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第二章
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しおりを挟むひと通り食べ終わって、コーヒーと紅茶をおかわりする。
フレンチトースト、すごく美味しかったなぁ。さすが、リリーがお勧めしてくれたお店ね。
「メリア様は、この後どうされたいですか?」
「もし良ければ、書店と雑貨屋さんを少し見たいわ。ノアはどうしたい?」
ノアは、揶揄うような顔で、耳元で囁く。
「連れ込み宿で、メリア様との、親睦を深めたいですね」
「~~っ!」
肩と肩が触れたかと思えば、ドレスの中に手が入り、太ももの内側をツーと撫でられる。
思ってもみなかった蕩けるような刺激に、身震いしてしまった。
「ば、ばか!!」
「馬鹿なんて久しぶりに言われました」
くすくすと笑われ、弄ばれているのだと思い、口を尖らせてしまう。
本当にもう、いつもは、冷静沈着でいるのに、こういうこと言ってくるんだから……。
「それじゃあ、書店に行くわよ。これは決定事項よ!」
「はい。仰せの通りに。メリア様」
再びノアは、ウェイトレスさんを呼び、お会計をする。
こっそり後で、お金を払うわね。と言ったが、「このくらい大丈夫です」と圧強めに言われたので、お言葉に甘えてしまった…。
.
.
.
カフェ通りを抜けて、書店や雑貨屋、服屋などが並ぶ、中央通りに来た。
私がいつも行く、書店へ向かう。腰を掴まれながら歩くのは、とんでもなく気恥ずかしい。
先ほど、太ももへのおさわりがあったからか、身体の奥がムズムズしてきた…。
けど、それを誤魔化すように、ノアに話しかける。
「ノアは、普段本を読まれるの?」
「そうですね。分野問わず読みますよ」
「へぇ。それじゃあ、お互い書店で楽しめそうね」
持っている恋愛小説の続編が出ていないか、新しい本がないか、書店に近づくにつれ、わくわくが増してくる。
身体の疼きは、無視する。無視よ、無視!
.
.
.
数分歩くと、本が外にまで山積みになっている、書店についた。
庶民的な雰囲気の書店で、お気に入りだ。
恋愛小説のコーナーに早歩きで進むと、新作がたくさん置いてあり、駆け寄る。
「メリア様、私が本を運びますので、好きなだけ選んでください」
「それは有難いわ!」
どれにしようかと、本を選んでいると、近くで、息が漏れるような声が聞こえてきた。
息が上がっていて、体調が悪いのかしら、と、奥の列を覗いて見ると、胸がはだけた少女が、本棚に手をつき、背面立位で、犯されていた。
吃驚して声を出しそうになったが、後ろから抱きしめるように、ノアの手で、口を塞がれる。
ノアの厚い胸板が、背中に密着して、動けずにいた私は、蕩けるような少女の様子を眺める。一度まじまじと見たら、もう目が離せなくなる。
気持ち良すぎて、立っていられなくなった少女は、男性に後ろから足をもたれ、持ち上げられる。少女の悦んでいる顔は、こちらへ向き、まるで道具のようにピストンされている。挿入部が丸見えで、とうとう目を逸らす。
先ほどから、身体が疼いていた私にとって、目に毒だ。前までの私は、書店で淫らな行為をするだなんてと憤りを感じていただろうが、今は、少しだけ…はしたないけれど、羨ましく思ってしまう自分がいる。
すると、ずっと黙っていたノアが、「邪魔になりますから、一旦出ましょうか」と耳元で囁く。耳がゾワゾワとし、お腹の奥に響いてしまう。
そのまま、私は、ノアに手首を持たれ、書店を後にした。
.
.
.
行き着いた先は、人気のない路地だった。ノアの逞しい腕が、私の顔の両脇に置かれ、壁に押し付けられる。
そのまま、熱の籠った目で、お互い見つめ合うと、自然と唇が重なった。
唇を吸われたと思ったら、歯茎を丁寧に舐められ、舌を絡め合う。
求め合うような口づけに、クラクラしていると、股の間に、ノアの太腿が入りこむ。
「んぅ、あぁ……」
ノアの太腿が、秘部をじわじわと押し付ける。求めていた、甘い刺激がきて、もう欲望に抗えない。
「ノア、やっぱり、宿へ連れて、行って……?」
「だから、昼食の時に言ったじゃないですか」
「ご、ごめんなさい」
「わがままなメリア様は、もう少しここで気持ちよくなってください」
そういうと、ドレスの上から、胸を揉みしだかれる。ノアの大きな手によって、胸の形を変えられ、途方もなく熱を上げてしまう。
「き、きもち……あぁんっ」
「静かにしないと、誰かに聞こえちゃいますよ」
「う、だって、声がでちゃ、んんっ」
ノアは、片腕で私の頭を抱え、再び私の口を手で塞いだ。
「んぅぅ…!」
「胸で達せたら、宿に連れて行きますよ」
「ん、んんぅっ」
勃起した胸の頂を見つけられると、つねりあげられ、甘く痺れる。秘部も変わらず、ノアの太腿で優しく刺激される。
こんな外で、気持ち良くなっちゃうなんて……。誰かに見られたら、と思うと、より感じてしまうのが、分かる。そんなメリアを見て、胸への刺激を強めるノア。気持ちよさが、どんどんと昇ってくる。
「ぁっ、んぅ、んぁぁっ! んんぁああぁぁっ!!!」
呆気なく達してしまい、目を潤わす。すると、顎をクイっとされ、触れるだけのキスを落とされる。
「よく出来ましたね。それでは、お望みの場所へ連れて行ってあげますよ」
ノアは、メリアを愛おしそうに眺め、目を細めた。
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