真理の詩(ことわりのうた)

野田C菜

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第13話 <永遠>と真理と平和

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外界に行っていた高次元の存在である<無限>が
また高次元の世界に帰って来た。

<永遠>はその者からこんな話を聞いた。

外界には超高性能なスーパーコンピュータを
持つ人がおり、
その人はそのスーパーコンピュータを
独り占めし、"この世界の答え"を出させた。
その答えは42だそうだ。

そしてそのこの世界の答えを知った人は
この世界の答えを知ってとても偉そうにしていたそうだ。

でも周りの人々はその人を相手にせず、
自分たちの日々の暮らしに淡々と向かっていた。

いったいこの世界の答えを知って何になるのか…?

その話を聞いて<永遠>は
知る者と知らぬ者わざわざ二つに分けて
戦争でも起こす気かとも思った。

すべてを知って人同士の関係を壊すよりも
日々、苦痛なく皆で平和に生きることが何よりであるのに。

世界が平和であると平和の大切さを忘れてしまう。
それは常に心得ておくべきだと<永遠>はさらに思った。

<永遠>は永遠ゆえにそれを忘れることは永遠に無いが。
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