ぷるぷる。俺は、悪いスライムだ!

そば太郎

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ぷるぷる。本能には逆らえない!

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ぷるぷる。俺は、いま衝動に耐えている。ん? 何の衝動だって?

それは決まっている。ダークスライムとしての本能……

『悪いこと』だ!

俺は、誇り高きダークスライム。悪魔に堕ちたスライムなのだ!そう、悪さこそ正義!闇こそ、正義!

……なのに、今の俺はどうだ?! 父と母に甘えて、なんも悪いことをしてないではないか!

これは、由々しき問題だ。悪いことをしなければ、俺は……ダークスライムでは無くなってしまう!(注 そんなことはありません。)

ふむ。悪いこと……魔王様直属の配下だったときは毎日自然と出来ていたのに、ここでは悪いことをすれば怒られてしまう。しかも、街で悪いことをすれば、捕獲されるとは……!

くっ、堂々と出来ないとは、なんと歯がゆいことだ!

やっとひとりで出歩けるようになったというのに……!魔王様……今、いずこにおられるのですか?

あの伝承のとおりなら、今も復活するときを待っているはず。その時に合わせて馳せ参じなければならぬというのに……どうやって、悪いことをすればいいのだ!くっ。

カーテンの中に入り込み、う~ん、う~んと唸り考え込む。

「……おいっ、スラ。やめろ。……クロノスがいるんだぞ、あっ」
「大丈夫、大丈夫。いま、カーテンの中にこもってるから、クラウドが静かにしてたらバレないよ。」
「お前っ……ぁンンっ」

むむむ。考え事をしているというのに……うるさい。
俺はいま、悪いことを必死に考えているのだぞ。ダークスライムのアイデンティティーに関わる重大な案件なのだ。

「ほら、気持ちいいでしょ? 抵抗しないともっとイタズラしちゃうよ。いいの? 」
「……ッ、ば、ばかっ」

ん? ……いま、いたずらって聞こえたような?

「……ぁ、……ンンッ、……や、やめろ、み、見られたらどうするんだ……? ……ああっ」
「大丈夫。大丈夫。これなら、バレないよ。」
「……お、おい……スラ、ちょっと、お前……!ンンンンッ!」

……ん??

静かだ。さっきまで、騒がしかったのに……どうしたのだ?

気になってカーテンから顔を出し、父と母がいるであろう場所を見ると、そこには母しかいなかった。さっきまで、キッチンの台に立っていたというのに……

パタパタ羽を動かし、母に近づく。

『パパはどこにいったの?』
俺の言葉は、母には通じない。が、母は俺が何を言っているかはなんとなく分かっているはずだ。

ツンツン
『ねぇ、ママ? 』

「あ、ああ、クロノス。パパはね、ちょっと買い物に行ったんだ。すぐ、帰ってくるはずだから、心配するな。」
そう言う母の顔は赤く、息が荒い。なぜだ……?

『ママ、体調悪いの?』
母の額に手をあてるも平熱そうだ。母も大丈夫だと言う。

しかし、気になる。さっき、父はいたずらと言っていたはず。『いたずら』それは、悪いことをする手段のひとつ。もしかして父は、母に悪いことをしている?

っ!きっとそうだ!

では、父はどんな悪いことをしている?

さっきまで父がいたのに、今はいない。母を観察するもよく分からない。

……いると思ったのに、いないのか?

わからない……


「ほら、クロノス。おもちゃで遊んでおいで。」
おもちゃ箱を出して、お気に入りのぬいぐるみを差し出してくる。むっ。しょうがない。証拠はないのだ。……今は、見逃そう。

ぬいぐるみを抱っこし、拳を作って殴る。ぽふっっぽふっぽふっ!

ん? 何をしているのかだって? これは、戦闘訓練だ。俺は知的モンスターとはいっても、ある程度の肉体戦は必要だからな。ぽふっぽふっぽふっ

おかしい……いつもは、お友達は大切にしようなって言ってくる母が、何も言わない。やはり買い物に行ったのは嘘で、今も父にいたずらされているのではないか? そう結論付けて考え込む。でも、分からない。今父はどこにいる? ふぅむ。ぽふっぽふっぽふっ

母は、寝室を片付けてくると言ってそそくさと出ていった。やはり、あやしい……コソコソと後をつける。閉じられた大きなドア。しかし、俺は取っ手を操作すことが出来るようになったのだ。つまり、ひとりで部屋から出られる!

ふふん。え、知ってた……しょぼん。


パタパタ
……が、寝室のドアは鍵がかかっていて、入れなかった。

 
な、なぜだ! いつもしないではないか!

ぺちょっとドアに張り付き、中の様子を探る。俺は、おねぇちゃんに習って隠密スキルを手に入れたのだ。中を探るなど、容易いわ。

「お、おい、スラ……怒らないから出てこい。……な、なぁ? 聞いているのか?」
母の声。やはり、父は母に怒られるようなことをしているんだ。つまり、それは、『いたずら』

……でも、一体何を?

「……ああああっ、す、スラ!お前っ!ああああンンッ」
突然、母の悲鳴があがる。切羽詰まったような声。

「や、やめぇろぉ……!」
やめろ……? 何をやめるのだ? 

耳をそばだてるが、母が父を止めようとして、でも止まらなくて、その度に母が悲鳴をあげていることしか聞こえない。

父がしているのは、『いたずら』。それを俺もすれば……?

でも、そのためには父が何をしているのか知る必要がある。う~ん、どうすればいいのだ?

鍵がかかってあるし……あ、そうだ。窓から覗けばいいんだ!ふふん、さすが知的モンスターである俺!魔王様直属の配下たる俺にかかれぱ。

うんしょ、うんしょ……玄関の扉は重いのだ。くっ、よし!

パタパタ……
確か、この窓のはず。

やっぱり!カーテンしていないところを発見。おねぇちゃんから習った隠密スキルで気配を消し、覗いた。

何をしているのだ? 部屋は少し薄暗いが、モンスターである俺は、すぐに母の姿を見つけることが出来た。

母は、ベッドの上にいた。しかも、下半身丸出しで……

なぜだ。まだ寝るのは早いぞ?

よくよく観察すると、母は切なそうな顔をして、体をくねらせている。どこか苦しそうだ。……朝は元気そうだったのに、やっぱり調子が悪かったのか?

壁に背をして脚を大きく開いている母の中央に見える母の生殖器が大きくなっていた。

なぜだ? 体調が悪いのではないのか? なぜ、生殖器を大きくさせている?

様子を見守っていると母は躊躇うように股間へ手を伸ばし、なんと自分の生殖器を握った。それだけでなく、上下に動かし始めたではないか!

……な、なにをしているのだ?  まだ、夜の時間ではないというのに!?

時々、父との営みのときにする行為。いたずらに関係があるのか? 
動きが早くなり、マットレスに体を押し付け体を硬直させてから先端から液体を出した。

あれは、精液。……生殖器を自分で触って精液を出すのは……確か、おなにー? 俺はおねぇちゃんから勉強を教わったのだ。えへん。俺は、した事ないけどな。

母は、おなにーをしたのか?
父のいたずらとは一体……?

「ひゃあああ~~~~~~!」
部屋から一際大きい悲鳴が聞こえ慌てて中をみると、メタルスライムの父が母の股の間からポーンッと飛び出してきた。

大きく弧を描き、空中を舞う。そうか、父は母の胎内にいたんだ!

ベッドに着地しようとした瞬間、母の大きな手がキャッチ。あ、やべって顔になる父。

さっきまで切なそうな顔をしていた母の顔が、怒りで真っ赤になっていた。

俺は、あんな顔で怒られたことはないけど、父はこれまでも何回も怒られている。

「スラぁ……、お前、覚悟出来ているんだろうなぁ? 」
握りつぶしそうな母に、手の中で必死に弁明している父。

『ご、ゴメンなさい! ちょっと、いたずらしたくなっちゃって……!』
その後、ギャアアアア~~~~~~~!って悲鳴が聞こえてきたけど、俺はそれどころじゃなかった。


確かに言った。父は、いたずらだって……アソコに入るのは、レベルアップ以外にも理由があったのか。

他の人にいたずらするのは捕獲される可能性が高いけど、母にする分には捕獲されない。怒られる心配はあるけど、俺は知的モンスターなのだ。クックックッ……

あーはっはっはっはっ!

俺は、ダークスライム!闇に堕ちた悪魔のスライムなのだ。悪いことが大好きな種族。

覚悟するがよい!母とはいえ、手加減はせぬぞ。早速、計画を練らねば……!

カキカキ

おねぇちゃんへ

今度、ママにいたずらする。どーすれば、いい?

アドバイスをちょーらい。


交換日記でおねぇちゃんに相談した。



【クロノス】
自分のスキルに、『鍵開け』があるのを忘れている。自分が自身で手に入れたものでもなく、苦いジュースを飲んで手に入れたために忘れていた。このあと、いたずら方法を考えために確認した時に発見してショック。
まさに、ガーン。
胎内に入っていたずらすることを決めたが、どうすればいたずらになるのか分からない。そのため、おねぇちゃんの協力を求めた。

【スラ】
キッチンでクラウドの背中に抱きつき、肉感的な体をまさぐっていた。メタルスライムに戻り、素早くクラウドの胎内へと潜り込む。今回はキッチンにあった油を使い、にゅちゅりと入り込む。腸壁や前立腺を主に可愛がる。クラウドの性感帯など熟知しているし、開発に余念がない。最近は括約筋を中から刺激するのが好き。

【クラウド】
最近の悩み。クロノスがぬいぐるみを叩いたり殴ったりすること。その度に優しく諭しているが、子育ては難しい。これまでの子育てとは違うことに戸惑う。愛情が足りないのか??
今回油断をして昼間から胎内に入り込まれ、喘がされることに。スラから与えられる快感に逆らうことができない。快楽に激弱。

【ギルドのお姉さん】
クロノスにおねぇちゃん呼びをさせることに成功。推しの性生活事情が、拙いクロノスの文書から読み取り、ハスハスしている。今回クロノスによるイタズラを利用してある計画中。きゃあああ~~~~!たぎるぅうう~~~~!
これを機に、BLを普及させる予定。

【この世界のBL】
結構浸透しているけど、世間的にやっぱり根強いのは異性恋愛(特に貴族は)。冒険者とかは同性愛者は比較的多い。同性同士は子供が出来ないのがネックか。獣人によっては、孕ませたり孕むことがある。現在、その方法を実用化出来ないか研究中。(極秘計画)
ちなみに獣人は同性同士のほうが、子が優秀。そのため、強い冒険者は狙われやすい。

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