愛のゆくえ【完結】

春の小径

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後日談&補足(1)

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・私(18)
幼馴染みの婚約者と婚約破棄を経て結婚。
二人の娘を生み育てた。
夫婦円満・家族円満で本人は幸せ。
しかし天然なところも多く、夫と娘たちはいつも振り回される。

偶然から奇跡の薬『涙の雫』をうみ出すキッカケとなった。
その結果、元王子と義両親となるはずだった人たちは簡単には死ねなくなったことを知らない。

「私、あなたを幼馴染みから愛する人だと自覚させてくれたあの女性を忘れないわ」



・婚約者(18)
公爵家嫡男、母は公爵家のメイド。
幼馴染みの《私》を純粋に愛してきた。
そのため、女性が近寄ってきても靡かず。
逆に仕組まれた計画に気が付いた。
自分がどうなっても構わないから愛する人を守りたいとの思いから、パーティー会場にて婚約破棄をした。
誰がどうみても何度聞いても「公爵家有責でしょ」となるように演じきった。
その結果、借金の一括返済と慰謝料の支払いを成功させた策士。

「私の愛は婚約者にある。いくら言い寄られてもあなたに心を向けることはない」



・女性(23)
家族を人質にされて婚約破棄の道具として王子に選ばれた気の毒な人。
なんとか婚約破棄までできたが、脅しに使われた『処刑命令書』が偶然書類に紛れ込んでしまったため、正式な命令書として家族を殺された。
女好きの公爵に言い寄られた際に、王都でおこなわれた公開処刑の記事をみせて「お前もこうなりたくなければ」と脅され、ショックで窓から身を投げた。
息を引き取ったのは、王子が公開で拷問を受け続けるという判決が公表された日。
亡骸は家族が眠る王都の外れの墓地で一緒に眠っている。
そこは整備されて公園になっている。

「王子の命令とはいえ、愛する人たちを救うために愛する人を裏切ることはできません。愛しているの。夫を、子供たちを」



・兄(25)
《私》の七歳離れた兄。
元は領地経営学の寵児。
両親の死で侯爵家の当主になった。
王子の来訪を不快に思っているのは、たとえ婚約者がいるとはいえ未婚の女性が住む家に遊びにきては何日も泊まっていくから。
まだ両親がいれば問題なかったが、兄妹二人きりの家に王子とはいえ関係のない者が泊まるのは礼儀がなっていない。
本来なら、領都の宿に泊まるのが道理である。

そんな堅物だが、女性には礼節を守る紳士として人気が高い。
ただ『イイ男は見ているだけで目の保養』と遠巻きにされている。

「理想の女性? どんな相手でも妹の天然より百万倍はましだろう?」


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