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第1部
第六章 夜の迷宮②
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――同時刻。
コツコツ、と足音が響く。
かなたの履くローファーの音だ。
意外にも、かなたは一度も敵に遭遇しないまま、廊下を歩いていた。
館内はとても静かだった。
『大丈夫だ。かなた』
そんな中、耳に届くのは、亡き父の声だった。
『俺は必ず勝つ。大丈夫。勝算はあるんだ。お前たちにもう苦労はさせない』
決闘前夜。
父は、幼いかなたをいつものように膝の上に置いて頭を撫でてくれた。
しかし翌日。父は帰らぬ人になった。
決闘自体は、正々堂々としたものだったと聞く。
フォスター家は父に敬意を表して遺体を丁重に埋葬してくれたが、母は泣き崩れるものの、かなたはただ呆然とするだけで、父に別れを告げることも出来なかった。
そのことだけは、今でも心に痛む――はずだったのに。
「……どうして、なの?」
かなたは、自分の胸元に片手を当てた。
ここ数日。父の声を思い出しても、まるで心が動かない。
自分の運命が決められる今回の我霊退治も、他人事のように無関心だった。
――いや、この件ではもう運命が決められているからか。
「そう。相手が、ご当主さまから、久遠真刃に変わるだけだから」
主人が変わるだけだ。
自分としては道具として我霊を退治し、道具として子を産むだけ。
今までと大して変わらない。
「早く終わらせよう」
かなたは、ハサミの柄を強く握り直した。
早く今回の任務を果たし、久遠真刃の隷者になり、彼に抱かれる。
幸いにも彼は、父に少し似た凜々しい顔つきの青年だ。情事の荒々しさを容易に想像できる今の主人や、もしくは、もっと年配で醜悪な容姿の男に抱かれるよりはマシかも知れない。
ただ、たとえ醜悪な男でも、きっと自分は、もう何も思わないような気がした。
それほどまでに心が止まってしまっているのが、自分でも分かった。
「早く終わらせよう」
機械のように、同じ台詞を呟く。
――と、その時だった。
ぞわり、と。
嫌な風が館内に吹く。
続けて届くのは強い死臭。廊下の奥に見えるのは無数の赤い瞳だ。
流石に、一度も遭遇しない訳にはいかないようだ。
しかし、おぞましい敵の群れを前にしても、
「……では」
かなたは表情を変えずに、ジャキンッとハサミを鳴らした。
「あなた方の断裁を開始します」
「「「があああああああああああああああああああッ――ッッ!」
屍鬼の群れは咆哮を上げ、いきなり駆け出した。
その数は七体。中には筋肉が大きく抉れている者、骨が折れて体から飛び出ている者もいるというのに、凄まじいほどの速度だ。
憑依した肉体は、すでに死骸。死後硬直もしているのだが、そんなものは無視して手足を動かす。生前には決して出せなかった速度で屍鬼の群れは襲い来る!
「《断裁》」
かなたが呟き、ハサミの番を外した。巨大なハサミは二振りの刃となる。
「がああああああああああ――ッッ!」
ガコンッと顎の骨まで外して屍鬼が吠える。
そして、あり得ない方向にひしゃげた腕をかなたへと伸ばす。
腐り果てた顔は男の我霊。彼女を取り押さえて犯すか、喰らうつもりだ。
かなたは、右の刃を振るった。
――ザンッ!
屍鬼の右腕が飛ぶ。
続けて、無防備な敵の左足を切り裂く。右腕と左足を失った屍鬼は、その場に倒れ込んだ。
かなたは倒れた屍鬼には見向きもせず、次の標的の元に向かった。
「――がああッ!」
正面から挑んでは分が悪い。知性がなくとも本能でそう察した屍鬼の群れは行動を変えた。
狭い廊下の壁、天井へと跳躍し、縦横無尽に飛翔してかなたに襲い掛かる。
(無駄なことを)
しかし、かなたは動じない。動揺するような感情は、すでにない。
大きく後ろに下がって視界を広げる。壁や天井まで使った高速移動でも、一度に襲い掛かれるのは三体ほどだ。それらの個体の動きだけを見切る。
「グガアアアァッッ!」
屍鬼の腕が襲い来る!
