白銀の光を帯びた剣を掲げた。
『ヴォルノ隊! グラン隊に遅れを取るな!! 突撃ぃ!!』
『ウオオオオオ!!!』
騎士団の気迫が、鉄騎軍を押し込んでいく。
「ミクッ! あそこだ! 突っ込め!!」
モーイが杖を指す先に、巌窟寺院の入り口が暗い門を開けていた。
「了ッ! 解ッ!」
未来はハンドルを切ると、立ち塞がる一人の騎士を跳ね飛ばし、そのまま門の中へ飛び込んだ。
ジムニーは暗闇の中に飲み込まれ、消えていく。
——その時だった。
ゴ ォ ォ ォ ォ オ ォ ォ !!!
古竜猿の特大な咆哮が、巌窟寺院の広場に轟き渡った。
それはすべてを飲み込み、地上の存在すべての希望を打ち砕くような、絶望的な響きだった。
0
あなたにおすすめの小説
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
『三度目の滅びを阻止せよ ―サラリーマン係長の異世界再建記―』
KAORUwithAI
ファンタジー
45歳、胃薬が手放せない大手総合商社営業部係長・佐藤悠真。
ある日、横断歩道で子供を助け、トラックに轢かれて死んでしまう。
目を覚ますと、目の前に現れたのは“おじさんっぽい神”。
「この世界を何とかしてほしい」と頼まれるが、悠真は「ただのサラリーマンに何ができる」と拒否。
しかし神は、「ならこの世界は三度目の滅びで終わりだな」と冷徹に突き放す。
結局、悠真は渋々承諾。
与えられたのは“現実知識”と“ワールドサーチ”――地球の知識すら検索できる探索魔法。
さらに肉体は20歳に若返り、滅びかけの異世界に送り込まれた。
衛生観念もなく、食糧も乏しく、二度の滅びで人々は絶望の淵にある。
だが、係長として培った経験と知識を武器に、悠真は人々をまとめ、再び世界を立て直そうと奮闘する。
――これは、“三度目の滅び”を阻止するために挑む、ひとりの中年係長の異世界再建記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる