49 / 63
第六章 集結
47話 集結
しおりを挟む
巌窟寺院に響き渡った咆哮。
その少し前、その主はまだ闇の森の奥に潜んでいた。
オムカと碧とケイは羽ピーの首の付け根にまたがっていた。
結界の中でそのときを今かと待ち受けていた。
碧の紋様の光が、羽ピーの体を包んでいる。
少し前まで体を痛めつけていた光が、今は金色の鱗に反射し、神々しさえ放っている。
羽ピーはもう、あの羽猿ではなくなっていた。
ケイの紋様からの影も、絶え間なく羽ピーに注がれ続けている。
羽ピーの変貌は、すでに不可逆的なところまで進んでいた。
その力強い鼓動が、ケイの足元から直に伝わってくる。
『ハネピー…… ごめん…… 僕のせいで』
『グアッ!』
羽ピーは太くなった首を巡らせ、ケイを見た。
ケイの顔が曇る。
だが、その瞳はまだ、あの優しい羽ピーのままだった。
ケイの胸が締め付けられる。
その様子を見ていたオムカがつぶやいた。
『結界を出たら、ケイの膨大な影が、あの竜猿を目覚めさせる……』
『でも、行かないと……』
「早く、パパとママのところに行こうよ!」
「モウ、チョット、マッテ」
オムカは柔和に笑うが、その目は笑ってはいなかった。
その頃、巌窟寺院では、騎士団と鉄騎軍の戦端が切って落とされていた。
ジリジリとした時間が流れる。
『早すぎても、古竜猿が来たら、すべてを目茶苦茶にする……』
かといって遅すぎたら、使い手は止められない。
『チョーローからの合図がまだ来ていない……』
チョーローは魔の森の魔女とどうやったのか分からないが、同盟を結んだらしい。
『ババ様が助けてくれる……?』
ケイは知っていた。
ババ様と長時間過ごして無事に済んでいた理由が、この紋様の影と碧の光だったということを。
「ババ様? あの人、怖いけど、良い人だよね?」
碧のその呑気な声に、ケイは苦笑するしかなかった。
生身でいたら、ものの数分で命を吸い尽くされてしまう相手だ。
『チョーローから連絡が来たッ!』
オムカが叫んだ。
『ハネピー! 飛べ!』
ケイが号令をかける。
『グアアアッ!!』
羽ピーが巨大な翼を広げ、力強く羽ばたく。
つむじ風が舞い、羽ピーの目が金色に鋭く光った。
羽ピーは三人を乗せたまま一気に空へ舞い上がると、結界を突き破って飛び出した。
遅い午後の日差しが、羽ピーの金色の鱗を眩しく染め上げた。
剣戟の音、怒号が闇の森の上空に響き渡る。
血と臓物の腐臭が上空にまで漂っていた。
『グアァ……』
羽ピーがその不穏な空気に反応したかのように低く鳴いた。
しかし、
『グワアアァァ……アアアァァ!!!』
その羽ピーの鳴き声は、後から続いた竜猿の咆哮に、たちまちにかき消された。
大気が震える。
離れた戦場で、騎士も鉄騎軍も動きを止めた。
戦場のすべての音が、凍りついたように止んだ。
振り返ったケイの視界の端に、絶望が映った。
闇の森の木々が、まるで波が引くように一斉に薙ぎ倒された。
土煙が爆発的に舞い上がる。
その中から、山のように黒い巨体が姿を現した。
『……早すぎる』
『待ち受けていた……?』
オムカとケイの顔が緊張に包まれた。
「ドラゴンモンキーッ?! 羽ピー!! 逃げてえッ!」
『グアッ! グアッ!』
羽ピーは必死に翼を羽ばたかせた。
その背後に、あまりにも重い圧が迫る。
羽ピーとその背中に乗る三人の空気が押し潰されるようだった。
古竜猿が翼を広げ、大気を叩きつけるように飛び立つ。
その風圧で木々が倒れ、土煙が舞う。
『グゥワア…… アアァァ!!』
古竜猿は一気に高度を上げ、獲物を見据える。
『ハネピー!! あそこだ!!』
オムカの目が巌窟寺院を捉えた。
闇の森の窪地に隠れるように佇む、巌窟寺院に杖を向ける。
『竜猿も一緒に来ちゃう! ダメだよ!』
『二人は巌窟寺院で降りて!! タサキが中で待ってる!!』
羽ピーは滑空しつつ降下体勢に入る。
眼下に激しくぶつかり合う騎士団と鉄騎軍の姿が一瞬、見えた。
『ハネピーとぼくで竜猿の注意を引く!』
『オムカさん!!』
「きゃっ!」
Gに耐えきれず、碧とケイが悲鳴を上げる。
『グアワアアア!!』
そのとき、古竜猿の巨大な影が、羽ピーの上に覆いかぶさった。
*
『グラン!!』
『団長!! よく無事で!』
グラン隊とヴォルノ隊は二方向から鉄騎軍を挟撃し、制圧しつつあった。
鉄騎軍は昨夜のスタンピードの被害が甚大だったようだ。
チョーローの光で焼けただれた武具は、もはや脅威にもならない。
騎士団の組織的な戦いの前に、次々と切り伏せられていく。
だが、闇の呪いで倒れても起き上がり、次々と数で押し寄せる。
骨が突き出たまま、臓物をぶら下げ、無表情なまま、折れた剣を振りかざす。
それでも、彼らは動いていた。
『ええい! 厄介な!』
『もう、やつらは人ではない! せめて光に返してやれ!』
確実に首を刎ね、その呪われた動きを止めていく。
そんな乱戦の最中、ヴォルノは斥候からの絶望的な報告を受け取っていた。
『鉄騎軍の…… 本隊が来る……』
馬を寄せてきたヴォルノのその一言に、グランは言葉に詰まった。
目の前の敵を制圧しつつあるとはいえ、グラン隊も満身創痍だった。
悪いことは続く。
戦場の上空に、さらに竜猿の咆哮が轟いた。
『時間がない……』
ヴォルノは空を見上げた。
『グラン! お前しかいない。これをイリナ様に……』
ヴォルノは懐から封印を出し、背負っていた錫杖とともにグランの手に託した。
『団長……?』
『武勇はお前の方が上だが、組織的な用兵ならば俺の方が上だ』
ヴォルノはにやりと笑った。その目には諦観と、後を託す希望の光が揺らいでいた。
『俺が鉄騎軍の本隊を食い止める』
『ヴォルノ団長…… それは……』
『イリナ様を頼む、グラン』
グランは唇を噛みしめた。
『……グラン。命令だ』
グランは深く息を吸い込んだ。
『グラン隊ッ! 全員、よく聞けッ!!』
グランは喉が裂けんばかりに声を張り上げる。
『グラン隊はこれよりヴォルノ団長の指揮下に入れ!!』
『はっ!!』
『ナヴィは偵察を続けろ! 鉄騎軍本隊の動きを逐一報告せよ!』
『了解!』
『絶対に死ぬな!!』
『ハッ!!』
続いて叫ぶ。
『ハーンクッ!! ついてこいッ!!』
『任せなさい!』
グランとハンクの二騎は、死兵の群れの中に切り込んでいく。
目指すは巌窟寺院。
二騎は一陣の風となり、戦場を駆け抜けていった。
*
巌窟寺院からほど近い闇の森の奥。
そこに闇と冷気に包まれたドーム状の黒い塊があった。
『そろそろじゃの、もし』
ババ様は闇の中で目をギョロリと開けた。
『古竜猿も来ておるわいな、もし』
黒い塊から出る影が、その体へと収束していく。
魔の森の民は、地下広場から逃げ出した百五十人程から三十人弱までに数を減らしていた。だが、残ったのは精鋭たちだ。
『なんとかしないと、わしらも全滅じゃの、もし』
『それは困るだな、もし』
ババ様一行はそれぞれの羽猿にしがみついた。
『まずは、あの月の輩との決着をつけなければのう、もし』
『皆のものッ!! 巌窟寺院に突撃じゃあ、もしい!!』
ババ様を先頭にした羽猿の群れは、闇の森の木々の間を黒い風のようにすり抜け、巌窟寺院へと一直線に向かった。
その少し前、その主はまだ闇の森の奥に潜んでいた。
オムカと碧とケイは羽ピーの首の付け根にまたがっていた。
結界の中でそのときを今かと待ち受けていた。
碧の紋様の光が、羽ピーの体を包んでいる。
少し前まで体を痛めつけていた光が、今は金色の鱗に反射し、神々しさえ放っている。
羽ピーはもう、あの羽猿ではなくなっていた。
ケイの紋様からの影も、絶え間なく羽ピーに注がれ続けている。
羽ピーの変貌は、すでに不可逆的なところまで進んでいた。
その力強い鼓動が、ケイの足元から直に伝わってくる。
『ハネピー…… ごめん…… 僕のせいで』
『グアッ!』
羽ピーは太くなった首を巡らせ、ケイを見た。
ケイの顔が曇る。
だが、その瞳はまだ、あの優しい羽ピーのままだった。
ケイの胸が締め付けられる。
その様子を見ていたオムカがつぶやいた。
『結界を出たら、ケイの膨大な影が、あの竜猿を目覚めさせる……』
『でも、行かないと……』
「早く、パパとママのところに行こうよ!」
「モウ、チョット、マッテ」
オムカは柔和に笑うが、その目は笑ってはいなかった。
その頃、巌窟寺院では、騎士団と鉄騎軍の戦端が切って落とされていた。
ジリジリとした時間が流れる。
『早すぎても、古竜猿が来たら、すべてを目茶苦茶にする……』
かといって遅すぎたら、使い手は止められない。
『チョーローからの合図がまだ来ていない……』
チョーローは魔の森の魔女とどうやったのか分からないが、同盟を結んだらしい。
『ババ様が助けてくれる……?』
ケイは知っていた。
ババ様と長時間過ごして無事に済んでいた理由が、この紋様の影と碧の光だったということを。
「ババ様? あの人、怖いけど、良い人だよね?」
碧のその呑気な声に、ケイは苦笑するしかなかった。
生身でいたら、ものの数分で命を吸い尽くされてしまう相手だ。
『チョーローから連絡が来たッ!』
オムカが叫んだ。
『ハネピー! 飛べ!』
ケイが号令をかける。
『グアアアッ!!』
羽ピーが巨大な翼を広げ、力強く羽ばたく。
つむじ風が舞い、羽ピーの目が金色に鋭く光った。
羽ピーは三人を乗せたまま一気に空へ舞い上がると、結界を突き破って飛び出した。
遅い午後の日差しが、羽ピーの金色の鱗を眩しく染め上げた。
剣戟の音、怒号が闇の森の上空に響き渡る。
血と臓物の腐臭が上空にまで漂っていた。
『グアァ……』
羽ピーがその不穏な空気に反応したかのように低く鳴いた。
しかし、
『グワアアァァ……アアアァァ!!!』
その羽ピーの鳴き声は、後から続いた竜猿の咆哮に、たちまちにかき消された。
大気が震える。
離れた戦場で、騎士も鉄騎軍も動きを止めた。
戦場のすべての音が、凍りついたように止んだ。
振り返ったケイの視界の端に、絶望が映った。
闇の森の木々が、まるで波が引くように一斉に薙ぎ倒された。
土煙が爆発的に舞い上がる。
その中から、山のように黒い巨体が姿を現した。
『……早すぎる』
『待ち受けていた……?』
オムカとケイの顔が緊張に包まれた。
「ドラゴンモンキーッ?! 羽ピー!! 逃げてえッ!」
『グアッ! グアッ!』
羽ピーは必死に翼を羽ばたかせた。
その背後に、あまりにも重い圧が迫る。
羽ピーとその背中に乗る三人の空気が押し潰されるようだった。
古竜猿が翼を広げ、大気を叩きつけるように飛び立つ。
その風圧で木々が倒れ、土煙が舞う。
『グゥワア…… アアァァ!!』
古竜猿は一気に高度を上げ、獲物を見据える。
『ハネピー!! あそこだ!!』
オムカの目が巌窟寺院を捉えた。
闇の森の窪地に隠れるように佇む、巌窟寺院に杖を向ける。
『竜猿も一緒に来ちゃう! ダメだよ!』
『二人は巌窟寺院で降りて!! タサキが中で待ってる!!』
羽ピーは滑空しつつ降下体勢に入る。
眼下に激しくぶつかり合う騎士団と鉄騎軍の姿が一瞬、見えた。
『ハネピーとぼくで竜猿の注意を引く!』
『オムカさん!!』
「きゃっ!」
Gに耐えきれず、碧とケイが悲鳴を上げる。
『グアワアアア!!』