かなたは、冷静にそれを見切り、刃を振るった。
再び宙を舞う腐った腕。さらにかなたは、その屍鬼の胴体を両断した。
ガン、ゴンッと車の衝突事故のような音を立てて、屍鬼は床に転げ落ちた。
「―――ふ」
小さく呼気を吐き、残りの敵も迎え撃つ。
あえて二つの刃が交差するようにハサミを振るう。分離させれば二振りの剣にもなるが、術の特性上、最も効果を発揮するのは刃が交差した時だ。
一振りは肩。もう一振りは胴体。
巨大なハサミは、屍鬼の肉も骨も容易く切断した。
続けて、襲い掛かってきた女の屍鬼も首をはねて黙らせた。
「これで残り三体」
無傷のまま半数以下。もう、かなたの勝利は揺るがない。
残りの三体を始末するのに一分とかからなかった。
「断裁終了です」
屍鬼の残骸を足下に、かなたが呟く。これまで幾つかの任務はこなしてきたが、我霊相手の実戦はこれが初めてだった。流石に息が微かに乱れている。
だが、これで実証された。自分は引導師としても、そこそこ使えるのだと。
「これなら、ご当主さまとも合流できる」
生存せよ、という任務を果たせそうだ。
かなたは呼気を整えた後、前に進もうとした――その時だった。
――ドクンッ。
(……え?)
心臓が、大きく跳ね上がった。
不意に力が入らなくなって、その場にへたり込む。
ハサミを杖に立ち上がろうとするが、それも無理だった。
ブワッと全身から汗が噴き出し、呼吸もままならない。
(こ、攻撃? どこから……)
その時、かなたは、自分の腕に寄り添うように重なる白骨の腕を見た。
半透明の腕。霊体の腕だ。
――ドクンッ。
再び、心臓が跳ね上がる。
しかも、今度は途切れることがない。痛いぐらいに早い鼓動が続く。
「あああァ、ああああああ――ッッ!」
耐えがたい苦痛にかなたは、その場に倒れ込んだ。
「痛い! 痛い! 痛いィィ!」
胸元を両手で掴んで、のたうち回る。
もう何年も流したことのない涙が、瞳に滲んでくる。
だが、それでも激痛は止まない。
するとその時、誰かの記憶が流れ込んできた。
――恐らくは、若い女性の記憶か。
闇の中、彼女は逃げていた。
必死に走る。
走り続ける。
けれど、とても逃げ切れない。
鈍足そうな外見からは考えられないほどに、奴らは速すぎた。
瞬く間に追いつかれ、押し倒される。そして、右足を貫く途轍もない激痛。愕然として見やると、ふくろはぎが大きく食い千切られていた。
そこにあるのは、夢中になって、彼女の肉を頬張っている化け物の姿。
その周囲にも、死体にしか見えない化け物どもが無数にいた。
そして、化け物どもは一斉に口を開いた。
彼女は、絶叫を上げた。
次は右腕を。続けて胴体を、肩を。乳房を。喉元を。
余すことなく貪り食われる。
「――――ッッ!」
かなたは悲鳴も上げれず、全身をビクン、ビクンッと振るわせた。
喰われていく。欠けていく。
自分の腕が、足が、耳が、頬が、眼球が、腸が。
「うああァアあ、うあああアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――ッッ!」
かなたは、目を開いたまま、仰向けになって天を仰いだ。
口元からは、泡まで吹く。
ギチィ、グシャ、ミチリッ、グチャ……。
激痛はいつしか薄れて、ただ咀嚼音だけが耳に響く。
ただ、ひたすらに。それだけが。
そして――。
「……………」
しばらくして彼女は立ち上がった。
まるで、幽鬼のように脱力した姿で。
と、その時、
「……かなたか?」
青年の声が響く。彼女は、生気を完全に無くした瞳で、声の方に振り向いた。
そこには、白銀色の孔雀を従える、黒いスーツの青年の姿があった。
「……最悪だな」
何かを察したのか、青年が呟く。
そんな青年を少女は見つめていた。
そして彼女は、
「………カ、ア」
獣のように、口を開いた。
コツコツ、と足音が響く。
かなたの履くローファーの音だ。
意外にも、かなたは一度も敵に遭遇しないまま、廊下を歩いていた。
館内はとても静かだった。
『大丈夫だ。かなた』
そんな中、耳に届くのは、亡き父の声だった。
『俺は必ず勝つ。大丈夫。勝算はあるんだ。お前たちにもう苦労はさせない』
決闘前夜。
父は、幼いかなたをいつものように膝の上に置いて頭を撫でてくれた。
しかし翌日。父は帰らぬ人になった。
決闘自体は、正々堂々としたものだったと聞く。
フォスター家は父に敬意を表して遺体を丁重に埋葬してくれたが、母は泣き崩れるものの、かなたはただ呆然とするだけで、父に別れを告げることも出来なかった。
そのことだけは、今でも心に痛む――はずだったのに。
「……どうして、なの?」
かなたは、自分の胸元に片手を当てた。
ここ数日。父の声を思い出しても、まるで心が動かない。
自分の運命が決められる今回の我霊退治も、他人事のように無関心だった。
――いや、この件ではもう運命が決められているからか。
「そう。相手が、ご当主さまから、久遠真刃に変わるだけだから」
主人が変わるだけだ。
自分としては道具として我霊を退治し、道具として子を産むだけ。
今までと大して変わらない。
「早く終わらせよう」
かなたは、ハサミの柄を強く握り直した。
早く今回の任務を果たし、久遠真刃の隷者になり、彼に抱かれる。
幸いにも彼は、父に少し似た凜々しい顔つきの青年だ。情事の荒々しさを容易に想像できる今の主人や、もしくは、もっと年配で醜悪な容姿の男に抱かれるよりはマシかも知れない。
ただ、たとえ醜悪な男でも、きっと自分は、もう何も思わないような気がした。
それほどまでに心が止まってしまっているのが、自分でも分かった。
「早く終わらせよう」
機械のように、同じ台詞を呟く。
――と、その時だった。
ぞわり、と。
嫌な風が館内に吹く。
続けて届くのは強い死臭。廊下の奥に見えるのは無数の赤い瞳だ。
流石に、一度も遭遇しない訳にはいかないようだ。
しかし、おぞましい敵の群れを前にしても、
「……では」
かなたは表情を変えずに、ジャキンッとハサミを鳴らした。
「あなた方の断裁を開始します」
「「「があああああああああああああああああああッ――ッッ!」
屍鬼の群れは咆哮を上げ、いきなり駆け出した。
その数は七体。中には筋肉が大きく抉れている者、骨が折れて体から飛び出ている者もいるというのに、凄まじいほどの速度だ。
憑依した肉体は、すでに死骸。死後硬直もしているのだが、そんなものは無視して手足を動かす。生前には決して出せなかった速度で屍鬼の群れは襲い来る!
「《断裁》」
かなたが呟き、ハサミの番を外した。巨大なハサミは二振りの刃となる。
「がああああああああああ――ッッ!」
ガコンッと顎の骨まで外して屍鬼が吠える。
そして、あり得ない方向にひしゃげた腕をかなたへと伸ばす。
腐り果てた顔は男の我霊。彼女を取り押さえて犯すか、喰らうつもりだ。
かなたは、右の刃を振るった。
――ザンッ!
屍鬼の右腕が飛ぶ。
続けて、無防備な敵の左足を切り裂く。右腕と左足を失った屍鬼は、その場に倒れ込んだ。
かなたは倒れた屍鬼には見向きもせず、次の標的の元に向かった。
「――がああッ!」
正面から挑んでは分が悪い。知性がなくとも本能でそう察した屍鬼の群れは行動を変えた。
狭い廊下の壁、天井へと跳躍し、縦横無尽に飛翔してかなたに襲い掛かる。
(無駄なことを)
しかし、かなたは動じない。動揺するような感情は、すでにない。
大きく後ろに下がって視界を広げる。壁や天井まで使った高速移動でも、一度に襲い掛かれるのは三体ほどだ。それらの個体の動きだけを見切る。
「グガアアアァッッ!」
屍鬼の腕が襲い来る!
かなたは、冷静にそれを見切り、刃を振るった。
再び宙を舞う腐った腕。さらにかなたは、その屍鬼の胴体を両断した。
ガン、ゴンッと車の衝突事故のような音を立てて、屍鬼は床に転げ落ちた。
「―――ふ」
小さく呼気を吐き、残りの敵も迎え撃つ。
あえて二つの刃が交差するようにハサミを振るう。分離させれば二振りの剣にもなるが、術の特性上、最も効果を発揮するのは刃が交差した時だ。
一振りは肩。もう一振りは胴体。
巨大なハサミは、屍鬼の肉も骨も容易く切断した。
続けて、襲い掛かってきた女の屍鬼も首をはねて黙らせた。
「これで残り三体」
無傷のまま半数以下。もう、かなたの勝利は揺るがない。
残りの三体を始末するのに一分とかからなかった。
「断裁終了です」
屍鬼の残骸を足下に、かなたが呟く。これまで幾つかの任務はこなしてきたが、我霊相手の実戦はこれが初めてだった。流石に息が微かに乱れている。
だが、これで実証された。自分は引導師としても、そこそこ使えるのだと。
「これなら、ご当主さまとも合流できる」
生存せよ、という任務を果たせそうだ。
かなたは呼気を整えた後、前に進もうとした――その時だった。
――ドクンッ。
(……え?)
心臓が、大きく跳ね上がった。
不意に力が入らなくなって、その場にへたり込む。
ハサミを杖に立ち上がろうとするが、それも無理だった。
ブワッと全身から汗が噴き出し、呼吸もままならない。
(こ、攻撃? どこから……)
その時、かなたは、自分の腕に寄り添うように重なる白骨の腕を見た。
半透明の腕。霊体の腕だ。
――ドクンッ。
再び、心臓が跳ね上がる。
しかも、今度は途切れることがない。痛いぐらいに早い鼓動が続く。
「あああァ、ああああああ――ッッ!」
耐えがたい苦痛にかなたは、その場に倒れ込んだ。
「痛い! 痛い! 痛いィィ!」
胸元を両手で掴んで、のたうち回る。
もう何年も流したことのない涙が、瞳に滲んでくる。
だが、それでも激痛は止まない。
するとその時、誰かの記憶が流れ込んできた。
――恐らくは、若い女性の記憶か。
闇の中、彼女は逃げていた。
必死に走る。
走り続ける。
けれど、とても逃げ切れない。
鈍足そうな外見からは考えられないほどに、奴らは速すぎた。
瞬く間に追いつかれ、押し倒される。そして、右足を貫く途轍もない激痛。愕然として見やると、ふくろはぎが大きく食い千切られていた。
そこにあるのは、夢中になって、彼女の肉を頬張っている化け物の姿。
その周囲にも、死体にしか見えない化け物どもが無数にいた。
そして、化け物どもは一斉に口を開いた。
彼女は、絶叫を上げた。
次は右腕を。続けて胴体を、肩を。乳房を。喉元を。
余すことなく貪り食われる。
「――――ッッ!」
かなたは悲鳴も上げれず、全身をビクン、ビクンッと振るわせた。
喰われていく。欠けていく。
自分の腕が、足が、耳が、頬が、眼球が、腸が。
「うああァアあ、うあああアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――ッッ!」
かなたは、目を開いたまま、仰向けになって天を仰いだ。
口元からは、泡まで吹く。
ギチィ、グシャ、ミチリッ、グチャ……。
激痛はいつしか薄れて、ただ咀嚼音だけが耳に響く。
ただ、ひたすらに。それだけが。
そして――。
「……………」
しばらくして彼女は立ち上がった。
まるで、幽鬼のように脱力した姿で。
と、その時、
「……かなたか?」
青年の声が響く。彼女は、生気を完全に無くした瞳で、声の方に振り向いた。
そこには、白銀色の孔雀を従える、黒いスーツの青年の姿があった。
「……最悪だな」
何かを察したのか、青年が呟く。
そんな青年を少女は見つめていた。
そして彼女は、
「………カ、ア」
獣のように、口を開いた。
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