ぷるぷる。俺は、悪いスライムだ!

そば太郎

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ぷるぷる。窮地にたたされるクラウド

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今日はお出かけの日。

俺は最初こそ元気だったけど、夜遅くにこそっとスキルの検証とかしていたために、めちゃくそ眠たい。

母の肩に乗りながら、こくりこくりと船を漕ぐ。気がついたら、母の逞しい腕に抱えあげられており、柔らかな温もりを求めて、頬を擦り寄せる。

……むむ。余計な布があった。……これは、ブラジャーなるもので、母の豊満な雄っぱいを包み込み、ガードする役割を持つ。

が、俺は柔らかな母の雄っぱいに包まれたい!

モゾモゾ

「おっ、どうした? 起きたか?……ん?ちょっ、……おい、クロノス?!」
慌てる母の声を無視して、シャツの中に潜り込む。捕まえようとしてくる手を尻尾で払い退け、無事に胸の谷間に滑り込むことができた。

むっちりした柔らかな雄っぱい。ふふん、俺は学習をしたのだ。
人間のオンナの胸は、おっぱいというが、オトコの胸は、つまり母の胸は、雄っぱいというのだぞ!

えへん。俺は、またひとつ『かしこさ』が上がった。

……すやぁ。



「お、おい、クロノス。今日はお出かけだろう? なぁ、いい子だから出てこい。」
ゆさゆさ体を揺すられるが、逆にいいゆりかごとなり、深い眠りへと沈んでいく。

すやすやぁぁ~~~~~~!




⬛︎スラside

可愛い我が子が、妻の服の中で寝てしまった。昨日遅くまで起きていたようだから、無理に起こすのは忍びない。

「ねぇ、起こすの可哀想だから、このままいこっか。」

今日は、クロノスの冒険者としてのランクアップをする日。特に本人がいなくても、保護者である俺たちがいれば問題なく手続きは済むはずだ。

俺の言葉に、さも困ったと顔をしながらも、そうだなと出かける。

ギルドの扉を開くと遅い時間だというのに、ちらほらと冒険者がいた。俺たちが入るとざわりとするが、いつものことだから気にしない。

……ちらり。
酒場の手前に座るひとりの酒呑み親父。こいつは、クラウドの尻が大好きで隙あれば触ろうとしてくる変態オヤジだ。

入ってそうそうクラウドの尻を見つめてやがる。

まったく、いつまでも未練たらしく。クラウドは俺のだというのに……

人間になって早々に結婚したけど、この男にとって人妻というのは、関係ないらしい。逆にステータスがあがったとばかりに、狙ってきてくるから本当に殺してやりたいぐらいだ……

グイッ
クラウドの腰を引き寄せ背後に隠す。コイツは、クラウドの肉感的なお尻を特に好む。僕の体で隠され、舌打ちして睨みつけてくる男の眼光は鋭い。が、そんなことで怯む僕ではない。そう、転生したての頃の僕だったらガクブルだったと思うが、今の僕はクラウドの愛する旦那様なのだから、ね。

妻を守るのも夫の仕事のうちだ。

逆に見せつけてあげるよ。

「クラウド、ちょっとこっちむいて。」
馴染みのギルド職員を探すクラウドの腕を引き寄せ、顔を寄せる。角度的にキスでもしてそうにみえるだろう。本当にキスをしてもいいけど、絶対に張り倒されるからやらない。

……余裕そうな笑みを浮かべているが、僕限定で微かな殺気を飛ばすあたり、まだまだだね。

そして、もうひとり。

若手の頃から注目されていた冒険者。その男は、まだ20代半ばというのに特級冒険者に到達すると噂される。幼なじみのグループとチームを組んでいるが、この男の能力は突出していると言っていい。

昔からクラウドに憧れていて、いつからかその視線に熱を帯び始めた。人妻なったクラウドを切なそうに見ては、熱い視線を投げかけてくる。……色んな人からアプローチをかけられているのに、それらの誘いに一切乗ることはなく、一途にクラウドだけを見続ける男。

今のところ、本気で狙っているのはこのふたりだけど、クラウドの肉感的な肉体を邪な視線で見つめてくる男たちのホント多いことか……

早く、職員を見つけて手続きを済ませよう。



あっ、クラウドが探している職員ではなかったものの、馴染みの人の姿を見て手を挙げる。すぐに俺たちに気が付き、カウンターの端にスペースを取ってくれた。

この人は、昔からお世話になっているギルド職員のお姉さん。生粋の腐女子で僕に愛されてキレイになるクラウドをいち早く目をつけていた人だ。

漫画家としても活躍していて、結構その筋のひとたちに人気なんだよね。ジャンルは、もちろんBL、ガチムチ受け、雄っぱい、孕ませ、男性妊娠……

これ、僕たちのことだよね?

まぁ、それだけで特定はされないから許容している。何よりお姉さんには、色々都合をつけてもらっているからね。え? 何か気になる?

ふふ。僕の秘密の部屋にね、シークレットルームってのがあるの。そこには、クラウドの絵が飾られているんだ。クラウドの水着姿とか、陽射しを浴びてエロい顔をするクラウドとかね。

ふふっ。お姉さんは、僕とクラウドの生エッチを見れるし、ぼくは愛する人のあられもない姿を永遠に見続けることができる……

ホント、この世界にカメラがないのが悔やまれる!つか、スマホが欲しい~~~~~~!


「あれ?……クロちゃん今どこにいるんです? 今日、クロちゃんの冒険者ランクアップの手続きですよね?」
お姉さんは時々家にも来るから、クロちゃんとも顔なじみだ。時々、ふたりで内緒話をしていたりするんだよねぇ……

余計なことを吹き込まないんでほしいんだけど。

「ああ。……ちょ、ちょっとな//// 今回は、俺たちが代理で手続きをしたい。」
クラウドがほんのり頬を赤く染め、そう伝えると、察しのいいお姉さんは、微かににんまりと口角をあげた。……ホント、腐女子ってスゴいよねぇ。

まっ、防具をしていないし、シャツは膨らんでいるからバレバレか……胸元に手を当てて隠してはいるものの、隠密活動が得意なお姉さんには隠し通せないみたいだ。

「では、書類を用意してくるのでお待ちください。」
本来頼みたかったクラウドの友人は、今席を外しているみたいで、このままお姉さんが手続きすることになった。彼なら、気を使って別室に案内してくれるのに、お姉さんはBLを見たいがためにこのままカウンターで対応することを選んだ。くそっ……今のクラウドを男たちに見せたくないというのに……

ジロリと睨むがにこりと微笑まれる。


今回はブラジャーを付けさせているから乳首の突起も隠されているから、大丈夫だと思うけど……ピチッとはしてないけど、余裕はそこまでない。

そのため、むっちりボディがよくわかる。鍛え上げられた体躯なのに、肉感的なラインが艶かしい。僕より背が高く、厚みもあるから彼らの視線を完全に遮ることが出来ない。

しかも、今はクロノスが服の下に潜り込んでいるのだ。

お姉さんめ。

他の職員に声掛けられ、なかなかこちらにやってこない。絶対にワザとだ…… クラウドは、胸元のシャツに指をかけ、クロノスの様子を覗き込み、よく眠っているようで起きそうにないらしい。

時々尻尾が動き、クラウドの体が小さく震えるのが、なんともいえないエロスがある。

このまま、静かに寝ていてくれればいいけど。


だけど、その不安は的中した。お姉さんが書類を数枚持ってきて、説明を受けているその時、クラウドの胸元のシャツがゴソリと動いたのだ。

起きたかと思ったが、寝心地が悪くモゾモゾしているようだった。

クラウドの代わりに僕がお姉さんと話し、書類に必要事項を記載していく。本来なら本人がいれば、こんな手続きは必要ないんだけど、代理手続きはなかなか大変。

ん?
お姉さんの鼻息が荒い……?

顔を上げると、クラウドをガン見していた。不思議に思って、クラウドを見て驚く。

クラウドのシャツの中、もぞもぞと動くモノ……クロノスが動きている。完全に目覚めているのなら、問題無いのだが、一定の割合でクロノスは寝起きが悪い……

目覚めがスッキリしている場合は、胸元からにょっきり顔を見せてくれるのにそれがないということは、確実に寝ぼけている。

クラウドは、シャツ越しにクロノスの動きを抑えようとしているけど……

クラウドとクロノスの攻防戦。
怪我させたらどうしようという気持ちが、クラウドの手を鈍らせ、その結果、クロノスがブラの中へ入り込んでしまった。

シャツがあるとはいえ、そうゆとりがある訳じゃないから全て分かってしまう。しかも、クラウドが入り込まれ、乳首を吸われた瞬間、

「あん♡」
ハスキーでいて、甘い喘ぎ声を上げたもんだから、バレバレだよね。確実に目の前にいるお姉さんの瞳が、一瞬でギラつき、ハンターのような目つきに変わる。

クラウドの可愛い喘ぎ声自体はギルド内の喧騒でかき消されたが、聞こえてないはずのあのふたりの冒険者の視線が鋭くなった。おそらく、ずっと動向を注視していたのだろう。

内心舌打ちを打つ。

クラウドが慌ててシャツの下のクロノスに声をかけているが、クロノスは全然動きを止めす、母乳を吸っているようだ。

微かにちゅうちゅうちゅうという吸う音まで聞こえてくる。それに伴って、クラウドの顔が桃色に染まっていく。

確実にこれは、ヤバい……クラウドのいやらしい顔が、冒険者たちに見られてしまう。

お姉さんに個室への案内を頼むが、完全に腐女子モードになっていて話を聞いてくれない!ちょっと、お姉さん!ねぇ、聞いてる?!


【クロノス】
実は、寝起きが悪い時がある。魔王さま直属の配下の時は、ミスは死に直結するために気を緩めることがなかった。しかし、今は両親の愛情たっぷりに育ち、父と母のそばが安心するとを覚えたために生まれた寝相の悪さ。
むにゃむにゃ、ちゅうちゅう……

今のところ、満足していないから牙は立てていない。

【スラ】
結婚したというのに未だクラウドを諦めない男たちを苦々しく思っている。その反面、らぶらぶっぷりを見せつけて優越感もかったりして……しかし、いやらしい姿のクラウドの姿を見せつけたいかというとそれは違う。
あ、あ、あ……く、クロちゃん?!い、今はダメだよぉ……あああ。

【クラウド】
寝ぼけたクロノスによって乳首を現在吸われている。器用にブラの中に潜り込まれ、ちゅうちゅう。徐々に勃に上がる乳首。ジワジワ発生する疼きに……
……お。おい、クロノス? 起きるんだ。……んっ、んっ/////

【ギルドのお姉さん】
街の中で受けランキングを独自に作り、観察していた。が、スラに愛され受けとしての才能に開花したクラウドにいち早く気が付き、観察し続け、使い魔のスライムと恋仲になっていることに気が付く。観察眼は素晴らしく、隠密スキルも持っていて、ふたりのエッチを覗き、絵を描いている。全てにおいて許可を取っており、絵はスラに納品済。

目の前の推しイベントにはすはすが止まらない。





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