そのとき、古竜猿の巨大な影が、羽ピーの上に覆いかぶさった。
*
『グラン!!』
『団長!! よく無事で!』
グラン隊とヴォルノ隊は二方向から鉄騎軍を挟撃し、制圧しつつあった。
鉄騎軍は昨夜のスタンピードの被害が甚大だったようだ。
チョーローの光で焼けただれた武具は、もはや脅威にもならない。
騎士団の組織的な戦いの前に、次々と切り伏せられていく。
だが、闇の呪いで倒れても起き上がり、次々と数で押し寄せる。
骨が突き出たまま、臓物をぶら下げ、無表情なまま、折れた剣を振りかざす。
それでも、彼らは動いていた。
『ええい! 厄介な!』
『もう、やつらは人ではない! せめて光に返してやれ!』
確実に首を刎ね、その呪われた動きを止めていく。
そんな乱戦の最中、ヴォルノは斥候からの絶望的な報告を受け取っていた。
『鉄騎軍の…… 本隊が来る……』
馬を寄せてきたヴォルノのその一言に、グランは言葉に詰まった。
目の前の敵を制圧しつつあるとはいえ、グラン隊も満身創痍だった。
悪いことは続く。
戦場の上空に、さらに竜猿の咆哮が轟いた。
『時間がない……』
ヴォルノは空を見上げた。
『グラン! お前しかいない。これをイリナ様に……』
ヴォルノは懐から封印を出し、背負っていた錫杖とともにグランの手に託した。
『団長……?』
『武勇はお前の方が上だが、組織的な用兵ならば俺の方が上だ』
ヴォルノはにやりと笑った。その目には諦観と、後を託す希望の光が揺らいでいた。
『俺が鉄騎軍の本隊を食い止める』
『ヴォルノ団長…… それは……』
『イリナ様を頼む、グラン』
グランは唇を噛みしめた。
『……グラン。命令だ』
グランは深く息を吸い込んだ。
『グラン隊ッ! 全員、よく聞けッ!!』
グランは喉が裂けんばかりに声を張り上げる。
『グラン隊はこれよりヴォルノ団長の指揮下に入れ!!』
『はっ!!』
『ナヴィは偵察を続けろ! 鉄騎軍本隊の動きを逐一報告せよ!』
『了解!』
『絶対に死ぬな!!』
『ハッ!!』
続いて叫ぶ。
『ハーンクッ!! ついてこいッ!!』
『任せなさい!』
グランとハンクの二騎は、死兵の群れの中に切り込んでいく。
目指すは巌窟寺院。
二騎は一陣の風となり、戦場を駆け抜けていった。
*
巌窟寺院からほど近い闇の森の奥。
そこに闇と冷気に包まれたドーム状の黒い塊があった。
『そろそろじゃの、もし』
ババ様は闇の中で目をギョロリと開けた。
『古竜猿も来ておるわいな、もし』
黒い塊から出る影が、その体へと収束していく。
魔の森の民は、地下広場から逃げ出した百五十人程から三十人弱までに数を減らしていた。だが、残ったのは精鋭たちだ。
『なんとかしないと、わしらも全滅じゃの、もし』
『それは困るだな、もし』
ババ様一行はそれぞれの羽猿にしがみついた。
『まずは、あの月の輩との決着をつけなければのう、もし』
『皆のものッ!! 巌窟寺院に突撃じゃあ、もしい!!』
ババ様を先頭にした羽猿の群れは、闇の森の木々の間を黒い風のようにすり抜け、巌窟寺院へと一直線に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
神様やめたい ! 〜万バズから始まるJK三人組の異世界勘違い神話
タキ マサト
ファンタジー
実は普通の女子高生なのに、
古代日本そっくりな異世界で、神様として崇められています。
神様なんて、やってられない!!
夏休みが終わるまでに、四つの勾玉を集めて家に帰る!
——でも、神様じゃないとバレたら即、処刑……?
これは、三人の少女が神を利用して家に帰るまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる