カスタマイズの番外編(エロ満載ッ!)

そば太郎

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51、子どもたちの旅立ち

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そろそろ3つ子ちゃんたちの成人の日が近いある日のこと、ヨルムが、脱皮のために眠りについている。兄妹のように仲良く育ってきたから、みんな心配そうに見守って、今か今かとその時を待っていた。

気配を感じて、家の裏手に作った湖に行くと、ヨルムがいままさに脱皮をしようとしている。もぞもぞ動き、これまで以上に大きくなった身体を露にしていく様は、まさに圧巻だった。

最終形態というべきか、想像以上に巨体であり、2階建ての我が家より優に大きい。

脱皮を終えたヨルムは、見守っていた俺たちに目をやり、
『ヨルムも成人』
ってどこか誇らしそうにしていた。

みんなで、歓声を上げる。なぜなら、今日まさに3つ子ちゃん達も成人する日を迎えたのだから!もしかしてこの日に合わせたのかもしれない・・・。兄妹のように本当に仲良く育ったみんなと一緒に大人になりたかったのだろう。

神獣としての知識や能力は、十分に兼ね備えているため、以前から決めておいた海に住処を移すことになっている。テレパシーでお互い話せるため、何かあればすぐにでも連絡するように伝えた。

ルークや3つ子ちゃんが特に寂しがって、大きすぎる舌で舐められている。あんなに小さかったヨルムが、誰よりと1番大きい。

優しい子だから、色んな加護をつけたアクセサリーをいっぱい身に付けさせている。過保護ねぇってみっちゃんから、呆れられたけど、可愛いヨルムが旅に出るのだから当然である。

3つ子ちゃんの中でも儚げだったセフィは、意外と気が強く成長して、戦闘能力的にも強い。みっちゃんを崇拝する神聖教に入信するらしいけど、あ、もちろん聖女としてね!トップを目指すらしい。

色々改革をして、クリーンな聖教を作り上げるって。みっちゃんが感動して泣いていた。

そして、3つ子の長女のティファは、冒険者になるのかなって思っていたらちゃっかり恋人を作っており、なんと同棲を始めるようだ。1回挨拶に来てくれたけど、優しそうな獣人の男性でこことは違う国に住むことになっている。

最後に真ん中のルナ。ルークと同じもふもふ大好きっ子のため、動物園を作るんだって、魔獣狩りに行くらしい。自分だけのもふもふの楽園を作るって息巻いている。俺に触れなかったのが、本当に悔しかったらしく、ルークに宣言していた。


これまでたくさんの子どもたちが、巣立って時々連絡をくれて、孫や曾孫たちの姿をみせてくれる。こうして元気な姿をみると、本当に嬉しい。

ルークとの愛の形が、こうやって着々と引き継がれていくのは、感慨深いものがある。俺たちは、ほとんどの子どもたちとは異なる刻を刻むことになるけど、子どもたちや知り合った人達のことは絶対に忘れないし、心に刻み大切にしていく。

妖精の子どもたちとは、また会えるだろうけど、思い出を大切に残しておこう。


もふもふのお子ちゃまたちは、まだ小さいながらも何となく分かるのだろう。自分たちを可愛がってくれていた兄や姉たちが居なくなることを。キャンキャン鳴いて足から離れなかったが、俺やルーク、そしてフォスが抱っこしてお別れをさせる。

フォスの成長は、みんなとは異なり比較的早い。もふもふの子どもたちが、5歳ぐらいだとすると、 もう10歳ぐらいの見た目をしている。竜としては、まだまだ赤ちゃんらしいけど。
ちなみに、フォスの見た目は邪竜と聖竜の影響なのか、生え際付近は黒髪だが、その先は白髪になっているし、瞳の色は金色でお月様みたいで綺麗って言ったのは、ルークだ。

フォスは、ルークの胎の中で長期間過ごした影響なのか俺が言うと微妙な顔になるのにルークが言うと、いつものクールぶってる顔じゃなくて嬉しそうに微笑むんだ。完全に俺との対応が異なっていた。多分、邪竜のときに、散々聖なる気を含んだ精液で満たしたことを根に思っているのだろう。きっと、そうだ。時々寝言で、精液いらんのじゃぁあ~~~ッ!って叫んでいるし。

俺しか聞いてないから、大丈夫。うん。

いつか、ぐっすり眠れるといいね!

さ、次に行こう!

フォスは、よくもふもふの子どもたちを嫌がる言動をしながらも率先して面倒をみていて、いいお兄ちゃんをしている。ホント、ツンデレだから素直じゃないけど。

神々しく俺とは違う綺麗な顔立ちと甘いマスクをして、こりゃ女の子たちにモテそうな顔をしている。街のほうに遊びに行くと、色々声をかけられるらしい。モフっ子たちが言っていた。

そんなフォスだけど、まだ1人だけ卒乳出来てないんだけどねぇ・・・。たまに飲ませてもらってるの知ってるぞ?くっくっ。

でも、そんなフォスも、3つ子ちゃんたちとも仲良くしていたから寂しそうだ。

もふもふっ子たちも、どれくらい俺たちと一緒に居てくれるのだろうか。キラは、俺のスキルから産まれたからか、旅立つことはないらしい。俺とルークたちの写真を撮るのが生きがいらしく、絶対に離れないと。
その言葉に、俺とルークは笑った。こうして一緒の時間を共有してくれる存在は、有難いな。

キラを撫でていると、ロイドが自分も傍にいますとアピールしているのは、無視した。

ルークの手を握り、子どもとヨルムの旅立ちを見送る。元気に旅立つ姿を全て目に焼き付けていく。

元気でな、ティファ、ルナ、セフィ、ヨルム。いつでも帰っておいで。ここは、お前たちの家なのだから・・・!


◇◇◇◇◇◇◇◇


泣いているもふもふっ子たちを宥めながら家の中に入り、リビングを見渡すと、3人とヨルムが居なくなるだけで家の中が、ガランと寂しく見える気がする。

子どもたちが、成人して嬉しいはずなのに、な。

キャンキャンッ!センチメンタルに浸っているおれたちに、腕の中の子どもたちが、騒ぎ始めカツをいれてくれた。自分たちがいるぞっという風に。ルークの腕の中でも同じように短い手足をばたつかせて元気に暴れている。

総勢13匹もいると、途端に騒がしくなって俺とルークは、顔を見合わせて笑った。

みんなで、わちゃわちゃして思いっきり遊ぶ。家中、毛だらけにしながら、もふもふたちの襲撃にあったり、ロイドからセクハラを受けて殴ったり、ルークの胸にフォスがよろめいて抱きとめられて顔を赤らめさせたり、色々わ~っ、きゃ~、キャンキャンしながら、最後には疲れてみんなで仲良く寝た。

そうして、次の日の朝は、恒例の・・・むにゃむにゃ、ちゅうちゅう♡♡

「・・・ん、・・・あっ、あっ、?!、こ、コイツッ!おいこらっ、離せっ、あんっ♡、・・・ンンンッ!」
大好きなものから無理やり引き剥がされそうになって、ギュッとしがみついて、離されないようにする。ちゅうちゅう必死に吸って、甘くて美味しい液体を飲んでいく。これを飲むと、本当にポカポカして、幸せな気分になるんだ。

ふわふわして、とても甘い匂いがする・・・。

あぁ、幸せ♡

ゴツンッ!
「あいたぁああああ~~~ー~~~っ!」
脳天が割れるほどの痛みを感じて、一気に覚醒した。目の奥がチカチカして、火花を散らしている。

涙でぼやけた視界に移ったのは、顔を真っ赤にしたルークがいた。胸を抑えている姿をみて、あぁ、いつものことかと思って、にへらって笑い、「おはよう、ルーク♡、今日もご馳走様でした。」って朝の挨拶をした。

そう言うと、絶対に怒られるってわかっているのに、言わずにはおれないのだ。
怒りにわなわなさせているルークに、トドメとばかりに、「美味しかった♡」と伝える。

「馬鹿っ!」
ボカッ!
「あいたぁあああああああ~~~~~~~!!」
ベッドの上で悶絶するけど、ルークはもそもそと起き始めたもふもふっ子たちをお世話を始めた。

こうして、毎日が始まる。いつもの日常。まだ寂しくもあるけど、いまはルークの機嫌をどうとろうかとベッドの上で考える。ひとまず、美味しい朝ごはんを作ることにしよう。



しかし、キッチンに入ると、アンドロイドのロイドによって完璧な朝食を用意されており、俺は泣くことに。美味しい朝食で機嫌を直してもらおう作戦が、頓挫した事実に絶望する。

そんな俺の心境を分かっているだろうに、おはようございます。リオン様と、抱きしめてくるコイツが憎い!





それから、暫くその生活を過ごしていたある日、遂にやってきたのだ。アイツらが。
近づいて来る気配を感じ、そのオーラにへぇと感心した声が漏れでる。俺がそう零すほど以前の彼らとは、まるで変わっていたからだ。、

本質は変わっていないが、その強さは格段に違う。まだ距離はあるもののそれを感じ取れ、口角があがる。ロイドとフォスにもふもふっ子たちを託して、ルークと一緒に空き地へ向かう。

ルークは、久しぶりに会う彼らにウキウキが止まらない様子。強者に対する高揚感を感じているようだ。

だが、ルークは知らない。彼らの目的が俺を倒すということを。そうして俺を打破してルークに告白することを。



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